「Resilience」タブの属性は、アレイ回復の設定に使用されますアレイ回復は、アレイのプライマリ SGD サーバーが使用不可能になった場合に使用されます。
これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で 「tarantella config list」 コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、「tarantella config edit」 コマンドを使用します。
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
アレイのアレイフェイルオーバーを有効にするかどうかを設定します。デフォルトでは、アレイフェイルオーバーは無効になっています。
この属性に対する変更は、すぐに反映されます。
コマンドオプション: --array-failoverenabled 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、SGD アレイのアレイフェイルオーバーを有効にします。
--array-failoverenabled 1
使用法: 時間を秒単位でフィールドに入力します。
アレイの監視に使用される操作間の時間の長さ (秒)。デフォルトの値は 60 秒です。
この属性は、アレイフェイルオーバーが開始されるまでの期間を決定するために、「「監視の試行回数」」属性と組み合わせて使用されます。
この属性に対する変更は、すぐに反映されます。
コマンドオプション: --array-monitortime
secs
使用法: ここで、secs
は、アレイ監視間隔 (単位は秒) です。
次の例では、アレイ監視間隔を 30 秒に設定します。
--array-monitortime 30
使用法: フィールドに数値を入力します。
アレイフェイルオーバーが開始されるまでにアレイ監視操作が連続で何回失敗する必要があるかを指定します。デフォルト値は 10 です。
この属性は、アレイフェイルオーバーが開始されるまでの期間を決定するために、「「監視の間隔」」属性と組み合わせて使用されます。
この属性に対する変更は、すぐに反映されます。
コマンドオプション: --array-maxmonitors
num
使用法: ここで、num
は、アレイ監視の最大試行回数です。
次の例は、アレイ監視の最大試行回数を 5 に設定します。
--array-maxmonitors 5
使用法: 時間を秒単位でフィールドに入力します。
アレイフェイルオーバーが開始されると、バックアッププライマリリストから新しいプライマリサーバーが選択されます。この属性は、新しいプライマリサーバーへの接続を試みる間隔 (秒数) を設定します。デフォルトの値は 60 秒です。
この属性は、「「プライマリ検索の試行回数」」属性と組み合わせて使用され、新しいプライマリサーバーに接続するタイムアウト期間を決定します。このタイムアウト期間後に接続操作が失敗した場合は、バックアッププリマリリストの次のサーバーが使用されます。
この属性に対する変更は、すぐに反映されます。
コマンドオプション: --array-resubmitfindprimarywait
secs
使用法: ここで、secs
は、プライマリ検索間隔 (単位は秒) です。
次の例では、プライマリ検索間隔を 30 秒に設定します。
--array-resubmitfindprimarywait 30
使用法: フィールドに数値を入力します。
アレイフェイルオーバーが開始されると、バックアッププライマリリストから新しいプライマリサーバーが選択されます。この属性は、新しいプライマリサーバーへの接続を試みる最大回数を設定します。デフォルト値は 3 です。
この属性は、「「プライマリ検索の間隔」」属性と組み合わせて使用され、新しいプライマリサーバーに接続するタイムアウト期間を決定します。このタイムアウト期間後に接続操作が失敗した場合は、バックアッププリマリリストの次のサーバーが使用されます。
この属性に対する変更は、すぐに反映されます。
コマンドオプション: --array-resubmitfindprimarymax
num
使用法: ここで、num
は、プライマリ検索の最大試行回数です。
次の例では、プライマリ検索の最大試行回数を 5 に設定します。
--array-resubmitfindprimarymax 5
使用法: オプションを選択します。
アレイフェイルーオーバー後に元のプライマリサーバーが使用できるようになったときにどうするかを決定します。
オプションは次のとおりです。
「元のプライマリサーバーを復元する」 – 元のプライマリサーバーおよび接続されているすべてのセカンダリサーバーが、アレイに再連結されます。元のアレイ配列が自動的に復元されます。これは、デフォルト設定です。
「元のアレイを復元しない」 – 元のプライマリサーバーおよび接続されているすべてのセカンダリサーバーが、アレイに再連結されません。元のプライマリサーバーおよび接続されているすべてのセカンダリサーバーが、フェイルオーバー段階中に形成されたアレイのままになります。
「新しいプライマリサーバーでアレイを復元する」 – 元のプライマリサーバーおよび接続されているすべてのセカンダリサーバーが、セカンダリサーバーとしてアレイに再連結されます。このオプションを使用するには、フェイルオーバー後にすべてのセカンダリが同じアレイ内にある必要があります。同じアレイ内にない場合、復元操作が失敗し、アレイは復元されません。
コマンドオプション: --array-primaryreturnaction accept | ignore | acceptsecondary
使用法: プライマリの復元操作の設定を指定します。
次の例では、アレイフェイルオーバー後、元のプライマリサーバーも接続されているどのセカンダリサーバーも、アレイに再連結されないように指定します。
--array-primaryreturnaction ignore
使用法: 「バックアッププライマリ」テーブルを使用してバックアッププライマリリストを管理します。「新規作成」ボタンと「削除」ボタンを使用して、「Backup Primaries」テーブルに対してサーバーを追加したり削除したりします。「上に移動」および「下に移動」ボタンを使って、サーバーの順序を変更します。テーブルを更新するには、「再読み込み」ボタンを使用します。
バックアッププライマリリストは、アレイフェイルオーバー中にプライマリサーバーに昇格可能なセカンダリサーバーのリストです。アレイを構築すると、バックアッププライマリリストが自動的に作成されます。セカンダリサーバーをアレイに追加すると、リストの末尾にエントリが追加されます。あるセカンダリサーバーをアレイから削除すると、そのサーバーのエントリがリストから削除されます。
バックアッププライマリリスト内のエントリが優先順位に基づいていて、優先順位がもっとも高いセカンダリサーバーがリストの一番上にあることを確認してください。
「新規作成」ボタンをクリックすると、バックアッププライマリリストにないアレイ内のセカンダリサーバーのリストである、「Available Secondaries」テーブルが表示されます。「Available Secondaries」テーブル内のセカンダリサーバーをバックアッププライマリリストに追加するには、サーバーを選択し、「追加」をクリックします。
コマンド行では、tarantella array コマンドを使用してバックアッププライマリリストを管理します。「tarantella array」を参照してください。