B.9. 「チャネルプロトコルエンジン」タブ

「チャネルプロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、SGD チャネル処理を調整します。SGD チャネルは、クライアントに関する情報を検出するために使用されます。たとえば、クライアントドライブやオーディオデバイスを検出します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で 「tarantella config list」 コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、「tarantella config edit」 コマンドを使用します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

B.9.1. パケット圧縮

使用法: 圧縮設定のオプションを選択します。

説明

チャネルプロトコルエンジンが、クライアント接続でデータ圧縮を使用するかどうかを指定します。

接続速度が遅い場合にチャネルプロトコルエンジンのデータ圧縮を有効にするには、「接続速度が低いとき」を選択します。

コマンド行

コマンドオプション: --chpe-compression auto | always | never

使用法: 有効な圧縮設定を指定します。

次の例は、クライアント接続が低速な場合にのみデータ圧縮を有効にします。

--chpe-compression auto

B.9.2. パケット圧縮しきい値

使用法: フィールドに圧縮しきい値 (バイト単位) を入力します。

説明

チャネルプロトコルエンジンが圧縮できるネットワークパケットの最小サイズ。

コマンド行

コマンドオプション: --chpe-compressionthreshold bytes

使用法: ここで、bytes は圧縮しきい値の設定 (バイト単位) です。

次の例では、256 バイトの最小パケットサイズが指定されています。この値より小さいネットワークパケットは圧縮されません。

--chpe-compressionthreshold 256

B.9.3. 終了タイムアウト

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

アクティブな接続がない状態で、チャネルプロトコルエンジンプロセスが稼働し続ける期間 (秒)。

コマンド行

コマンドオプション: --chpe-exitafter secs

使用法: ここで、secs は期間 (秒) です。

次の例では、アクティブな接続がない場合、プロトコルエンジンは 60 秒後に終了します。

--chpe-exitafter 60