A.5. 「パフォーマンス」タブ

「パフォーマンス」タブの属性は、次の負荷分散設定に使用します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で 「tarantella config list」 コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、「tarantella config edit」 コマンドを使用します。

属性に対する変更は、すぐに反映されます。

A.5.1. アプリケーションセッションの負荷分散

使用法: オプションを選択します。

説明

アプリケーションの起動時に、アプリケーションセッションをホストするアレイ内の SGD サーバーの選択に使用されるアルゴリズム。言い換えると、ユーザーがアプリケーションを起動したときに、プロトコルエンジンの実行場所の選択に使用する方法。

ユーザーセッションをホストするアレイ内の SGD サーバーを選択する場合は、「ユーザーセッションをホストするサーバー」を選択します。

コマンド行

コマンドオプション: --sessions-loadbalancing-algorithm algorithm

使用法: ここで、algorithm は、アプリケーションセッションで使用する負荷分散アルゴリズムです。

次に示すアルゴリズムを使用できます。

  • ユーザーセッションをホストするサーバー – .../_beans/com.sco.tta.server.loadbalancing.tier2.LocalLoadBalancingPolicy

  • 最小 CPU 使用量 – .../_beans/com.sco.tta.server.loadbalancing.tier2.CpuLoadBalancingPolicy

  • 最少アプリケーションセッション数 – .../_beans/com.sco.tta.server.loadbalancing.tier2.SessionLoadBalancingPolicy

次の例では、アプリケーションセッションのホストに使用するユーザーセッションをホストする SGD サーバーを指定します。

--sessions-loadbalancing-algorithm \
.../_beans/com.sco.tta.server.loadbalancing.tier2.LocalLoadBalancingPolicy

A.5.2. アプリケーションの負荷分散

使用法: オプションを選択します。

説明

アプリケーションの実行にもっとも適したアプリケーションサーバーを選択するために、SGD が使用するデフォルトアルゴリズム。アプリケーションサーバーは、アプリケーションオブジェクトの「ホストしているアプリケーションサーバー」タブで定義されたサーバーから選択されます。

この属性は、アプリケーションオブジェクトの「「アプリケーションの負荷分散」」属性の値が「グローバル設定のオーバーライド」に設定されていない場合にのみ使用されます。

次のいずれかの設定を選択します。

  • 「最大空きメモリー」。もっとも空きメモリーが大きいアプリケーションサーバーを選択します。

  • 「最小 CPU 使用量」。CPU (中央演算処理装置) のアイドル時間がもっとも長いアプリケーションサーバーを選択します。

  • 「最少アプリケーション数」。SGD を通じて実行されるアプリケーションセッションがもっとも少ないアプリケーションサーバーを選択します。これは、デフォルト設定です。

注記

「最大空きメモリー」および「最小 CPU 使用量」のアルゴリズムを使用するには、アプリケーションサーバーに SGD 拡張モジュールをインストールする必要があります。

コマンド行

コマンドオプション: --launch-loadbalancing-algorithm cpu | memory | sessions

使用法: 有効なオプションを指定します。

次の例では、アプリケーションセッションがもっとも少ないアプリケーションサーバーが、アプリケーションの実行に使用されます。

--launch-loadbalancing-algorithm sessions