このセクションでは、SGD オブジェクトで使用可能な属性について説明します。
属性ごとに、Administration Console での使用方法を示します。対応するコマンド行が存在する場合は、その情報についても提供します。
使用法: ドメインネームシステム (DNS) 名または IP アドレスをフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、アプリケーションサーバーオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションサーバーのネットワークアドレスを指定します。
DNS 名を使用するのが最良の方法です。
新しいアプリケーションサーバーオブジェクトを作成するとき、「アドレス」フィールドには「名前」の設定が自動的に入力されます。
「テスト」ボタンを使用すると、DNS 名または IP アドレスが有効なネットワークアドレスかどうかを検証できます。「テスト」ボタンを使用可能にするには、まず、「一般」タブに加えた変更を保存する必要があります。
コマンドオプション: --address
address
使用法: ここで、address
は DNS 名 (推奨) または IP アドレスです。
次の例では、アプリケーションサーバーのアドレスを naples.example.com
と指定します。
--address naples.example.com
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、X アプリケーションオブジェクトです。
SSH が接続方法として使用され、X11 転送が構成されていないか機能していないときに、SGD が標準の X11 接続を使用して X アプリケーションを表示できるかどうかを定義します。
コマンドオプション: --allowsshdowngrade true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、X11 転送が使用できない場合や動作しない場合に、SGD が X11 接続の使用を試みることができるように指定します。
--allowsshdowngrade true
使用法: テキスト文字列をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
アプリケーションサーバーからエミュレータに照会が送られた場合に返すメッセージを定義します。
この属性が適用されるのは、VT420 文字型アプリケーションと Wyse 60 文字型アプリケーションに限られます。
コマンドオプション: --answermsg
message
使用法: ここで、message
は、使用するテキスト文字列です。
次の例では、テキスト「My message」をアプリケーションサーバーからの照会に対する応答として返します。
--answermsg "My message"
使用法: アプリケーションのフルパス名をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
この属性は、ユーザーが Webtop 上でアプリケーションのリンクをクリックしたときに起動されるアプリケーションを指定します。
このパス名は、アプリケーションを実行できるすべてのアプリケーションサーバー上で同一でなければなりません。
コマンド行引数には、「「コマンドの引数」」属性を使用します。
X アプリケーションの場合、「「ウィンドウマネージャー」」属性を使って、アプリケーション用のウィンドウマネージャーを起動します。
Windows アプリケーションの場合、サブディレクトリ間のセパレータとして、バックスラッシュ (\) またはスラッシュ (/) を使用できます。コマンド行でバックスラッシュを指定する場合、エスケープシーケンス (\) を使用する必要があります。
Windows アプリケーションの場合、このフィールドを空白のままにすると、特定のアプリケーションの代わりに完全な Microsoft Windows セッションが起動します。
コマンドオプション: --app
pathname
使用法: ここで、pathname
は、アプリケーションのフルパス名です。パス名に空白文字が含まれている場合は、引用符 (") か (') で囲む必要があります。
次の例では、UNIX プラットフォームの X アプリケーションを指定しています。
--app /usr/local/bin/xfinance
次の例では、Windows アプリケーションを指定しています。
--app "c:/Program Files/例/cash.exe"
使用法: 「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスを選択してから、オプションを選択します。「グローバル設定」タブで定義されたグローバル設定を使用するには、「グローバル設定の上書き」ボックスの選択を解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
この設定により、アプリケーションを起動する際、アプリケーションを実行するアプリケーションサーバーを選択するために、SGD が使用するアルゴリズムが決まります。アプリケーションサーバーは、アプリケーションオブジェクトの「「ホストしているアプリケーションサーバー」タブ」 で定義されたサーバーから選択されます。
この属性のデフォルト設定では、「グローバル設定」 → 「パフォーマンス」タブで定義された設定が使用されます。「グローバル設定の上書き」チェックボックスを選択してから、オプションを選択することで、これを上書きできます。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
グローバル設定の上書き (選択解除) |
| 「グローバル設定」 → 「パフォーマンス」タブで定義されたデフォルトのアルゴリズムを使用します。 |
最大空きメモリー |
| もっとも空きメモリーが大きいアプリケーションサーバーを選択します。 |
最小 CPU 使用量 |
| CPU (中央演算処理装置) のアイドル時間がもっとも長いアプリケーションサーバーを選択します。 |
最少アプリケーション数 |
| SGD を通じて実行されるアプリケーションセッションがもっとも少ないアプリケーションサーバーを選択します。 |
「最小 CPU 使用量」および「最大空きメモリー」のアルゴリズムを使用するには、アプリケーションサーバーに SGD 拡張モジュールをインストールする必要があります。
コマンドオプション: --loadbal default | cpu | memory | sessions
使用法: 設定を指定します。
次の例では、アプリケーション実行用の空きメモリーがもっとも多いアプリケーションサーバーを使用します。
--loadbal memory
使用法: オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、ユーザーがアプリケーションを再開できる時間を決定します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
使用しない |
| アプリケーションを再開することはできません。 ユーザーによる終了メカニズムがないアプリケーションで使用します。たとえば、時計のアプリケーションなどです。 |
ユーザーセッション中 |
| アプリケーションは稼働し続け、ユーザーが SGD からログアウトするまで再開可能です。 たとえば、Web ブラウザを閉じた場合やログアウトすることなく SGD Client を停止した場合など、ユーザーが SGD から明示的にログアウトしなかった場合、ユーザーセッションが再開可能に設定されているアプリケーションは、一定の時間稼働し続けます。「アプリケーションの再開機能: タイムアウト」を参照してください。 これは、デフォルト設定です。 |
一般 |
| アプリケーションは、ユーザーが SGD からログアウトしたあとも、一定時間稼働し続け (「アプリケーションの再開機能: タイムアウト」を参照)、次回にログインしたときに再開できます。 制御された方法で終了する必要があるアプリケーションで使用します。たとえば、終了する前にロックファイルを削除する必要がある電子メールアプリケーションなどです。 |
「ローカル X サーバー」が「「ウィンドウタイプ」」に設定されている X アプリケーションは、「アプリケーションの再開機能」属性の値に関係なく、再開できません。
アプリケーションが再開可能かどうか調べるには、Webtop 上のリンクにマウスポインタを移動して、表示されるポップアップウィンドウを確認します。
Webtop には、個々のアプリケーションセッションを中断、再開するためのコントロールがあります。
コマンドオプション: --resumable never | session | always
使用法: 再開機能のいずれかの有効な設定値を指定します。
次の例では、アプリケーションは決して再開されません。
--resumable never
次の例では、アプリケーションは、ユーザーが SGD からログアウトするまで再開可能です。
--resumable session
使用法: アプリケーションを再開可能にする時間を、分単位でフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性を使うと、SGD サーバー上のリソースをできる限り効率的に使用できます。この属性は「「アプリケーションの再開機能」」属性と一緒に使用され、中断中のアプリケーションセッションを SGD サーバーが終了できる時点を定義します。
アプリケーションの再開機能の設定 | 再開機能の動作 |
---|---|
使用しない | 無視されます。 |
ユーザーセッション中 | ユーザーが SGD からログアウトした場合、アプリケーションセッションは終了します。 SGD Client 接続が失われた場合は、タイマーの計時が始まります。タイマーがこのタイムアウトの値に達すると、SGD サーバーはアプリケーションセッションを終了します。 SGD Client が突然終了したり、接続が失われたりしたためにアプリケーションが中止される場合、タイムアウト時間は 20 分延長されます。表7.1「アプリケーションの再開機能のシナリオ」を参照してください。 |
一般 | ログアウトを含め、ユーザーが何らかの方法で SGD サーバーとの接続を解除した時点、または SGD Client 接続が失われた時点で、タイマーの計時が始まります。タイマーがこのタイムアウトの値に達すると、SGD サーバーはアプリケーションセッションを終了します。 SGD Client が突然終了したり、接続が失われたりしたためにアプリケーションが中止される場合、タイムアウト時間は 20 分延長されます。表7.1「アプリケーションの再開機能のシナリオ」を参照してください。 |
この属性を空白のままにしておくと、「アプリケーションの再開機能」属性のデフォルトのタイムアウトが使用されます。Administration Console の「グローバル設定」 → 「通信」タブで、デフォルトのタイムアウトを構成できます。
コマンドオプション: --resumetimeout
mins
使用法: ここで、mins
は、アプリケーションを再開可能にする時間 (分単位) です。
次の例では、アプリケーションの再開できる時間を少なくとも 30 分間に設定します。このタイムアウト時間は、「ユーザーセッション中」に再開できるよう設定されているアプリケーションに適しています。
--resumetimeout 30
使用法: 「アプリケーションセッション」タブ内のボタンを使用して、アプリケーションセッションを表示したり管理したりします。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
ユーザープロファイル
アプリケーションサーバー
動的アプリケーション
このタブには、選択したオブジェクトの実行中および中断中のアプリケーションセッションのリストが表示されます。ユーザーにとって、アプリケーションセッションは、アプリケーションサーバー上で実行中のアプリケーションを意味します。
アプリケーションセッションに関するさらに詳細な情報を表示するには、「アプリケーションセッションリスト」テーブル内のアプリケーションセッションのチェックボックスを選択し、「詳細の表示」ボタンをクリックします。
アプリケーションセッションを終了するには、「アプリケーションセッションリスト」テーブル内のアプリケーションセッションのチェックボックスを選択し、「終了」ボタンをクリックします。
アプリケーションセッションをシャドウイングするには、「アプリケーションセッションリスト」テーブル内のアプリケーションセッションのチェックボックスを選択し、「シャドウイング」ボタンをクリックします。中断しているアプリケーションや文字型アプリケーションをシャドウイングすることはできません。
一部の国では、ユーザーに通知せずにシャドウイングすることが法律で禁じられています。その法律に従う義務があります。
「再読み込み」ボタンをクリックすると、「アプリケーションセッションリスト」テーブルが更新されます。
「検索」オプションを使用すると、「アプリケーションセッションリスト」テーブルを検索できます。デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。ユーザー識別情報、ユーザープロファイル、Secure Global Desktop サーバー、またはアプリケーションサーバーを検索するときは、検索文字列にワイルドカード「*
」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*
name*
」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。「開始時刻」検索オプションを使用すると、指定した時刻の範囲に開始されたアプリケーションセッションを検索できます。指定する各時間の形式は yyyy/mm/dd hh:mm:ss
です。次の形式のいずれかを使用して範囲を指定します。
開始時間 - 終了時間
たとえば、2010/05/11 08:00:00 - 2010/05/11 17:00:00
です。
指定した時刻の間に開始されたアプリケーションセッションを検索します。
開始時間-
たとえば、20010/05/11 08:00:00-
です。
指定した時刻以後に開始されたアプリケーションセッションを検索します。
-終了時間
たとえば、-2010/05/11 08:00:33
です。
指定した時刻よりも前に開始されたアプリケーションセッションを検索します。
アプリケーションセッションを一覧表示、終了、またはシャドウイングするには、コマンド行で tarantella emulatorsession コマンドを使用します。「tarantella emulatorsession」を参照してください。
コマンドオプション: tarantella emulatorsession list --person pobj
使用法: ここで、pobj
は、ユーザーのユーザー識別情報です。
次の例では、ユーザープロファイルオブジェクト Indigo Jones
のアプリケーションセッションを一覧表示します。
tarantella emulatorsession list --person \ "o=例/ou=IT/cn=Indigo Jones"
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、アプリケーションサーバーオブジェクトです。
この属性は、このアプリケーションサーバーでアプリケーションを実行できるかどうかを指定します。
チェックボックスを選択した場合に、アプリケーションを実行できます。デフォルトでは、チェックボックスは選択されています。アプリケーションがアプリケーションサーバーで起動するには、次の条件を両方とも満たす必要があります。
アプリケーションサーバーオブジェクトが、アプリケーションオブジェクトの「「ホストしているアプリケーションサーバー」タブ」 に表示されていること。
アプリケーションの負荷分散アルゴリズムでこのアプリケーションサーバーが選択されていること。
チェックボックスの選択を解除すると、このアプリケーションサーバーで新しいアプリケーションを起動できなくなります。アプリケーションサーバーを使用できない状態にしても、すでに動作しているアプリケーションに影響はありません。アプリケーションセッションがアプリケーションサーバー上で中断されていて、そのアプリケーションが常に再開できるように設定されている場合には、それらのセッションを再開できます。
この属性を使用して、たとえば、保守作業を行なっている間はアプリケーションサーバーを一時的に使用できない状態にすることができます。特定のアプリケーションがそのアプリケーションサーバーだけで実行するように設定されている場合、ユーザーはそのアプリケーションを使用できなくなります。
コマンドオプション: --available true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、アプリケーションサーバーオブジェクトでアプリケーションを実行可能にします。
--available true
使用法: Remote Desktop Client のコマンド行引数をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、SGD Remote Desktop Client (ttatsc) で使用するコマンド行引数を指定します。
サポートされているコマンド行引数については、「SGD Remote Desktop Client」を参照してください。
コマンドオプション: --protoargs
args
使用法: ここで、args
は、RDP プロトコル用のコマンド行引数です。
次の例では、Windows アプリケーションに高いオーディオ品質を設定します。
--protoargs "-audioquality high"
使用法: アプリケーション用のコマンド行引数を、フィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションの起動時に使うコマンド行引数を指定します。実行するアプリケーションは、「「アプリケーションコマンド」」属性に引数を付けずに指定します。
X アプリケーションの場合は、-display 引数を指定しないでください。ディスプレイは、ユーザーごとに自動的に設定されます。
コマンドオプション: --args
args
使用法: ここで、args
は、アプリケーション用のコマンド行引数です。引数は引用符 (") か (') で囲む必要があります。
次の例では、コマンド行引数を使って背景の色を「plum4」に設定して、アプリケーションを起動します。
--args "-bg plum4"
使用法: アプリケーションをユーザープロファイルオブジェクト、組織オブジェクト、または組織単位オブジェクトに割り当てるには、「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。
ユーザープロファイルオブジェクト、組織オブジェクト、または組織単位オブジェクト用のアプリケーションを削除するには、「編集可能な割り当て」テーブルの「削除」ボタンをクリックします。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
「割り当て済みのアプリケーション」タブには、選択したユーザープロファイル、組織単位、または組織に割り当てられているアプリケーションのリストが表示されます。
この属性は、ユーザーが使用できる一連のアプリケーションリンクを定義します。各リンクは、アプリケーションオブジェクトへの参照として格納されるため、同じアプリケーションオブジェクトを多数のユーザーに割り当てることができます。あとで、オブジェクトが移動された場合、またはオブジェクト名が変更された場合、そのオブジェクトに対するすべての参照は、自動的に更新されます。
アプリケーションのグループを「割り当て済みのアプリケーション」タブに追加した場合、グループ自体ではなく、そのグループのメンバーが割り当てられます。
ユーザープロファイルオブジェクトと組織単位オブジェクトは、組織階層内の親からアプリケーションを継承できます。「割り当て済みアプリケーションを親から継承する」を参照してください。親オブジェクトに割り当てられているアプリケーションを継承するには、「編集可能な割り当て」領域の「割り当て済みアプリケーションを親から継承する」チェックボックスを選択します。
「割り当て済みのアプリケーション」タブの次のセクションが、アプリケーションの表示、選択、および割り当てに使用されます。
「有効なアプリケーション」テーブル
「編集可能な割り当て」テーブル
「有効なアプリケーション」テーブルには、選択したオブジェクトに割り当てられているアプリケーションオブジェクトがすべて表示されます。このテーブルの「ローカル割り当て」セクションには、ローカルリポジトリから選択されたアプリケーションが一覧表示されます。
「割り当てタイプ」列には、次のいずれかが表示されます。
「直接的」。この割り当ては、「編集可能な割り当て」テーブルを使用して行われたものです。
「間接的」。この割り当ては、グループのメンバーシップや別のオブジェクトからの継承など、別の関係の結果です。
「複数」。この割り当てには、複数のソース (「直接的」と「間接的」の両方) があります。
割り当てタイプが 「直接的」または「間接的」である場合、「詳細を参照してください」 リンクをクリックすると、リンクの発生元をトレースできる情報が表示されます。
「編集可能な割り当て」テーブルを使用すると、ローカルリポジトリからアプリケーションを選択できます。
「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。「アプリケーション割り当ての追加」ウィンドウが表示されます。
「アプリケーション割り当ての追加」ウィンドウでアプリケーションを選択するには、次のどちらかを実行します。
ナビゲーションツリーを参照します。ツリーを参照する際、コンテンツ領域がアプリケーションに合わせて更新されます。
「アプリケーションの検索」フィールドを使用します。このフィールドを使用してアプリケーションを検索します。アプリケーションの名前をフィールドに入力します。検索文字列にワイルドカード「*
