tarantella object コマンドのバッチスクリプトを実行するか、またはコマンドを対話形式で実行できるようにします。
tarantella object script
このバッチスクリプトは、tarantella object の接頭辞が付いていない標準の tarantella object コマンド (1 行に 1 コマンド) で構成されています。たとえば、tarantella object edit ではなく edit を使用します。
バッチスクリプトでは、コマンドを複数行に分けて指定する場合、バックスラッシュ (\
) を使って行を区切ることができます。シャープ記号 (#
) で始まる行はコメントと見なされ、無視されます。
コマンドの値に二重引用符 (") またはバックスラッシュ (\) 文字を含める必要がある場合は、バックスラッシュでそれらを保護する必要があります。たとえば、--args
オプションの値として「c:\ Program Files」を使用するには、「--args "\"c:\\Program Files\""
」と入力します。
このコマンドは標準入力から読み取ります。たとえば、「here-document」を使用してバッチスクリプトを実行できます。
$ tarantella object script <<EOFcommandsEOF
標準入力が空の場合は、tarantella object コマンドを対話形式で実行できます。
次の例では、組織単位 Sales および Marketing にグループ Applications を追加し、Sales OU の「「割り当て済みアプリケーションを親から継承する」」属性を false に設定します。
$ tarantella object script <<EOF add_link --name "o=例/ou=Sales" "o=例/ou=Marketing" --link "o=例/cn=Applications" edit --name "o=例/ou=Sales" --inherit false EOF