ここでは、4.71 リリースのドキュメントに関する既知の問題の一覧を示します。
レガシー VDI ブローカは、SGD がローカルの Oracle VDI 3.2 インストールからデスクトップをリクエストすることを可能にする仮想サービスブローカです。
SGD 4.71 リリースは Oracle VDI バージョン 3.2 をサポートしないため、発行済みのドキュメントに含まれるレガシー VDI ブローカについての説明および構成手順はこのリリースの SGD に適用されません。
発行済みのドキュメントには、セキュアモードのインストールで SGD サーバーのファイアウォール転送が無効になることが明記されていません。
『Oracle Secure Global Desktop インストールガイド』の「SGD のメインコンポーネントのインストール」の注記は、次のようになるべきです。
「セキュアモードでインストールするとき、インストールプログラムは tarantella security enable コマンドを使用して、セキュア接続を自動的に構成および有効化します。ファイアウォール転送が無効になっているため、SGD サーバーを SGD Gateway とともに使用できます。
このコマンドを使用して SSL 証明書をインストールし、セキュア接続を有効にするか、または SGD サーバーのファイアウォール転送を有効にする方法の詳細は、『Oracle Secure Global Desktop 管理ガイド』を参照してください。」
『Oracle Secure Global Desktop 管理ガイド』の「Windows アプリケーションが閉じない」のトピックでは、Windows レジストリキー用に定められたパスが正しくありません。
正しいパスは次のとおりです。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Oracle\Enhancement Module
for Windows
64 ビットの Windows プラットフォームでは、パスは次のとおりです。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\Oracle\Enhancement
Module for Windows
次の SGD Client コマンド行引数が、『Oracle Secure Global Desktop 管理ガイド』の「Web サービス開発者用オプション」の表から欠落しています。
引数 | 説明 |
---|---|
| SGD Client, を起動するときに、SGD Client と SGD サーバーバージョンに互換性があるかチェックしません。 |
『Oracle Secure Global Desktop 管理ガイド』の第 1 章の「ブラウザと Java Plug-in ソフトウェアのセキュリティー警告」セクションには、セキュリティー警告が表示されたときに一部のバージョンの Java Plug-in ソフトウェアのデフォルトの Java セキュリティーレベルが及ぼす影響に関する情報が含まれていません。
このセクションの情報は次のようになるべきです。
「ブラウザで Java テクノロジが有効になっている場合は、Java Plug-in ソフトウェアによって Web サーバーの SSL 証明書に関する警告が表示されることもあります。これは Java コントロールパネルの構成によります。一部のバージョンの Java Plug-in ソフトウェアでは、デフォルトの Java セキュリティーレベル構成が、信頼できない証明書が使用されたときにセキュリティー警告が必ず表示されることを意味することに注意してください。」
『Oracle Secure Global Desktop 管理ガイド』の第 7 章の Administration Console 構成設定のセクションには、Administration Console の Web アプリケーションで使用される配備記述子用のパスが間違って記載されています。
配備記述子ファイル用のパスは次のようになるべきです。
/opt/tarantella/webserver/tomcat/tomcat-version
/webapps/sgdadmin/WEB-INF/web.xml