「ノードの編集」ページを使用して、GlassFish Serverノードの構成データを更新します。このページを使用して、ノードのタイプをCONFIGからDCOMまたはSSHに変更してノードのリモート通信を有効にすることもできます。
ノードのタイプをCONFIGからDCOMに変更し、次のいずれかのフィールドを空のままにした場合、デフォルト値が適用されます:
Windowsドメイン
Windowsユーザー
ノードのタイプをCONFIGからSSHに変更し、次のいずれかのフィールドを空のままにした場合、デフォルト値が適用されます。
SSHポート
ユーザー名
鍵ファイル
「ノードの編集」ページに含まれるオプションは、ノードのタイプによって異なります。
次のオプションは、すべてのタイプのノードに使用できます。
ノードが作成されたときにノードに割り当てられた名前。このフィールドは読取り専用です。
ノードのタイプを指定するドロップダウン・リスト。ノードのタイプは次のいずれかです。
このノードは、リモート通信をサポートしません。「CONFIG」を選択した場合、DCOMまたはSSH構成のオプションは表示されません。ノードの現在のタイプがSSHである場合にCONFIGを選択すると、変更を保存するときにDCOMまたはSSH構成データがノードの構成から除去されます。
このノードは、分散コンポーネント・オブジェクト・モデル(DCOM)リモート・プロトコル経由の通信をサポートします。DCOMプロトコルは、Windowsシステムでのみ使用できます。
このノードは、Secure Shell(SSH)経由の通信をサポートします。
ノードの更新後にノードが表すホストの名前。このフィールドは、特定のノードのタイプの場合に必須フィールドとなります。
ノードのタイプがCONFIGの場合は、ホスト名は省略可能です。ホスト名は、ノード上に存在するインスタンスが作成される際に特定されます。
ノードのタイプがDCOMまたはSSHの場合は、ホスト名を指定する必要があります。それ以外の場合はエラーが発生します。
ノード上で作成されたGlassFish Serverインスタンスを含めるディレクトリのパス。相対パスを指定する場合、パスはas-installディレクトリに相対的になります。as-installはホスト上のGlassFish Serverソフトウェアのベース・インストール・ディレクトリです。
このフィールドを空のままにした場合、ノードの構成は次のように更新されます。
ノードのタイプがCONFIGの場合、ドメイン管理サーバー(DAS)構成では、ノードにインスタンスのディレクトリは指定されません。ノード・ディレクトリは、ノード上に存在するインスタンスが作成される際に特定されます。
ノードのタイプがDCOMの場合、デフォルトはas-install\nodes
です。as-installは、ホスト上のGlassFish Serverソフトウェアのベース・インストール・ディレクトリです。
ノードのタイプがSSHの場合、ノード・ディレクトリはas-install/nodes
です。as-installは、ホスト上のGlassFish Serverソフトウェアのベース・インストール・ディレクトリです。
ホスト上のGlassFish Serverソフトウェアのベース・インストール・ディレクトリの親のフルパス(例: /export/glassfish3/
)。
このフィールドを空のままにした場合、ノードの構成は次のように更新されます。
ノードのタイプがCONFIGの場合、DAS構成では、ノードにインストール・ディレクトリは指定されません。インストール・ディレクトリは、ノード上に存在するインスタンスが作成される際に特定されます。
ノードのタイプがDCOMまたはSSHの場合、インストール・ディレクトリは、DASのGlassFish Serverソフトウェアのデフォルト・ベース・インストール・ディレクトリの親です。この設定を使用できるのは、GlassFish Serverがすべてのホストで同じ場所にインストールされる場合のみです。
次のオプションは、「タイプ」フィールドが「DCOM」に設定されている場合にのみ使用できます。
「有効」オプションを選択すると、ノードのパラメータの検証に失敗した場合でも、DAS構成にノードが作成されます。ノードのパラメータを検証するには、DASがDCOM経由でノードのホストにアクセスできる必要があります。
「有効」オプションを選択すると、GlassFish Serverによって、ノードの更新前にノード・ホストに対するDCOM経由の接続がテストされます。テストの一環として、GlassFish Serverによって、delete_me.bat
という名前のスクリプトがホストにコピーされます。
このオプションを選択すると、「リモート・テスト・ディレクトリ」フィールドがアクティブ化され、GlassFish Serverがスクリプトをコピーするディレクトリを指定できるようになります。
GlassFish Serverがdelete_me.bat
ファイルを作成する必要のあるリモート・ホスト上のフォルダ。「Windowsユーザー名」オプションで指定するユーザーには、このフォルダに対する書込みアクセス権が必要です。それ以外の場合はエラーが発生します。デフォルトはC:\
です。
「Windowsユーザー名」オプションで指定したユーザーが含まれているWindowsドメインの名前。デフォルトは、管理コンソールが実行されているホストの名前です。
DCOM経由でホストに接続するためのプロセスを実行する、このノードのホストのユーザー。デフォルトはDASプロセスを実行するユーザーです。「ノード・ホスト」オプションがlocalhost-
domainに設定されている場合、「Windowsユーザー名」オプションは無視されます。
このノードのホストへのログイン時にWindowsユーザーを認証する方法を指定するドロップダウン・リスト。指定できる認証方法は次のとおりです。
