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StorageTek Virtual Library Extension 計画ガイド

E51984-01
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A VLE の構成例

この付録では、次の構成例について説明します (すべての例は直接接続で、スイッチはありません)。

"VLE の構成例"では、これらの例に使用されている VLE の GUI 画面を示します。

VLE GUI の構成画面

次のセクションではこの付録の例を構成するために使用される VLE GUI の構成画面について説明します。VLE の GUI の詳細については、『VLE のインストール、構成、および保守ガイド』を参照してください。

「Port Card Configuration」タブ

図 A-1 に、すべての例で使用されている「 Port Card Configuration」タブを示します。デフォルトの Netmask 値を前提とし、「Port’s Host Name」フィールドに任意の値を使用します。各例の表では、「Interface ID」フィールドの値に対応する IP アドレスチェックボックス (Replication、UUI、Remote) の値を示します。

図 A-1 では:

1 - 現在選択されているアグリゲーション。

2 - 上下にドラッグしてペインのサイズを変更します。

3 - オプションの選択リストをドロップダウンします。

4 - アグリゲーションに使用可能なポートインタフェースのプール

5 - 現在選択されているアグリゲーションのインタフェース。

6 - アグリゲーションに不適切な速度の場合、ポートは灰色表示されます。

7 - 矢印ボタンでアグリゲーションの中および外にインタフェースを移動します。

図 A-1 「Port Card Configuration」タブ

図 A-1 については周囲の文で説明しています。

「Create New Route/Destination」ダイアログボックス

図 A-2 および図 A-3"例 3: VLE と VLE 間のコピー"ではこれらのいずれかのダイアログボックスを使用します。

図 A-2 「Create New Route/Destination」ダイアログボックス - リモート VLE

図 A-2 については周囲の文で説明しています。

図 A-3 「Create New Route/Destination」ダイアログボックス - リモート VLE、静的ルート

図 A-3 については周囲の文で説明しています。

1 - 選択によって使用可能な入力フィールドが変わります

例 1: 1 つの VLE に接続された 1 つの VTSS

図 A-4 例 1: 1 つの VLE に接続された 1 つの VTSS

図 A-4 については周囲の文で説明しています。

図 A-4表 A-1 に示すように、この 1 つの VTSS と 1 つの VLE の例では、各 IFF カード上の 2 つのターゲットが VLE の単一のポートに接続されており、ここでは IP アドレスが一致している必要があります。IP アドレスの 3 番目のオクテットは、各 IFF カードと VLE ポートの接続に一意であるため、これらの接続は一意のサブネットを共有することに注意してください。

各 IFF カードで 2 つのターゲットを使用すると、各ターゲットはソケットを表し、同じ IFF カードで移行とリコールを同時に実行できるため、パフォーマンスが最適化されます。2 つのターゲットはパフォーマンスを最適化しますが、同じ VLE ポートに IFF カードあたり 2 つを超えるターゲットを割り当ててもパフォーマンス上のメリットはありません。

表 A-1 例 1 の構成値

IFF カードおよびターゲット

IPIF 値

インタフェース ID

IP アドレス

チェックボックス

データ接続


IFF0

ターゲット 0

0A:0

igb4

192.168.1.1

Replication

IFF0

ターゲット 1

0A:1

IFF1

ターゲット 0

0I:0

igb8

192.168.2.1

IFF1

ターゲット 1

0I:1

IFF2

ターゲット 0

1A:0

igb16

192.168.4.1

IFF2

ターゲット 1

1A:1

IFF3

ターゲット 0

1I:0

igb12

192.168.3.1

IFF3

ターゲット 1

1I:1

UUI 接続




igb1

192.168.6.1

UUI



igb2

192.168.5.1


例 2: 1 つの VLE に接続された 4 つの VTSS

図 A-5 例 2: 1 つの VLE に接続された 4 つの VTSS

図 A-5 については周囲の文で説明しています。

図 A-5表 A-2 に示すように、この 4 つの VTSS と 1 つの VLE の例では、各 IFF ターゲットと VLE ポートの接続 (ここでは IP アドレスが一致している必要がある) は、その一意のサブネット上にあります (サブネットごとに異なる色で示されており、UUI 接続は青で示されています)。

表 A-2 例 2 の構成値

VSM5

IFF カードおよびターゲット

IPIF 値

インタフェース ID

IP アドレス

チェックボックス

データ接続


VTSS1

IFF0

ターゲット 0

0A:0

igb4

192.168.1.1

Replication

IFF1

ターゲット 0

0I:0

igb8

192.168.2.1

IFF2

ターゲット 0

1A:0

igb12

192.168.3.1

IFF3

ターゲット 0

1I:0

igb16

192.168.4.1

VTSS2

IFF0

ターゲット 0

0A:0

igb5

192.168.5.1

IFF1

ターゲット 0

0I:0

igb9

192.168.6.1

IFF2

ターゲット 0

1A:0

igb13

192.168.7.1

IFF3

ターゲット 0

1I:0

igb17

192.168.8.1

VTSS3

IFF0

ターゲット 0

0A:0

igb6

192.168.9.1

IFF1

ターゲット 0

0I:0

igb10

192.168.10.1

IFF2

ターゲット 0

1A:0

igb14

192.168.11.1

IFF3

ターゲット 0

1I:0

igb18

192.168.12.1

VTSS4

IFF0

ターゲット 0

0A:0

igb7

192.168.13.1

IFF1

ターゲット 0

0I:0

igb11

192.168.14.1

IFF2

ターゲット 0

1A:0

igb15

192.168.15.1

IFF3

ターゲット 0

1I:0

igb19

192.168.16.1

UUI 接続





igb1

192.168.17.1

UUI




igb2

192.168.18.1


例 3: VLE と VLE 間のコピー

図 A-6 例 3: VLE と VLE 間のコピー

図 A-6 については周囲の文で説明しています。

図 A-6表 A-3 の例の値に示すように、この 2 つの VTSS と 2 つの VLE 間の VLE と VLE 間のコピーの例では:

  • 各 VTSS は MVS ホスト (1) に接続され、VTSS と VLE 間のコピーのために各 VLE にクロス接続されています (4 は VTSS と VLE 間の TCP/IP 接続で、2 は 1GigE TCP/IP ネットワークです)。

  • VLE は 10 GigE スイッチ (3) を含むネットワーク経由で相互に接続されています。

そのため、各 VTSS は個別の VTV コピーを各 VLE に移行でき、これにより、クラスタ化された VTSS によって提供されるものと同様の冗長性/高可用性ソリューションを提供します。デフォルトの動作は、2 つ目のコピーが VLE と VLE 間の接続を介して作成されるなどです。2 つ目のコピーに VTSS と VLE 間の移行を実行するには、STORCLAS FROMLST パラメータを使用します。詳細については、「VLE 用のホストソフトウェアの構成」を参照してください。

表 A-3 例 3 の構成値

VSM5

IFF カードおよびターゲット

IPIF 値

VLE、インタフェース ID

IP アドレス

チェックボックス

VLE と VTSS 間のデータ接続

Replication

VTSS1

IFF0 ターゲット 0

0A:0

VLE1、igb4

192.168.1.1

IFF1 ターゲット 0

0I:0

VLE1、igb8

192.168.2.1

IFF2 ターゲット 0

1A:0

VLE1、igb12

192.168.3.1

IFF3 ターゲット 0

1I:0

VLE1、igb16

192.168.4.1

IFF0 ターゲット 1

0A:1

VLE2、igb4

192.168.5.1

IFF1 ターゲット 1

0I:1

VLE2、igb8

192.168.6.1

IFF2 ターゲット 1

1A:1

VLE2、igb12

192.168.7.1

IFF3 ターゲット 1

1I:1

VLE2、igb16

192.168.8.1

VSM5

IFF カードおよびターゲット

IPIF 値

VLE、インタフェース ID

IP アドレス

チェックボックス

VLE と VTSS 間のデータ接続


VTSS2

IFF0

ターゲット 0

0A:0

VLE1、igb5

192.168.9.1

Replication

IFF1

ターゲット 0

0I:0

VLE1、igb9

192.168.10.1

IFF2

ターゲット 0

1A:0

VLE1、igb13

192.168.11.1

IFF3

ターゲット 0

1I:0

VLE1、igb17

192.168.12.1

IFF0

ターゲット 1

0A:1

VLE2、igb5

192.168.13.1

IFF1

ターゲット 1

0I:1

VLE2、igb9

192.168.14.1

IFF2

ターゲット 1

1A:1

VLE2、igb13

192.168.15.1

IFF3

ターゲット 1

1I:1

VLE2、igb17

192.168.16.1

VLE と VLE 間のデータ接続





VLE1、ixgbe1

192.168.17.1

Remote




VLE1、ixgbe3

192.168.18.1




VLE2、ixgbe1

192.168.17.2




VLE2、ixgbe3

192.168.18.2

UUI 接続





VLE1、igb1

192.168.19.1

UUI




VLE1、igb2

192.168.20.1




VLE2、igb1

192.168.21.1




VLE2、igb2

192.168.22.1


例 4: 3 ノード VLE に接続されている 1 つの VTSS

図 A-7 例 4: 3 ノード VLE に接続されている 1 つの VTSS

図 A-7 については周囲の文で説明しています。

表 A-4 の例の値に示すように、この 1 つの VTSS と 3 ノード VLE の例では:

  • 10 GigE スイッチ (5) は VLE1 を構成するノード間のデータ交換用に内部ネットワークを提供します (ここで 2 - ノード 1、3 - ノード 2、および 4 - ノード 3)。

  • 冗長性を提供するため、ノード 1 および 3 はともに、メインフレームホストへの VTSS および TCP/IP UUI 接続とデータ交換用の IFF/IP 接続を備えています。

  • ノード 3 はデータリポジトリで、メインフレームホスト (1) または VTSS 接続はありません。

表 A-4 例 4 の構成値

IFF カードおよびターゲット

IPIF 値

VLE ノード、インタフェース ID

IP アドレス

チェックボックス

データ接続

Replication

IFF0

ターゲット 0

0A:0

ノード 1、igb4

192.168.1.1

IFF0

ターゲット 1

0A:1

IFF1

ターゲット 0

0I:0

ノード 1、igb8

192.168.2.1

IFF1

ターゲット 1

0I:1

IFF2

ターゲット 0

1A:0

ノード 3、igb4

192.168.3.1

IFF2

ターゲット 1

1A:1

IFF3

ターゲット 0

1I:0

ノード 3、igb8

192.168.4.1

IFF3

ターゲット 1

1I:1

UUI 接続




ノード 1、igb1

192.168.5.1

UUI



ノード 3、igb2

192.168.6.1