」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*
name*
」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。検索結果は、コンテンツ領域の「検索結果」テーブルに表示されます。デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。
コンテンツ領域に表示されたアプリケーションの中から、必要なものを選択します。アプリケーションの選択が終了したら、「追加」ボタンをクリックします。
「割り当て済みのアプリケーション」タブの「有効なアプリケーション」テーブルに、選択したアプリケーションが表示されます。
「割り当て済みのアプリケーション」タブからアプリケーションを削除するには、「編集可能な割り当て」テーブルの「削除」ボタンを使用します。
コマンドオプション: --links
object
使用法: ここで、object
は、オブジェクトの完全名です。たとえば、"o=applications/ou=Finance/cn=XClaim"
です。オブジェクト名に空白文字が含まれている場合は、引用符 (") か (') で囲む必要があります。
次の例では、Pers-o-dat
と Slide-o-win
をリンクとして Webtop に追加します。
--links "o=applications/cn=Pers-o-dat" \ "o=applications/cn=Slide-o-win"
使用法: ユーザープロファイルをアプリケーションに割り当てるには、「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) ディレクトリで SGD を使用している場合は、「割り当て済みのユーザープロファイル」タブの「LDAP 検索」領域を使って LDAP ディレクトリサーバー内のユーザーを検索することもできます。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
ドキュメント
グループ
組織単位
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
動的アプリケーション
アプリケーションまたはアプリケーションのグループを実行可能なユーザープロファイルオブジェクトを定義する場合に、このタブを使用します。アプリケーションまたはアプリケーションのグループは、「割り当て済みのアプリケーション」タブ内のユーザープロファイル用に定義済みのアプリケーションに追加されます。
ユーザープロファイルオブジェクトは、ローカルリポジトリから選択できます。LDAP ディレクトリを使用している場合は、次のものを選択できます。
LDAP ディレクトリ内のユーザー
LDAP ディレクトリ内のユーザーのグループ
LDAP 検索条件に一致する LDAP ディレクトリ内のユーザー
「割り当て済みのユーザープロファイル」タブの次のセクションが、ユーザープロファイルオブジェクトの表示、選択、および割り当てに使用されます。
「有効なユーザープロファイル」テーブル
「編集可能な割り当て」テーブル
「LDAP 検索」セクション
「有効なユーザープロファイル」テーブルには、アプリケーションに割り当てられているユーザープロファイルオブジェクトがすべて表示されます。
このテーブルの「ローカル割り当て」セクションには、ローカルリポジトリから選択されたユーザープロファイルが一覧表示されます。
このテーブルの「LDAP 割り当て」セクションには、LDAP ディレクトリから選択されたユーザーとグループが一覧表示されます。このセクションが表示されるのは、「ユーザープロファイル」タブの「リポジトリ」フィールドで「ローカル + LDAP」設定が選択されている場合だけです。テーブルのこの領域を更新するには、「LDAP 割り当てのロード」リンクをクリックします。
「割り当てタイプ」列には、次のいずれかが表示されます。
「直接的」。この割り当ては、「編集可能な割り当て」テーブルを使用して行われたものです。
「間接的」。この割り当ては、LDAP 検索、グループのメンバーシップ、別のオブジェクトからの継承など、別の関係の結果です。
「複数」。この割り当てには、複数のソース (「直接的」と「間接的」の両方) があります。
割り当てタイプが 「直接的」または「間接的」である場合、「詳細を参照してください」 リンクをクリックすると、リンクの発生元をトレースできる情報が表示されます。
「編集可能な割り当て」テーブルを使って、ローカルリポジトリからユーザープロファイルオブジェクトを選択できます。LDAP 認証を使用している場合は、LDAP ディレクトリ内のユーザーやグループも選択できます。
「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。「ユーザー割り当ての追加」ウィンドウが表示されます。
「ユーザー割り当ての追加」ウィンドウで選択可能なものを、次に示します。
ローカルリポジトリ内のユーザープロファイル
LDAP ディレクトリ内のユーザー
LDAP ディレクトリ内のグループ
ローカルリポジトリを使用するには、「リポジトリ」リスト内で「ローカル」オプションを選択します。
ローカルリポジトリおよび LDAP ディレクトリサーバーを使用するには、「リポジトリ」リスト内で「ローカル + LDAP」オプションを選択します。
「ユーザー割り当ての追加」ウィンドウでユーザープロファイルを選択するには、次のどちらかを実行します。
ナビゲーションツリーを参照します。ツリーを参照する際、コンテンツ領域がユーザープロファイルに合わせて更新されます。
「ユーザープロファイルの検索」フィールドを使用します。選択したリポジトリ内部のユーザープロファイルを検索する場合に、このフィールドを使用します。LDAP ディレクトリ内のユーザーとグループの名前を入力できます。検索文字列にワイルドカード「*
」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*
name*
」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。検索結果は、コンテンツ領域の「検索結果」テーブルに表示されます。デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。「検索結果」テーブルの「一致した属性」フィールドには、検索で一致した LDAP 属性が表示されます。
コンテンツ領域に表示されたユーザープロファイルの中から、必要なものを選択します。ユーザープロファイルの選択が終了したら、「追加」ボタンをクリックします。
「割り当て済みのユーザープロファイル」タブの「有効なユーザープロファイル」テーブルに、選択したユーザープロファイルが表示されます。
「割り当て済みのユーザープロファイル」タブに追加したアプリケーションを削除するには、「編集可能な割り当て」テーブルの「削除」ボタンを使用します。
「LDAP 検索」領域は、LDAP ディレクトリ内のユーザーを検索する際の、検索条件の定義に使用されます。この機能を使って、検索条件に一致する LDAP ディレクトリ内のすべてのユーザーに、アプリケーションまたはアプリケーショングループを割り当てることができます。
検索条件には、次のいずれかを使用できます。
RFC2254 に準拠する LDAP 検索フィルタ
RFC1959 に準拠する LDAP URL
RFC2254 検索フィルタを使用する場合は、各検索条件を二重引用符 (") と括弧で囲みます。
LDAP URL を使用する場合は、ldap:///
の形式を使用します。URL に指定したホスト、ポート、および戻り値の属性は、無視されます。これは、SGD 認証の一環として構成された LDAP ディレクトリサーバーが使用されるからです。
search-criteria
「LDAP 検索」領域には、次の 2 つのオプションが含まれます。
「簡易検索」。ウィンドウコントロールを使用すると、簡単な LDAP 検索フィルタを「作成」できます。「フィルタコンポーネント」テーブルで、一致させる属性を選択し、その検索条件を定義します。
「詳細検索」。表示されるフィールドに、LDAP URL または検索フィルタを入力できます。
「簡易検索」オプションは、cn
や uid
などの属性に基づいている LDAP 検索フィルタを作成するためのものです。「詳細検索」オプションを使用すると、さらに複雑な LDAP 検索フィルタを作成できます。
簡易検索を作成すると、「詳細検索」領域の LDAP フィルタの文字列は灰色のテキストで表示されます。「詳細検索」オプションを選択すれば、LDAP フィルタの文字列を編集できるようになります。このため、最初に簡易検索を行い、次に手動で検索文字列を編集して詳細検索を指定することができます。
「詳細検索」と「簡易検索」は機能面で互換性がないため、「詳細検索」を指定したあとで「簡易検索」に戻ることはできません。詳細検索をいったん削除してから、簡易検索を入力し直す必要があります。
LDAP ディレクトリ内の検索開始位置を指定するには、「検索ルート」フィールドの横にある「参照」ボタンをクリックします。「LDAP 検索のルートの選択」ウィンドウを使用して、LDAP ディレクトリ内の位置を参照または検索できます。新しい「検索ルート」を選択すると、新しい LDAP URL が読み込まれます。新しい URL は、「参照」ボタンの横と「詳細検索」ボックスに表示されます。
検索で一致させる属性を指定するには、「検索フィルタ」オプションを選択します。すべての属性に一致させる (「すべてに一致」)、いずれかの属性に一致させる (「いずれかに一致」)、どの属性にも一致させない (「どれにも一致しない」)、のいずれかを選択できます。
Administration Console では、RFC2254 で指定されている特殊文字が自動的にエスケープされることはありません。Administration Console で特殊文字を使用するには、エスケープシーケンスを手動で入力する必要があります。たとえば、「John Doe (123456)」という共通名を持つユーザーを検索するには、検索フィールドに cn=John Doe\0x28123456\0x29
と入力します。コマンド行では特殊文字のエスケープは行われます。
SGD では、RFC2254 で指定されている拡張可能な一致検索フィルタを使用できます。これを使えば、オブジェクトの識別名 (DN) を構成するコンポーネントに基づいて情報を検索できます。たとえば、managers という任意の OU (ou=managers
) に含まれているユーザーにアプリケーションを割り当てる場合は、(&(ou:dn:=managers))
という検索フィルタを使用できます。
LDAP 検索を設定するときは、「プレビュー」ボタンを使用して、検索によって期待した結果が返されることを確認します。
LDAP 検索定義を保存するには、「保存」ボタンをクリックします。
「有効なユーザープロファイル」タブの「LDAP 割り当てのロード」リンクをクリックします。LDAP 検索から返されたユーザープロファイルが、「有効なユーザープロファイル」テーブルの「LDAP 割り当て」セクションに表示されます。
コマンド行では、オブジェクト名に空白文字が含まれている場合は、引用符 (") か (') で囲む必要があります。
コマンドオプション: --ldapusers
user_dn
使用法: LDAP ディレクトリ内のユーザーの DN を 1 つ以上入力します。
次の例では、UID が「violet」の Sales 部門のユーザーと UID が「emmarald」の Marketing 部門のユーザーにアプリケーションまたはアプリケーショングループを割り当てます。
--ldapusers uid=violet,ou=Sales,dc=例,dc=com \ uid=emmarald,ou=Marketing,dc=例,dc=com
コマンドオプション: --ldapgroups
group_dn
使用法: LDAP ディレクトリ内のグループの DN を 1 つ以上入力します。
入れ子のグループ (サブグループ) が組織で使用されている場合は、グループ検索の階層範囲の変更が必要になる場合があります。
次の例では、Sales 部門と Marketing 部門の managers
グループにアプリケーションまたはアプリケーショングループを割り当てます。
--ldapgroups cn=managers,ou=Sales,dc=例,dc=com \ cn=managers,ou=Marketing,dc=例,dc=com
コマンドオプション: --ldapsearch
search_string
使用法: 1 つ以上の LDAP 検索文字列を入力します。
次の例では、Sales 部門のマネージャーおよび Violet Carson をマネージャーとするすべての社員にアプリケーションまたはアプリケーショングループを割り当てます。
--ldapsearch "(&(job=manager)(dept=Sales))" \ "(manager=Violet Carson)"
次の例では、example.com の Sales 部門のマネージャーにアプリケーションまたはアプリケーショングループを割り当てます。
--ldapsearch "ldap:///ou=Sales,dc=例,dc=com??sub?job=manager"
使用法: 属性マップのフルパス名をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションで使用する属性マップを指定します。これは、太字や下線などの文字属性を、色にマッピングします。
デフォルトの属性マップを使用するには、この属性を空のままにしておきます。
属性マップのサンプルが /opt/tarantella/etc/data/attrmap.txt
にインストールされています。
コマンドオプション: --attributemap
attrmap
使用法: ここで、attrmap
は、使用する属性マップのフルパス名です。
次の例では、指定した属性マップを使用します。
--attributemap /opt/tarantella/etc/data/myattrmap.txt
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、X アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションが SGD のオーディオリダイレクトライブラリを有効にするかどうかを指定します。
一部の X アプリケーションは、オーディオ出力のために /dev/audio
または /dev/dsp
デバイスを使用するようにハードコードされています。オーディオリダイレクトライブラリを有効にすると、アプリケーションが、SGDAUDIODEV
環境変数で指定されたデバイスを代わりに使用するようになります。
コマンドオプション: --unixaudiopreload true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、アプリケーションのオーディオリダイレクトライブラリを有効にします。
--unixaudiopreload true
使用法: 有効なカラーリソース (yellow
など) をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
アプリケーションのテキストウィンドウの背景色を指定します。
X11 の色名称がサポートされています。
コマンドオプション: --3270bg
color
コマンドオプション: --bg
color
使用法: ここで、color
は、有効なカラーリソース (yellow
など) です。
次の例では、3270 アプリケーションのテキストウィンドウの背景色が plum4 に設定されます。
--3270bg plum4
次の例では、5250 アプリケーションのテキストウィンドウの背景色が plum4 に設定されます。
--bg plum4
使用法: リストから最大帯域幅を選択します。
この属性を持つオブジェクトは、ユーザープロファイルオブジェクトです。
この属性は、ユーザーがクライアントデバイスと、X アプリケーション用および Windows アプリケーション用の SGD サーバーの間で使用できる最大帯域幅を指定します。
制限を指定しない場合は、「なし」を選択します。この場合、ユーザーは、使用可能な範囲で、できるかぎりの帯域幅を使用できます。この設定はネットワーク接続の速度についてアプリケーションの操作性を最高にします。
特定の帯域幅の制限が存在しないかぎり、この属性を変更する必要はありません。通常の使用では、「なし」を選択してください。
次の表に、Administration Console の帯域幅の設定、およびコマンド行で使用する対応する値を示します。
Administration Console | コマンド行 |
---|---|
2400 bps | 2400 |
4800 bps | 4800 |
9600 bps | 9600 |
14.4 Kbps | 14400 |
19.2 Kbps | 19200 |
28.8 Kbps | 28800 |
33.6 Kbps | 33600 |
38.8 Kbps | 38800 |
57.6 Kbps | 57600 |
64 Kbps | 64000 |
128 Kbps | 128000 |
256 Kbps | 256000 |
512 Kbps | 512000 |
768 Kbps | 768000 |
1 MBps | 1000000 |
1.5 MBps | 1500000 |
10 MBps | 10000000 |
なし | 0 |
コマンドオプション: --bandwidth
bandwidth
使用法: ここで、bandwidth
は、ビット毎秒の最大帯域幅です。
次の例では、ユーザーに対して最大帯域幅を 512 kbps に制限します。
--bandwidth 512000
次の例では、ユーザーに対し、使用可能な範囲で、できるかぎりの帯域幅を使用することを許可します。
--bandwidth 0
使用法: オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、端末ウィンドウを浮き上がらせて表示するか、へこませて表示するか、「平ら」に表示する (通常) かを指定します。
コマンドオプション: --border normal | indented | raised
使用法: 使用する枠線のスタイルを指定します。
次の例では、端末ウィンドウを浮き上がらせて表示します。
--border raised
使用法: 「クライアントドライブマッピング」テーブルを使用して、クライアントドライブマッピング (CDM) 指定を作成します。CDM 指定の作成、編集、および削除には、「追加」、「編集」、および「削除」ボタンを使用します。「上に移動」および「下に移動」ボタンを使って、指定の順序を変更します。作成した CDM 指定のリストは、「クライアントドライブマッピング」テーブルの「直接定義されたマッピング」セクションに表示されます。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
この属性では、Microsoft Windows、UNIX、および Linux プラットフォームのアプリケーションサーバー上で動作するアプリケーションからユーザーがアクセスできる、クライアントデバイス上のドライブを定義します。
この属性を使用して、ユーザープロファイルオブジェクト、組織単位オブジェクト、および組織オブジェクトのためにユーザーにアクセスを許可するクライアントドライブを設定します。CDM では、継承が使用されます。クライアントドライブへのアクセスは、組織レベルで定義します。これは組織単位レベルまたはユーザープロファイルレベルで変更できます。デフォルトでは、ユーザーにはすべてのドライブに対する読み取り/書き込みアクセス権が付与されます。
Windows アプリケーションの場合は、この属性を使用してアプリケーション固有のクライアントドライブアクセスを設定できます。
Windows アプリケーションオブジェクトのこの設定は、組織、組織単位、またはユーザープロファイルオブジェクトの CDM 設定よりも優先されます。CDM 構成の優先順位は、Windows アプリケーション → ユーザープロファイル → 組織単位 → 組織となります。
「クライアントドライブマッピング」属性は、ドライブマッピング指定の順番に並べられたリストです。各指定の内容は、次のとおりです。
クライアントドライブ文字またはタイプ
クライアントドライブに対して許可するアクセス権
リスト内で最初に一致したエントリが使用されるので、ドライブ A や B などの固有の設定が、たとえば「すべてのドライブ」など一般性の高い設定よりも前に表示されるようにします。
次の表は、ドライブマッピング指定の各部分について、使用可能なオプションと、それに対応するコマンド行の値を示しています。
指定可能な「クライアントデバイスドライブ」のオプションは、次のとおりです。
Administration Console | コマンド行 |
---|---|
すべてのドライブ |
|
固定ドライブ |
|
R/W リムーバブル |
|
R/O リムーバブル |
|
ネットワークドライブ |
|
リムーバブルデバイス |
|
A:、B: ... Z: |
|
A:
などのドライブ文字を指定する「クライアントデバイスドライブ」オプションは、Microsoft Windows クライアントデバイスでのみサポートされています。
指定可能な「アクセス権」のオプションは、次のとおりです。
Administration Console | コマンド行 |
---|---|
読み取り専用 |
|
読み取り/書き込み |
|
なし |
|
コマンドオプション: --cdm
drive_spec
使用法: ここで、drive_spec
は、clientdrive
:access
形式のドライブマッピング指定です。たとえば、a:rw
です。各 drive_spec
はパイプ文字 (|) で区切ります。
ユーザープロファイルオブジェクトの場合、次の例では、ユーザーは、クライアントデバイスのドライブ A に対する読み取り/書き込みアクセス権が付与され、クライアントデバイスで定義されたすべてのネットワークドライブに対する読み取り/書き込みアクセス権も付与されます。同じドライブ文字がクライアントデバイスで使用されます。
