Webコンテナのマネージャ・プロパティを構成するには

セッション・マネージャを使用して、セッションを作成および破棄する方法、セッション状態を格納する場所、および使用可能なセッションの最大数を構成できます。

  1. ナビゲーション・ツリーで、「構成」ノードを展開します。

  2. 変更する構成を選択します。

  3. 構成のノードで、「Webコンテナ」ノードを選択します。

    「一般プロパティ」ページが開きます。

  4. 「一般プロパティ」ページで、「マネージャ・プロパティ」タブをクリックします。

    「マネージャ・プロパティ」ページが開きます。

  5. 「取得間隔」フィールドに、非アクティブなセッション・データがストアから削除されるまでの時間を秒単位で入力します。

    デフォルト値は60です。

    この値は、セッション・データが変更される頻度より小さい値に設定してください。たとえば、ヒット頻度の高いWebサイトのヒット・カウンタ・サーブレットでは、この値をできるだけ小さい値(1秒)にしてください。値が大きい場合、サーバーを再起動するたびに、最後の数回のヒットを取得できない場合があります。

  6. 「最大セッション数」フィールドに、キャッシュに維持できるセッションの最大数を入力します。

    -1を指定すると、セッションの数は制限されません。デフォルト値は-1です。

    制限に達した後に新規セッションを作成しようとすると、IllegalStateExceptionがスローされます。

  7. セッション状態の保存が可能な場合は、「セッション・ファイル名」フィールドに、アプリケーションの再起動間でセッション状態を保存するディレクトリを絶対パスまたは相対パスで入力します。

    このパスが設定されていない場合、セッション状態は保存されません。デフォルトでは、このパスは設定されていません。

    相対パスは、このWebアプリケーションの一時ディレクトリからの相対で指定します。

    この設定は、「永続性のタイプ」が「memory」の場合にのみ適用されます。永続性のタイプを設定するには、Webコンテナの可用性設定を構成するにはを参照してください。

  8. 「セッションIDジェネレータ・クラス名」フィールドに、一意のセッションIDを生成するためのカスタム・クラスの値を入力します。

    サーバー・インスタンスごとに使用できるセッションIDジェネレータ・クラスは1つのみで、セッション・キーの衝突を避けるために、クラスタのすべてのインスタンスで同じセッションIDジェネレータを使用する必要があります。

    カスタム・セッションIDジェネレータ・クラスは、com.sun.enterprise.util.uuid.UuidGeneratorインタフェースを実装している必要があります。

    package com.sun.enterprise.util.uuid;
    
    public interface UuidGenerator {
    
        public String generateUuid();
        public String generateUuid(Object obj);  //obj is the session object
    }
    

    クラスは、アプリケーション・サーバー・クラスパスに存在する必要があります。

  9. 「追加プロパティ」セクションで、追加プロパティを指定します。

    GlassFish Serverでは、セッション・マネージャには追加プロパティは定義されません。

  10. 「保存」をクリックします。


    ヒント:

    デフォルト設定に返すには、「デフォルトのロード」ボタンをクリックし、「保存」をクリックします。

関連項目
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