ナビゲーション・ツリーで、「構成」ノードを選択します。
「EJBコンテナ」ノードを選択します。
「Enterprise Java Beans (EJB)」ページが開きます。
「セッション格納位置」フィールドに、セッション格納位置の新しい値を入力します。
このフィールドは、非活性化されたステートフル・セッションBeanと持続SFSBチェックポイント状態が格納される、ファイル・システム上のディレクトリを指定します。デフォルト値は${com.sun.aas.instanceRoot}/session-store
です。
非活性化されたBeanは、状態がファイル・システム上のファイルに書き込まれているステートフル・セッションBeanです。非活性化されたBeansは、通常特定の時間内のアイドル状態にあり、現在クライアントによってアクセスされていません。同様に、持続的なSFSBチェックポイント状態はファイル・システム上のファイルに状態を書き込まれた個別のSFSBです。
この設定は、EJBコンテナの可用性が無効になっている場合にのみ、SFSBチェックポイント状態に適用されます。可用性を無効にするには、「EJBコンテナの可用性設定を構成するには」を参照してください。
「オプションB」または「オプションC」のラジオ・ボタンを選択して、「コミット・オプション」を設定します。
「コミット・オプション」では、コンテナがトランザクション間で非活性化されたBeanインスタンスをキャッシュする方法を指定します。
「オプションB」(デフォルト)を選択すると、コンテナはトランザクション間で準備完了状態のインスタンスをキャッシュします。
「オプションC」を選択すると、コンテナはトランザクション間で準備完了状態のインスタンスをキャッシュしません。
「初期および最小プール・サイズ」フィールドに、プールに保持されるBeanの最小数を入力します。
デフォルト値は0です。
「最大プール・サイズ」フィールドに、コンテナがプールに一度に保持できるBeanの最大数を入力します。
デフォルト値は32です。
「プール・サイズ変更量」フィールドに、アイドル状態の継続時間が「プール・アイドル・タイムアウト」フィールドに指定した時間を超えた場合に、プールから除去されるBeanの数を入力します。
値は0以上で、「最大プール・サイズ」の値未満にする必要があります。デフォルト値は8です。
「プール・アイドル・タイムアウト」フィールドに、プール中のBeanが、プールから除去されるまでにアイドル状態を維持できる時間を秒単位で入力します。
この時間が経過すると、Beanは破棄されます。0を指定すると、Beanは制限なくアイドル状態を維持できます。デフォルト値は600です。
「最大キャッシュ・サイズ」フィールドに、キャッシュに保持されるBeanの最大数を入力します。
Beanの作成と破棄のオーバーヘッドをなくすために、キャッシュするBeansの最大数を大きくします。ただし、キャッシュを大きくした場合、サーバーはより大きなメモリーとリソースを消費します。キャッシュ設定に対して動作環境が十分であることを確認してください。0を指定すると、キャッシュの制限がなくなります。デフォルト値は512です。
「キャッシュ・サイズ変更量」フィールドに、キャッシュがフルのときに非活性化するBeanの数を入力します。
キャッシュされたBeanの数が最大数に達すると、コンテナは複数の非活性化Beanをバックアップ・ストアから除去します。この値は、プールに使用可能なBeanがないときにリクエストが届いた場合の、作成されるBeanの数も指定します。値は1より大きく、「最大キャッシュ・サイズ」の値未満にする必要があります。デフォルト値は32です。
「除去タイムアウト」フィールドに、非活性化されたBeanがセッション・ストアから除去されるまでの時間を秒単位で入力します。
0を指定すると、コンテナは非アクティブなBeanを自動的に除去しません。「除去タイムアウト」の値が「キャッシュ・アイドル・タイムアウト」の値以下の場合、Beanは非活性化されずにすぐに除去されます。デフォルト値は5400です。
「選択内容の除去ポリシー」ドロップダウン・リストから、コンテナがステートフル・セッションBeanをキャッシュから除去する際に使用するポリシーを選択します。
次のポリシーを選択できます。
(デフォルト)最近使用されていないBeanを除去します。
キャッシュで最も古いBeanを除去します。
最近のアクセス頻度が最も低いBeanを除去します。
「キャッシュ・アイドル・タイムアウト」フィールドに、Beanをキャッシュに保持できる最大時間を秒単位で入力します。
この時間が経過すると、コンテナはBeanを非活性化できます。0を指定すると、Beanは非活性化の候補になりません。デフォルト値は600です。
「追加プロパティ」セクションで、追加プロパティを指定します。
使用可能なプロパティについては、EJBコンテナに固有のプロパティを参照してください。
プロパティを追加するには、「プロパティを追加」ボタンをクリックします。表示される空白行で、「名前」フィールドにプロパティ名を入力し、「値」フィールドにプロパティ値を入力します。
プロパティを変更するには、そのプロパティの「値」フィールドを編集します。
プロパティを削除するには、削除するプロパティの「名前」フィールドの左側にあるチェック・ボックスを選択し、「プロパティの削除」ボタンをクリックします。
「保存」をクリックします。
ヒント:
デフォルト設定に返すには、「デフォルトのロード」ボタンをクリックし、「保存」をクリックします。GlassFish Serverを再起動します。