ネットワーク・リスナーを作成するときに、同時にネットワーク・リスナーが使用するプロトコルを作成できます。または、先に作成したプロトコルを使用することもできます。通常、ネットワーク・リスナーと関連付けられるプロトコルは1対1の関係になりますが、これは必須ではありません。
ナビゲーション・ツリーで、「構成」ノードを展開します。
「構成」ノードの下で、「ネットワーク構成」ノードを展開します。
「ネットワーク構成」ノードの下で、「ネットワーク・リスナー」ノードを選択します。
「ネットワーク・リスナー」ページが開きます。
「ネットワーク・リスナー」ページで「新規」をクリックします。
「新規ネットワーク・リスナー」ページが開きます。
「名前」フィールドに、ネットワーク・リスナーの名前を入力します。
ネットワーク・リスナー名の先頭に数字を使用することはできません。
「プロトコル」フィールドで、ネットワーク・リスナーに関連付けるプロトコルを指定します。
「新規プロトコルを作成」を選択して、新規プロトコルをデフォルトの設定で作成します。また、「仮想サーバー」ドロップダウン・リストから、プロトコルに関連付ける仮想サーバーを選択します。
プロトコルのデフォルト名は、ネットワーク・リスナーの名前に-protocol
を付加した文字列になりますが、この値は編集できます。
「既存のプロトコルを使用」を選択し、ドロップダウン・リストからプロトコルを選択します。ネットワーク・リスナーに対してセキュリティを有効にするには、セキュリティ保護を有効にしたプロトコルを選択します。
通常、このオプションを選択する場合は、このリスナー用のプロトコルをあらかじめ作成しておきます。
プロトコルは、ネットワーク・リスナーの作成時にのみ指定できます。関連付けられたプロトコルを後で変更することはできません。プロトコルによって、ネットワーク・リスナーに対してセキュリティが有効かどうかが決まります。
「ステータス」の「有効」チェック・ボックスを選択し、ネットワーク・リスナーを有効にします。
このオプションはデフォルトで有効になっています。リスナーが無効の場合は、リスナーに接続しようとするとソケット例外(java.net.ConnectException
)が発生します。
バージョン9.1より前のGlassFish Serverでは、有効化された属性がfalseに設定されたリスナーは、送信されたリクエストに対して404レスポンス・コードを返します。現在のバージョンのGlassFish Serverでこの動作を行うには、リスナーのステータスを有効に設定し、関連する各仮想サーバーの状態をオフに設定します。仮想サーバーは、関連付けられたリスナーを「ネットワーク・リスナー」ドロップダウン・リストに一覧表示します。
読取り専用の「セキュリティ有効」チェック・ボックスは、ネットワーク・リスナーが使用するプロトコルに対してセキュリティが有効かどうかを示します。
server-config
構成を使用するドメイン管理サーバー(DAS)に対してadmin-listener
を構成している場合、このオプションは読取り専用です。このリスナーに対してセキュリティを有効にするには、セキュリティ保護された管理を有効にする必要があります。Secure Administrationを参照してください。
「JKリスナー」の「有効」チェック・ボックスを選択して、リスナーがApacheのmod-jk
プロトコルをサポートすることを指定します。
mod-jk
プロトコルは、Apacheのhttpd
(Webサーバー)とGlassFish Serverのバックエンド・インスタンス間で使用される、専用の通信/ネットワークのプロトコルです。リスナーがこのプロトコルをサポートする場合、httpd
はすべての静的なコンテンツを処理すると想定され、動的なリソース(サーブレットおよびJSP)のリクエストは、mod-jk
に対応するGlassFish Serverのネットワーク・リスナーにmod-jk
プロトコルを使用してルーティングされます。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。
「ポート」フィールドに、ネットワーク・リスナーがリスニングするポート番号を入力します。
適切な値は1から65535です。UNIXシステムで、ポート1から1024でリスニングするソケットを作成するには、スーパーユーザー権限が必要です。
「アドレス」フィールドに、ネットワーク・リスナーがリスニングするIPアドレスを入力します。
アドレスはドット区切りかIPv6の表記法で指定します。すべてのIPアドレスでリスニングする場合は、any
(INADDR_ANY
)を指定できます。ホスト名を指定できます。
「スレッド・プール」ドロップダウン・リストから、ネットワーク・リスナーに関連付けるスレッド・プールを選択します。
通常は、GlassFish Serverのインストール時に構成される2つのスレッド・プールのいずれかを選択します。
「トランスポート」ドロップダウン・リストから、ネットワーク・リスナーで使用するトランスポートのタイプを選択します。
デフォルトでは、選択できるのはtcp
のみです。
「OK」をクリックします。
ネットワーク・リスナーが使用するプロトコルに対してセキュリティを有効にした場合は、「SSL」タブを使用してプロトコルのSSL設定を編集できます。