「X プロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、グラフィカルエミュレータプロセスを調整します。
これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で 「tarantella config list」 コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、「tarantella config edit」 コマンドを使用します。
属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。
使用法: フィールドに数値を入力します。
想定するデフォルトのモニター解像度 (dpi)。
アプリケーションの「「モニターの解像度」」属性を使って、この値をオーバーライドできます。
コマンドオプション: --xpe-monitorresolution
dpi
使用法: ここで、dpi
はモニターの解像度 (dpi) です。
次の例は、96 dpi のモニター解像度を指定します。
--xpe-monitorresolution 96
使用法: フィールドにフォントディレクトリのパス名を入力します。
X プロトコルエンジンで使うフォントを格納した SGD ホスト上のディレクトリ。
フォントパスは検索順に記載されています。
%%INSTALLDIR%%
を使って、SGD のインストールディレクトリを表します。
フォントサーバーを記述できます (たとえば、tcp/boston:7000
)。
コマンドオプション: --xpe-fontpath
fontpath
使用法: ここで、fontpath
はフォントディレクトリのリストです。フォントパスの各ディレクトリをコンマ (,
) で区切ります。
次の例は、X プロトコルエンジンで使用されるフォントディレクトリのリストを指定します。
--xpe-fontpath %%INSTALLDIR%%/etc/fonts/misc,\ %%INSTALLDIR%%/etc/fonts/TTF,%%INSTALLDIR%%/etc/fonts/Type1
使用法: フィールドに水平および垂直のディスプレイのサイズ (ピクセル数) を入力します。
このサーバーに接続するクライアントデバイス用として受け付ける水平ディスプレイ解像度の最大値と垂直ディスプレイ解像度の最大値。
これらの属性を使用して、次のものに対して最大のディスプレイサイズを構成します。
「ウィンドウタイプ」が「クライアントウィンドウ管理」に設定されているアプリケーション。「ウィンドウタイプ」を参照してください。
RANDR を使用するように構成されているアプリケーション。「ウィンドウのサイズ: RandR 拡張機能」を参照してください。
クリッピングの問題を回避するには、これらの属性をサポートされる最大限のディスプレイ解像度に設定します。
コマンドオプション: --xpe-cwm-maxwidth
pixels
コマンドオプション: --xpe-cwm-maxheight
pixels
使用法: ここで、pixels
は最大表示幅または最大表示高の値です。
次の例は、ディスプレイの最大サイズを 1280 x 960 ピクセルに設定します。
--xpe-cwm-maxwidth 1280 --xpe-cwm-maxheight 960
使用法: フィールドに数値を入力します。
X アプリケーションが接続するまで X プロトコルエンジンが待機する期間 (秒)。
コマンドオプション: --xpe-sessionstarttimeout
seconds
使用法: ここで、seconds
はタイムアウト値 (秒) です。
次の例は、X セッションを開始するときの 60 秒のタイムアウト値を指定します。
--xpe-sessionstarttimeout 60
使用法: フィールドに数値を入力します。
各 X プロトコルエンジンが処理するエミュレータセッションの最大数。
需要を満たすために、さらに多くの X プロトコルエンジンが起動されます。
コマンドオプション: --xpe-maxsessions
num
使用法: ここで、num
はアプリケーションセッションの最大数です。
次の例は、セッションの最大数を、X プロトコルエンジンあたり 20 に設定します。
--xpe-maxsessions 20