このセクションでは、SGD 4.60 リリース以降に変更された点について説明します。
SGD Client のインストールについて、次の変更が行われました。
自動インストール。デフォルトのインストールディレクトリが変更されました。
変更の詳細は、『Oracle Secure Global Desktop 管理ガイド』の「SGD Client の自動インストール」を参照してください。
手動インストール。共有ファイルシステム向けのサポートを提供するために、管理者は SGD Client をシステム規模の場所にインストールできるようになりました。
SGD は、ユーザーが手動でインストールしたすべての SGD Client の場所について、記録を保持します。
Mac OS X プラットフォームでの手動インストールがサポートされるようになりました。
デフォルトのログファイルの場所が変更されました。Windows プラットフォーム上では、出力はユーザーのアプリケーションデータフォルダに記録されます。UNIX、Linux、および Mac OS X プラットフォームでは、出力は現在システムログの場所に記録されています。
接続方法 (--method
)
属性は、アプリケーションサーバーへのアクセスおよびアプリケーションの起動のために
SGD
サーバーによって使用されるメカニズムを指定します。
デフォルトの接続方法設定が
telnet
から ssh
に変更されました。
rexec
設定は利用できなくなりました。
チューザページの構成を有効にする新しいパラメータがユーザー定義の SGD ブローカに対して導入されました。ユーザー定義の SGD ブローカは、SGD の動的起動機能を使用して、アプリケーションを開始するときにユーザーがアプリケーションサーバーを選択または指定することができます。
新しいパラメータは次のとおりです。
hideAppservers
。アプリケーションサーバーのリストがチューザページに表示されません。
checkAppserver
。ユーザー指定のアプリケーションサーバーの場合、SGD
は、そのアプリケーションサーバーがアプリケーションオブジェクトに割り当てられていることを確認します。そのアプリケーションサーバーがアプリケーションオブジェクトに割り当てられていない場合は、エラーメッセージが表示されます。
Windows
クライアントデバイス上でアプリケーションを実行するためのサポート
(ローカル起動と呼ばれる)
が削除されました。ローカルクライアント起動
(--trylocal
)
属性は、非推奨です。
ウィンドウタイプ
(--displayusing
)
属性についてのローカル X サーバー
(localx
)
設定はサポートされなくなりました。
ローカル X サーバーのチェックのプロファイル設定は使用できません。
Windows 以外のクライアントデバイス用の Client Access License (CAL) は SGD サーバー上のライセンスプールに保管されなくなりました。CAL はクライアントデバイス上の場所に保管されます。
ライセンスプールの管理に使用される tarantella tscal コマンドは、使用できません。
SGD サーバーをアップグレードすると、ライセンスプールに格納されていたすべての CAL が削除されます。Windows 以外のクライアントデバイスは、適切な CAL がクライアントデバイスに格納されるまで、リモートデスクトップセッションホスト によって発行された一時的な CAL を使用できます。
CAL 管理の詳細については、Microsoft リモートデスクトップサービスのドキュメントを参照してください。
このリリースには新しい XPE 実装が導入されたため、次の表示属性はサポートされなくなりました。
RGB データベース
(--xpe-rgbdatabase
)。XPE
は X11
色名の組み込みサポートを提供します。
ユーロ文字
(--euro
)。ユーロ文字がデフォルトでサポートされるようになりました。
キーボードマップ: ロック
(--lockkeymap
)。
キーボードマップ
(--xpe-keymap
)。XKB
拡張がキーボードマップに使用されるようになりました。
キーボードマップ
(--keymap
)。XKB
拡張がキーボードマップに使用されるようになりました。
このリリースで削除された機能のリストについては、「除去された機能」を参照してください。
このリリースでは次のドキュメント変更が実行されました。
セキュリティーガイド。新しいマニュアルの『Oracle Secure Global Desktop セキュリティーガイド』は、管理者が SGD をセキュリティー保護された方法で配備することを支援するために導入されました。
翻訳済みドキュメント。ローカライズされたドキュメントは、次の言語で使用可能になります。
フランス語
日本語
中国語 (簡体字)