D.57. tarantella passcache list

アプリケーションサーバーのパスワードキャッシュに格納されているエントリを表示します。

構文

tarantella passcache list { [ --person pobj | --anon | --ldap ]
                            [ --resource resource ]
                            [ --resuser resuser ]
                            [ --format text | xml ]
                          } | --file file

説明

次の表は、このコマンドで使用可能なオプションを示しています。

オプション

説明

--person

パスワードキャッシュエントリを表示するユーザープロファイルオブジェクトの名前を指定します。

--anon

匿名ユーザー用のパスワードキャッシュエントリを表示します。

--ldap

サービスオブジェクトのパスワードキャッシュエントリを表示します。

--resource

表示するアプリケーションサーバー、Microsoft Windows ドメイン、またはサービスオブジェクトの名前を指定します。

名前には、次のいずれかを指定できます。

  • アプリケーションサーバーオブジェクト (例: o=appservers/cn=paris)。

  • DNS 名 (".../_dns/paris.example.com" など)。

  • Windows ドメイン (例: .../_wns/indigo.dom)。

  • アレイを意味する「.../_array」。これは、SGD にログインするために使用されるパスワードをキャッシュするときに使用されます。「パスワードキャッシュの使用」を参照してください。

  • サービスオブジェクト名。「サービスオブジェクトの使用」を参照してください。

--resuser

特定のユーザー名のパスワードキャッシュエントリを表示します。

--format

出力形式を指定します。デフォルト設定は text です。

--file

表示するパスワードキャッシュエントリを格納したファイルを指定します。

すべての引数を省略するか、または --format のみを指定した場合は、パスワードキャッシュ内のすべてのエントリが表示されます。

注記

空白を含むオブジェクト名はすべて、引用符で囲むようにしてください ("o=例" など)。

次の例では、SGD ユーザー Indigo Jones 用のパスワードキャッシュ内のエントリを一覧表示します。

$ tarantella passcache list \
--person "o=例/cn=Indigo Jones"

次の例では、パスワードキャッシュに格納されているすべてのエントリを表示します。

$ tarantella passcache list

次の例では、east サービスオブジェクト用のパスワードキャッシュエントリを一覧表示します。

$ tarantella passcache list \
--ldap --resource east