スレッド・プールは、ネットワーク・リスナーとORBによって使用されます。一般的に、ネットワーク・リスナーはGlassFish Serverのインストール時に作成される2つのスレッド・プールのいずれか一方を使用し、ORBがもう一方を使用します。アプリケーションやハードウェア・システムに適切な設定となるように、これらのデフォルトのスレッド・プールを編集したり、これらの設定でスレッド・プールを作成して使用することができます。
ナビゲーション・ツリーで、「構成」ノードを展開します。
「構成」ノードの下で、「スレッド・プール」ノードを選択します。
「スレッド・プール」ページが開きます。
「スレッド・プール」ページで、「新規」をクリックします。
「新しいスレッド・プール」ページが開きます。
「名前」フィールドに、スレッド・プールの名前を入力します。
「クラス名」フィールドに、スレッド・プールを実装するクラスの完全修飾名を入力します。
デフォルト値はcom.sun.grizzly.http.StatsThreadPool
です。
「最大キュー・サイズ」フィールドに、メッセージの処理にスレッドを使用できるようになるまでに、キューに入れられるメッセージの最大数を入力します。
-1を指定すると、キューのサイズは制限されません。デフォルト値は4096です。
「最大スレッド・プール・サイズ」フィールドに、スレッド・プールに存在できるスレッドの最大数を入力します。
デフォルト値は5です。これはネットワーク・リスナー・スレッド・プールの推奨値です。
「最小スレッド・プール・サイズ」フィールドに、スレッド・プールに存在できるスレッドの最大数を入力します。
スレッド・プールがインスタンス化されるときに、これらのスレッドが作成されます。デフォルト値は2です。
「アイドル・スレッド・タイムアウト」フィールドに、スレッドがプール内にアイドル状態で残ることができる最大時間を秒単位で入力します。
この時間を過ぎると、スレッドはプールから削除されます。デフォルト値は900です。
「OK」をクリックします。