ネットワークリスナーを作成する

始める前に

ネットワークリスナーを作成するときに、同時にネットワークリスナーが使用するプロトコルを作成できます。または、先に作成したプロトコルを使用することもできます。通常、ネットワークリスナーと関連付けられるプロトコルは 1 対 1 の関係になりますが、これは必須ではありません。

  1. ナビゲーションツリーで、「設定」ノードを展開します。
  2. 「設定」ノードの下で、「ネットワーク構成」ノードを展開します。
  3. 「ネットワーク構成」ノードの下で、「ネットワークリスナー」ノードを選択します。

    「ネットワークリスナー」ページが開きます。

  4. 「ネットワークリスナー」ページで「新規」をクリックします。

    「新しいネットワークリスナー」ページが開きます。

  5. 「名前」フィールドに、ネットワークリスナーの名前を入力します。

    ネットワークリスナー名の先頭に数字を使用することはできません。

  6. 「プロトコル」フィールドで、ネットワークリスナーに関連付けるプロトコルを指定します。

    プロトコルは、ネットワークリスナーの作成時にのみ指定できます。関連付けられたプロトコルをあとで変更することはできません。

  7. 「状態を有効」チェックボックスをオンにし、ネットワークリスナーを有効にします。

    このオプションはデフォルトで有効になっています。リスナーが無効の場合は、リスナーに接続しようとするとソケット例外 (java.net.ConnectException) が発生します。

    バージョン 9.1 より前の GlassFish Server では、有効化された属性が false に設定されたリスナーは、送信された要求に対して 404 応答コードを返します。現在のバージョンの GlassFish Server でこの動作を行うには、リスナーのステータスを有効に設定し、関連する各仮想サーバーのステータスをオフに設定します。仮想サーバーは、関連付けられたリスナーを「ネットワークリスナー」ドロップダウンリストに表示します。

  8. 「セキュリティを有効」チェックボックスを選択して、ネットワークリスナーが使用するプロトコルのセキュリティーを有効にします。

    このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

  9. 「JK リスナー」の「有効」チェックボックスを選択して、リスナーが Apache の mod-jk プロトコルをサポートすることを指定します。

    mod-jk プロトコルは、Apache の httpd (Web サーバー) と GlassFish Server のバックエンドインスタンス間で使用される、専用の通信およびネットワークのプロトコルです。リスナーがこのプロトコルをサポートする場合、httpd はすべての静的なコンテンツを処理すると想定され、動的なリソース (サーブレットおよび JSP) の要求は、mod-jk に対応する GlassFish Server のネットワークリスナーに mod-jk プロトコルを使用してルーティングされます。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

  10. 「ポート」フィールドに、ネットワークリスナーが待機するポート番号を入力します。

    適切な値は 1 ~ 65535 です。UNIX システムでは、ポート 1 ~ 1024 で待機するソケットを作成する場合、スーパーユーザーの権限が必要です。

  11. 「アドレス」フィールドに、ネットワークリスナーが待機する IP アドレスを入力します。

    アドレスはドット区切りか IPv6 の表記法で指定します。すべての IP アドレスで待機する場合は、any (INADDR_ANY) を指定できます。ホスト名を指定できます。

  12. 「スレッドプール」ドロップダウンリストから、ネットワークリスナーに関連付けるスレッドプールを選択します。

    通常は、GlassFish Server のインストール時に設定される 2 つのスレッドプールのいずれかを選択します。

  13. 「トランスポート」ドロップダウンリストから、ネットワークリスナーで使用するトランスポートのタイプを選択します。

    デフォルトでは、選択できるのは tcp のみです。

  14. 「了解」をクリックします。

次の手順

ネットワークリスナーのセキュリティーを有効にすると、「SSL」タブを使用して、ネットワークリスナーが使用するプロトコルの SSL 設定を編集できます。

参照

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