Oracle Solaris プラットフォームでは、pkgadd コマンドを使用して SGD Gateway をインストールします。
Linux プラットフォームでは、rpm コマンドを使用して SGD Gateway をインストールします。
デフォルトでは、SGD Gateway は /opt/SUNWsgdg
ディレクトリにインストールされます。インストールディレクトリは、次のようにして変更できます。
Oracle Solaris プラットフォーム – ソフトウェアのインストール時に、インストールプログラムによってインストールディレクトリの指定が求められます。
Linux プラットフォーム – ソフトウェアのインストール時に rpm コマンドに --prefix
オプションを使用することで、別のインストールディレクトリを選択できます
ホスト上の一時ディレクトリに SGD Gateway パッケージを保存します。
インストールメディアからインストールする場合、パッケージは gateway
ディレクトリにあります。
または、インストールプログラムを SGD Web サーバー https://
からダウンロードします。ここで、server.example.com
server.example.com
は SGD サーバーの名前です。SGD Web サーバーの開始画面が表示されたら、「オラクル Secure Global Desktop のインストール」をクリックします。
パッケージファイルは次のとおりです。
SUNWsgdg-
(x86 プラットフォーム版 Oracle Solaris)
version
.sol-x86.pkg
SUNWsgdg-
(SPARC テクノロジプラットフォーム版 Oracle Solaris)
version
.sol-sparc.pkg
SUNWsgdg-
(Linux プラットフォーム)
version
.i386.rpm
ここで、version
は SGD Gateway のバージョン番号です。
ホストにスーパーユーザー (root) としてログインします。
SGD Gateway をインストールします。
パッケージファイルが圧縮されている場合、インストール前にファイルを解凍する必要があります。
x86 プラットフォーム版 Oracle Solaris にインストールする場合:
# pkgadd -d /tempdir
/SUNWsgdg-version
.sol-x86.pkg
SPARC テクノロジプラットフォーム版 Oracle Solaris にインストールする場合:
# pkgadd -d /tempdir
/SUNWsgdg-version
.sol-sparc.pkg
Oracle Solaris プラットフォームでは、pwd: cannot determine current directory!
というエラーメッセージが表示されてインストールが失敗した場合は、/
ディレクトリに移動して、インストールを再度実行してください。
tempdir
Linux プラットフォームにインストールする場合:
# rpm -Uvh /tempdir
/SUNWsgdg-version
.i386.rpm
SGD Gateway パッケージがパッケージデータベースに登録されていることを確認します。
Oracle Solaris プラットフォームの場合:
# pkginfo -x SUNWsgdg
Linux プラットフォームの場合:
# rpm -qa | grep -i SUNWsgdg
SGD Gateway のセットアッププログラムを実行します。
# /opt/SUNWsgdg/bin/gateway setup
SGD Gateway のセットアッププログラムは次の設定を提示し、ユーザーは、それを受け入れることも変更することもできます。
SGD Gateway ポート設定。SGD Gateway で着信接続に使用されるインタフェースとポートです。デフォルトでは、SGD Gateway はすべてのインタフェースのポート 443 で待機します。
ネットワークエントリポイント。クライアントデバイスが SGD Gateway に接続するために使用するインターネットプロトコル (IP) アドレスまたはドメインネームシステム (DNS) 名、およびポートです。これは、SGD Gateway のアドレスと常に同じであるとは限りません。ネットワークの構成によっては、ロードバランサなどの外部デバイスのアドレスになることがあります。
たとえば、ユーザーが SGD Gateway gateway1.example.com
に直接接続する場合は、ネットワークエントリポイントとして gateway1.example.com:443
を入力します。
ユーザーがロードバランサ lb.example.com
を介して SGD Gateway に接続する場合は、ネットワークエントリポイントとして lb.example.com:443
を入力します。
セキュア接続。SGD Gateway とアレイ内の SGD サーバーとの接続をセキュリティー保護するかどうか。デフォルトでは、SGD Gateway はセキュア接続を使用します。セキュア接続を使用するには、アレイ内の SGD サーバーがセキュアモードで稼働している必要があります。
アレイ内の SGD サーバーに対して暗号化されていない接続を使用することについての詳細は、「SGD アレイに対する非暗号化接続の使用」を参照してください。
これらの設定は、あとで gateway config create コマンドを使用して変更できます。「SGD Gateway のポートと接続を構成する方法」を参照してください。
ソフトウェアをインストールしたあと、SGD Gateway の追加の構成を実行する必要があります。実行する必要のある作業の詳細については、2章SGD Gateway の構成を参照してください。