新規HTTPリスナー

新規HTTPリスナーを作成するには、「新規HTTPリスナー」ページを使用します。

HTTPリスナーを作成するときに、「SSL」タブを使用して編集することもできます。

「新規HTTPリスナー」ページには、次のオプションが含まれます。

構成名

このページの設定が適用される構成の名前。このフィールドは読取り専用です。

名前

リスナーの一意の名前。HTTPリスナー名の先頭には数字を使用できません。

ポート

リスナーがリスニングするポート番号。適切な値は1から65535です。UNIXシステムで、ポート1から1024でリスニングするソケットを作成するには、スーパーユーザー権限が必要です。

ステータス

HTTPリスナーのステータス。リスナーは、有効または無効の状態になります。このオプションはデフォルトで有効になっています。リスナーが無効の場合は、リスナーに接続しようとするとソケット例外(java.net.ConnectException)が発生します。

バージョン9.1より前のGlassFish Serverでは、有効化された属性がfalseに設定されたリスナーは、送信されたリクエストに対して404レスポンス・コードを返します。現在のバージョンのGlassFish Serverでこの動作を行うには、リスナーのステータスを有効に設定し、関連する各仮想サーバーの状態をオフに設定します。仮想サーバーは、関連付けられたリスナーを「ネットワーク・リスナー」ドロップダウン・リストに一覧表示します。

セキュリティ

このオプションが選択されている場合、HTTPリスナーに対してセキュリティは有効です。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

server-config構成を使用するドメイン管理サーバー(DAS)に対してadmin-listenerを構成している場合、このオプションは読取り専用です。このリスナーに対してセキュリティを有効にするには、セキュリティ保護された管理を有効にする必要があります。Secure Administrationを参照してください。

JKリスナー

このオプションを選択すると、リスナーはApacheのmod-jkプロトコルをサポートします。mod-jkプロトコルは、Apacheのhttpd(Webサーバー)とGlassFish Serverのバックエンド・インスタンス間で使用される、専用の通信/ネットワークのプロトコルです。リスナーがこのプロトコルをサポートする場合、httpdはすべての静的なコンテンツを処理すると想定され、動的なリソース(サーブレットおよびJSP)のリクエストは、mod-jkに対応するGlassFish ServerのHTTPリスナーにmod-jkプロトコルを使用してルーティングされます。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

アドレス

ネットワーク・リスナーがリスニングするIPアドレス。アドレスはドット区切りかIPv6の表記法で指定します。すべてのIPアドレスでリスニングする場合は、any(INADDR_ANY)を指定できます。ホスト名を指定できます。

デフォルト仮想サーバー

HTTPリスナーに関連付けられる仮想サーバー。仮想サーバーを定義するには、「仮想サーバー」ページを使用します。

スレッド・プール

HTTPリスナーに関連付けられているスレッド・プール。通常は、GlassFish Serverのインストール時に構成される2つのスレッド・プールのいずれかを選択します。

サーバー名

サーバーがクライアントに送信するURLで使用されるホスト名。サーバーがエイリアスを使用している場合、この名前はエイリアスです。サーバーがエイリアスを使用していない場合は、このフィールドを空のまま残します。

この値は、サーバーが自動的に生成するURLには影響しますが、サーバーに格納されているディレクトリやファイルのURLには影響しません。サーバーがエイリアスを使用している場合は、サーバー名をエイリアスにしてください。コロンとポート番号を付加すると、サーバーは指定したポートを使用してクライアントにURLを送信します。

関連タスク
関連するasadminコマンド
Copyright © 2005, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. Legal Notices