「接続プールの詳細属性を編集」タブ

接続リークの診断に役立て、使いやすさを改善するために、接続プールの作成時にその設定に使用できる詳細属性が用意されています。

名前

接続プールの名前を識別する読み取り専用フィールド。

文のタイムアウト

異常に長い時間実行されているクエリーを終了させるまでのタイムアウト (秒数)。Enterprise Server は、作成される文に "QueryTimeout" を設定します。デフォルト値の -1 は、この属性が無効であることを示します。

JDBC オブジェクトをラップ

このフィールドが true に設定されていると、アプリケーションは StatementPreparedStatementCallableStatementResultSetDatabaseMetaData に対してラップされた JDBC オブジェクトを取得します。デフォルト値は false です。

最大で 1 回検証

経過するまでに 1 回しか接続が検証されない時間 (秒)。これは、1 つの接続による検証要求の数を減らすのに役立ちます。デフォルト値の 0 は、接続の検証が無効であることを示します。

リークタイムアウト

接続プール内の接続リークを追跡する時間 (秒)。デフォルト値の 0 は、接続リーク追跡が無効であることを示します。接続リーク追跡を有効にすると、「リソースの監視」タブに接続リークの数に関する統計情報が表示されます。このタブを表示するには、「Application Server」->「監視」->「リソース」の順に選択します。

リーク再要求

有効にすると、リーク接続の追跡が完了したあとで、リークした接続がプールに復元されます。

作成再試行回数

新しい接続の作成に失敗した場合に行われる試行の回数。デフォルト値の 0 は、接続の再試行が行われないことを示します。

再試行間隔

接続作成の試行の間隔 (秒数)。デフォルト値は 10 秒です。この属性は、「作成再試行回数」が 1 以上の場合にのみ使用されます。

使用時にのみ関連付け

有効にすると、接続に対して操作が実行された時点ではじめて接続が関連付けられます。また、トランザクションが完了してコンポーネントメソッドが終了したときに関連付けが解除されるため、物理的な接続を再利用しやすくなります。デフォルト値は無効です。

使用時にのみ接続を登録

有効にすると、リソースは実際にメソッドで使用されるときに限り、トランザクションに登録されます。

スレッドとの関連付け

有効にすると、接続がスレッドに関連付けられます。これにより、同じスレッドが接続を必要とするときは、そのスレッドにすでに関連付けられている接続を再利用できるため、プールから接続を取得するオーバーヘッドが発生しません。デフォルト値は無効です。

接続のマッチング

有効にすると、プールに対する接続マッチングのオン/オフを切り替えます。プール内の接続が常に同じ種類であり、プールから選択した接続とリソースアダプタを照合する必要がない場合は、無効に設定できます。デフォルト値は無効です。

最大接続使用数

接続をプールで再利用する回数。指定された回数だけ再利用されると、その接続は閉じられます。これは、たとえば、文リークを回避するのに役立ちます。デフォルト値の 0 は、この属性が無効であることを示します。

関連操作
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