--cdm 'a:rw|networkdrives:rw'
ユーザーは、そのユーザープロファイルオブジェクトの組織階層内における先祖の「クライアントドライブマッピング」属性や、特定の Windows アプリケーションオブジェクトで構成された任意の「クライアントドライブマッピング」属性によって、固定ドライブ C などのほかのドライブにもアクセスできる可能性があります。
使用法: オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
ユーザーが Windows アプリケーションから印刷できるクライアントプリンタを制御します。
オブジェクトの「「クライアント印刷: オーバーライド」」が有効な場合にのみ、Administration Console を使ってこの属性を編集できます。
この属性の設定は、次のものよりも優先されます。
組織階層内の親オブジェクトの設定。
親オブジェクトの設定が存在しない場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「印刷」タブで構成されたデフォルト設定。
Windows アプリケーションオブジェクトのこの設定は、組織、組織単位、またはユーザープロファイルオブジェクトの印刷設定よりも優先されます。印刷構成の優先順位は、Windows アプリケーション → ユーザープロファイル → 組織単位 → 組織です。
組織、組織単位、およびユーザープロファイルオブジェクトの場合、この属性に対する変更が反映されるのは、新しいユーザーセッションだけです。
「プリンタなし」を選択した場合でも、SGD PDF プリンタは使用できます。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
すべてのプリンタ |
| すべてのクライアントプリンタへの印刷をユーザーに許可します |
デフォルトプリンタ |
| クライアントのデフォルトプリンタへの印刷をユーザーに許可します |
プリンタなし |
| 使用可能なクライアントプリンタはありません |
デフォルトプリンタだけに印刷できるユーザーが別のプリンタに印刷する場合は、SGD からログアウトしてデフォルトプリンタを変更してから、もう一度ログインする必要があります。
コマンドオプション: --mapprinters 2|1|0
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、ユーザーのデフォルトクライアントプリンタだけに印刷できるようにします。
--mapprinters 1
使用法: ユーザープロファイルオブジェクトまたは組織単位オブジェクトの場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスを選択します。親オブジェクト用に定義された設定を使用する場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
組織または Windows アプリケーションオブジェクトの場合は、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスを選択します。「グローバル設定」 → 「クライアントデバイス」タブで定義されたデフォルト設定を使用するには、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
ユーザー固有またはアプリケーション固有の印刷構成を有効にします。この設定は、Windows からの印刷時に使用されます。
ユーザー固有の印刷構成の場合、ユーザープロファイル、組織単位、または組織オブジェクトのクライアント印刷オーバーライドが有効になります。この場合、そのオブジェクトの印刷設定が次のものよりも優先されます。
組織階層内の親オブジェクトの印刷設定
親オブジェクトの印刷構成が存在しない場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「印刷」タブで構成されたデフォルトの印刷設定。
アプリケーション固有の印刷構成の場合、Windows アプリケーションオブジェクトのクライアント印刷オーバーライドが有効になります。この場合、そのオブジェクトの印刷設定が次のものよりも優先されます。
組織、組織単位、またはユーザープロファイルオブジェクトの印刷設定。印刷構成の優先順位は、Windows アプリケーション → ユーザープロファイル → 組織単位 → 組織です。
Administration Console の「グローバル設定」 → 「印刷」タブで構成されたデフォルトの印刷設定。
組織、組織単位、およびユーザープロファイルオブジェクトの場合、この属性に対する変更が反映されるのは、新しいユーザーセッションだけです。
コマンドオプション: --userprintingconfig 1|0
コマンドオプション: --appprintingconfig 1|0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、ユーザー固有の印刷設定を有効にします。
--userprintingconfig 1
次の例では、Windows アプリケーションオブジェクトでのアプリケーション固有の印刷設定を有効にしています。
--appprintingconfig 1
使用法: ユーザープロファイルオブジェクトまたは組織単位オブジェクトの場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスを選択してから、「有効」オプションを選択または選択解除します。親オブジェクト用に定義された設定を使用する場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
組織オブジェクトの場合は、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスを選択してから、「有効」オプションを選択または選択解除します。「グローバル設定」タブで定義されたデフォルト設定を使用するには、「グローバル設定の上書き」チェックボックスの選択を解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
この属性は、SGD Client で使用するプロファイルをユーザーが作成または編集できるかどうかを制御します。
Administration Console の「グローバル設定」 → 「クライアントデバイス」タブでも、プロファイル編集を有効にする必要があります。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
親の設定をオーバーライド (選択解除) |
| ユーザープロファイルまたは組織単位オブジェクト。親オブジェクトから継承した設定を使用します。 これは、デフォルト設定です。 |
グローバル設定の上書き (選択解除) |
| 組織オブジェクト。グローバル設定を使用します。 これは、デフォルト設定です。 |
有効 (選択) |
| クライアントのプロファイル編集を有効にします。 |
有効 (選択解除) |
| クライアントのプロファイル編集を無効にします。 |
ユーザープロファイルオブジェクトまたは組織単位オブジェクトの場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスの選択を解除して、組織階層内の親オブジェクトの設定を継承します。これは、各ユーザープロファイルオブジェクトを編集せずに、多数のユーザーのプロファイル編集を有効/無効にする場合に使用します。
組織オブジェクトの場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「クライアントデバイス」タブで構成されたデフォルト設定を使用するには、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
SGD は、そのユーザーのユーザープロファイルオブジェクトを検査してから、組織階層の上位にあるすべての親オブジェクトを検査して、プロファイル編集が有効になっているか無効になっているかを確認します。選択したすべてのオブジェクトが親の設定を使用するように構成されている場合は、デフォルト設定が使用されます。
システムオブジェクト組織内で、ユーザープロファイルオブジェクトのプロファイル編集が無効になっている場合は (例: o=Tarantella System Objects/cn=UNIX User Profile
)、このプロファイルに割り当てられているすべてのユーザーがこの影響を受けます。
デフォルトでは、プロファイル編集は有効になっています。
コマンドオプション: --editprofile 2|1|0
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、プロファイルの編集を無効にします。
--editprofile 0
使用法: オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性により、エミュレータで使うコードページを指定します。文字型アプリケーションのタイプ別に、異なるコードページを指定できます。
アプリケーションのタイプ | 指定可能なコードページ |
---|---|
SCO コンソール |
|
VT420 |
|
Wyse 60 |
|
コマンドオプション: --codepage 437 | 850 | 852 | 860 | 863 | 865 | 8859-1 | 8859-2 | Multinational | Mazovia | CP852
使用法: 文字型アプリケーションのタイプに合った有効な設定値を指定します。
次の例では、ISO 8859-1 コードページを、該当する VT420 アプリケーションで使用します。
--codepage 8859-1
使用法: リストから設定値を選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
X アプリケーション
Windows アプリケーション
アプリケーションの発色数。色の数が増えるにつれて、SGD サーバーおよびクライアントデバイスで必要なメモリーが増え、それら 2 つの間のネットワーク帯域幅が増えます。
16/8 ビット、24/8 ビット、8/16 ビット、および 8/24 ビット設定を利用できるので、複数の発色数を使用する X アプリケーションをサポートできます。たとえば、共通デスクトップ環境 (CDE) デスクトップなどの 16 ビットまたは 24 ビット High Color の X アプリケーションセッションで 8 ビットアプリケーションを実行する必要がある場合は、16/8 ビットまたは 24/8 ビット設定を使用します。
これらの設定を変更すると、システムのパフォーマンスが次のような影響を受けます。
1 つの発色数だけを使用するアプリケーションに比べて、SGD サーバーのメモリー使用量が増えます。
各設定で使用される追加のメモリー使用量は、次のとおりです。
8/16 設定では、メモリー使用量が 200% 増えます。
8/24 設定では、メモリー使用量が 400% 増えます。
16/8 設定では、メモリー使用量が 50% 増えます。
24/8 設定では、メモリー使用量が 25% 増えます。
使用される帯域幅が増えます。
低帯域幅の接続でパフォーマンスが低下します。
X アプリケーションの発色数を高くしてネットワーク帯域幅を減らすには、「「カラー品質」」の設定値を変更します。
SGD は、Windows リモートデスクトップサービスのセッションで 16 ビット、24 ビット、および 32 ビットの発色数をサポートします。32 ビットの発色数は、Windows Server 2008 以降のバージョンでサポートされます。
アプリケーションオブジェクトで設定された発色数よりも低い発色数を使用するようにアプリケーションサーバーが構成されていた場合、SGD は自動的にそのサーバー設定に一致するように発色数を調整します。
24/32 ビット設定は、32 ビットカラーをサポートするプラットフォームで発色数が 32 ビットであることを意味します。他のプラットフォームの場合、アプリケーションは 24 ビットカラーを使用して表示されます。
コマンドオプション: --depth 8 | 16 | 24 | 16/8 | 24/8 | 8/16 | 8/24 | 24/32
使用法: 有効な設定を指定します。
16/8 ビット、24/8 ビット、8/16 ビット、および 8/24 ビット設定は、X アプリケーションにのみ適用されます。
24/32 ビット設定は、Windows アプリケーションにのみ適用されます。
次の例では、アプリケーションの発色数を 16 ビットカラー (数千色) に設定します。
--depth 16
使用法: カラーマップのフルパス名をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションで使うカラーマップを指定します。カラーマップは、Color_1、Color_2 などの論理色を、表示する色にマッピングします。
デフォルトのカラーマップ /opt/tarantella/etc/data/colormap.txt
を使用するには、この属性を空のままにしておきます。
コマンドオプション: --colormap
colormap
使用法: ここで、colormap
は、使用するカラーマップのフルパス名です。
次の例では、指定したカラーマップを使用します。
--colormap /usr/local/maps/mycolormap.txt
使用法: リストから設定値を選択します。
この属性を持つオブジェクトは、X アプリケーションオブジェクトです。
クライアントデバイスで表示される実効発色数。カラー品質を下げると帯域幅の使用量は減少しますが、同時に、表示できる色の数が限定されるようになります。
「「発色数」」が 8 ビットに設定されている場合は、この属性を利用できません。発色数が 16 ビットに設定されている場合、利用できる設定値は 16 ビット、15 ビット、12 ビット、9 ビット、および 6 ビットだけです。
デフォルト設定「アプリケーション開始時の最適値」を使用すると、ユーザーがアプリケーションを起動したときのネットワークの状態に合った最適な発色数に固定されます。発色数は、セッションの実行中には変更されません。
「動的に調整」を指定すると、ネットワークの状態に合わせてカラー品質のレベルをセッション中の好きなときに変更できます。この設定は、次の範囲で機能します。
24 ビット画像 – 12 - 24 ビットカラー
16 ビット画像 – 12 - 16 ビットカラー
次の表に、数値の品質設定を使用するときのカラー品質の効果を示します。
カラー品質設定 | 16 ビットアプリケーションのカラー品質 (概算) | 24 ビットアプリケーションのカラー品質 (概算) |
---|---|---|
24 | - | 100% |
21 | - | 88% |
18 | - | 75% |
16 | 100% | 67% |
15 | 94% | 63% |
12 | 75% | 50% |
9 | 56% | 38% |
6 | 38% | 25% |
クライアントデバイスの物理的なカラー品質に、X セッションのカラー品質が強制的に適用されることはありません。たとえば、24 ビットカラーセッションが 8 ビットクライアントデバイスに表示されるときは、そのセッションが適切に表示されるように、画像がクライアント上でディザリングされます。
コマンドオプション: --quality automatic|best|24|21|18|16|15|12|9|6
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、カラー品質を 12 ビットカラーに設定します。「「発色数」」を 24 ビットに設定した場合は、クライアントデバイスでのカラー品質が約 50% まで下がります。
--quality 12
使用法: オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
文字型アプリケーション
この属性は、Adaptive Internet Protocol (AIP) が送信時にコマンドを圧縮するかどうかを指定します。
「動的に調整」を選択すると、ネットワークの状態に従って、どの段階でも圧縮のオンとオフを切り替えることができます。
一部のアプリケーションでは、コマンドを圧縮しないで送信するよりも、大きなオーバーヘッドが発生します。このようなアプリケーションでは圧縮をオフにしてください。
コマンドオプション: --compression automatic|on|off
使用法: 有効なオプションを指定します。
次の例では、AIP によるコマンド圧縮を無効にします。
--compression off
使用法: オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、AIP プロトコルがコマンドを常に指定順に実行するか、パフォーマンスを最高にするために最適化するかを指定します。
ネットワークの状況によって、設定を決定できるようにするには、「動的に調整」を選択します。
たとえばアニメーションなど、一部のアプリケーションではコマンドを実行する順番が重要です。
コマンドオプション: --execution automatic|inorder|optimized
使用法: 有効なオプションを指定します。コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、次の内容が適用されます。
「inorder」属性値は、on として表示されます。
「optimized」属性値は、off として表示されます。
次の例では、コマンドをその発生順に実行します。
--execution inorder
使用法: オブジェクトの説明をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
ドキュメント
グループ
アプリケーションサーバー
組織
組織単位
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
動的アプリケーション
動的アプリケーションサーバー
この属性は、オブジェクトの説明です。管理者の注釈を付けるために、これをオプションののコメントフィールドとして使用します。
説明には任意の文字を使用できます。
コマンドオプション: --description
text
使用法: ここで、text
はオブジェクトの説明です。説明に空白文字が含まれている場合は、引用符 (") または (') で囲む必要があります。
次の例では、オブジェクトの説明を入力します。たとえば、この説明をドキュメントオブジェクトで使用することができます。
--description "The intranet for 例"
使用法: telnet を閉じる際のオプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
アプリケーションサーバーへの telnet 接続が閉じるときに Unix 用 TeemTalk エミュレータで実行する処理を指定します。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
ユーザーにアクションを要求 |
| ユーザーに、再接続する、接続を閉じる、エミュレータを終了する、のいずれかを選択するように求めます。 |
再接続 |
| 3270 アプリケーションサーバーへの再接続を試みます。 |
接続を閉じる |
| 接続を閉じます。 |
エミュレータを終了 |
| Unix 用 TeemTalk エミュレータを終了します。SGD アプリケーションセッションが終了します。 |
コマンドオプション: --3270tn 0|1|2|3
コマンドオプション: --tn 0|1|2|3
使用法: telnet を閉じる際の有効なオプションのいずれかを指定します。
次の例では、3270 アプリケーションサーバーへの telnet 接続を閉じるときにエミュレータを終了します。
--3270tn 1
次の例では、5250 アプリケーションサーバーへの telnet 接続を閉じるときにエミュレータを終了します。
--tn 1
使用法: 接続方法のオプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、SGD サーバーがアプリケーションサーバーにアクセスして、アプリケーションを起動するのに使うメカニズムを指定します。
デフォルトの接続方法は ssh です。
コマンドオプション: --method ssh | telnet
使用法: 有効な接続方法の 1 つを指定します。
次の例では、接続方法 telnet
を使ってアプリケーションサーバーにログインします。
--method telnet
使用法: 必要な数だけ接続タイプの指定を、「接続定義」テーブルを使って作成します。接続の作成、変更、および削除には、「追加」、「編集」、および「削除」ボタンを使用します。「上に移動」および「下に移動」ボタンを使って、接続の順序を変更します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
この属性は、DNS 名または IP アドレスの範囲について、クライアントデバイスと SGD サーバーの間で許可する接続を定義します。
ユーザーが SGD サーバーにログインすると、クライアントデバイスと SGD サーバーの DNS 名と IP アドレスを使って、接続のタイプが決定されます。まず、ユーザープロファイルオブジェクトの「接続」属性が選択されます。一致するエントリがない場合、親の組織単位の「接続」属性が選択され、さらに組織階層の上方向へ、組織オブジェクトに達するまで選択されます。
一致する組織オブジェクト用のエントリがない場合は、使用可能なもっとも良い接続が使用されます。
接続タイプの処理は、デフォルトではオフになっており、ユーザーはより高速にログインできます。Administration Console の「グローバル設定」 → 「セキュリティー」タブで、接続タイプの処理を有効にできます。
「接続」属性は、接続タイプの指定を順番に並べたリストです。各指定の内容は、次のとおりです。
クライアントデバイスの DNS 名または IP アドレス。ワイルドカード ?
