配備済みアプリケーションを再配備する

アプリケーションを再配備すると、新しいバージョンのアプリケーションが配備されますが、アプリケーションが最初に配備されたときの設定やのオプションは保持されます。

始める前に

再配備するアプリケーションがすでに配備されていることを確認してください。

  1. ナビゲーションツリーで、「アプリケーション」ノードを選択します。

    「アプリケーション」ページが開きます。

  2. 「配備されているアプリケーション」の表で、再配備するアプリケーションの行にある「再配備」をクリックします。

    アプリケーション名には、オプションのバージョン ID を含めることができます。このバージョン ID は名前のあとに続き、コロン (:) によって名前との区切りを付けます。モジュールとアプリケーションのバージョンについては、『Oracle GlassFish Server 3.1 Application Deployment Guide』の「Module and Application Versions」を参照してください。

    「アプリケーションまたはモジュールを再配備」ページが開きます。

  3. 再配備するアプリケーションの場所を指定します。
  4. JavaServer Pages (JSP) ファイルをプリコンパイルするには、「JSP をプリコンパイル」チェックボックスを選択します。

    このオプションが無効な場合、JSP ファイルは初めてアクセスされた実行時にコンパイルされます。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

  5. 再配備前に配備記述子を検証するには、「ベリファイアを実行」チェックボックスを選択します。

    このオプションが選択されている場合、検証に失敗すると再配備は実行されません。ベリファイアは、配備記述子の構造とコンテンツを調べます。大きなアプリケーションの検証は時間がかかる可能性があります。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

    更新ツールからベリファイアパッケージがインストールされている必要があり、このパッケージが存在しないと警告が記録され、オプションは無視されます。

  6. アプリケーションクライアントモジュールで Java Web Start アクセスを有効にするには、「Java Web Start」チェックボックスを選択します。

    このオプションは、当初配備される際にその設定に基づいて、デフォルトで有効または無効に設定されます。

  7. Web セッション、SFSB インスタンス、および永続的に作成された EJB タイマーを再配備間で保持するには、「状態の維持」チェックボックスを選択します。

    このオプションは、デフォルトでは無効になっています。このオプションがサポートされるのは、server という名前が付いたデフォルトのサーバーインスタンス上だけです。ほかのターゲットではサポートされず、無視されます。

    再配備までの間に行われるアプリケーションの変更によっては、この機能が正常に動作しなくなることがあります。たとえば、SFSB Bean クラスでインスタンス変数セットを変更することは避けてください。

    Web アプリケーションの場合、この機能を適用できるのは glassfish-web-app.xml ファイルで session-manager 要素の persistence-type 属性が file のときだけです。

    ステートフルセッション Bean インスタンスの場合、高可用性を提供しない持続性タイプはサーバー (「SFSB 持続性のタイプ」オプション) 内で設定し、file (デフォルトで、推奨値) に設定する必要があります。

    アクティブな Web セッション、SFSB インスタンス、または EJB タイマーが保持または復元されないと、再配備が完了したときにこれらすべてを使用できません。ただし、再配備を続けると警告がログに記録されます。

    アクティブな状態データを保持するために、GlassFish サーバー はデータを直列化し、メモリーに保存します。データを復元するために、新たに配備されたアプリケーションのクラスローダーは以前に保存されたデータを直列化復元します。

  8. アプリケーションを対象範囲とするリソースを維持し、それらを再配備中に復元するには、「アプリケーションを対象範囲とするリソースの維持」チェックボックスを選択します。

    このオプションは、デフォルトでは無効になっています。

  9. 「了解 (OK)」をクリックします。
参照
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