一般情報

GlassFish Serverは、インストール時にserverという名前の1つのアプリケーション・サーバー・インスタンスを作成します。サーバー・インスタンスを削除し、必要に応じて新規インスタンスを別の名前で作成できます。

GlassFish Serverの各インスタンスには、固有のJava構成、Javaリソース、アプリケーション・デプロイメント領域、およびサーバー構成設定が含まれます。1つのアプリケーション・サーバー・インスタンスを変更しても、他のアプリケーション・サーバー・インスタンスには影響しません。1つの管理ドメイン内に1つのアプリケーション・サーバー・インスタンスを含めることができます。

多くのユーザーは、1つのアプリケーション・サーバー・インスタンスでニーズが満たされます。ただし、環境によっては、1つまたは複数の追加のアプリケーション・サーバー・インスタンスを作成する場合があります。たとえば、開発環境で異なるアプリケーション・サーバー・インスタンスを使用し、異なるGlassFish Server構成でテストしたり、異なるアプリケーション・デプロイメントを比較してテストできます。アプリケーション・サーバー・インスタンスは簡単に追加または削除できるため、それを利用して一時的な「サンドボックス」領域を作成し、開発中に実験できます。

また、各アプリケーション・サーバー・インスタンスに仮想サーバーを作成することもできます。単一のインストール済アプリケーション・サーバー・インスタンス内で、会社や個人のドメイン名、IPアドレス、および複数の管理機能を提供できます。ユーザーにとっては、ハードウェアおよび基本的なサーバー・メンテナンスなしで、独自のWebサーバーを所有するのと同様です。これらの仮想サーバーは、複数のアプリケーション・サーバー・インスタンスにまたがることはありません。仮想サーバーの詳細は、JVMの全般的な設定を参照してください。

運用デプロイメントでは、多くの目的のために、複数のアプリケーション・サーバー・インスタンスではなく仮想サーバーを使用できます。ただし、仮想サーバーがニーズを満たさない場合は、複数のアプリケーション・サーバー・インスタンスを使用することもできます。

GlassFish Serverインスタンスは自動的に起動しません。インスタンスを一度起動すると、ユーザーが停止するまで実行されます。アプリケーション・サーバー・インスタンスを停止すると、そのインスタンスは新規接続の受入れを停止した後、未処理の接続がすべて完了するまで待機します。マシンがクラッシュしたりオフラインになると、サーバーが終了するため、処理中のリクエストが失われる可能性があります。

「一般情報」ページを使用して、GlassFish Server設定を確認し、Java仮想マシンのデータを表示します。

「一般情報」ページには、次の情報が表示されます。

「停止」ボタン

「停止」ボタンをクリックすると、GlassFish Serverが停止します。

「再起動」ボタン

「再起動」ボタンをクリックすると、GlassFish Serverが再起動します。

「ログ・ファイルを表示」ボタン

「ログ・ファイルを表示」ボタンをクリックして、GlassFish Serverインスタンスまたはクラスタのログ・ファイルを表示します。

「ログのローテーション」ボタン

「ログのローテーション」ボタンをクリックして、管理サーバー(serverという名前)のログ・ファイルをローテーションします。

「トランザクションのリカバリ」ボタン

「トランザクションのリカバリ」ボタンをクリックして、「」ページにある管理サーバー(serverトランザクションのリカバリという名前)のトランザクションをリカバリします。

「セキュリティ保護された管理」ボタン

「セキュリティ保護された管理」ボタンをクリックして、「セキュリティ保護された管理」ページのセキュリティ保護された管理を有効または無効にします。

名前

現在のサーバーの名前。

ステータス

サーバー・インスタンスの現在のステータス。サーバーのステータスは、「停止」、「開始」、または「稼働中」のいずれかです。

稼働時間

サーバー・インスタンスが連続して稼働している時間数(時および分)。これは読取り専用です。

HTTPロード・バランサ

ロード・バランサの名前(サーバー・インスタンスに対して有効な場合)。

JVM

「JVMレポート」をクリックすると、Java仮想マシンに関するレポートが、新規ウィンドウで開きます。表示されるレポートは、サマリー・レポート、メモリー管理およびガベージ・コレクション・レポート、クラス・ローディング・レポート、および現在のスレッドのダンプです。

構成ディレクトリ

domain.xmlなどの構成ファイルを含むホスト・マシン上のディレクトリ。

インストールされているバージョン

製品バージョン識別子。

セキュリティ保護された管理

セキュリティ保護された管理の現在のステータス。使用可能な値は「有効」および「無効」です。

デバッグ

デバッグが有効にされているかどうかを識別します。デバッグが有効な場合、ポート番号も表示されます。

HTTPポート

HTTPリクエストおよびレスポンス用に現在構成されているポート。

IIOPポート

IIOPリクエストおよびレスポンス用に現在構成されているポート。

関連タスク
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