「集計」タブを使用して、キューブの集計データの生成および格納を制御する各種パラメータを指定します。
「ルール」サブタブは、キューブの各ディメンションに対する集計演算子を特定します。
集計の順序およびメソッド
この表はキューブのディメンションを一覧表示します。各ディメンションに対する演算子を選択します。
順序: ディメンションが集計される順序です。集計演算子がすべてのディメンションで同じ場合、順序は重要ではありません。ただし、計算される順序によって結果が異なる演算子の組合せもあります。順序を変更するには、ディメンションを選択し、矢印キーを使用して、リスト内でディメンションを上下に移動します。
ディメンション: キューブ内の集計されるディメンションです。
演算子: 各ディメンションで実行する計算のタイプを選択します。一部の演算子は、すべての重み付け演算子、すべてのスケール演算子および階層の重み付け平均演算子のすべてのレベルで値が変更されるため圧縮できません。これらの演算子をキューブ内で使用する場合、圧縮可能なディメンションは集計エンジンによって圧縮されますが、キューブ全体の圧縮はできません。演算子の説明は下の表を参照してください。
基準: 重み付け演算子またはスケール演算子を使用した場合は、重み付け要素が含まれているメジャーを選択します。このメジャーは、集計中のディメンションでディメンション化する必要があります。また、オプションで、キューブ内の他のディメンションでディメンション化することもできます。
| 演算子 | 説明 |
|---|---|
| 平均 | データ値を足した後、足したデータ値の数で合計を割ります。 |
| 最初のNA以外のデータ値 | 最初の実データ値です。 |
| 階層の平均 | データ値を足した後、ディメンション階層の子の数で合計を割ります。NA以外の子のみがカウントされるAVERAGEとは異なり、HAVERAGEでは、それぞれの子に値が含まれているかどうかに関係なく、親のすべての論理子がカウントされます。 |
| 階層の最初のメンバー | 階層の最初のデータ値です。NAの場合もあります。 |
| 階層の最後のメンバー | 階層の最後のデータ値です。NAの場合もあります。 |
| 階層の重み付け平均 | 対応する重み付け値をNA以外の子データ値に掛けた後、その結果を重み付け値の合計で割ります。WAVERAGEとは異なり、HWAVERAGEでは、対応する子の値がNAの場合でも、分母合計に重み付け値が含まれます。「基準」フィールドに重み付けオブジェクトを指定します。 |
| 階層内で最初に重み付けされた値 | 対応する重み付け値を掛ける、階層内の最初のデータ値です。NAの場合もあります。「基準」フィールドに重み付けオブジェクトを指定します。 |
| 階層内で最後に重み付けされた値 | 対応する重み付け値を掛ける、階層内の最後のデータ値です。NAの場合もあります。「基準」フィールドに重み付けオブジェクトを指定します。 |
| 最後のNA以外のデータ値 | 最後の実データ値です。 |
| 最大 | 各親に含まれる子の中の最大データ値です。 |
| 最小 | 各親に含まれる子の中の最小データ値です。 |
| 非加算 | このディメンションのデータは集計しないでください。このキーワードは、演算子変数でのみ使用します。それ以外の場合に使用しても機能しません。 |
| スケール合計 | 重み付けオブジェクトの値を各データ値に足した後、そのデータ値を足します。「基準」フィールドに重み付けオブジェクトを指定します。 |
| 合計 | データ値を足します。(デフォルト) |
| 重み付け平均 | () 各データ値に重み付け要素を掛けた後、そのデータ値を足し、その結果を重み付け要素の合計で割ります。「基準」フィールドで重み付けオブジェクトを指定します。 |
| 最初の重み付け | 対応する重み付け値を掛ける最初のNA以外のデータ値です。「基準」フィールドに重み付けオブジェクトを指定します。 |
| 最後の重み付け | 対応する重み付け値を掛ける最後のNA以外のデータ値です。「基準」フィールドに重み付けオブジェクトを指定します。 |
| 重み付け合計 | 各データ値に重み付け要素を掛けた後、そのデータ値を足します。「基準」フィールドに重み付けオブジェクトを指定します。 |
集計の階層
集計中の各ディメンションの1つ以上の階層を選択します。階層を省略すると、その階層に対する集計値は格納されません。常に、問合せへの応答として計算されます。階層を省略するとランタイム・パフォーマンスが低下するため、階層の使用頻度が低い場合のみ省略してください。
「事前計算」サブタブは、データ・メンテナンス中にキューブに事前計算および格納される値と、問合せに応じて計算される値を決めるために使用されるメソッドを特定します。
コストベースの集計
このメソッドを使用すると、事前計算で最もコスト効果の高いデータ領域をOLAPエンジンで特定できます。
パーティションまたは最下位パーティションの割合
キューブまたは下位パーティション(キューブに選択したパーティション化レベル以下のレベル)の割合(0から100)をテキスト・ボックスに入力します。実行時のパフォーマンスと、時間およびディスク領域の制約のバランスを取るため、その割合を徐々に調整する場合があります。データベースを調整するには、実行時のパフォーマンスとメンテナンス統計の両方を、様々な事前計算の割合で追跡する必要があります。
値0は集計値を作成しません。集計値は実行時に計算されて結果セットを問合せに提供します。事前集計0%の結果は最速のメンテナンス時間と最小の記憶域領域ですが、問合せのレスポンス時間は最も遅くなります。値100はすべての集計値を作成します。集計値は問合せに応じてフェッチされます。事前集計100%の結果は最長のメンテナンス時間と最大の記憶域領域ですが、問合せのレスポンス時間は最も速くなります。ほとんどのDBAはこの2つの両極にある値の間の値を選択して、問合せの要件と、データ・メンテナンス・ウィンドウの制約のバランスを取ります。
値1は集計値の1%のみを作成しますが、集計を格納および追跡するためのデータ構造も作成します。このため、この小さな割合を計算するための時間はそれに応じて長くなります。
最上位パーティションの割合
キューブがパーティション化されている場合、最上位パーティションには、キューブのその他のパーティションとは異なる割合を設定できます。最上位パーティションは通常、最大のパーティションであり、多くのアプリケーションが最初に問い合せるパーティションです。これにはパーティション化レベルの上のレベルが含まれます。
レベルベースの集計
ディメンションごとに、事前に計算するレベルを選択します。ベース・レベルは必ず選択します。
ディメンション
各ディメンションを選択してそのレベルが表示されます。
レベル
作成プロセスの一部として計算および格納するレベルを選択します。
格納されたデータのレベルを識別するには、各レベルのディメンション・メンバーの比率を決定し、実行時に計算するメンバーの比率を10対:1未満にしておくことをお薦めします。 この方法は、すべての結果セットを速く戻すことができることを前提としています。データは、キューブに格納するか、または10個以下の値を単一の数値にロールアップして計算できます。10個の値のロールアップに必要な時間はごくわずかです。適切に設計されたアプリケーションでは、結果セットは、分析者が簡単に検査できるデータ量に制限されます。ユーザーは、レベルのアクセス頻度を判断してこの比率を変更できます。
データは記憶領域全体に分散されているため、変化する速度が遅いディメンションの集計には時間がかかります。データのメンテナンス用に最適化する場合は、変化する速度が速いディメンションには完全集計を実行し、変化する速度が遅いディメンションはスキップレベル集計を実行します。
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