A.9. 「監視」タブ

「監視」タブの設定は、システムメッセージログフィルタの設定や、課金サービスの有効化で使用されます。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で 「tarantella config list」 コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、「tarantella config edit」 コマンドを使用します。

A.9.1. ログフィルタ

使用法: フィルタ定義をフィールドに入力します。新規エントリを追加するには、リターンキーを押します。

説明

この属性は、ログに記録する診断メッセージ、およびログメッセージの出力先のファイルまたはハンドラを指定します。

この属性には複数の値を指定できます。各ログフィルタの形式は

component/subcomponent/severity:destination

複数のコンポーネント、サブコンポーネント、および重要度に一致させるには、ワイルドカード「*」を使用します。

有効な出力先は、ファイル名またはプラグインログハンドラの名前です。

ファイル名に、プレースホルダ %%PID%% を使用できます。%%PID%% には、プロセス ID が代入されます。

この属性に対する変更は、すぐに反映されます。

コマンド行

コマンドオプション: --array-logfilter filter...

使用法: ここで、filter... は、ログフィルタ定義のリストです。各 filter 定義は、空白文字で区切ります。フィルタにワイルドカード「*」 を使用する場合は、シェルによって展開されないよう、フィルタを引用符で囲みます。

次の例では、SGD サーバーの警告とエラーメッセージをすべて .log ファイルに格納するログフィルタを指定します。

--array-logfilter */*/*error:jserver%%PID%%_error.log

A.9.2. 課金サービス

使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。

説明

アレイで請求処理サービスを使用可能にするかどうかを設定します。

このサービスは、アレイ内の SGD サーバーのディスク容量を大量に使用する場合があります。

有効にすると、tarantella query billing コマンドを使用して課金ログを分析できます。

課金サービスを開始するには、SGD サーバーを再起動する必要があります。

コマンド行

コマンドオプション: --array-billingservices 1 | 0

使用法: 1 (true) または 0 (false) を指定します。

次の例では、アレイの課金サービスを無効にします。

--array-billingservices 0