と *
を使って、複数のクライアントデバイスに一致させることができます。
SGD サーバーの DNS 名または IP アドレス。ワイルドカード ?
と *
を使って、複数の SGD サーバーに一致させることができます。
接続タイプ。
どの場合でも、DNS 名または IP アドレスは、SGD サーバーの観点から処理されます。これらは、ピア DNS 名および IP アドレスです。ネットワークがファイアウォールの両側で異なる名前を使うよう構成されている場合、SGD サーバーの側の名前をこの属性に使用する必要があります。
使用可能な接続タイプは次のとおりです。
Administration Console | コマンド行 | 注記 |
---|---|---|
標準 |
| 常に使用可能です。 |
セキュア |
| ユーザーに、クライアントデバイスと SGD サーバーの間のセキュア接続を提供します。この接続は SSL (Secure Sockets Layer) を使用します。 SGD セキュリティーサービスが有効な場合にだけ使用できます。それ以外の場合、セキュリティー保護された接続を使用するよう設定されているユーザーにも、標準接続が代わりに提供されます。 |
SGD サーバー上でセキュリティーサービスが有効に設定されている場合、すべての接続は、ユーザーがログインするまではセキュリティー保護されています。ユーザーが識別されると、接続がダウングレードされる場合があります。
コマンドオプション: --conntype
type_spec
使用法: ここで、type_spec
には、接続タイプを client
:server
:type
形式で指定します。たとえば、192.168.5.*:*:STD
です。
各 type_spec
は「パイプ」文字 (|
) で区切ります。
次の例では、ユーザープロファイルオブジェクトの場合、クライアントデバイスの IP アドレスが 192.168.5 で始まっていると、ユーザーはすべての SGD サーバーに対してセキュア接続を使用し、クライアントデバイスの IP アドレスが 192.168.5 で始まっていないと、ユーザーは SGD サーバーに対して標準接続を使用します。
--conntype '192.168.5.*:*:SSL|*:*:STD'
上記の属性を組織単位オブジェクトまたは組織オブジェクトに設定した場合、これらの接続タイプの指定が使用されるのは、ユーザープロファイルオブジェクトの「「接続」」属性に、クライアントデバイスおよび SGD サーバー用の一致するエントリがない場合に限られます。
使用法: 「ssh の接続方法」オプションを選択して、ssh のコマンド行引数をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性を使用すると、アプリケーションの「「接続方法」」が ssh
の場合に、ssh クライアントのコマンド行引数を指定できます。
SGD での ssh の使用方法については、「SSH の使用」を参照してください。
コマンドオプション: --ssharguments
args
使用法: ここで、args
は、ssh コマンド行引数です。
次の例では、アプリケーションを使用するときに -X
コマンド行オプションを使用するように、ssh クライアントを構成します。これにより、X11 転送が有効になります。
--ssharguments "-X"
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性を有効にすると、Windows アプリケーションがコンソールモードで起動します。
Windows 2003 バージョンの場合、アプリケーションは Windows アプリケーションサーバーのユーザーコンソールセッションに接続します。これは、mtsc.exe (Microsoft Terminal Services Client) プログラムの /console
オプションを使用するのと同じです。
Windows 2008 以降のバージョンの場合、アプリケーションは Windows アプリケーションサーバーの管理者モードコンソールセッションに接続します。これは、mtsc.exe プログラムの /admin
オプションを使用するのと同じです。
コマンドオプション: --console 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、コンソールモードを有効にします。
--console 1
使用法: ユーザープロファイルオブジェクトまたは組織単位オブジェクトの場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスを選択してから、「有効」オプションを選択または選択解除します。親オブジェクト用に定義された設定を使用する場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
組織オブジェクトの場合は、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスを選択してから、「有効」オプションを選択または選択解除します。「グローバル設定」 → 「クライアントデバイス」タブで定義されたデフォルト設定を使用するには、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
この属性は、Windows または X アプリケーションのセッションでユーザーがコピー&ペーストを使用できるかどうかを制御します。
ユーザープロファイルオブジェクトまたは組織単位オブジェクトの場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスの選択を解除して、組織階層内の親オブジェクトの設定を継承します。これは、各ユーザープロファイルオブジェクトを編集せずに、多数のユーザーのコピー&ペーストを有効/無効にする場合に使用します。
組織オブジェクトの場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「クライアントデバイス」タブで構成されたデフォルト設定を使用するには、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
ユーザーがアプリケーションを起動すると、SGD はそのユーザーのユーザープロファイルオブジェクトを検査してから、組織階層の上位にあるすべての親オブジェクトを検査して、コピー&ペーストが有効になっているか無効になっているかを確認します。選択したすべてのオブジェクトが親の設定を使用するように構成されている場合は、デフォルト設定が使用されます。
デフォルトでは、コピー&ペーストは有効に設定されています。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
親の設定をオーバーライド (選択解除) |
| ユーザープロファイルまたは組織単位オブジェクト。親オブジェクトから継承した設定を使用します。 これは、デフォルト設定です。 |
グローバル設定の上書き (選択解除) |
| 組織オブジェクト。グローバル設定を使用します。 これは、デフォルト設定です。 |
有効 (選択) |
| コピー&ペーストを有効にします。 |
有効 (選択解除) |
| コピー&ペーストを無効にします。 |
この属性に対する変更が反映されるのは、新規アプリケーションセッションだけです。
コマンドオプション: --clipboard 2|1|0
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、ユーザーの Windows または X アプリケーションセッションでコピー&ペーストを無効にします。
--clipboard 0
使用法: 「有効」チェックボックスを選択し、フィールドに数値を入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
この属性を使用して、Windows または X アプリケーションのセッションにおけるユーザーのコピー&ペースト操作を制御します。
セキュリティーレベルを指定する場合に、この属性を使用します。セキュリティーレベルには、任意の正の整数を指定できます。数値が大きくなるほど、セキュリティーレベルも高くなります。
アプリケーションのセキュリティーレベルがソースアプリケーションと同等以上である場合のみ、そのアプリケーションにデータをコピー&ペーストできます。ソースアプリケーションとは、データのコピー元アプリケーションのことです。
SGD Client も、セキュリティーレベルを保持します。クライアントがソースアプリケーションと同等以上のセキュリティーレベルを保持している場合のみ、そのクライアントデバイス上で稼働しているアプリケーションにデータをコピー&ペーストできます。「クライアントのクリップボードセキュリティーレベル」を参照してください。
デフォルトのセキュリティーレベルは 3 です。
この属性に対する変更が反映されるのは、新規アプリケーションセッションだけです。
コマンドオプション: --clipboardlevel
level
使用法: ここで、level
は、セキュリティーレベルです。アプリケーションオブジェクトのコピー&ペースト操作を無効にするには、-1
を指定します。
次の例では、アプリケーションのセキュリティーレベルを 5 に設定します。ソースアプリケーションまたは SGD Client のセキュリティーレベルが 5 以下の場合のみ、このアプリケーションに対してデータをコピー&ペーストできます。
--clipboardlevel 5
使用法: カーソルスタイルのオプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーション内にカーソルを表示する方法を指定します。
コマンドオプション: --cursor off | block | underline
使用法: 使用するカーソルスタイルを指定します。
次の例では、カーソルとして下線を使用します。
--cursor underline
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、カーソルキーの動作を指定します。この属性により、カーソル移動コードを常に生成するか、カーソルキーが生成したコードをアプリケーションで変更するかが決まります。
この属性が適用されるのは、VT420 文字型アプリケーションに限られます。
コマンドオプション: --cursorkeys application | cursor
使用法: 必要なカーソルキーの動作を指定します。
次の例では、カーソルキーにカーソル起動コードを常に生成させます。
--cursorkeys cursor
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Windows アプリケーションに対してマウスポインタの配色とカスタマイズを有効にするかどうかを指定します。これらの機能を無効にすると、パフォーマンスが向上する可能性があります。
コマンドオプション: --disablecursorsettings 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、マウスポインタの配色とカスタマイズを無効にします。
--disablecursorsettings 1
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Windows アプリケーションでマウスポインタのシャドウを表示するかどうかを指定します。マウスポインタのシャドウを無効にすると、パフォーマンスが向上する可能性があります。
コマンドオプション: --disablecursorshadow 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、マウスポインタのシャドウを無効にします。
--disablecursorshadow 1
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、表示の遅延更新を有効にするかどうかを指定します。許可すると変更を蓄積することで、パフォーマンスを向上させます。
アプリケーションの表示が常に正確でなければならない場合は、このチェックボックスの選択を解除します。パフォーマンスを向上させるには、アニメーションの遅延更新をオフにします。
コマンドオプション: --delayed true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、アプリケーションの表示の遅延更新を有効にします。
--delayed true
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Windows デスクトップセッションなどの Windows アプリケーションに対して、壁紙を有効にするか無効にするかを指定します。壁紙を無効にすると、画面上の項目を移動するときに更新されるデータ量を減らすことによって、パフォーマンスが向上する可能性があります。
コマンドオプション: --disablewallpaper 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、壁紙を無効にします。
--disablewallpaper 1
使用法: オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
「ソフトボタン」のレベルをいくつ表示するかを指定します。
コマンドオプション: --3270bl 0|1|2|3|4
コマンドオプション: --bl 0|1|2|3|4
使用法: 0 から 4 までのレベルを指定します。
次の例では、3270 アプリケーションの「ソフトボタン」のレベル数を 2 に設定します。
--3270bl 2
次の例では、5250 アプリケーションの「ソフトボタン」のレベル数を 2 に設定します。
--bl 2
使用法: アプリケーションサーバーの認証に使用するドメインをフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
アプリケーションサーバー
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
この属性は、アプリケーションサーバーの認証プロセスに使用するドメインを指定します。
この属性は、SGD ログインには影響しません。
コマンドオプション: --ntdomain
dom
使用法: ここで、dom
は、アプリケーションサーバーの認証に使用するドメインです。
次の例では、ドメイン indigo を使って認証します。
--ntdomain indigo
使用法: ユーザーの電子メールアドレスをフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、ユーザープロファイルオブジェクトです。
この属性は、ユーザーの電子メールアドレスを、name
@domain
形式で指定します。
ユーザーの認証時に、SGD はこの属性を使ってユーザーを識別できます。
コマンドオプション: --email
email
使用法: ここで、email
は、ユーザーの電子メールアドレスです。
次の例では、ユーザーの電子メールアドレスを indigo@example.com
と定義します。
--email indigo@example.com
使用法: エミュレーションタイプのオプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションに必要なエミュレーションのタイプを識別します。設定可能な値は SCO コンソール、VT420、または Wyse 60 です。選択したエミュレーションタイプに適した「「端末タイプ」」を設定してください。
すべての文字型アプリケーション属性をすべてのエミュレーションタイプに適用できるわけではありません。Administration Console では、エミュレーションタイプのオプションを選択すると、オブジェクトのほかの属性が有効または無効になります。
コマンドオプション: --emulator scoconsole | vt420 | wyse60
使用法: 適切なエミュレーションタイプを指定します。
次の例では、アプリケーションに Wyse 60 端末エミュレーションを使用します。
--emulator wyse60
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
アプリケーションで拡張ネットワークセキュリティーを有効にするかどうか。
拡張ネットワークセキュリティーを有効にすると、Windows アプリケーションサーバーへの認証時に、CredSSP を使用した拡張セキュリティーメカニズム (TLS (Transport Layer Security) や NLA (Network Level Authentication) など) を使用できます。
TLS は Windows 2003 以降のアプリケーションサーバーで使用できます。
NLA は、Windows 2008 R2、Windows 7、および Windows 2008 アプリケーションサーバーで使用できます。
「拡張ネットワークセキュリティー」は、Windows アプリケーションではデフォルトで有効になっています。この属性が無効になっている場合は、アプリケーションサーバーへの認証時に RDP セキュリティーが使用されます。
次の表には、Windows アプリケーションサーバー上のセキュリティー層を「ネゴシエート」に設定したときに使用されるセキュリティーメカニズムを示します。
アプリケーションサーバープラットフォーム | セキュリティーメカニズム |
---|---|
Windows XP | RDP |
Windows 2003 | TLS |
Windows 2008 | NLA |
Windows 7 | NLA |
Windows 2008 R2 | NLA |
コマンドオプション: --enhancednetworksecurity 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、アプリケーションの拡張ネットワークセキュリティーを有効にします。
--enhancednetworksecurity 1
使用法: フィールドに、環境変数を 1 行に 1 つずつ入力します。新規エントリを追加するには、リターンキーを押します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションを実行するのに必要なすべての環境変数を指定します。たとえば、共用ライブラリにアクセスするには、環境変数 LD_LIBRARY_PATH
を設定する必要があります。
環境変数の値に空白文字が含まれている場合、引用符 (") か (') で囲んでください。
DISPLAY
変数は設定しないでください。SGD では、表示はユーザーごとに自動的に設定されます。
コマンドオプション: --env
setting
使用法: ここで、setting
には、環境変数の設定を VARIABLE
=value
形式で指定します。複数の変数を設定するときは、複数の --env 引数を使用します。
次の例では、環境変数を 2 つ設定して、アプリケーションを実行します。
--env LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib "MY_VARIABLE=603 1769"
使用法: オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、エミュレータからアプリケーションサーバーにエスケープシーケンスを送信する方法を指定します。エスケープシーケンスは 7 ビットまたは 8 ビットの制御コードとして送信できます。
この属性が適用されるのは、VT420 文字型アプリケーションに限られます。
コマンドオプション: --escape 7-bit | 8-bit
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、エスケープシーケンスを 8 ビットの制御コードを使って送信します。
--escape 8-bit
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
「ファイル」メニューと「設定」メニューの項目を有効にするかどうかを指定します。無効にした場合は、ウィンドウのサイズを変更するボタンだけがメニューバーに表示されます。
コマンドオプション: --3270si true|false
コマンドオプション: --si true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例は、3270 アプリケーションの「ファイル」メニューと「設定」メニューの項目を有効にします。
--3270si true
次の例は、5250 アプリケーションの「ファイル」メニューと「設定」メニューの項目を有効にします。
--si true
使用法: リストからフォントファミリを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーション用の端末ウィンドウで使用するフォントファミリを決定します。
使用可能なフォントファミリは、Courier、Helvetica、または Times Roman だけです。これ以外のフォントファミリを使用することはできません。
コマンドオプション: --font courier | helvetica | timesroman
使用法: 有効なフォントファミリを指定します。
次の例は、アプリケーションの端末ウィンドウで Times Roman フォントを使用します。
--font timesroman
使用法: フィールドにフォントサイズ (ポイント) を入力します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は端末ウィンドウのフォントサイズを 2-20 ポイントの範囲で定義します。
コマンドオプション: --fontsize
points
使用法: ここで、points
は、フォントサイズ (ポイント) です。
次の例では、端末ウィンドウのフォントを 16 ポイントに指定します。
--fontsize 16
使用法: 「固定フォントサイズ」チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性が選択されていない場合、エミュレータは、アプリケーションの「「ウィンドウのサイズ: 幅」」と「「ウィンドウのサイズ: 高さ」」に定義されている「「ウィンドウのサイズ: カラム」」と「「ウィンドウのサイズ: 行」」に合わせて、フォントサイズを選択します。アプリケーションの「「フォントサイズ」」の設定が、最小値として使用されます。
この属性が選択されている場合、定義されている「「フォントサイズ」」が使用され、必要に応じてスクロールバーが表示されます。
この属性を選択した場合、「「ウィンドウのサイズ: クライアントの最大サイズ」」属性は無視されます。
コマンドオプション: --fixedfont true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、「「フォントサイズ」」で指定されたフォントサイズを端末ウィンドウに使用します。
--fixedfont true
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Windows アプリケーションでテキストのフォント平滑化を有効にするかどうかを指定します。フォント平滑化を有効にすると、テキストが読みやすくなりますが、パフォーマンスに影響する可能性があります。
コマンドオプション: --enablefontsmoothing 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、Windows アプリケーションのフォント平滑化を有効にします。
--enablefontsmoothing 1
使用法: 有効なカラーリソース (yellow
など) をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
アプリケーションのテキストウィンドウ内テキストの色を指定します。
X11 の色名称がサポートされています。
コマンドオプション: --3270fg
color
コマンドオプション: --fg
color
使用法: ここで、color
は、有効なカラーリソース (yellow
など) です。
次の例では、3270 アプリケーションのテキストウィンドウ内のテキストの色が plum4 に設定されます。
--3270fg plum4
次の例では、5250 アプリケーションのテキストウィンドウ内のテキストの色が plum4 に設定されます。
--fg plum4
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Windows アプリケーションでウィンドウが移動されるときにその内容を表示するかどうかを指定します。この機能を無効にすると、パフォーマンスが向上する可能性があります。
コマンドオプション: --disablefullwindowdrag 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、ウィンドウが移動されるときにその内容を表示するオプションを無効にします。
--disablefullwindowdrag 1
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、グラフィックスの高速化を有効にするかどうかを指定します。高速化は、グラフィックスの描画方法を最適化し、パフォーマンスを向上させますが、スムーズさと正確さを引き換えにします。たとえば、常に正確な色ではなくなります。
アプリケーションの表示が常に正確でなければならない場合は、このチェックボックスの選択を解除します。
コマンドオプション: --accel true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、アプリケーションの表示のグラフィックアクセラレーションを有効にします。
--accel true
使用法: ヒントをフィールドに入力します。各ヒントはセミコロン (;) で区切ります。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
ドキュメント
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性を使用すると、Webtop でオブジェクトの公開と表示を制御するための 1 つ以上の文字列を定義できます。
使用できる文字列の数には制限はなく、文字列の内容はどのようなものでもかまいません。各ヒントはセミコロン (;) で区切ります。Webtop ヒントには、名前 = 値という規則で名前を付けます。
この属性は、デフォルトでは空白です。
この属性は、SGD Web サービスを使用して独自の Webtop を開発する開発者のために用意されています。
コマンドオプション: --hints
hint
...
