D.13. tarantella cache

ディレクトリサービスデータのキャッシュを変更します。

構文

tarantella cache
[ --flush ldapgroups|ldapconn|ldapconn-lookups|krb5config|all ]
[ --refresh ldapgroups ]
[ --populate ldapgroups ]

説明

このコマンドは、次で使用されるディレクトリサービスデータのキャッシュを変更します。

次の表は、このコマンドで使用可能なオプションを示しています。

オプション

説明

--flush

キャッシュをフラッシュします。

--refresh

キャッシュのデータを更新します。

--populate

キャッシュにデータを追加します。

次の表に、コマンドオプションで使用可能な設定を示します。

設定

説明

ldapgroups

LDAP グループデータ。

LDAP 割り当てで使用されます。

ldapconn

LDAP 接続。

すべての LDAP 接続をリセットするための使用されます。

ldapconn-lookups

LDAP 検索データ。

LDAP 割り当てで使用されます。

krb5config

Kerberos の設定。

SGD サーバーを再起動せずに Kerberos の設定を更新するために使用されます。

Active Directory 認証でのみ使用されます。

all

すべての LDAP データをフラッシュします。

--populate オプションによって、キャッシュに LDAP グループおよび LDAP グループメンバーシップ情報が追加されます。SGD は、ローカルリポジトリ内で、LDAP グループが割り当てられているオブジェクトを検索し、その LDAP グループをキャッシュに追加します。SGD は次に、各 LDAP グループのメンバーシップのディレクトリに対してクエリーを実行し、ユーザーのリストをキャッシュに追加します。

--refresh オプションによって、キャッシュが LDAP グループの現在のメンバーシップで更新されます。SGD は、その LDAP グループのキャッシュを検索します。SGD は次に、各 LDAP グループのメンバーシップのディレクトリに対してクエリーを実行し、ユーザーのリストをキャッシュに追加します。

次の例では、すべての LDAP データのキャッシュをフラッシュします。

$ tarantella cache --flush all