ステップ2: Javaクラスのモデリング |
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このステップでは、クラス図でJavaクラス、インタフェースおよび関連をモデリングする際に必要な手順を説明します。
OrderObservableと入力し、[Enter]を押します。UMLダイアグラムでは、クラスなどのダイアグラム要素に省略記号(...)が表示されていることがあります。これは、要素のサイズが小さいために表示されていない情報があることを示します。表示されていない情報を見るには、その要素のサイズを大きくします。
observeOrderと入力し、[Enter]を押します。 Orderと入力し、属性コンパートメント(一番上の線の下)に属性orderRefおよびcustomerContactを、操作コンパートメント(2番目の線の下)に操作doInvoiceおよびdoShipを追加します。OrderとOrderObservableの間の実現をモデリングします。「Realization」アイコン(MyOrderおよび操作overrideMethodをモデリングします。OrderとMyOrderの間の汎化をモデリングします。「Generalization」アイコン(MyOrderをクリックしてからOrderをクリックします。OrderEntrySystem、パッケージ名にorderEntryと入力します。「デフォルトのコンストラクタを生成」および「mainメソッドの生成」が選択されていないことを確認します。
「OK」をクリックすると、ナビゲータにJavaクラスが表示され、クラスのテキストがエディタ・ウィンドウに表示されます。コード・エディタでクラスを編集し、Order型のフィールドcurrentOrderおよび戻り型がOrderのメソッドgetCurrentOrderを追加します。
OEClassDiagram」ボタンをクリックしてダイアグラムを表示し、ナビゲータでOrderEntrySystemをクリックしてダイアグラム上にドラッグします。OrderEntrySystemをOrderに関連付けます。「Directed Association 1 to 1」アイコン(OrderEntrySystemをクリックしてからOrderをクリックします。OrderListenerをモデリングし、このインタフェースに属性orderChangedを作成します。OrderとOrderListenerの間の弱い集約関連をモデリングします。「Directed Association 1 to 1」アイコン(OrderをクリックしてからOrderListenerをクリックします。関連をハイライト表示し、[Enter]を押して「プロパティ」ダイアログを表示します。「関連の終端」タブを選択し、「集約」ドロップダウン・ボックスから「集約(弱い)」を選択します。次に、「OK」をクリックします。これで、関連元の終端が弱い集約に定義されました。
ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択しても、ダイアグラム要素の「プロパティ」ダイアログを表示できます。
OrderEntryを持つJavaインタフェースOrderFactoryをモデリングします。HomeOrderFactoryおよびBusinessOrderFactoryをモデリングします。HomeOrderFactoryとOrderFactoryの間、およびBusinessOrderFactoryとOrderFactoryの間の実現をモデリングします。OrderEntrySystemとOrderFactoryの間の関連をモデリングします。 Cleared、Packed、ShippedおよびInvoicedをモデリングします。
OrderStateをモデリングし、Cleared、Packed、ShippedおよびInvoicedをOrderStateの内部クラスにします。ClearedをOrderStateの内部クラスにするには、Clearedをダブルクリックし、「プロパティ」ダイアログを表示します。「ネームスペース」フィールドの隣の「Select Element」ダイアログで、親クラスである「OrderState」が表示されるまで「モデル要素」ノードを開き、「OrderState」を選択します。
これで、ClearedのネームスペースがorderEntry::OrderStateと表示され、ClearedがOrderStateの内部クラス・コンパートメントに表示されます。
Packed、ShippedおよびInvoicedについてもこの操作を繰り返します。
OrderFactoryとMyOrderの間の依存性をモデリングします。OrderFactoryがMyOrderを作成することを示すノートを作成し、依存性に添付します。ノートを添付するには、「Attachment」アイコン(必要に応じて、クラス図にさらに時間をかけて、属性および操作を追加できます。たとえば、操作「isCleared」をJavaクラス「Order」に追加できます。また、クラス図のデフォルトの「void」を編集して、戻り型を「boolean」に変更できます。
これでクラス図が作成でき、次の「ステップ3: クラス・モデルからのJavaソース・コードの生成」へ進む準備ができました。ここでは、作成したクラス図からJavaソース・コードを生成する方法を説明します。