使用法: ここで、hint
は、Webtop ヒントです。各ヒントはセミコロン (;) で区切ります。
次の例では、アプリケーションの Webtop アイコンのサイズを指定する際に使用できるヒントを設定します。
--hints "preferredsize=16;"
使用法: アプリケーションをアプリケーションサーバーオブジェクトに割り当てるには、「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。
アプリケーションサーバーオブジェクトのアプリケーションを削除するには、「編集可能な割り当て」テーブルの「削除」ボタンを使用します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
アプリケーションサーバー
動的アプリケーションサーバー
「ホストされているアプリケーション」タブには、アプリケーションサーバーによってホストされているアプリケーションのリストが表示されます。
「ホストされているアプリケーション」タブの次のセクションが、アプリケーションの表示、選択、および割り当てに使用されます。
「有効なアプリケーション」テーブル
「編集可能な割り当て」テーブル
「有効なアプリケーション」テーブルには、選択したオブジェクトに割り当てられているアプリケーションオブジェクトがすべて表示されます。このテーブルの「ローカル割り当て」セクションには、ローカルリポジトリから選択されたアプリケーションが一覧表示されます。
「割り当てタイプ」列には、次のいずれかが表示されます。
「直接的」。この割り当ては、「編集可能な割り当て」テーブルを使用して行われたものです。
「間接的」。この割り当ては、グループのメンバーシップや別のオブジェクトからの継承など、別の関係の結果です。
「複数」。この割り当てには、複数のソース (「直接的」と「間接的」の両方) があります。
割り当てタイプが 「直接的」または「間接的」である場合、「詳細を参照してください」 リンクをクリックすると、リンクの発生元をトレースできる情報が表示されます。
「編集可能な割り当て」テーブルを使用すると、ローカルリポジトリからアプリケーションを選択できます。
「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。「アプリケーション割り当ての追加」ウィンドウが表示されます。
「アプリケーション割り当ての追加」ウィンドウでアプリケーションを選択するには、次のどちらかを実行します。
ナビゲーションツリーを参照します。ツリーを参照する際、コンテンツ領域がアプリケーションに合わせて更新されます。
「アプリケーションの検索」フィールドを使用します。このフィールドを使用してアプリケーションを検索します。アプリケーションの名前をフィールドに入力します。検索文字列にワイルドカード「*
」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*
name*
」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。検索結果は、コンテンツ領域の「検索結果」テーブルに表示されます。デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。
コンテンツ領域に表示されたアプリケーションの中から、必要なものを選択します。アプリケーションの選択が終了したら、「追加」ボタンをクリックします。
「ホストされているアプリケーション」タブの「有効なアプリケーション」テーブルに、選択したアプリケーションが表示されます。
「ホストされているアプリケーション」タブからアプリケーションを削除するには、「編集可能な割り当て」テーブルの「削除」ボタンを使用します。
この属性に相当するコマンド行はありません。
使用法: アプリケーションサーバーを文字型アプリケーションオブジェクト、Windows アプリケーションオブジェクト、または X アプリケーションオブジェクトに割り当てるには、「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。文字型アプリケーションオブジェクト、Windows アプリケーションオブジェクト、または X アプリケーションオブジェクトのアプリケーションサーバーを削除するには、「編集可能な割り当て」テーブルの「削除」ボタンを使用します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
この属性は、アプリケーションを実行できるアプリケーションサーバーを定義します。SGD サーバーは、アプリケーションサーバーの負荷分散機能を使って、使用するアプリケーションサーバーを決定します。各アプリケーションサーバーは、オブジェクトに対する参照として格納されるので、特定のオブジェクトが多くの「ホストしているアプリケーションサーバー」タブに表示されることがあります。あとで、オブジェクトが移動された場合、またはオブジェクト名が変更された場合、そのオブジェクトに対するすべての参照は、自動的に更新されます。
グループを「ホストしているアプリケーションサーバー」タブに追加した場合、グループ自体ではなく、そのグループのメンバーがアプリケーションサーバーの負荷分散に使用されます。
アプリケーションを実行するアプリケーションサーバーを指定しない場合、アプリケーションは、そのタイプのアプリケーションをサポートしているアレイ内のすべての SGD サーバー上で実行できます。
「ホストしているアプリケーションサーバー」タブの次のセクションが、アプリケーションの表示、選択、および割り当てに使用されます。
「有効なアプリケーションサーバー」テーブル
「編集可能な割り当て」テーブル
「有効なアプリケーションサーバー」テーブルには、選択したオブジェクトに割り当てられているアプリケーションサーバーオブジェクトがすべて表示されます。このテーブルの「ローカル割り当て」セクションには、ローカルリポジトリから選択されたアプリケーションが一覧表示されます。
「割り当てタイプ」列には、次のいずれかが表示されます。
「直接的」。この割り当ては、「編集可能な割り当て」テーブルを使用して行われたものです。
「間接的」。この割り当ては、グループのメンバーシップや別のオブジェクトからの継承など、別の関係の結果です。
「複数」。この割り当てには、複数のソース (「直接的」と「間接的」の両方) があります。
割り当てタイプが 「直接的」または「間接的」である場合、「詳細を参照してください」 リンクをクリックすると、リンクの発生元をトレースできる情報が表示されます。
「編集可能な割り当て」テーブルを使用すると、ローカルリポジトリからアプリケーションサーバーを選択できます。
「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。「アプリケーションサーバー割り当ての追加」ウィンドウが表示されます。
「アプリケーションサーバー割り当ての追加」ウィンドウでアプリケーションサーバーを選択するには、次のどちらかを実行します。
ナビゲーションツリーを参照します。ツリーを参照する際、コンテンツ領域がアプリケーションサーバーに合わせて更新されます。
「アプリケーションサーバーの検索」フィールドを使用します。このフィールドを使用してアプリケーションサーバーを検索します。アプリケーションサーバーの名前をフィールドに入力します。検索文字列にワイルドカード「*
」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*
name*
」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。検索結果は、コンテンツ領域の「検索結果」テーブルに表示されます。デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。
コンテンツ領域に表示されたアプリケーションサーバーの中から、必要なものを選択します。アプリケーションサーバーの選択が終了したら、「追加」ボタンをクリックします。
「ホストしているアプリケーションサーバー」タブの「有効なアプリケーションサーバー」テーブルに、選択したアプリケーションサーバーが表示されます。
「ホストしているアプリケーションサーバー」タブからアプリケーションサーバーを削除するには、「編集可能な割り当て」テーブルの「削除」ボタンを使用します。
コマンドオプション: --appserv
object
使用法: ここで、object
は、オブジェクトの完全名です (例: "o=appservers/ou=IT/cn=london"
)。オブジェクト名に空白文字が含まれている場合は、引用符 (") か (') で囲む必要があります。
次の例では、geneva
と prague
をアプリケーション用のアプリケーションサーバーとして追加します。
--appserv "o=appservers/ou=IT/cn=geneva" \ "o=appservers/cn=prague"
使用法: 「編集」ボタンをクリックして、「アプリケーションアイコンの選択」リストでアイコンのオプションを選択します。「了解」をクリックして、設定を保存します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
ドキュメント
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
動的アプリケーション
この属性は、Webtop 上に表示されるアイコンを指定します。
コマンドオプション: --icon
icon_name
使用法: ここで、icon_name
は、拡張子を含むファイル名です。(例: spreadsheet.gif
)。
次の例では、clock.gif
アイコンを使用します。
--icon clock.gif
使用法: チェックボックスを選択または選択解除して、「保存」ボタンをクリックします。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織単位
ユーザープロファイル
この属性は、オブジェクトの割り当て済みアプリケーションに、組織階層内のオブジェクトの親の割り当て済みアプリケーションも含めるかどうかを決定します。
親オブジェクトのこの属性の設定によって、割り当て済みアプリケーションの集合は、最後に組織オブジェクトに達するまで階層を遡り続けることが可能です。
コマンドオプション: --inherit true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、オブジェクトは、親オブジェクトから割り当て済みアプリケーションを継承します。
--inherit true
使用法: オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、イメージを一続きのインターレースパスで送って表示するか、上から下まで 1 回のパスで送って表示するかを決定します。
「動的に調整」を選択すると、ネットワークの状態に従って、どの段階でもインターレースのオンとオフを切り替えることができます。
多量のグラフィックスを必要とするアプリケーションを、特に低帯域幅の接続で使用する場合に、インターレースを使用します。
コマンドオプション: --interlaced automatic|on|off
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、インターレースイメージの送信を有効にします。
--interlaced on
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションの起動に使用した接続をオープンしたまま保持するか、接続をクローズするかを指定します。
通常は、チェックボックスの選択を解除します。
次のいずれかの現象が発生した場合は、チェックボックスを選択します。
コマンドオプション: --keepopen true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、アプリケーションの起動に使用した接続を閉じます。
--keepopen false
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションがキーボード上のキーによって生成されたコードを変更できるかどうかを決定します。
この属性が適用されるのは、Wyse 60 文字型アプリケーションに限られます。
コマンドオプション: --appkeymode true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、アプリケーションのキーコード変更を無効にします。
--appkeymode false
使用法: キーボードタイプのオプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
エミュレートする端末にキーボードをマッピングするために使用するレイアウトを指定します。
コマンドオプション: --3270kt pc|sun4|sun5|hp
コマンドオプション: --kt pc|sun4|sun5|hp
使用法: 有効なキーボードタイプを 1 つ指定します。
次の例では、3270 アプリケーションのキーボードタイプが pc に設定されます。
--3270kt pc
次の例では、5250 アプリケーションのキーボードタイプが pc に設定されます。
--kt pc
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
アプリケーションのプルダウンヘッダーを使用可能にします。ヘッダーには、アプリケーションウィンドウを最小化したり閉じたりするためのアイコンがあります。この属性が有効なのは、「「ウィンドウタイプ」」が「キオスク」モードに設定されているアプリケーションだけです。
この属性が有効になっている場合にプルダウンヘッダーを表示するには、アプリケーションウィンドウの上にマウスを移動します。
コマンドオプション: --allowkioskescape true | false
使用法: true
または false
を指定します。デフォルト設定は true
です。
次の例は、プルダウンヘッダーを無効にします。
--allowkioskescape false
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、ユーザーが端末ウィンドウの右端を越えて文字を入力した場合の動作を決定します。
右端より後ろにある文字を次の行に折り返すには、チェックボックスを選択します。
右端より後ろにある文字を表示しない場合は、チェックボックスの選択を解除します。文字はキーボードバッファーに格納されます。
コマンドオプション: --autowrap true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、端末ウィンドウの右端より後ろにある文字を次の行に折り返します。
--autowrap true
使用法: アプリケーションサーバーの 1 つ以上の負荷分散グループを、フィールドに入力します。負荷分散グループを入力するたびに、リターンキーを押します。
この属性を持つオブジェクトは、アプリケーションサーバーオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションの負荷分散に使用される負荷分散グループを指定します。
任意の文字を使用できます (たとえば、「Scandinavia」や「US-East」)。アプリケーションの負荷分散は、アプリケーションサーバーと SGD サーバーを同じロケーションで選択して、両者の間の「ネットワークの距離」を最短にし、パフォーマンスを最大にしようとします。ユーザーのクライアントデバイスと SGD サーバーの間の接続には、ネットワークの状況に適応した AIP プロトコルを使用します。
アレイが広域ネットワーク (WAN) に拡がっているか、低速リンクを含んでいる場合で、インテリジェントアレイルーティングの負荷分散グループ機能を使用している場合を除いて、この属性は空のままにしておきます。複数の文字列を設定することができますが、アプリケーションの起動に時間がかかります。
この属性を使用する場合は、該当するすべてのアプリケーションサーバーオブジェクト、およびアレイ内のすべての SGD サーバーで、この属性を設定してください。Administration Console の「サーバー設定」 → 「一般」タブを使用します。
コマンドオプション: --location
location
使用法: ここで、location
は、アプリケーションサーバーのロケーションです。
次の例では、アプリケーションサーバーのロケーションを Paris と設定します。
--location Paris
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、ユーザープロファイルオブジェクトです。
この属性は、このユーザープロファイルオブジェクトを使って、誰かがログインできるかどうかを指定します。
ユーザーの SGD へのアクセスを拒否する場合に、このチェックボックスの選択を解除します。
この属性は、システムオブジェクト組織内のプロファイルオブジェクトで、常に選択されます。ユーザーは、適切な認証メカニズムが使用可能であるかぎり、常にプロファイルオブジェクトを使ってログインできます。認証メカニズムは、Administration Console の「グローバル設定」 → 「Secure Global Desktop 認証」タブに構成されています。
特定の認証メカニズムを使用するすべてのユーザーへのアクセスを拒否するには、Administration Console の「グローバル設定」 → 「Secure Global Desktop 認証」タブで認証ウィザードを使用して、適切な認証リポジトリを選択解除します。
すべてのユーザーの特定の SGD サーバーに対するログインを停止するには、Administration Console の「サーバー設定」 → 「一般」タブで、サーバーの「「ユーザーログイン」」の選択を解除します。
コマンドオプション: --enabled true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、ユーザープロファイルオブジェクトの SGD へのログインを有効にします。
--enabled true
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、ユーザープロファイルオブジェクトです。
この属性は、ユーザープロファイルを 1 人のユーザーが使用するか、「guest」アカウントを使って複数のユーザーで共有できるかを指定します。
次の表は、ユーザープロファイルオブジェクトのこの属性を選択した場合と選択を解除した場合の、類似点と相違点を示します。
アカウントを共有しない場合 | アカウントを共有する場合 |
---|---|
必ず 1 人のユーザーが使用します。 | 複数のユーザーが使用できます。 |
各ユーザーにユーザー固有のアプリケーションセッションがあります。 | 各ユーザーにユーザー固有のアプリケーションセッションがあります。 |
アプリケーションセッションは、ユーザーセッション間で継続できます。 | アプリケーションセッションは、ユーザーがログアウトした時点で終了します。 |
1 セットのパスワードキャッシュエントリがあります。 | 1 セットのパスワードキャッシュエントリがあり、すべてのユーザー間で共有されます。 |
ユーザーは、エントリをパスワードキャッシュに保存できます。 | ユーザーは、エントリをパスワードキャッシュに保存できません。 |
ユーザーがすでにログインしている場合、別のクライアントデバイスからもう一度ログインすると、ユーザーセッションが再配置されます。古いユーザーセッションは終了します。 | もう一度ログインすると、新規のユーザーセッションが作成されます。既存のユーザーセッションに影響はありません。 |
コマンドオプション: --shared true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、ユーザープロファイルオブジェクトを「guest」アカウントを使って複数のユーザーで共有可能にします。
--shared true
使用法: ユーザーのログイン名をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、ユーザープロファイルオブジェクトです。
この属性は、ユーザーのログイン名を指定します。通常は、UNIX システムユーザー名です。
この属性は、認証リポジトリによってユーザーの識別や認証に使用されることがあります。
コマンドオプション: --user
username
使用法: ここで、username
は、ユーザーのログイン名です。
次の例では、ログイン名を indigo
と定義します。
--user indigo
使用法: ログインスクリプトのファイル名をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションを起動するために実行するログインスクリプトを指定します。この属性を変更するのは、アプリケーションの起動で問題が発生した場合のみにしてください。
ログインスクリプトを自動的に選択するように SGD を構成するには、この属性を空のままにしておきます。
フルパス名または相対パス名を使用できます。相対パス名は、実行プロトコルエンジンの「「ログインスクリプトディレクトリ」」属性の値に対する相対パスと見なされます。
ログインスクリプトの現在の作業ディレクトリは、スクリプトが格納されているディレクトリです。スクリプトが、相対パス名を使っている別のスクリプトをソースとしている場合、そのパス名はこのディレクトリからの相対パスと見なされます。
コマンドオプション: --login
script
使用法: ここで、script
は、使用するログインスクリプトのファイル名です。
次の例では、カスタムログインスクリプト my_login.exp
を使ってアプリケーションを起動します。
--login my_login.exp