Windowsユーザーは、DAS構成に格納されているパスワードによって認証されます。
注意:
このパスワードは、DAS構成にクリア・テキストで格納されています。セキュリティ強化のため、パスワード・エイリアスを使用してください。このオプションを選択すると、「Windowsユーザー・パスワード」フィールドがアクティブ化され、パスワードを入力できるようになります。
Windowsユーザーは、パスワード・エイリアスによって認証されます。このオプションを選択する場合は、「パスワード・エイリアス」ドロップダウン・リストからパスワード・エイリアスを選択します。
このノードのホストへのログイン時にWindowsユーザーが使用するパスワード。
このドメインに対して定義されているパスワード・エイリアスのドロップダウン・リスト。
次のオプションは、「タイプ」フィールドが「SSH」に設定されている場合にのみ使用できます。
「有効」オプションを選択すると、ノードのパラメータの検証に失敗した場合でも、ドメイン管理サーバー(DAS)構成でノードが更新されます。ノードのパラメータを検証するには、DASがSSH経由でノードのホストにアクセスできる必要があります。
このノードのホストに対するSSH接続に使用するポート。
ノードのタイプをCONFIGからSSHに変更し、このフィールドを空のままにした場合、「SSHポート」オプションは22に設定されます。
「ノード・ホスト」オプションがlocalhost-
domainに設定されている場合、「SSHポート」オプションは無視されます。
SSH経由でホストに接続するためのプロセスを実行する、このノードのホストのユーザー。
ノードのタイプをCONFIGからSSHに変更し、このフィールドを空のままにした場合、「ユーザー名」オプションはDASプロセスを実行しているユーザーに設定されます。
「ノード・ホスト」オプションがlocalhost-
domainに設定されている場合、SSHユーザー・オプションは無視されます。
このノードのホストへのログイン時にSSHユーザーを認証する方法を指定するドロップダウン・リスト。指定できる認証方法は次のとおりです。
SSHユーザーは、SSH秘密鍵ファイルによって認証されます。このオプションを選択する場合は、ファイルの絶対パスを「鍵ファイル」フィールドに指定します。
SSHユーザーは、DAS構成に格納されているパスワードによって認証されます。
注意:
このパスワードは、DAS構成にクリア・テキストで格納されています。セキュリティ強化のため、鍵ファイルまたはパスワード・エイリアスを使用してください。このオプションを選択すると、「SSHユーザー・パスワード」フィールドがアクティブ化され、パスワードを入力できるようになります。
SSHユーザーは、パスワード・エイリアスによって認証されます。このオプションを選択する場合は、「パスワード・エイリアス」ドロップダウン・リストからパスワード・エイリアスを選択します。
「有効」オプションを選択すると、GlassFish Serverによって、ノード・ホストにSSH鍵が設定されます。GlassFish Serverでは、既存の鍵ファイルをDASホストからコピーするか、または必要な場合はファイルのコピー前にファイルを生成することによって、SSH鍵が設定されます。このオプションは、「SSHユーザー認証」オプションが「鍵ファイル」に設定されている場合にのみ使用可能です。
「有効」オプションを選択すると、GlassFish Serverによって、ファイルをノード・ホストにコピーする前にSSH鍵ファイルが生成されます(ファイルが存在しない場合)。SSH鍵ファイルが存在する場合は、「有効」オプションを選択してもGlassFish Serverによってファイルが生成されることはありません。
注意:
SSH鍵ファイルが存在しない場合は、「有効」オプションを選択する必要があります。そうしないと、変更を保存するときにエラーが発生します。このノードのホストへのログイン時にSSHユーザーが使用するパスワード。
このドメインに対して定義されているパスワード・エイリアスのドロップダウン・リスト。
「SSHユーザー名」オプションで指定するユーザーのSSH公開鍵ファイルの絶対パス。公開鍵ファイルの内容は、ノード・ホスト上のユーザーの.ssh/authorized_keys
ファイルに追加されます。.ssh/authorized_keys
ファイルがホストに存在していない場合は、GlassFish Serverによってファイルが作成されます。
「ユーザー名」オプションで指定するユーザーのSSH秘密鍵ファイルの絶対パス。このファイルはノードのホスト上のsshd
デーモンに対する認証に使用されます。
注意:
GlassFish Serverでは、パスワード・ファイルのAS_ADMIN_SSHPASSWORD
エントリを使用したパスワード認証もサポートされます。パスワード・ファイルは、asadmin
(1)ユーティリティの--paswordfile
オプションで指定します。
SSH秘密鍵ファイルがパス・フレーズで保護されている場合は、パスワード・ファイルにAS_ADMIN_SSHKEYPASSPHRASE
エントリを含める必要があります。
鍵ファイルは、DASから到達可能なパスにあり、DASが読取り可能である必要があります。
デフォルトは、ノードのタイプをCONFIGからSSHに変更してノードのSSH通信を有効にしているかどうかによって異なります。
ノードのタイプをCONFIGからSSHに変更し、このフィールドを空のままにした場合、「鍵ファイル」オプションはユーザーの.ssh
ディレクトリにある鍵ファイルに設定されます。複数の鍵ファイルが検出された場合は、GlassFish Serverが次の優先順位に従います。
id_rsa
id_dsa
identity