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Java Mission Controlクライアントの開始

JMCクライアントの実行可能ファイルは、Java SE Development Kit (JDK)のインストール・パス(JAVA_HOME)のbinディレクトリにあります。JAVA_HOME/binディレクトリがPATH環境変数にある場合は、コマンドライン・プロンプト(シェル)にjmcと入力することでJMCクライアントを開始できます。それ以外の場合は、JMC実行可能ファイルへのフルパスを指定する必要があります。


注意:

Windowsでは、JMCクライアントの実行可能ファイルのショートカットは「スタート」メニューの「すべてのプログラム」Java Development Kitフォルダに追加されます。

注意

OS Xでは、JMC実行可能ファイルが見つからないかSpotlightにJMCがない場合に、/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk<version>.jdk/Contents/Home/bin/jmcを使用してコマンド・ラインからJMCを起動できます。または、ファインダを使用して/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk<version>.jdk/Contents/Home/lib/missioncontrolを参照し、Java Mission Controlアプリケーションをダブルクリックします。

注意

OS XでJMC実行可能ファイルを起動すると、ターミナル・ウィンドウが開きます。JMCクライアントを終了すると、[Process completed]というテキストが表示されたままターミナルが残ります。この状況を回避するには、ターミナルの「環境設定」「設定」タブを開き、使用するスキームを選択し、「シェル」タブを選択して「シェルの終了時」オプションを「シェルが正常に終了した場合は閉じる」に変更します。


JMCランチャへのJVMオプションの受渡し

JMCはJavaアプリケーションであり、JMCクライアントの実行可能ファイルはこのアプリケーションのランチャです。JMCの起動は、JAVA_HOME/binディレクトリにあるjmc.iniファイルで指定されるオプションによって制御されます。jmc.iniファイルの-vmargsオプションの引数は、JMCアプリケーションを実行しているJVMに渡されるオプションです。これらのオプションを指定して、このJVMの動作を制御できます。jmc.iniファイルを変更しない場合は、コマンド・ラインでjmcコマンドの-vmargsオプションの引数としてJVMオプションを指定できます。


注意:

その他のオプションがjmcコマンドで指定されている場合は、-vmargsオプションを最後に指定する必要があります。


(jmc.iniファイルで指定されているオプションをオーバーライドして)JVMオプションの固有のセットでJMCクライアントを起動するには、次のコマンドを実行します(複数の引数はスペースで区切ります)。

jmc -vmarg arguments

(jmc.iniファイルで指定されているオプションに追加して)追加のJVMオプションでJMCクライアントを起動するには、次のコマンドを実行します(複数の引数はスペースで区切ります)。

jmc --launcher.appendVmargs -vmarg arguments

ワークスペース・ディレクトリの使用

JMCクライアントの設定を別のコンピュータまたは別のユーザーにコピーすることや、様々なアプリケーションに対して事前定義された異なる設定を使用することが必要な場合は、JMCクライアントの起動時に-dataコマンド・ライン・オプションを追加し、ワークスペース・ディレクトリを定義します:

jmc -data workspace-directory

OS X上でのJMCの実行

OS XでJMC実行可能ファイルを起動すると、ターミナル・ウィンドウが開きます。JMCクライアントを終了すると、[Process completed]というテキストが表示されたままターミナルが残ります。この状況を回避するには、ターミナルの「環境設定」「設定」タブを開き、使用するスキームを選択し、「シェル」タブを選択して「シェルの終了時」オプションを「シェルが正常に終了した場合は閉じる」に変更します。