トランザクションは、サーバー・クラッシュまたはリソース・マネージャ・クラッシュのいずれかにより不完全になる可能性があります。これらの未完了トランザクションを完了させ、障害をリカバリさせる必要があります。GlassFish Serverは、これらの障害をリカバリし、サーバーの起動時にそのトランザクションを完了するように設計されています。
復元を行っている間に一部のリソースにアクセスできない場合は、トランザクションをリカバリしようとしてサーバーの再起動が遅れている可能性があります。
トランザクションが複数のサーバーにわたっている場合は、トランザクションを開始したサーバーがトランザクションの結果を取得しようとして他のサーバーに問い合せる場合があります。他のサーバーにアクセスできない場合、そのトランザクションは「特殊な結果判別」フィールドを使用してその結果を判別します。
ナビゲーション・ツリーで、「構成」ノードを展開します。
構成するインスタンスを選択します。
特定のインスタンスを構成するには、そのインスタンスの構成ノードを選択します。たとえば、デフォルト・インスタンスserver
の場合は、server-config
ノードを選択します。
すべてのインスタンスのデフォルト値を構成するには、default-config
ノードを選択します。
「トランザクション・サービス」ノードを選択します。
「トランザクション・サービス」ページが開きます。
「トランザクション・サービス」ページの「再起動時」の「有効」チェックボックスを選択して不完全なトランザクションをリカバリできるようにします。
デフォルトで、「有効」チェックボックスは選択されていません。
「再試行タイムアウト」フィールドに、GlassFish Serverが到達不可能なサーバーへの接続を試行する秒数を入力します。
デフォルト値は600(10分)です。
「特殊な結果判別」ドロップダウン・リストから、トランザクションでアクセスできないサーバーに関するポリシーを選択します。
「コミット」を選択する正当な理由がない限り、「特殊な結果判別」は「ロール・バック」のままにしてください(デフォルト)。未確定なトランザクションのコミットは、アプリケーションのデータの整合性を損なう可能性があります。
「保存」をクリックします。
GlassFish Serverを再起動します。