JACC プロバイダを作成する

JACC (Java Authorization Contract for Containers) は Java EE 仕様の一部で、プラグイン可能な承認プロバイダ用のインタフェースを定義しています。これによって、管理者は認証を行うためにサードパーティー製の「プラグイン」モジュールを設定できます。デフォルトで、GlassFish サーバー は JACC に準拠する単純なファイルベースの承認エンジンを提供します。

JACC プロバイダの実装クラスの記述方法については、http://jcp.org/en/jsr/detail?id=115 の JACC 仕様を参照してください。

  1. ナビゲーションツリーで、「設定」ノードを展開します。
  2. 「設定」ノードの下で、「セキュリティ」ノードを展開します。
  3. 「セキュリティー」ノードの下で、「JACC プロバイダ」ノードを選択します。

    「JACC プロバイダ」ページが開きます。

  4. 「JACC プロバイダ」ページで、「新規」をクリックします。

    「New JACC Provider」ページが開きます。

  5. 「New JACC Provider」ページの「名前」フィールドに、このプロバイダを識別する名前を入力します。
  6. 「ポリシーの設定」フィールドに、ポリシー設定ファクトリを実装するクラスの名前を入力します。

    default プロバイダは、com.sun.enterprise.security.provider.PolicyConfigurationFactoryImpl を使用します。simple プロバイダは、com.sun.enterprise.security.jacc.provider.SimplePolicyConfigurationFactory を使用します。

  7. 「ポリシープロバイダ」フィールドに、ポリシーファクトリを実装するクラスの名前を入力します。

    default プロバイダは、com.sun.enterprise.security.provider.PolicyWrapper を使用します。simple プロバイダは、com.sun.enterprise.security.jacc.provider.SimplePolicyProvider を使用します。

  8. (省略可能) 「追加プロパティー」セクションで、追加プロパティーを指定します。

    プロパティーを追加するには、「プロパティーを追加」ボタンをクリックします。表示される空白行で、「名前」フィールドにプロパティー名を入力し、「値」フィールドにプロパティー値を入力します。

    JACC プロバイダで使用できる追加プロパティーについては、「JACC プロバイダに固有のプロパティー」を参照してください。

  9. 「了解 (OK)」をクリックします。
参照
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