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
Windows アプリケーションから印刷する場合のクライアントのデフォルトプリンタとして SGD の「Universal PDF」プリンタを設定します。
この属性は、「「Universal PDF プリンタ」」が有効な場合にのみ使用できます。
オブジェクトの「「クライアント印刷: オーバーライド」」が有効な場合にのみ、Administration Console を使ってこの属性を編集できます。
Universal PDF プリンタはデフォルトプリンタではありません。コマンド行での設定は false
です。
この属性の設定は、次のものよりも優先されます。
組織階層内の親オブジェクトの設定。
親オブジェクトの設定が存在しない場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「印刷」タブで構成されたデフォルト設定。
Windows アプリケーションオブジェクトのこの設定は、組織、組織単位、またはユーザープロファイルオブジェクトの印刷設定よりも優先されます。印刷構成の優先順位は、Windows アプリケーション → ユーザープロファイル → 組織単位 → 組織です。
組織、組織単位、およびユーザープロファイルオブジェクトの場合、この属性に対する変更が反映されるのは、新しいユーザーセッションだけです。
コマンドオプション: --pdfisdefault 1|0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、「Universal PDF」プリンタを、Windows アプリケーションから印刷するときのデフォルトプリンタに設定します。
--pdfisdefault true
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
Windows アプリケーションから印刷する場合のクライアントのデフォルトプリンタとして SGD の「Universal PDF ビューア」プリンタを設定します。
Universal PDF ビューアプリンタはデフォルトプリンタではありません。コマンド行での設定は false
です。
この属性は、「「Universal PDF ビューア」」が有効な場合にのみ使用できます。
オブジェクトの「「クライアント印刷: オーバーライド」」が有効な場合にのみ、Administration Console を使ってこの属性を編集できます。
この属性の設定は、次のものよりも優先されます。
組織階層内の親オブジェクトの設定
親オブジェクトの設定が存在しない場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「印刷」タブで構成されたデフォルト設定。
Windows アプリケーションオブジェクトのこの設定は、組織、組織単位、またはユーザープロファイルオブジェクトの印刷設定よりも優先されます。印刷構成の優先順位は、Windows アプリケーション → ユーザープロファイル → 組織単位 → 組織です。
組織、組織単位、およびユーザープロファイルオブジェクトの場合、この属性に対する変更が反映されるのは、新しいユーザーセッションだけです。
コマンドオプション: --pdfviewerisdefault 1|0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、「Universal PDF ビューア」プリンタを、Windows アプリケーションから印刷するときのデフォルトプリンタに設定します。
--pdfviewerisdefault true
使用法: 動的アプリケーションの新しいマッピングを作成するには、「Editable Mappings」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。
動的アプリケーションのマッピングを削除するには、「Editable Mappings」テーブルの「削除」ボタンをクリックします。
この属性を持つオブジェクトは、動的アプリケーションオブジェクトです。
「Mappings」タブには、動的アプリケーションのマッピングが一覧表示されます。
type 文字列とアプリケーションオブジェクトの名前の間のマッピングを作成および管理するには、このタブを使用します。実行するアプリケーションをユーザーが選択すると、type 文字列が表示されます。
コマンドオプション: --mapping
mappings
使用法: ここで、mappings
は、1 つ以上のタイプとアプリケーションのマッピングです。
次の例では、タイプ linux
と gnome_desktop
アプリケーションの間のマッピングを指定します。
--mapping linux="o=applications/cn=gnome_desktop"
使用法: フィールドに数値を入力します。
この属性を持つオブジェクトは、アプリケーションサーバーオブジェクトです。
この属性は、SGD を使用してアプリケーションサーバーで同時に実行できるアプリケーションセッションの最大数を指定します。
アプリケーションセッションの最大数に達すると、SGD は、アプリケーションサーバーでホストされているアプリケーションをそれ以上ユーザーが起動できないようにします。
コマンドオプション: --maxcount
count
使用法: ここで、count は、アプリケーションセッションの最大数です。
次の例では、アプリケーションサーバーのアプリケーションセッションの最大数を 64 に設定します。
--maxcount 64
使用法: グループメンバーをグループオブジェクトに追加するには、「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。
グループオブジェクトからグループメンバーを削除するには、「編集可能な割り当て」テーブルの「削除」ボタンを使用します。
この属性を持つオブジェクトは、グループオブジェクトです。
「メンバー」タブには、選択したグループオブジェクトのメンバーが表示されます。作成できるのは、アプリケーションのグループまたはアプリケーションサーバーのグループだけです。
グループには多数のメンバーを所属させることができ、他のグループを所属させることもできます。各メンバーは、オブジェクトに対する参照として格納されるので、特定のオブジェクトが多数のグループのメンバーになってもかまいません。あとで、オブジェクトが移動された場合、またはオブジェクト名が変更された場合、そのオブジェクトに対するすべての参照は、自動的に更新されます。
「メンバー」タブの次のセクションが、グループメンバーの表示、選択、および割り当てに使用されます。
「有効なメンバー」テーブル
「編集可能なメンバー」テーブル
「有効なメンバー」テーブルには、選択したグループオブジェクトに割り当てられているオブジェクトがすべて表示されます。
「割り当てタイプ」列には、次のいずれかが表示されます。
「直接的」。この割り当ては、「編集可能な割り当て」テーブルを使用して行われたものです。
「間接的」。この割り当ては、グループのメンバーシップや別のオブジェクトからの継承など、別の関係の結果です。
「複数」。この割り当てには、複数のソース (「直接的」と「間接的」の両方) があります。
割り当てタイプが 「直接的」または「間接的」である場合、「詳細を参照してください」 リンクをクリックすると、リンクの発生元をトレースできる情報が表示されます。
「編集可能なメンバー」テーブルを使用すると、ローカルリポジトリからグループメンバーを選択できます。
「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。アプリケーションのグループを編集しているか、アプリケーションサーバーのグループを編集しているかに応じて、「アプリケーションメンバーの追加」ウィンドウまたは「アプリケーションサーバーメンバーの追加」ウィンドウが表示されます。
「アプリケーション割り当ての追加」または「アプリケーションサーバーメンバーの追加」ウィンドウでグループメンバーを選択するには、次のどちらかを実行します。
ナビゲーションツリーを参照します。ツリーを参照する際、コンテンツ領域がアプリケーションに合わせて更新されます。
「アプリケーションの検索」または「アプリケーションサーバーの検索」フィールドを使用します。アプリケーションのグループを編集しているか、アプリケーションサーバーのグループを編集しているかに応じて、このフィールドの名前が変わります。このフィールドを使用してグループメンバーを検索します。アプリケーションまたはアプリケーションサーバーの名前をフィールドに入力します。検索文字列にワイルドカード「*
」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*
name*
」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。検索結果は、コンテンツ領域の「検索結果」テーブルに表示されます。デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。
コンテンツ領域に表示されたグループメンバーの中から、必要なものを選択します。メンバーの選択が終了したら、「追加」ボタンをクリックします。
「メンバー」タブの「有効なメンバー」テーブルに、選択したグループメンバーが表示されます。
「メンバー」タブからメンバーを削除するには、「編集可能なメンバー」テーブルの「削除」ボタンを使用します。
コマンドオプション: --member
object
使用法: ここで、object
は、オブジェクトの完全名です。たとえば、"o=例/ou=Finance/cn=XClaim"
です。オブジェクト名に空白文字が含まれている場合は、引用符 (") か (') で囲む必要があります。
次の例では、Indigo Jones
と Emma Rald
をメンバーとして指定します。
--member "o=例/cn=Indigo Jones" \ "o=例/ou=Marketing/cn=Emma Rald"
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Windows アプリケーションでメニューとツールヒントの切り替え効果を表示するかどうかを指定します。メニューのアニメーション効果を無効にすると、パフォーマンスが向上する可能性があります。
コマンドオプション: --disablemenuanimations 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、メニューのアニメーション効果を無効にします。
--disablemenuanimations 1
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
アプリケーションのメニューバーを表示するかどうかを指定します。
コマンドオプション: --3270mb true|false
コマンドオプション: --mb true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、3270 アプリケーションのメニューバーが有効になります。
--3270mb true
次の例では、5250 アプリケーションのメニューバーが有効になります。
--mb true
使用法: フィールドに、タイムアウト時間をミリ秒で入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性を使うと、2 つボタンのマウスで、マウスの左右のボタンを同時にクリックしてマウスの中ボタンをエミュレートすることができます。
この属性は、マウスの左ボタンと右ボタンを押す間に時間が経過しても、そのアクションをマウスの中ボタンの操作とみなす時間の最大値です。
コマンドオプション: --middlemouse
ms
使用法: ここで、ms
は、タイムアウト時間 (ミリ秒) です。
次の例では、マウスの左ボタンと右ボタン押す操作を、マウスの中ボタンの操作と見なすには、0.3 秒以内に押す必要があります。
--middlemouse 300
使用法: フィールドに、解像度を 1 インチあたりのドット数 (dpi) で入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、要求元の X アプリケーションに SGD が報告するモニターの解像度を 1 インチあたりのドット数で指定します。使用するフォントサイズを決めるために、一部の X アプリケーションでは、この値が必要となります。
この属性を空のままにしておくと、X プロトコルエンジンの「「モニターの解像度」」属性に指定されている値が報告されます。
デフォルトの解像度では、X アプリケーションが通常使用するフォントよりもサイズの大きいフォントを選択する傾向があります。大きいサイズのフォントが選択されると、より広い画面領域を X アプリケーションが必要とするため、クリップ問題の発生原因となります。この現象が生じた場合には、小さい値 (たとえば、75) を入力して、解像度を下げてください。
また、X プロトコルエンジンの「「フォントパス」」属性がコンソールまたは X 端末とは違う順番で設定されている場合、X アプリケーションが極端に大きいサイズのフォントを使用する可能性もあります。
コマンドオプション: --dpi
dpi
使用法: ここで、dpi
は解像度 (dpi) です。
次の例では、75 dpi の解像度を、この情報を必要としている X アプリケーションにレポートします。
--dpi 75
使用法: 「3 ボタンマウスのみサポート」チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、X アプリケーションオブジェクトです。
この属性では、X アプリケーションがサポートするマウスを 3 ボタンマウスだけにするかどうかを指定します。
3 ボタンマウスだけをサポートする場合は、チェックボックスを選択します。デフォルトでは、チェックボックスは選択解除されています。
コマンドオプション: --force3button true|false
使用法: true または false を指定します。
次の例では、アプリケーションは 3 ボタンマウスだけをサポートします。
--force3button true
使用法: オブジェクトに使用する名前を入力します (例: Indigo Jones)。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Active Directory コンテナ
文字型アプリケーション
ドキュメント
ドメインコンポーネント
グループ
アプリケーションサーバー
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
組織
組織単位
動的アプリケーション
動的アプリケーションサーバー
この属性は、ローカルリポジトリ内のオブジェクトの名前を指定します。
SGD オブジェクトには、次の命名規則が使用されます。
3270 アプリケーションオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
5250 アプリケーションオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
Active Directory コンテナオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
アプリケーションサーバーオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
動的アプリケーションサーバーオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
文字型アプリケーションオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
ドキュメントオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
ドメインコンポーネントオブジェクトには、「dc=
」名前属性を指定します。
グループオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
組織オブジェクトには、「o=
」名前属性を指定します。
組織単位オブジェクトには、「ou=
」名前属性を指定します。
ユーザープロファイルオブジェクトには、「cn=
(共通名)」、「uid=
(ユーザー識別情報)」、または「mail=
(電子メールアドレス)」名前属性を指定できます。
Windows アプリケーションオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
X アプリケーションオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
動的アプリケーションオブジェクトには、「cn=
」名前属性を指定します。
Administration Console では、バックスラッシュ (\) およびプラス記号 (+) 以外の任意の文字を名前に使用できます。
新しいアプリケーションサーバーオブジェクトを作成するとき、「アドレス」フィールドには「名前」の設定が自動的に入力されます。
コマンドオプション: --name
name
使用法: ここで、name
は、オブジェクトの完全名です (例: "o=applications/ou=Finance/cn=XClaim"
)。
名前に空白文字が含まれている場合は、引用符 (") か (') で囲む必要があります。
オブジェクト名の中でスラッシュ (/) を使用するときは、バックスラッシュでエスケープ処理を行う必要があります。たとえば、o=organisation
の下位に相対名 cn=a/b
でオブジェクトを作成するときは、cn=a\/b
と入力します。
この結果、o=organisation/"cn=a/b"
というオブジェクトが作成されます。
次の例では、組織オブジェクトの名前を 例
と定義します。
--name "o=例"
次の例では、組織単位オブジェクトの名前を Finance
と定義します。このオブジェクトは、例
というディレクトリオブジェクトに属しており、すでに存在していなければなりません。
--name "o=例/ou=Finance"
次の例では、ユーザープロファイルオブジェクトの共通名を Indigo Jones
と定義します。このオブジェクトは組織オブジェクト 例
に属しています。
--name "o=例/cn=Indigo Jones"
次の例では、ドメインコンポーネントオブジェクトの名前を 例
と定義します。
--name "dc=com/dc=例"
使用法: 「制限付き」チェックボックスを選択または選択解除します。「制限付き」チェックボックスを選択する場合は、「ユーザーごとの最大数」フィールドに数値を入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、ユーザーが同時に実行できるアプリケーションインスタンスの最大数を設定します。デフォルト値は 3 です。
Webtop 上のアプリケーションのリンクは、ユーザーが実行できるアプリケーションインスタンスの数を示しています。Webtop には、各アプリケーションインスタンスを中断、再開、または編集するツールも用意されています。
コマンドオプション: --maxinstances 0|
instances
使用法: 0 を指定するか、instances
をインスタンスの数に置き換えます。
次の例では、アプリケーションインスタンスの最大数を無制限に設定します。
--maxinstances 0
使用法: リストから数字パッドの動作オプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、テンキーパッドの動作を指定します。常に数値を生成するか、キーパッドで生成するコードをアプリケーションで変更する必要があるかを指定します。
この属性が適用されるのは、VT420 文字型アプリケーションに限られます。
コマンドオプション: --keypad numeric | application
使用法: 必要なキーパッドの動作を指定します。
次の例では、キーパッドは常に数字を生成します。
--keypad numeric
使用法: パスワードキャッシュ内のエントリを管理する場合に、「パスワードキャッシュ」テーブルを使用します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
アプリケーションサーバー
動的アプリケーションサーバー
ユーザープロファイル
「パスワード」タブには、選択したユーザープロファイルオブジェクトまたはアプリケーションサーバーオブジェクトのパスワードキャッシュエントリが一覧表示されます。
「新規」ボタンを使用すると、「新規パスワードキャッシュエントリの作成」ページを使用してパスワードキャッシュエントリを追加できます。
パスワードキャッシュ内のエントリを編集するには「編集」ボタン、パスワードキャッシュからエントリを削除するには「削除」ボタンを使用します。
「パスワードキャッシュ」テーブルを更新するには、「再読み込み」ボタンを使用します。
「パスワードキャッシュ」テーブル内のエントリを検索する場合は、「検索」フィールドを使用します。検索文字列にワイルドカード「*
」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*
name*
」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。
コマンド行で tarantella passcache
コマンドを使用して、パスワードキャッシュ内のエントリを削除および検査します。「tarantella passcache」を参照してください。
使用法: 「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスを選択してから、「Secure Global Desktop パスワードの試行」オプションを選択または選択解除します。「グローバル設定」 → 「アプリケーション認証」タブで定義されたデフォルト設定を使用するには、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
