このセクションでは、製品の概要を示し、アプリケーションセキュリティーの一般原則について説明します。
Oracle の Virtual Operator Panel は、テープドライブ管理用のグラフィカルユーザーインタフェースを提供する Java アプリケーションスイートです。顧客およびサービスエンジニアは、Virtual Operator Panel を使用して、構成パラメータの表示、設定、または変更、ステータスの表示やモニター、パフォーマンスの診断、トラブルシューティング、およびサービスタスク (ファームウェアのダウンロードなど) を行います。
すべてのアプリケーションをセキュアに使うために、次の原則が重要になります。
ソフトウェアを最新に維持する
優れたセキュリティー実践の原則の 1 つは、すべてのソフトウェアバージョンとパッチを最新に維持することです。このドキュメント全体を通じて、Oracle Virtual Operator Panel はバージョン 2.0 以降であるものとします。
ネットワークアクセスを制限する
Oracle Virtual Operator Panel アプリケーションを、ファイアウォールの内側の、セキュアなデータセンター環境内に配備します。また、可能な場合には、Oracle Virtual Operator Panel アプリケーションをプライベート LAN 上のサーバーにインストールすることをお薦めします。ファイアウォールにより、これらのシステムへのアクセスは、必要に応じてモニターおよび制限が可能な既知のネットワークルートに確実に制限されます。Oracle Virtual Operator Panel アプリケーションは、パブリックまたはインターネットアクセスを持つようには設計されていません。
最小特権の原則に従う
最小特権の原則は、ユーザーにはその業務を遂行するために必要な最小限の権限だけを与えるべきであるということを示しています。ユーザー権限を定期的に見直して、現在の職務責任に対して妥当であるか見極めてください。
システムアクティビティーをモニターする
システムのセキュリティーは、有効なセキュリティープロトコル、適切なシステム構成、システムモニタリングの 3 つの柱に支えられています。監査レコードを監査して見直すことで、この 3 つ目の要件に対処します。
最新のセキュリティー情報を確認する
Oracle では、ソフトウェアおよびドキュメントを絶えず改善しています。毎年このノートのリビジョンを確認してください。