3.7. SGD の制御

コマンド行から SGD を制御するには、tarantella starttarantella stop、および tarantella restart コマンドを使用します。

SGD サーバー SGD Web サーバーを制御するには、次のコマンドを使用します。

tarantella starttarantella stop、および tarantella restart コマンドのサブコマンドを使用すると、次のように SGD の個々のコンポーネントを制御できます。

tarantella stoptarantella start、および tarantella restart コマンドに使用できるサブコマンドとオプションの詳細は、『オラクル Secure Global Desktop 管理者ガイド (リリース 4.7 用)』を参照してください。

3.7.1. SGD 拡張モジュールの制御

このセクションでは、SGD 拡張モジュールを制御する方法について説明します。

3.7.1.1. Microsoft Windows 対応 SGD 拡張モジュールの制御

Microsoft Windows 対応 SGD 拡張モジュールをインストールすると、負荷分散サービスがただちに開始されます。負荷分散サービスは、Windows ホストがリブートされたときにも自動的に開始されます。

負荷分散サービスを手動で制御する方法

Windows ホスト上の負荷分散サービスの停止と開始を手動で行うには、次の手順を使用します。

  1. 管理者特権を持つユーザーで Windows ホストにログインします。

  2. Windows の「コントロール パネル」で「管理ツール」をクリックします。

  3. 「コンピュータの管理」をクリックします。

  4. ツリーで「サービスとアプリケーション」を展開します。

  5. 「サービス」をクリックします。

  6. 「Tarantella Load Balancing Service」をダブルクリックします。

  7. 「停止」または「開始」をクリックして、サービスを停止または開始します。

3.7.1.2. UNIX および Linux プラットフォーム対応 SGD 拡張モジュールの制御

UNIX および Linux プラットフォーム対応 SGD 拡張モジュールをインストールすると、負荷分散および UNIX オーディオのプロセスがただちに開始されます。クライアントドライブマッピングのプロセスは追加の構成を必要とするため、手動で開始する必要があります。

ホストがリブートされるたびに、拡張モジュールのすべてのプロセスが自動的に開始されます。

UNIX プラットフォームと Linux プラットフォームでは、tem コマンドを使用して拡張モジュールのプロセスを手動で制御できます。tem コマンドは、install-dir/bin ディレクトリにインストールされるスクリプトです。デフォルトでは、install-dir/opt/tta_tem です。このスクリプトは標準 PATH 上に存在しないため、このコマンドを実行するたびにフルパスを指定するか、コマンドを実行する前に /opt/tta_tem/bin ディレクトリに移動する必要があります。あるいは、次の操作を行います。

  • /opt/tta_tem/binPATH に追加します。次に例を示します。

    PATH=$PATH:/opt/tta_tem/bin; export PATH

  • エイリアスを作成します。次に例を示します。

    alias em=/opt/tta_tem/bin/tem

拡張モジュールのプロセスを手動で制御するには、次のコマンドをスーパーユーザー (root) で実行します。

  • tem start – 負荷分散のプロセスを開始します

  • tem stop – 負荷分散のプロセスを停止します

  • tem startcdm – CDM のプロセスを起動します

  • tem stopcdm – CDM のプロセスを停止します

  • tem startaudio – UNIX プラットフォームオーディオのプロセスを開始します

  • tem stopaudio – UNIX プラットフォームオーディオのプロセスを停止します

拡張モジュールの各種モジュールのステータスを表示するには、tem status コマンドを使用します。