JavaMail セッションを作成する

  1. ナビゲーションツリーで、「リソース」ノードを展開します。
  2. 「リソース」ノードで、「JavaMail セッション」を選択します。

    「JavaMail セッション」ページが開きます。

  3. 「セッション」の表で、「新規」をクリックします。

    「新しい JavaMail セッション」ページが開きます。

  4. 「JNDI 名」フィールドに、メールセッションリソースの一意の名前を入力します。

    JavaMail リソースのネーミングサブコンテキストプレフィックス mail/ を使用することをお勧めします。次に例を示します。 mail/MySession名前に含めることができるのは、英数字、アンダースコア、ダッシュ、またはドットの各文字だけです。

  5. 「メールホスト」フィールドに、デフォルトメールサーバーのホスト名を入力します。

    プロトコル固有のホストプロパティーが提供されていない場合、Store オブジェクトと Transport オブジェクトの接続メソッドはこの値を使用します。この名前は実際のホスト名として解決可能でなければいけません。

  6. 「デフォルトユーザー」フィールドに、メールサーバーへの接続時に渡されるユーザー名を入力します。

    プロトコル固有の username プロパティーが提供されていない場合、Store オブジェクトと Transport オブジェクトの接続メソッドはこの値を使用します。ユーザー名に使用できるのは、英数字、アンダースコア、ダッシュ、またはドットのみです。

  7. 「デフォルトの差出人アドレス」フィールドに、デフォルトユーザーの電子メールアドレスを入力します。

    形式は、username@host.domain です。

  8. 「説明」フィールドに、メールセッションの説明を入力します。
  9. 「状態を有効」チェックボックスを選択し、メールセッションを有効にします。

    デフォルト値は「有効」です。

  10. 「ストアプロトコル」フィールドで、使用するストレージプロトコルサービスを定義します。

    ストレージプロトコルサービスは、メールサーバーに接続してメッセージを取得し、1 つまたは複数のフォルダにメッセージを保存します。指定できるのは、imappop3imaps、および pop3s です。デフォルト値は imap です。

  11. 「ストアプロトコルクラス」フィールドに、ストレージのサービスプロバイダ実装クラスを指定します。

    指定できる値は次のとおりです。

    デフォルト値は com.sun.mail.imap.IMAPStore です。

  12. 「トランスポートプロトコル」フィールドに、トランスポートの通信方法を指定します。

    トランスポートプロトコルサービスはメッセージを送信します。指定できる値は、smtpsmtps です。デフォルトでは、トランスポートプロトコルは smtp です。

  13. 「トランスポートクラス」フィールドに、トランスポートのサービスプロバイダ実装クラスを指定します。

    デフォルト値は com.sun.mail.smtp.SMTPTransport です。

  14. 「デバッグ」チェックボックスを選択して、このメールセッションでプロトコルのトレースなどの追加デバッグ出力を有効にします。

    JavaMail のログレベルを FINE またはそれ以上に設定した場合、デバッグ出力が生成され、システムのログファイルに含まれます。ログレベルの設定の詳細については、ログレベルを設定するを参照してください。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

  15. (省略可能) 「追加プロパティー」の表に、プロトコル固有のホストまたはユーザー名のプロパティーなど、アプリケーションで必要な追加プロパティーを指定します。

    利用可能なプロパティーの一覧については、JavaMail API マニュアル を参照してください。追加プロパティーの名前は mail- で始まり、区切り文字として (ピリオドではなく) ハイフンを使用する必要があります。たとえば、mail-debug は正しい名前ですが、mail.debug は正しくありません。GlassFish サーバー バックエンドが、JavaMail API に応じてハイフンをピリオドに変換します。

    プロパティーを追加するには、「プロパティーを追加」ボタンをクリックします。表示される空白行で、「名前」フィールドにプロパティー名を入力し、「値」フィールドにプロパティー値を入力します。

  16. 利用可能なターゲットの一覧から、メールセッションを設定するターゲット (複数可) を選択し、「追加」をクリックします。

    ターゲットには、クラスタまたはスタンドアロンサーバーインスタンスを選択できます。ターゲットを選択しない場合、セッションはデフォルトのサーバーインスタンス server に設定されます。

  17. 「了解」をクリックします。
参照
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