アプリケーションサーバー
動的アプリケーションサーバー
この属性は、そのアプリケーションサーバー用にキャッシュされているパスワードがない場合に、そのサーバー上でのユーザー認証に使用するポリシーを指定します。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
Secure Global Desktop パスワードの試行 (選択) | --auth trytta | ユーザーが SGD へのログインに使うパスワードがキャッシュされている場合、同じパスワードを使ってアプリケーションサーバーへのログインが試みられます。ログインに失敗した場合、ユーザーはパスワードの入力を要求されます。 コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、この属性値は true として表示されます。 |
Secure Global Desktop パスワードの試行 (選択解除) | --auth nevertrytta | ユーザーが SGD へのログインに利用するパスワードは、使用しません。ユーザーは、アプリケーションサーバー用にユーザー名とパスワードを入力するよう要求されます。 コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、この属性値は false として表示されます。 |
グローバル設定の上書き (選択解除) | --auth default | 「「パスワードキャッシュの使用」」属性によって、ユーザーのパスワードを試すかどうかが決まります。 コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、この属性値は default として表示されます。 |
ユーザーが SGD へのログインに使用するパスワードは、SGD サーバーがアプリケーションサーバーも兼ねている場合、または「「Secure Global Desktop 認証」タブ」の「「パスワードキャッシュ」」が選択されている場合に、パスワードキャッシュに保存できます。
コマンドオプション: --auth trytta|nevertrytta|default
使用法: いずれかの有効な設定値を指定します。
次の例では、ユーザーが SGD へのログイン時に入力したパスワードがキャッシュされている場合、そのパスワードを使ってログインを試みます。
--auth trytta
使用法: PDF 印刷に使用するプリンタドライバの名前を、フィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
Windows アプリケーションからの印刷時に PDF 印刷で使用するプリンタドライバの名前。
このプリンタドライバは、SGD で使用するすべての Windows アプリケーションサーバーにインストールされている必要があります。
PostScript™ プリンタドライバを指定してください。デフォルトは、HP Color LaserJet 2800 Series PS です。
入力するプリンタドライバの名前は、Windows アプリケーションサーバーにインストールされているプリンタドライバの名前と正確に一致している必要があります。特に、大文字と空白文字に注意してください。/opt/tarantella/etc/data/default.printerinfo.txt
ファイルには、製造元別に並べられた一般的なプリンタドライバ名のリストが含まれています。エラーを防ぐために、このファイルからドライバ名をコピー&ペーストしてください。
この属性は、「「Universal PDF プリンタ」」が有効な場合にのみ使用できます。
オブジェクトの「「クライアント印刷: オーバーライド」」が有効な場合にのみ、Administration Console を使ってこの属性を編集できます。
この属性の設定は、次のものよりも優先されます。
組織階層内の親オブジェクトの設定。
親オブジェクトの設定が存在しない場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「印刷」タブで構成されたデフォルト設定。
Windows アプリケーションオブジェクトのこの設定は、組織、組織単位、またはユーザープロファイルオブジェクトの印刷設定よりも優先されます。印刷構成の優先順位は、Windows アプリケーション → ユーザープロファイル → 組織単位 → 組織です。
組織、組織単位、およびユーザープロファイルオブジェクトの場合、この属性に対する変更が反映されるのは、新しいユーザーセッションだけです。
コマンドオプション: --pdfdriver
driver_name
使用法: ここで、driver_name
は、PDF 印刷に使用するプリンタドライバの名前です。コマンド行で、名前に空白文字が含まれている場合は引用符を使用します。
次の例では、HP LaserJet 8000 Series PS プリンタドライバを PDF 印刷に使用するドライバとして設定します。
--pdfdriver "HP LaserJet 8000 Series PS"
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Windows アプリケーションに対して、印刷方向や用紙サイズなどのプリンタ設定のキャッシュを無効にします。
コマンドオプション: --noprintprefs 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、プリンタ設定のキャッシュを無効にします。
--noprintprefs 1
使用法: ロケールをフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、アプリケーションサーバーオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションサーバーからのログインデータがパターン照合されたときに、ログインスクリプトで使用される言語を制御します。
SGD に用意されているログインスクリプトを使用するときは、システムプロンプトを照合するための変数を vars.exp
スクリプトに定義します。デフォルトでは、英語のシステムプロンプトがサポートされています。このスクリプトをカスタマイズすることで、ほかのロケールのユーザーをサポートできます。
ロケールは、下線で区切られた言語 (language) とオプションの地域 (territory) という 2 つの部分で構成されています。
ロケールの言語部分は、ISO 639 言語コードを使って指定されます (たとえば、英語は en
、日本語は ja
)。
ロケールの地域部分は、ISO 3166 地域コードを使って使用されます (たとえば、アメリカ合衆国は us
、日本は jp
)。
デフォルトのロケールは en_us です。
コマンドオプション: --hostlocale
ll_tt
使用法: ここで、ll_tt
はロケールです。
次の例では、アプリケーションサーバーオブジェクトのデフォルト言語をフランス語に設定します。フランス語のプロンプトは、このアプリケーションサーバーで使用するログインスクリプトに設定する必要があります。
--locale fr
使用法: ユーザープロファイルオブジェクトまたは組織単位オブジェクトの場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスを選択してから、「有効」オプションを選択または選択解除します。親オブジェクト用に定義された設定を使用する場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
組織オブジェクトの場合は、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスを選択してから、「有効」オプションを選択または選択解除します。「グローバル設定」タブで定義されたデフォルト設定を使用するには、「グローバル設定の上書き」チェックボックスの選択を解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
この属性は、ユーザーがアプリケーションセッション中に RANDR X 拡張機能を使用できるかどうかを制御します。RANDR を使用すると、複数のモニターを使用してアプリケーションを表示するための拡張サポートが提供されます。「ウィンドウのサイズ: RandR 拡張機能」を参照してください。
この属性に対する変更が反映されるのは、新規ユーザーセッションだけです。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
親の設定をオーバーライド (選択解除) |
| ユーザープロファイルまたは組織単位オブジェクト。親オブジェクトから継承した設定を使用します。 これは、デフォルト設定です。 |
グローバル設定の上書き (選択解除) |
| 組織オブジェクト。グローバル設定を使用します。 これは、デフォルト設定です。 |
有効 (選択) |
| RANDR 拡張機能の使用を有効にします。 |
有効 (選択解除) |
| RANDR 拡張機能の使用を無効にします。 |
ユーザープロファイルオブジェクトまたは組織単位オブジェクトの場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスの選択を解除して、組織階層内の親オブジェクトの設定を継承します。これは、各ユーザープロファイルオブジェクトを編集せずに、多数のユーザーの RANDR を有効/無効にする場合に使用します。
組織オブジェクトの場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「クライアントデバイス」タブで構成されたデフォルト設定を使用するには、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
ユーザーがアプリケーションを起動すると、SGD はそのユーザーのユーザープロファイルオブジェクトを検査してから、組織階層の上位にあるすべての親オブジェクトを検査して、RANDR が有効になっているか無効になっているかを確認します。選択したすべてのオブジェクトが親の設定を使用するように構成されている場合は、デフォルト設定が使用されます。
システムオブジェクト組織内で、ユーザープロファイルオブジェクトの RANDR が無効になっている場合は (例: o=Tarantella System Objects/cn=UNIX User Profile
)、このプロファイルに割り当てられているすべてのユーザーがこの影響を受けます。
デフォルトでは、RANDR の使用は無効になっています。
コマンドオプション: --orgxrandr 2|1|0
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、RANDR X 拡張機能の使用を有効にします。
--orgxrandr 0
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Windows アプリケーションサーバーからクライアントデバイスにオーディオを送信するかどうかを設定します。「リモートオーディオ」が有効になっていると、Windows アプリケーションサーバーでオーディオが再生されます。
この属性を有効にすると、Microsoft Windows リモートデスクトップ接続の「リモート コンピュータで再生する」サウンド設定と同じ効果があります。
デフォルトでは、この属性は無効になっています。
コマンドオプション: --remoteaudio 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、リモートオーディオを Windows アプリケーションサーバーで再生します。
--remoteaudio 1
使用法: スクロールスタイルのオプションを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、端末ウィンドウのスクロール方法を指定します。使用できるオプションは、「1 行ずつ」、「数行ずつ」、「滑らかにゆっくり」です。
コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、次の内容が適用されます。
「line」属性値は normal として表示されます
「multiple」属性値は jump として表示されます
コマンドオプション: --scrollstyle line | multiple | smooth
使用法: 使用するスクロールスタイルを指定します。
次の例では、端末ウィンドウを滑らかにスクロールします。
--scrollstyle smooth
使用法: ユーザープロファイルオブジェクトまたは組織単位オブジェクトの場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスを選択してから、「有効」オプションを選択または選択解除します。親オブジェクト用に定義された設定を使用する場合は、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスの選択を解除します。
組織オブジェクトの場合は、「グローバル設定のオーバーライド」チェックボックスを選択してから、「有効」オプションを選択または選択解除します。「グローバル設定」タブで定義された設定を使用するには、「グローバル設定の上書き」チェックボックスの選択を解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
この属性は、ユーザーがクライアントデバイス上のシリアルポートに Windows リモートデスクトップサービスセッションからアクセスできるかどうかを制御します。
デフォルトでは、ユーザープロファイルオブジェクトまたは組織単位オブジェクトは、組織階層内の親オブジェクトの設定を継承します。これは、各ユーザープロファイルオブジェクトを編集せずに、多数のユーザーのシリアルポートへのアクセスを有効/無効にする場合に使用します。これをオーバーライドするには、「親の設定をオーバーライド」チェックボックスを選択してから、設定を変更します。
デフォルトでは、組織オブジェクトは Administration Console の「グローバル設定」 → 「クライアントデバイス」タブで構成されたグローバル設定を使用します。これを上書きするには、「グローバル設定の上書き」チェックボックスを選択してから、設定を変更します。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
親の設定をオーバーライド (選択解除) |
| ユーザープロファイルまたは組織単位オブジェクト。親オブジェクトから継承した設定を使用します。 これは、デフォルト設定です。 |
グローバル設定の上書き (選択解除) |
| 組織オブジェクト。グローバル設定を使用します。 これは、デフォルト設定です。 |
有効 (選択) |
| シリアルポートへのアクセスを有効にします。 |
有効 (選択解除) |
| シリアルポートへのアクセスを無効にします。 |
ユーザーが Windows アプリケーションを起動すると、SGD はそのユーザーのユーザープロファイルオブジェクトを検査してから、組織階層の上位にあるすべての親オブジェクトを検査して、シリアルポートへのアクセスが有効になっているか無効になっているかを確認します。選択したすべてのオブジェクトが親の設定を使用するように構成されている場合は、デフォルト設定が使用されます。
デフォルトでは、シリアルポートへのアクセスは有効です。
コマンドオプション: --serialport 2|1|0
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、シリアルポートへのアクセスを無効にします。
--serialport 0
使用法: アプリケーションサーバーの DNS 名または IP アドレスをフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性には、アプリケーションを実行する 3270 (メインフレーム) または AS/400 アプリケーションサーバーを指定します。
DNS 名がわかっている場合は、IP アドレスではなく DNS 名を使用します。
コマンドオプション: --hostname
host
使用法: ここで、host
は、3270 (メインフレーム) または AS/400 アプリケーションサーバーの DNS 名か IP アドレスです。
次の例では、アプリケーションサーバー warsaw.example.com 上のアプリケーションを実行します。
--hostname warsaw.example.com
使用法: アプリケーションサーバーへの接続に使用する TCP ポート番号を、フィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、エミュレータが 3270 (メインフレーム) アプリケーションサーバーまたは AS/400 アプリケーションサーバーとデータを交換するときに使用する TCP ポートを指定します。
デフォルトでは、TCP ポート 23 が使用されます。
コマンドオプション: --portnumber
tcp
使用法: ここで、tcp
は、アプリケーションサーバーへの接続に使用する TCP ポート番号です。
次の例では、TCP ポート 4567 上でアプリケーションサーバーに接続します。
--portnumber 4567
使用法: リストから設定値を選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションセッションが終了する時点を決定します。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
最後のクライアントの終了 |
| SGD サーバーは、セッション内で稼働している X クライアントの数を追跡し、X クライアント数がゼロ (0) になった時点でセッションを終了します。OpenOffice などのフォークされたアプリケーションのシャットダウンで問題が発生した場合は、この設定を「「起動接続をオープンしたまま保持」」とともに使用してください。 |
ウィンドウマネージャーの終了 |
| SGD サーバーは、ウィンドウマネージャーが終了した時点で、稼働している X クライアントの数に関係なく、セッションを終了します。 |
ウィンドウマネージャーのみ残っている |
| SGD サーバーは残っている X クライアントがウィンドウマネージャーだけになった時点でセッションを終了します。一部のウィンドウマネージャー (OpenLook など) は、X クライアントをバックグラウンドで実行するので、この条件は決して満たされることがありません。この問題が発生した場合は、「表示中のウィンドウがない」を使用してください。 |
ログインスクリプトの終了 |
| SGD サーバーは、ログインスクリプトが完了した時点で、セッションを終了します。アプリケーションのシャットダウンで問題が発生した場合は、この設定を「「起動接続をオープンしたまま保持」」とともに使用してください。 |
表示中のウィンドウがない |
| SGD サーバーは表示しているウィンドウがなくなった時点でセッションを終了します。これは、X クライアントをバックグラウンドで実行するウィンドウマネージャー (OpenLook など) に役立ちます。 |
「ログインスクリプトの終了」または「表示中のウィンドウがない」 |
| SGD サーバーは、ログインスクリプトの完了時、または表示しているウィンドウがなくなった時点で、セッションを終了します。この設定は、一般的な「「アプリケーションの再開機能」」が設定されていて、かつ X クライアントを使用するアプリケーションに使用します。理由は、アプリケーションサーバーが再起動する場合、またはネットワークから切断された場合に、セッションが強制的に終了されるためです。アプリケーションのシャットダウンで問題が発生した場合は、この設定を「「起動接続をオープンしたまま保持」」とともに使用してください。 |
コマンドオプション: --endswhen lastclient | windowmanager | windowmanageralone | loginscript | nowindows | loginscriptnowindows
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、表示しているウィンドウがなくなった時点でアプリケーションセッションを終了します。
--endswhen nowindows
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Microsoft RDP プロトコルを使用して Microsoft Windows サーバーからアプリケーションを実行するために、SGD Remote Desktop Client (ttatsc) を使用するかどうかを指定します。
Remote Desktop Client のコマンド行オプションを指定するには、「「引数」」属性を使用します。
コマンドオプション: --winproto wts | none
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、Microsoft RDP プロトコルを使用して Microsoft Windows サーバーに接続します。
--winproto wts
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションのアプリケーションセッションでリソースの共有が試みられるかどうかを指定します。リソースを共有すると、SGD サーバーとクライアントデバイスの両方でメモリーのオーバーヘッドが削減されます。
この属性は、次の「「ウィンドウタイプ」」設定で構成されているアプリケーションで使用可能です。
