「通信」タブの設定は、クライアントデバイス、SGD サーバー、およびアプリケーションサーバー間の接続を制御します。また、アプリケーションセッションの再開機能の動作も制御します。
これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で 「tarantella config list」 コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、「tarantella config edit」 コマンドを使用します。
このタブには、次のセクションが含まれます。
ポート
このセクションには、次の属性が含まれます。
アプリケーションセッション
このセクションには、次の属性が含まれます。
同期
このセクションには、「「リソース同期サービス」」属性が含まれます。
ユーザーセッション
このセクションには、「「ユーザーセッションのアイドルタイムアウト」」属性が含まれます。
使用法: ポート番号をフィールドに入力します。
クライアントデバイスと SGD サーバー間の暗号化しない接続で使用する TCP ポート番号。
標準接続のユーザーからの接続を可能にするには、ファイアウォールでこのポートを開きます。標準接続は、SSL を使用しない接続です。
この属性への変更を有効にするには、アレイ内のすべての SGD サーバーを再起動する必要があります。
デフォルトの TCP ポートは 3144 です。
コマンドオプション: --array-port-unencrypted
tcp-port
使用法: ここで、tcp-port
は、暗号化しない接続で使用するポート番号です。
次の例では、暗号化しない接続に TCP ポート 3144 が使用されます。
--array-port-unencrypted 3144
使用法: ポート番号をフィールドに入力します。
クライアントデバイスと SGD サーバー間の暗号化する接続で使用する TCP ポート番号。
セキュア (SSL ベースの) 接続のユーザーから SGD への接続を可能にするには、ファイアウォールでこのポートを開きます。
この属性への変更を有効にするには、アレイ内のすべての SGD サーバーを再起動する必要があります。
デフォルトの TCP ポートは 5307 です。
コマンドオプション: --array-port-encrypted
tcp-port
使用法: ここで、tcp-port
は、暗号化する接続で使用するポート番号です。
次の例では、暗号化する接続に TCP ポート 5307 が使用されます。
--array-port-encrypted 5307
使用法: 時間を秒単位でフィールドに入力します。
アプリケーションセッションが動作している間に、keepalive メッセージをクライアントデバイスに送信する頻度を決定します。デフォルトの値は 100 秒です。
一部の HTTP プロキシサーバーでは、サーバー上でアクティビティーがない場合に、接続が閉じます。keepalive を使用すれば、接続を開いたままにすることができます。
keepalive メッセージを無効にする場合は、この値を 0
に設定します。
この属性は、クライアントドライブマッピングのために SGD Client と SGD サーバー間の接続を開いたままにする場合にも使用します。
この属性への変更を有効にするには、アレイ内のすべての SGD サーバーを再起動する必要があります。
コマンドオプション: --sessions-aipkeepalive
secs
使用法: ここで、secs
は、keepalive の時間 (単位は秒) です。
次の例は、100 秒ごとに keepalive メッセージがクライアントデバイスに送信されます。
--sessions-aipkeepalive 100
使用法: タイムアウト値を分単位でフィールドに入力します。
ユーザーセッションの動作中に再開できるように構成されているアプリケーションで、SGD への接続が失われた場合に、中断したアプリケーションセッションの再開が保証される時間 (分)。ユーザーがログアウトした場合、アプリケーションセッションは終了します。「「アプリケーションの再開機能」」属性を参照してください。
この時間が経過すると、SGD サーバーはセッションを終了します。
アプリケーションの「「アプリケーションの再開機能: タイムアウト」」属性を使って、この設定を変更できます。
SGD Client が突然終了したり、接続が失われたためにアプリケーションが中止される場合、タイムアウト時間は 20 分延長されます。表7.1「アプリケーションの再開機能のシナリオ」を参照してください。
この属性に対する変更は、すぐに反映されます。
コマンドオプション: --sessions-timeout-session
mins
使用法: ここで、mins
はタイムアウト値 (単位は分) です。
次の例では、アプリケーションセッションは 1440 分間 (24 時間) 再開可能です。
--sessions-timeout-session 1440
使用法: タイムアウト値を分単位でフィールドに入力します。
一般的に再開可能であると構成されているアプリケーションで、ユーザーがログアウトするか、SGD への接続が失われた場合に、中断したアプリケーションセッションの再開が保証される時間 (単位は分)。「「アプリケーションの再開機能」」属性を参照してください。
この時間が経過すると、SGD サーバーはセッションを終了します。
アプリケーションの「「アプリケーションの再開機能: タイムアウト」」属性を使って、この設定を変更できます。
SGD Client が突然終了したり、接続が失われたためにアプリケーションが中止される場合、タイムアウト時間は 20 分延長されます。表7.1「アプリケーションの再開機能のシナリオ」を参照してください。
この属性に対する変更は、すぐに反映されます。
コマンドオプション: --sessions-timeout-always
mins
使用法: ここで、mins
はタイムアウト値 (単位は分) です。
次の例では、アプリケーションセッションは 11500 分間再開可能です。
--sessions-timeout-always 11500
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
アレイのリソース複製を有効にするかどうかを設定します。
有効にした場合、アレイ内の各 SGD サーバーの「「毎日のリソース同期時刻」」によって決められた時間に、同期が開始されます。
リソースの同期はデフォルトで有効に設定されています。
この属性に対する変更は、すぐに反映されます。
コマンドオプション: --array-resourcesync 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、アレイのリソース同期を無効にします。
--array-resourcesync 0
使用法: タイムアウト値を秒単位でフィールドに入力します。
アプリケーションセッションや Webtop のアクティビティーのない状態が指定の期間だけ続くと、ユーザーセッションは自動的に終了します。タイムアウトは、アレイ内のすべての SGD サーバーに適用されます。
ユーザーセッションのアイドルタイムアウトは、デフォルトでは無効になっています。0 に設定すると、この機能はオフになります。
300 秒 (5 分) 未満のアイドルタイムアウトは設定しないでください。
次のデバイスでのアクティビティーはアイドルタイムアウト時間に影響を与えません。
シリアルポート
スマートカード
オーディオ
この属性への変更を有効にするには、アレイ内のすべての SGD サーバーを再起動する必要があります。
コマンドオプション: --webtop-session-idle-timeout
secs
使用法: ここで、secs
は、タイムアウト値 (単位は秒) です。
次の例では、1800 秒 (30 分) 間アクティブでない状態が続くと、ユーザーセッションは自動的に終了します。
--webtop-session-idle-timeout 1800