新規ノード

「新規ノード」ページを使用して、GlassFish Serverノードを作成します。ノードはGlassFish Serverソフトウェアがインストールされたホストを表します。GlassFish Serverインスタンスが存在するすべてのホストについてノードを作成する必要があります。

「新規ノード」ページに含まれるオプションは、ノードのタイプによって異なります。

すべてのタイプのノードに対するオプション

次のオプションは、すべてのタイプのノードに使用できます。

名前

ノードの名前。

名前は次の要件を満たす必要があります:

タイプ

ノードのタイプを指定するドロップダウン・リスト。ノードのタイプは次のいずれかです。

CONFIG

このノードは、リモート通信をサポートしません。「CONFIG」を選択した場合、SSH構成またはDCOM構成のオプションは表示されず、「インストール・ディレクトリ」フィールドはクリアされます。

DCOM

このノードは、分散コンポーネント・オブジェクト・モデル(DCOM)リモート・プロトコル経由の通信をサポートします。DCOMプロトコルは、Windowsシステムでのみ使用できます。

SSH

このノードは、Secure Shell(SSH)経由の通信をサポートします。

ノード・ホスト

ノードが表すホストの名前。このフィールドは、特定のノードのタイプの場合に必須フィールドとなります。

ノード・ディレクトリ

ノード上で作成されたGlassFish Serverインスタンスを含めるディレクトリのパス。相対パスを指定する場合、パスはas-installディレクトリに相対的になります。

デフォルトは、ノードのタイプによって異なります:

インストール・ディレクトリ

ホスト上のGlassFish Serverソフトウェアのベース・インストール・ディレクトリの親のフルパス(例: /export/glassfish3)。

デフォルトは、ノードのタイプによって異なります:

DCOMノードの追加オプション

次のオプションは、「タイプ」フィールドが「DCOM」に設定されている場合にのみ使用できます。

GlassFish Serverのインストール

「有効」オプションを選択すると、DASによって、DASホストからノード・ホストにGlassFish Serverソフトウェアがコピーされます。GlassFish Serverソフトウェアをホストにコピーするには、DASがDCOM経由でホストにアクセスできる必要があります。

強制

「有効」オプションを選択すると、ノードのパラメータの検証に失敗した場合でも、DAS構成にノードが作成されます。ノードのパラメータを検証するには、DASがDCOM経由でノードのホストにアクセスできる必要があります。

DCOMの検証

「有効」オプションを選択すると、GlassFish Serverによって、ノードの作成前にノード・ホストに対するDCOM経由の接続がテストされます。テストの一環として、GlassFish Serverによって、delete_me.batという名前のスクリプトがホストにコピーされます。

このオプションを選択すると、「リモート・テスト・ディレクトリ」フィールドがアクティブ化され、GlassFish Serverがスクリプトをコピーするディレクトリを指定できるようになります。

リモート・テスト・ディレクトリ

GlassFish Serverがdelete_me.batファイルを作成する必要のあるリモート・ホスト上のフォルダ。「Windowsユーザー名」オプションで指定するユーザーには、このフォルダに対する書込みアクセス権が必要です。それ以外の場合はエラーが発生します。デフォルトはC:\です。

Windowsドメイン

「Windowsユーザー名」オプションで指定したユーザーが含まれているWindowsドメインの名前。デフォルトは、管理コンソールが実行されているホストの名前です。

Windowsユーザー名

DCOM経由でホストに接続するためのプロセスを実行する、このノードのホストのユーザー。デフォルトはDASプロセスを実行するユーザーです。「ノード・ホスト」オプションがlocalhost-domainに設定されている場合、「Windowsユーザー名」オプションは無視されます。

Windowsユーザー認証

このノードのホストへのログイン時にWindowsユーザーを認証する方法を指定するドロップダウン・リスト。指定できる認証方法は次のとおりです。

パスワード

Windowsユーザーは、DAS構成に格納されているパスワードによって認証されます。


注意:

このパスワードは、DAS構成にクリア・テキストで格納されています。セキュリティ強化のため、パスワード・エイリアスを使用してください。

このオプションを選択すると、「Windowsユーザー・パスワード」フィールドがアクティブ化され、パスワードを入力できるようになります。

パスワード・エイリアス

Windowsユーザーは、パスワード・エイリアスによって認証されます。このオプションを選択する場合は、「パスワード・エイリアス」ドロップダウン・リストからパスワード・エイリアスを選択します。

