デフォルトのGlassFish Serverインストールには、default
およびsimple
の2つのJACCプロバイダが含まれます。ユーザーが作成する新規JACCプロバイダはすべて、これら2つのデフォルト・プロバイダに対する追加となります。デフォルトのGlassFish Server JACCプロバイダは、JACC仕様に準拠した簡単なファイルベース認証エンジンを実装します。
JACCプロバイダの実装クラスの書込み方法については、http://jcp.org/en/jsr/detail?id=115
のJACC仕様を参照してください。
ナビゲーション・ツリーの「構成」ノードの下で、JACCプロバイダを作成するGlassFish Serverインスタンスまたはクラスタを展開します。
すべてのインスタンスおよびクラスタで使用できるプロバイダを作成するには、default-config
ノードを選択します。
展開されたインスタンスまたはクラスタの「構成」ノードの下で、「セキュリティ」ノードを展開します。
「セキュリティ」ノードの下で、「JACCプロバイダ」ノードを選択します。
「JACCプロバイダ」ページが開きます。
「JACCプロバイダ」ページで、「新規」をクリックします。
「新規JACCプロバイダ」ページが開きます。
「新規JACCプロバイダ」ページの「名前」フィールドに、このプロバイダを識別する名前を入力します。
この名前を使用して、domain.xml
のjacc-provider
要素を参照します。
「ポリシーの構成」フィールドに、ポリシー構成ファクトリを実装するクラスの名前を入力します。
default
プロバイダは、com.sun.enterprise.security.provider.PolicyConfigurationFactoryImpl
を使用します。simple
プロバイダは、com.sun.enterprise.security.jacc.provider.SimplePolicyConfigurationFactory
を使用します。
「ポリシー・プロバイダ」フィールドに、ポリシー・ファクトリを実装するクラスの名前を入力します。
default
プロバイダは、com.sun.enterprise.security.provider.PolicyWrapper
を使用します。simple
プロバイダは、com.sun.enterprise.security.jacc.provider.SimplePolicyProvider
を使用します。
「追加プロパティ」セクションで、追加プロパティを指定します。
プロパティを追加するには、「プロパティを追加」ボタンをクリックします。表示される空白行で、「名前」フィールドにプロパティ名を入力し、「値」フィールドにプロパティ値を入力します。
JACCプロバイダで使用可能な追加プロパティの詳細は、JACCプロバイダに固有のプロパティを参照してください。
「OK」をクリックします。