「新規クラスタ」ページを使用して、クラスタを作成します。
「新規クラスタ」ページには、次のオプションが含まれます。
クラスタの名前。
名前は次の要件を満たす必要があります:
名前にはASCII文字のみを使用できます。
名前は英数字またはアンダースコアで始める必要があります。
名前に含めることができるのは次の文字のみです:
小文字
大文字
数値
ハイフン
ピリオド
アンダースコア
名前はドメイン内で一意にする必要があり、別のクラスタ、名前付き構成、GlassFish Serverインスタンス、またはノードの名前にすることはできません。
ドメイン
、サーバー
、またはGlassFish Serverで予約されている他のキーワードを名前に使用しないでください。
クラスタで使用できる既存の名前付き構成のドロップダウン・リスト。クラスタには、クラスタに追加されたすべてのインスタンスの構成を定義する名前付き構成が必要です。リストからいずれかの構成を選択する必要があります。クラスタでは、クラスタの作成時に選択した構成が使用されます。
このオプションを選択すると、クラスタの作成時に選択した構成がコピーされます。構成のコピーには、cluster-name-config
という名前が割り当てられます。cluster-nameは、「クラスタ名」フィールドに入力されているクラスタの名前です。
「構成」ドロップダウン・リストから「default-config
」を選択した場合は、このオプションを選択する必要があります。default-config
構成は、コピーのみが可能で、参照することはできません。
このオプションを選択すると、指定した既存の名前付き構成が使用されます。
「構成」ドロップダウン・リストから「default-config
」を選択した場合は、このオプションを選択しないでください。default-config
構成は、コピーのみが可能で、参照することはできません。
このオプションを使用して、新しいGlassFish Serverクラスタに使用するMessage Queueブローカ・クラスタのタイプを指定します。デフォルトでは、GlassFish Serverは、従来のMessage Queueブローカ・クラスタをGlassFish Serverクラスタの各インスタンスに組み込まれたマスター・ブローカとともに使用します。
このオプションを「カスタム」に設定すると、GlassFish Serverクラスタに使用するMessage Queueブローカ・クラスタを構成するための複数の追加オプションが表示されます。カスタムMessage Queueブローカ・クラスタのオプションを参照してください。
クラスタの作成時に作成されるGlassFish Serverインスタンスのリスト。インスタンスごとに、次の情報が示されます:
インスタンスの名前。
インスタンスのロードバランシングの重みを表す整数。
ロードバランシングの重みは、クラスタに対するすべてのリクエストのうちインスタンスが処理する必要がある割合を決定します。
たとえば、2つのインスタンスで構成されるクラスタで、一方のインスタンスで4つのリクエストのうちの1つを処理し、もう一方のインスタンスで残りの3つのリクエストを処理することが必要になる場合があります。この場合、4つのリクエストのうちの1つを処理するインスタンスの重みを1に設定し、もう一方のインスタンスの重みを3に設定します。パーセントを使用する場合は、インスタンスの重みをそれぞれ25と75に設定します。
デフォルトの重みは100です。
インスタンスを配置できる既存のノードのドロップダウン・リスト。リストからいずれかのノードを選択する必要があります。クラスタの作成時に、選択したノードにインスタンスが配置されます。
「作成するサーバー・インスタンス」の表には、次のオプションも表示されます。
インスタンスを作成するボタン。このボタンをクリックすると、「作成するサーバー・インスタンス」の表に行が追加されます。
インスタンスを削除するボタン。
「Message Queueクラスタ構成タイプ」を「カスタム」に設定すると、GlassFish Serverクラスタに使用するMessage Queueブローカ・クラスタを構成するための次のオプションが表示されます。
ブローカ・クラスタ内で使用するブローカ(GlassFish ServerではJMSホストと呼ばれる)のタイプ。選択したタイプによって、使用可能なブローカ・クラスタのタイプが決まります。ブローカ・タイプは次のとおりです。
ブローカの構成とライフサイクルはGlassFish Serverで管理されます。クラスタ化された各GlassFishインスタンスは、同じJVMでインスタンスとして稼働しているブローカによってサービスを受けます。
JMSサービス・タイプ・オプションを「Embedded」に設定すると、従来のMessage Queueブローカ・クラスタのみがサポートされます。従来のクラスタを構成するためのオプションが表示されます。
ブローカの構成とライフサイクルはGlassFish Serverで管理されます。クラスタ化された各GlassFishインスタンスは、同じホスト上の別のJVMでインスタンスとして稼働しているブローカによってサービスを受けます。
JMSサービス・タイプ・オプションを「Local」に設定すると、従来および拡張(高可用性)Message Queueブローカ・クラスタの両方がサポートされます。クラスタ・タイプを選択してクラスタを構成するためのオプションが表示されます。
ブローカおよびブローカ・クラスタの構成とライフサイクルはMessage Queue管理ツールで管理されます。
JMSサービス・タイプ・オプションを「Remote」に設定すると、他のオプションは表示されません。
GlassFish Serverクラスタに使用するMessage Queueブローカ・クラスタのタイプ。
「JMSクラスタ・タイプ」オプションを「Conventional」に設定すると、次のオプションが表示されます。
従来のクラスタの構成データに使用するデータ・ストアのタイプ。このオプションを「マスター・ブローカ」に設定すると、クラスタ内の1つのブローカがマスター・ブローカとして指定され、そのマスター・ブローカによって構成データが格納されます。このオプションを「共有DB」に設定すると、すべてのブローカからアクセス可能なJDBCデータ・ストアに構成データが格納されます。この場合は、データベース関連のオプションが表示されます。
各ブローカがメッセージ・データの格納に使用するデータ・ストアのタイプ。このオプションを「ファイル」に設定すると、各ブローカはファイルベースのデータ・ストアにメッセージ・データを格納します。このオプションを「JDBC」に設定すると、各ブローカはJDBCデータ・ストアにメッセージ・データを格納します。
「JMSクラスタ・タイプ」オプションを「Enhanced (HA)」に設定すると、データベース関連のオプションが表示されます。
次の場合に使用するJDBCデータベースのデータベース・ベンダー、アクセスURL、およびユーザー。
従来のクラスタの構成ストア・タイプを「共有DB」に設定した場合
従来のクラスタのメッセージ・ストア・タイプを「JDBC」に設定した場合
クラスタ・タイプを「Enhanced (HA)」に設定した場合
サポートされるベンダーおよび各ベンダーのアクセスURLの形式の詳細は、Oracle GlassFish Server Message Queue管理ガイドのJDBCベースの永続性を参照してください。
「データベース・ユーザー」に指定されたJDBCデータベース・ユーザーのパスワード情報。
データベース認証を「パスワード」に設定すると、「データベース・パスワード」オプションが表示されます。データベース認証を「パスワード・エイリアス」に設定すると、「パスワード・エイリアス」オプションが表示されます。
ブローカを構成するための1つまたは複数のMessage Queueブローカ・プロパティのリスト。このリストはコロン区切り(:
)で、次の形式になります:
prop1Name=prop1Value:prop2Name=prop2Value:...
ブローカ・プロパティ名にドットが含まれる場合は、ドットの前に2つのバックスラッシュ(\\
)を付けます。たとえば、imq.system.max_count
プロパティを含めるには、リストにimq\\.system\\.max_count
と指定します。