Windowsユーザー・パスワード

このノードのホストへのログイン時にWindowsユーザーが使用するパスワード。

パスワード・エイリアス

このドメインに対して定義されているパスワード・エイリアスのドロップダウン・リスト。

SSHノードの追加オプション

次のオプションは、「タイプ」フィールドが「SSH」に設定されている場合にのみ使用できます。

GlassFish Serverのインストール

「有効」オプションを選択すると、DASによって、DASホストからノード・ホストにGlassFish Serverソフトウェアがコピーされます。GlassFish Serverソフトウェアをホストにコピーするには、DASがSSH経由でホストにアクセスできる必要があります。

強制

「有効」オプションを選択すると、ノードのパラメータの検証に失敗した場合でも、DAS構成にノードが作成されます。ノードのパラメータを検証するには、DASがSSH経由でノードのホストにアクセスできる必要があります。

SSHポート

このノードのホストに対するSSH接続に使用するポート。デフォルトは22です。「ノード・ホスト」オプションがlocalhost-domainに設定されている場合、「SSHポート」オプションは無視されます。

SSHユーザー名

SSH経由でホストに接続するためのプロセスを実行する、このノードのホストのユーザー。デフォルトはDASプロセスを実行するユーザーです。DASがこのユーザーのSSH秘密鍵ファイルを読み取れるようにするには、DASプロセスを実行しているユーザーを指定します。「ノード・ホスト」オプションがlocalhost-domainに設定されている場合、「ユーザー名」オプションは無視されます。

SSHユーザー認証

このノードのホストへのログイン時にSSHユーザーを認証する方法を指定するドロップダウン・リスト。指定できる認証方法は次のとおりです。

鍵ファイル

SSHユーザーは、SSH秘密鍵ファイルによって認証されます。このオプションを選択する場合は、ファイルの絶対パスを「鍵ファイル」フィールドに指定します。

パスワード

SSHユーザーは、DAS構成に格納されているパスワードによって認証されます。


注意:

このパスワードは、DAS構成にクリア・テキストで格納されています。セキュリティ強化のため、鍵ファイルまたはパスワード・エイリアスを使用してください。

このオプションを選択すると、「SSHユーザー・パスワード」フィールドがアクティブ化され、パスワードを入力できるようになります。

パスワード・エイリアス

SSHユーザーは、パスワード・エイリアスによって認証されます。このオプションを選択する場合は、「パスワード・エイリアス」ドロップダウン・リストからパスワード・エイリアスを選択します。

SSHの設定

「有効」オプションを選択すると、GlassFish Serverによって、ノード・ホストにSSH鍵が設定されます。GlassFish Serverでは、既存の鍵ファイルをDASホストからコピーするか、または必要な場合はファイルのコピー前にファイルを生成することによって、SSH鍵が設定されます。このオプションは、「SSHユーザー認証」オプションが「鍵ファイル」に設定されている場合にのみ使用可能です。

鍵の生成

「有効」オプションを選択すると、GlassFish Serverによって、ファイルをノード・ホストにコピーする前にSSH鍵ファイルが生成されます(ファイルが存在しない場合)。SSH鍵ファイルが存在する場合は、「有効」オプションを選択してもGlassFish Serverによってファイルが生成されることはありません。


注意:

SSH鍵ファイルが存在しない場合は、「有効」オプションを選択する必要があります。そうしないと、変更を保存するときにエラーが発生します。
SSHユーザー・パスワード

このノードのホストへのログイン時にSSHユーザーが使用するパスワード。

パスワード・エイリアス

このドメインに対して定義されているパスワード・エイリアスのドロップダウン・リスト。

公開鍵ファイル

「SSHユーザー名」オプションで指定するユーザーのSSH公開鍵ファイルの絶対パス。公開鍵ファイルの内容は、ノード・ホスト上のユーザーの.ssh/authorized_keysファイルに追加されます。.ssh/authorized_keysファイルがホストに存在していない場合は、GlassFish Serverによってファイルが作成されます。

鍵ファイル

「SSHユーザー名」オプションで指定するユーザーのSSH秘密鍵ファイルの絶対パス。このファイルはノードのホスト上のsshdデーモンに対する認証に使用されます。


注意:

GlassFish Serverでは、パスワード・ファイルのAS_ADMIN_SSHPASSWORDエントリを使用したパスワード認証もサポートされます。パスワード・ファイルは、asadmin(1)ユーティリティの--paswordfileオプションで指定します。

SSH秘密鍵ファイルがパス・フレーズで保護されている場合は、パスワード・ファイルにAS_ADMIN_SSHKEYPASSPHRASEエントリを含める必要があります。

鍵ファイルは、DASから到達可能なパスにあり、DASが読取り可能である必要があります。

デフォルトは、ユーザーの.sshディレクトリにある鍵ファイルです。複数の鍵ファイルが検出された場合は、GlassFish Serverが次の優先順位に従います。

  1. id_rsa

  2. id_dsa

  3. identity

関連タスク

ノードを作成するには

同等のasadminサブコマンド
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