コマンド行から SGD を制御するには、tarantella start、tarantella stop、および tarantella restart コマンドを使用します。
SGD サーバーと SGD Web サーバーを制御するには、次のコマンドを使用します。
tarantella start – SGD Web サーバーと SGD サーバーを起動します
tarantella stop – SGD Web サーバーと SGD サーバーを停止します
tarantella restart – SGD Web サーバーと SGD サーバーをいったん停止してから再起動します
tarantella start、tarantella stop、および tarantella restart コマンドのサブコマンドを使用すると、次のように SGD の個々のコンポーネントを制御できます。
sgd サブコマンドは、SGD サーバーを制御します。次の例では、ホスト上で、印刷サービスを含む SGD サービスを起動します。
# tarantella start sgd
webserver サブコマンドは、SGD Web サーバーを制御します。次の例では、SGD Web サーバーをいったん停止してから再起動します。
# tarantella restart webserver
tarantella stop、tarantella start、および tarantella restart コマンドに使用できるサブコマンドとオプションの詳細は、『オラクル Secure Global Desktop 管理者ガイド (リリース 4.7 用)』を参照してください。
このセクションでは、SGD 拡張モジュールを制御する方法について説明します。
Microsoft Windows 対応 SGD 拡張モジュールをインストールすると、負荷分散サービスがただちに開始されます。負荷分散サービスは、Windows ホストがリブートされたときにも自動的に開始されます。
Windows ホスト上の負荷分散サービスの停止と開始を手動で行うには、次の手順を使用します。
管理者特権を持つユーザーで Windows ホストにログインします。
Windows の「コントロール パネル」で「管理ツール」をクリックします。
「コンピュータの管理」をクリックします。
ツリーで「サービスとアプリケーション」を展開します。
「サービス」をクリックします。
「Tarantella Load Balancing Service」をダブルクリックします。
「停止」または「開始」をクリックして、サービスを停止または開始します。
UNIX および Linux プラットフォーム対応 SGD 拡張モジュールをインストールすると、負荷分散および UNIX オーディオのプロセスがただちに開始されます。クライアントドライブマッピングのプロセスは追加の構成を必要とするため、手動で開始する必要があります。
ホストがリブートされるたびに、拡張モジュールのすべてのプロセスが自動的に開始されます。
UNIX プラットフォームと Linux プラットフォームでは、tem コマンドを使用して拡張モジュールのプロセスを手動で制御できます。tem コマンドは、
ディレクトリにインストールされるスクリプトです。デフォルトでは、install-dir
/bininstall-dir
は /opt/tta_tem
です。このスクリプトは標準 PATH
上に存在しないため、このコマンドを実行するたびにフルパスを指定するか、コマンドを実行する前に /opt/tta_tem/bin
ディレクトリに移動する必要があります。あるいは、次の操作を行います。
/opt/tta_tem/bin
を PATH
に追加します。次に例を示します。
PATH=$PATH:/opt/tta_tem/bin; export PATH
エイリアスを作成します。次に例を示します。
alias em=/opt/tta_tem/bin/tem
拡張モジュールのプロセスを手動で制御するには、次のコマンドをスーパーユーザー (root) で実行します。
tem start – 負荷分散のプロセスを開始します
tem stop – 負荷分散のプロセスを停止します
tem startcdm – CDM のプロセスを起動します
tem stopcdm – CDM のプロセスを停止します
tem startaudio – UNIX プラットフォームオーディオのプロセスを開始します
tem stopaudio – UNIX プラットフォームオーディオのプロセスを停止します
拡張モジュールの各種モジュールのステータスを表示するには、tem status コマンドを使用します。