HTTP

ネットワークプロトコルの HTTP 設定を変更するには、「HTTP」ページを使用します。

「HTTP」ページには、次のオプションが含まれます。

デフォルトを読込み

すべての設定の値をデフォルトに戻すボタン。

プロトコル名

プロトコルの名前。「プロトコル名」フィールドは読み取り専用です。名前を指定できるのは、新しいプロトコルの作成時のみです。

サーバー名

サーバーがクライアントに送信する URL で使用されるホスト名。サーバーがエイリアスを使っている場合、この名前はエイリアス名です。サーバーがエイリアスを使用していない場合は、このフィールドを空のまま残します。

デフォルト仮想サーバー

プロトコルに関連付けられる仮想サーバー。仮想サーバーを定義するには、「仮想サーバー」ページを使用します。

リダイレクトポート

要求を別のポートにリダイレクトするポート値。GlassFish サーバー は、次の 2 つの条件が存在する場合、要求を自動的にリダイレクトします。

リダイレクトポートが指定されていない場合、GlassFish サーバー は元の要求で指定されていたポート番号を使用します。

最大接続数

キープアライブモードで維持する持続的接続の最大数。キープアライブサブシステムは定期的にアイドル接続をポーリングします。デフォルト値は 256 です。

タイムアウト

接続をアイドルと見なしてキープアライブ状態を維持できる最大時間 (秒単位)。0 以下の値を設定すると、キープアライブ接続は開いたままになります。デフォルト値は 30 秒です。

アップロードタイムアウト

このオプションを選択すると、低速で読み取りを行うサーブレットの接続が、「接続アップロードタイムアウト」の制限に達したあとに閉じられます。このオプションが無効の場合、サーブレットの接続はタイムアウトしません。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

接続アップロードタイムアウト

アップロードのタイムアウト (ミリ秒単位)。このフィールドは、「アップロードタイムアウト」の「有効」チェックボックスが選択されている場合にのみ適用されます。デフォルト値は 300000 ミリ秒です。

要求タイムアウト

要求タイムアウトまでの秒数。タイムアウト値に達するまでに要求が処理されない場合、要求は無視されます。デフォルト値は 30 秒です。

送信バッファーサイズ

送信バッファーのサイズ (バイト単位)。デフォルト値は 8192 バイトです。

ヘッダーバッファー長

要求処理スレッドが要求データの読み取り時に使用するバッファーのサイズ (バイト単位)。デフォルト値は 8192 バイトです。

最大ポストサイズ

POST 操作の最大サイズ (バイト単位)。デフォルト値は 2097152 バイトです。

URI エンコーディング

受信した要求 URI のデコードに使用する文字セットの名前。有効な IANA 文字セット名を指定する必要があります。デフォルト値は UTF-8 です。

バージョン

使用する HTTP プロトコルのバージョン。デフォルト値は HTTP/1.1 です。

圧縮

HTTP/1.1 GZIP 圧縮を使用してサーバー帯域幅を保存することを指定します。次のタイプを指定できます。

on

データを圧縮します。

off

圧縮を無効にします。

force

いつでも強制的にデータ圧縮を行います。

デフォルト値は「off」です。

圧縮可能な MIME タイプ

HTTP 圧縮を使用する MIME タイプのコンマ区切りのリスト。デフォルト値は、text/html,text/xml,text/plain です。

圧縮の最小サイズ

圧縮を適用するファイルの最小サイズ。圧縮を「on」または「force 」に設定している場合は、この値を設定する必要があります。デフォルト値は 2048 バイトです。

圧縮を使用しないユーザーエージェント

圧縮を使用しない HTTP クライアントのユーザーエージェントに一致する正規表現のコンマ区切りのリスト。デフォルトでは、この値は空の文字列です。

制限されたユーザーエージェント

HTTP 圧縮を適用するユーザーエージェントのみを指定するリスト。ユーザーエージェントを指定しない場合は、すべてのユーザーエージェントに HTTP 圧縮が適用されます。デフォルトでは、ユーザーエージェントは指定されていません。

デフォルト応答タイプ

デフォルト応答タイプを指定する文字列。形式は、コンテンツタイプ、エンコーディング、言語、および文字セットで構成される、セミコロンで区切られた文字列になります。デフォルト値は、text/html; charset=iso-8859-1 です。

強制応答タイプ

ファイル拡張子に一致する MIME マッピングがない場合に使用される、要求タイプを指定する文字列。形式は、コンテンツタイプ、エンコーディング、言語、および文字セットで構成される、セミコロンで区切られた文字列になります。デフォルト値は、text/html; charset=iso-8859-1 です。

Adapter

静的なリソースアダプタのクラス名。デフォルト値は、com.sun.grizzly.tcp.StaticResourcesAdapter です。

Comet Support

このオプションが選択されている場合、プロトコルに対して Comet サポートは有効です。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

DNS Lookup

このオプションを選択すると、ドメインネームシステム (DNS) 検索が有効になります。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

RCM サポート

このオプションを選択すると、Resource Configuration Management (RCM) が有効になります。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

トレース

このオプションを選択すると、TRACE 操作が有効になります。このオプションを無効にすると、GlassFish サーバー はクロスサイトスクリプト攻撃の影響を受けにくくなります。このオプションはデフォルトで有効になっています。

認証パススルー

このオプションを選択すると、このプロトコルを使用するネットワークリスナーが SSL の終端プロキシサーバーからのトラフィックを受信することを指定します。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

チャンク

このオプションを選択すると、HTTP 応答のチャンクが有効になります。このオプションはデフォルトで有効になっています。

XPowered By

このオプションを選択すると、GlassFish サーバー は Java Servlet 3.0 および Java Server Pages 2.0 の仕様に従って X-Powered-By ヘッダーを使用します。このオプションはデフォルトで有効になっています。

関連操作
関連する asadmin コマンド
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