D.70. tarantella query billing

アレイ、またはアレイのサブセットの一定期間内の課金処理情報を出力します。情報は CSV 形式で区切られた値の形式で出力されます。

構文

tarantella query billing { --full | --sessions | --summary }
                           --start date
                           --days days
                           --end date
                         [ --servers arrayhost... ]

説明

次の表は、このコマンドで使用可能なオプションを示しています。

オプション

説明

--full

すべてのユーザーセッションとアプリケーションセッションに関する詳細情報を表示します。

--sessions

すべてのアプリケーションセッションに関する情報を表示します。

--summary

課金処理情報のサマリーと、アプリケーションセッションの概要を表示します。

--start

表示する課金情報の開始日を指定します。形式は YYYY/MM/DD です (例: 2000/05/01)。

--days

課金情報を表示するための、--start で指定された日付からの日数を指定します。

--end

表示する課金情報の終了日を指定します。形式は YYYY/MM/DD です (「2000/05/02」など)。終了日は排他的です。つまり、たとえば --start 2001/01/19 --end 2001/01/23--start 2001/01/19 --days 4 と同じです。両方とも 19 日、20 日、21 日、22 日のデータを照会するという意味です。

--servers

指定された SGD サーバーの課金情報のみを報告します。ピア DNS 名を使って指定します。--servers を省略すると、アレイ全体にわたる課金情報が報告されます。

課金処理ファイルは、毎日、現地時間の真夜中に書き込まれます。

このコマンドはアレイのプライマリサーバー上で実行する必要があります。

注記

データをログに記録するには、その前に課金サービスを有効にして (「課金サービス」を参照)、アレイ内のすべての SGD サーバーを再起動する必要があります。

次の例では、2000 年 5 月 1 日から 30 日間のアレイ全体の請求情報を表示します。

# tarantella query billing --full \
--start "2000/05/01" --days 30

次の例では、2000 年 1 月 1 日から 30 日間のサーバー prague と paris の請求情報のサマリーを表示します。

# tarantella query billing --summary \
--start "2000/01/01" --days 30 \
-- servers prague.example.com paris.example.com

次の例では、2001 年 1 月 19 日から 2001 年 1 月 22 日までのアレイ全体のすべてのアプリケーションセッションの請求情報を表示し、結果を Sessions.csv というファイルに出力します。

# tarantella query billing --sessions \
--start "2000/01/19" --end "2000/01/23" > sessions.csv