HTTPリスナーを作成するには

  1. ナビゲーション・ツリーで、「構成」ノードを展開します。

  2. 「構成」ノードの下で、「HTTPサービス」ノードを展開します。

  3. 「ネットワーク構成」ノードの下で、「HTTPリスナー」ノードを選択します。

    「HTTPリスナー」ページが開きます。

  4. 「HTTPリスナー」ページで「新規」をクリックします。

    「新規HTTPリスナー」ページが開きます。

  5. 「名前」フィールドに、HTTPリスナーの名前を入力します。

    HTTPリスナー名の先頭には数字を使用できません。

  6. 「ポート」フィールドに、HTTPリスナーがリスニングするポート番号を入力します。

    適切な値は1から65535です。UNIXシステムで、ポート1から1024でリスニングするソケットを作成するには、スーパーユーザー権限が必要です。

  7. 「ステータス」の「有効」チェック・ボックスを選択し、HTTPリスナーを有効にします。

    このオプションはデフォルトで有効になっています。リスナーが無効の場合は、リスナーに接続しようとするとソケット例外(java.net.ConnectException)が発生します。

    バージョン9.1より前のGlassFish Serverでは、有効化された属性がfalseに設定されたリスナーは、送信されたリクエストに対して404レスポンス・コードを返します。現在のバージョンのGlassFish Serverでこの動作を行うには、リスナーのステータスを有効に設定し、関連する各仮想サーバーの状態をオフに設定します。仮想サーバーの「ネットワーク・リスナー」ドロップダウン・リストには、関連するリスナーが一覧表示されます(HTTPリスナーはネットワーク・リスナー・タイプです)。

  8. 「セキュリティ有効」チェック・ボックスを選択して、HTTPリスナーでセキュリティを有効にします。

    このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

    server-config構成を使用するドメイン管理サーバー(DAS)に対してadmin-listenerを構成している場合、このオプションは読取り専用です。このリスナーに対してセキュリティを有効にするには、セキュリティ保護された管理を有効にする必要があります。Secure Administrationを参照してください。

  9. 「JKリスナー」の「有効」チェック・ボックスを選択して、リスナーがApacheのmod-jkプロトコルをサポートすることを指定します。

    mod-jkプロトコルは、Apacheのhttpd(Webサーバー)とGlassFish Serverのバックエンド・インスタンス間で使用される、専用の通信/ネットワークのプロトコルです。リスナーがこのプロトコルをサポートする場合、httpdはすべての静的なコンテンツを処理すると想定され、動的なリソース(サーブレットおよびJSP)のリクエストは、mod-jkに対応するGlassFish ServerのHTTPリスナーにmod-jkプロトコルを使用してルーティングされます。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

  10. 「アドレス」フィールドに、HTTPリスナーがリスニングするIPアドレスを入力します。

    アドレスはドット区切りかIPv6の表記法で指定します。すべてのIPアドレスでリスニングする場合は、any(INADDR_ANY)を指定できます。ホスト名を指定できます。

  11. 「デフォルト仮想サーバー」ドロップダウン・リストから、このHTTPリスナーに関連付ける仮想サーバーを選択します。

    仮想サーバーを定義するには、「仮想サーバー」ページを使用します。

  12. 「スレッド・プール」ドロップダウン・リストから、HTTPリスナーに関連付けるスレッド・プールを選択します。

    通常は、GlassFish Serverのインストール時に構成される2つのスレッド・プールのいずれかを選択します。

  13. 「サーバー名」フィールドに、サーバーがクライアントに送信するURLで使用されるホスト名を入力します。

    サーバーがエイリアスを使用している場合、この名前はエイリアスです。サーバーがエイリアスを使用していない場合は、このフィールドを空のまま残します。

    この値は、サーバーが自動的に生成するURLには影響しますが、サーバーに格納されているディレクトリやファイルのURLには影響しません。サーバーがエイリアスを使用している場合は、サーバー名をエイリアスにしてください。コロンとポート番号を付加すると、サーバーは指定したポートを使用してクライアントにURLを送信します。

  14. 「OK」をクリックします。

次のステップ

HTTPリスナーのセキュリティを有効にすると、「SSL」タブを使用して、HTTPリスナーのSSL設定を編集できます。

HTTPリスナーは、ネットワーク・リスナーの1つのタイプです。高度な機能にアクセスするには、「ネットワーク・リスナー」ページを使用してHTTPリスナーを編集します。

関連項目
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