クライアントウィンドウ管理
キオスク
独立ウィンドウ
リソースは、次の属性に同じ値が設定されているアプリケーション間で共有されます。
アプリケーションの起動時に問題が発生した場合は、この属性を無効にしてみてください。
コマンドオプション: --share true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、類似セッションでのリソース共有を有効にします。
--share true
使用法: リストからステータス行のタイプを選択します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションに表示するステータス行のタイプを指定します。
アプリケーションのタイプ | 使用可能なステータス行のタイプ |
---|---|
VT420 |
|
Wyse 60 |
|
SCO コンソール |
|
コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、属性値 hostmessages は host writable として表示されます。
コマンドオプション: --statusline none | indicator | hostmessages | standard | extended
使用法: 必要なステータス行のタイプを指定します。すべての設定がすべてのタイプの文字型アプリケーションで有効なわけではありません。
次の例では、ステータス行を表示しません。
--statusline none
使用法: ユーザーの姓をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、ユーザープロファイルオブジェクトです。
この属性は、ユーザーの姓 (名字) を指定します。
名前には任意の文字を使用できます。
コマンドオプション: --surname
name
使用法: ここで、name
は、ユーザーの姓です。名前に空白文字が含まれている場合は、引用符 (") か (') で囲む必要があります。
次の例では、ユーザーの姓を Jones
と定義します。
--surname Jones
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性が有効なのは、「「ウィンドウタイプ」」が「シームレスウィンドウ」モードに設定されているアプリケーションだけです。
この属性は、一部の Borland アプリケーションとの互換性を確保するために必要となります。アプリケーションウィンドウのタスクバーへの最小化やタスクバーからの最大化に関する問題が発生している場合に、この属性を有効にします。
コマンドオプション: --swmopts 1|0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。デフォルト設定は 0
です。
次の例では、アプリケーションの SWM ローカルウィンドウ階層を有効にします。
--swmopts 1
使用法: 端末タイプのオプションを選択するか、「カスタム」オプションを選択してフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションに必要な端末タイプを指定します。この属性は、「「エミュレーションタイプ」」に合わせて設定する必要があります。
コマンドオプション: --termtype
type
使用法: ここで、type
は、端末タイプです (例: ansi
)。
次の例では、端末タイプ ansi
を使用します。
--termtype ansi
次の例では、端末タイプ wyse60
を使用します。
--termtype wyse60
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、Windows デスクトップセッションなどの Windows アプリケーションに対して、テーマを有効にするか無効にするかを指定します。テーマを無効にすると、パフォーマンスが向上する可能性があります。
コマンドオプション: --disabletheming 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、テーマを無効にします。
--disabletheming 1
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
この属性は、ユーザーが SGD の「Universal PDF」プリンタを使用して Windows アプリケーションから印刷できるようにします。
オブジェクトの「「クライアント印刷: オーバーライド」」が有効な場合にのみ、Administration Console を使ってこの属性を編集できます。
この属性の設定は、次のものよりも優先されます。
組織階層内の親オブジェクトの設定。
親オブジェクトの設定が存在しない場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「印刷」タブで構成されたデフォルト設定。
Windows アプリケーションオブジェクトのこの設定は、組織、組織単位、またはユーザープロファイルオブジェクトの印刷設定よりも優先されます。印刷構成の優先順位は、Windows アプリケーション → ユーザープロファイル → 組織単位 → 組織です。
組織、組織単位、およびユーザープロファイルオブジェクトの場合、この属性に対する変更が反映されるのは、新しいユーザーセッションだけです。
コマンドオプション: --pdfenabled 1|0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、「Universal PDF」プリンタを使用して印刷することをユーザーに許可します。
--pdfenabled 1
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
組織
組織単位
ユーザープロファイル
Windows アプリケーション
この属性は、ユーザーが SGD の「Universal PDF ビューア」プリンタを使用して Windows アプリケーションから印刷できるようにします。
オブジェクトの「「クライアント印刷: オーバーライド」」が有効な場合にのみ、Administration Console を使ってこの属性を編集できます。
この属性の設定は、次のものよりも優先されます。
組織階層内の親オブジェクトの設定。
親オブジェクトの設定が存在しない場合は、Administration Console の「グローバル設定」 → 「印刷」タブで構成されたデフォルト設定。
Windows アプリケーションオブジェクトのこの設定は、組織、組織単位、またはユーザープロファイルオブジェクトの印刷設定よりも優先されます。印刷構成の優先順位は、Windows アプリケーション → ユーザープロファイル → 組織単位 → 組織です。
組織、組織単位、およびユーザープロファイルオブジェクトの場合、この属性に対する変更が反映されるのは、新しいユーザーセッションだけです。
コマンドオプション: --pdfviewerenabled 1|0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。
次の例では、「Universal PDF ビューア」プリンタを使用して印刷することをユーザーに許可します。
--pdfviewerenabled true
使用法: フィールドに URL を入力します。
この属性を持つオブジェクトは、ドキュメントオブジェクトです。
オブジェクトに関連付けられている URL です。これは、ユーザーが Webtop 上のリンクをクリックすると表示されます。
絶対 URL または相対 URL を指定できます。相対 URL は SGD のドキュメントルートからの相対 URL と見なされます。通常、これは /opt/tarantella/var/docroot
です。
コマンドオプション: --url
url
使用法: ここで、url
はファイアウォール転送 URL です。値に空白文字やシェルで解釈される特殊文字が含まれている場合は、引用符 (") か (') で囲む必要があります。
次の例では、オブジェクトがクリックされたときに example.com のホームページを表示します。
--url http://www.example.com
次の例では、SGD ドキュメントルートからの相対パスで指定した URL を表示します。
--url ../my_docs/index.html
使用法: 1 つ以上の検索仕様をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、アプリケーションサーバーオブジェクトです。
アプリケーションサーバー上でアプリケーションを実行できるユーザーを指定するには、この属性を使用します。
検索仕様は、ユーザーのユーザー識別情報 (完全指定ユーザー名) に基づいてアプリケーションサーバーをフィルタします。検索フィルタには、次のいずれかを使用できます。
RFC2254 に準拠する LDAP 検索フィルタ
RFC1959 に準拠する LDAP URL
scottasessionowner=
フィルタ
ユーザー識別情報が LDAP 識別情報ではない場合でも、LDAP ベースの検索フィルタが適用されます。
RFC2254 検索フィルタを使用する場合は、各フィルタを二重引用符 (") と括弧で囲みます。
LDAP URL を使用する場合は、ldap:///
の形式を使用します。URL に指定したホスト、ポート、および戻り値の属性は、無視されます。これは、SGD 認証の一環として構成された LDAP ディレクトリサーバーが使用されるからです。
search-criteria
Administration Console では、RFC2254 で指定されている特殊文字が自動的にエスケープされることはありません。Administration Console で特殊文字を使用するには、エスケープシーケンスを手動で入力する必要があります。たとえば、「John Doe (123456)」という共通名を持つユーザーを検索するには、検索フィールドに cn=John Doe\0x28123456\0x29
と入力します。コマンド行では特殊文字のエスケープは行われます。
SGD では、RFC2254 で指定されている拡張可能な一致検索フィルタを使用できます。これを使えば、オブジェクトの識別名 (DN) を構成するコンポーネントに基づいて情報を検索できます。たとえば、managers という任意の OU (ou=managers
) に含まれているユーザーにアプリケーションサーバーを割り当てる場合は、(&(ou:dn:=managers))
という検索フィルタを使用できます。
scottasessionowner=
フィルタは、アスタリスク (*) ワイルドカードのみを使用する単純な検索です。
コマンドオプション: --userassign
spec
使用法: ここで、spec は、検索仕様です。
次の例では、Sales 部門のマネージャーおよび Violet Carson をマネージャーとするすべての社員にアプリケーションサーバーを割り当てます。
--userassign "(&(job=manager)(dept=Sales))" \ "(manager=Violet Carson)"
次の例では、example.com の Sales 部門のマネージャーにアプリケーションサーバーを割り当てます。
--userassign "ldap:///ou=Sales,dc=example,dc=com??sub?job=manager"
次の例では、UID が「violet」の Sales 部門のユーザーと UID が「emmarald」の Marketing 部門のユーザーにアプリケーションサーバーを割り当てます。
--userassign uid=violet,ou=Sales,dc=example,dc=com \ uid=emmarald,ou=Marketing,dc=example,dc=com
次の例では、ローカルリポジトリの Sales OU のすべてのユーザーにアプリケーションサーバーを割り当てます。
--userassign "scottasessionowner=dc=com/dc=example/ou=Sales/*"
次の例では、ローカルリポジトリの Sales OU の Elizabeth Blue にアプリケーションサーバーを割り当てます。
--userassign "scottasessionowner=dc=com/dc=example/ou=Sales/cn=Elizabeth Blue"
使用法: 「ユーザーセッション」タブ内のボタンを使用して、ユーザーセッションを表示したり管理したりします。
この属性を持つオブジェクトは、ユーザープロファイルオブジェクトです。
このタブには、選択したユーザープロファイルオブジェクトのアクティブなユーザーセッションが一覧表示されます。ユーザーセッションは、SGD サーバーに接続されているユーザーを表します。
選択したユーザーセッションの詳細を表示するには、「ユーザーセッションリスト」テーブル内の「詳細の表示」ボタンを使用します。選択したユーザーセッションを終了するには、「終了」ボタンを使用します。「再読み込み」ボタンをクリックすると、「ユーザーセッションリスト」テーブルが更新されます。
「ユーザーセッションリスト」テーブルを検索する場合は、「検索」オプションを使用します。ユーザー識別情報や SGD サーバーを検索するときは、検索文字列にワイルドカード「*
」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*
name*
」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。
「ログイン時間」を検索するには、yyyy/mm/dd hh:mm:ss
という書式の検索文字列を使用します。
デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。
ユーザーセッションを一覧表示したり終了したりするには、コマンド行で tarantella webtopsession
コマンドを使用します。「tarantella webtopsession」を参照してください。
指定したユーザープロファイルオブジェクトに関するユーザーセッションの詳細を表示するには、「tarantella webtopsession list」 コマンドを使用します。
コマンドオプション: tarantella webtopsession list --person pobj
使用法: ここで、pobj
は、ユーザープロファイルオブジェクトの完全名です。
次の例では、ユーザープロファイルオブジェクト Indigo Jones
のユーザーセッションを一覧表示します。
tarantella webtopsession list \ "o=例/ou=IT/cn=Indigo Jones"
使用法: リストからブローカを選択するか、リストから「Other」を選択してフィールドに完全指定クラス名を入力します。
この属性を持つオブジェクトは、動的アプリケーションサーバーオブジェクトです。
動的アプリケーションサーバーを使用する仮想サーバーブローカ (VSB) インタフェースクラス。
SGD には次の表に示す VSB が用意されています。
ブローカ | 完全指定クラス名 |
---|---|
SGD |
|
ユーザー定義 SGD |
|
レガシー VDI |
|
VDI |
|
この属性は、SGD Web サービスを使用してアプリケーションを開発する開発者によって使用されます。
コマンドオプション: --vsbclass
class-name
使用法: ここで、class-name は、VSB の完全指定クラス名です。
次の例では、VDI ブローカを使用します。
--vsbclass com.oracle.sgd.vsbim.OracleVDIVirtualServerBroker
使用法: 仮想サーバーブローカ (VSB) のパラメータをフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、動的アプリケーションサーバーオブジェクトです。
この属性は、VSB に渡すパラメータ文字列を指定します。
この属性は、デフォルトでは空白です。
この属性は、SGD Web サービスを使用してアプリケーションを開発する開発者によって使用されます。
コマンドオプション: --vsbparams
string
使用法: ここで、string
は、VSB に渡すパラメータの文字列です。
次の例では、VDI ブローカにホスト名の文字列を渡します。文字列内の二重引用符 ("
) をエスケープするには、バックスラッシュ (\
) 文字を使用します。
--vsbparams "preferredhosts=\"https://vdihost1.com:1802/client,https://vdihost2.com:1802/client, https://vdihost3.com:1802/client\""
使用法: リストから設定値を選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、ユーザーがウィンドウマネージャーの装飾を使用してメインアプリケーションウィンドウを閉じた場合の処理を決定します。この属性を適用できるのは、「クライアントウィンドウ管理」または「独立ウィンドウ」の「「ウィンドウタイプ」」で設定されているアプリケーションに限られます。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 説明 |
---|---|---|
アプリケーションに通知 |
| 閉じるアクションをアプリケーションに通常の方法で通知します。アプリケーションがリクエストを無視した場合、SGD はアプリケーションを強制終了 (kill) します。 コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、この属性値は notifyclient として表示されます。 この設定を適用できるのは、「クライアントウィンドウ管理」の「「ウィンドウタイプ」」で設定されている X アプリケーションに限られます。 |
アプリケーションを強制終了 |
| SGD はアプリケーションを強制終了 (kill) します。これは、プログラム xkill を使ってアプリケーションを終了するのに似ています。この設定を使用するのは、ユーザーがアプリケーションを閉じる際に障害が発生した場合に限定します。 コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、この属性値は killclient として表示されます。 この設定を適用できるのは、「クライアントウィンドウ管理」の「「ウィンドウタイプ」」で設定されている X アプリケーションに限られます。 |
アプリケーションセッションを中断 |
| アプリケーションオブジェクトが再開可能な場合、アプリケーションのアプリケーションセッションを中断します。アプリケーションオブジェクトが再開不能な場合、アプリケーションセッションは終了します。この設定を使用するのは、アプリケーションにユーザーを終了させる独自のメカニズムがある場合に限定します。「アプリケーションの再開機能」も参照してください。 「「ウィンドウタイプ」」が「クライアントウィンドウ管理」に設定されたアプリケーションでは、ユーザーがウィンドウ装飾を使ってアプリケーションを閉じると確認プロンプトが表示されます。 |
アプリケーションセッションを終了 |
| SGD はアプリケーションセッションを終了します。 これは、「独立ウィンドウ」の「「ウィンドウタイプ」」で設定されている Windows アプリケーションや文字型アプリケーションのデフォルト設定です。 「「ウィンドウタイプ」」が「クライアントウィンドウ管理」に設定されたアプリケーションでは、ユーザーがウィンドウ装飾を使ってアプリケーションを閉じると確認プロンプトが表示されます。 |
アプリケーションセッションには、複数のアプリケーションを実行している CDE セッションなど、メインのアプリケーションウィンドウを複数含めることができます。この属性が「アプリケーションセッションを中断」または「アプリケーションセッションを終了」に設定されている場合、いずれかのアプリケーションを閉じると、セッション全体が中断または終了します。
コマンドオプション: --windowclose notifyapp | killapp | suspendsession | endsession
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、アプリケーションのメインウィンドウを閉じると、アプリケーションオブジェクトが再開可能なかぎり、アプリケーションセッションが中断されます。
--windowclose suspendsession
使用法: オプションを選択します。「カスタム色」オプションの場合は、色をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、ルートウィンドウの外観を決定します。
標準の黒いウィンドウを表示するには、「デフォルトの色」を選択します。ユーザー独自の色を使用するには、「カスタム色」を選択して、「「ウィンドウの色: カスタム色」」属性を指定します。
コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、属性値 custom が color として表示されます。
コマンドオプション: --roottype default|custom
使用法: 有効な設定を指定します。
次の例では、ルートウィンドウに --rootcolor を使って指定したカスタム色を使用します。
--roottype custom
使用法: 「「ウィンドウの色」」属性で「カスタム色」オプションが選択されている場合に使用されます。有効なカラーリソース (yellow
など) をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、ルートウィンドウの色を決定します。
X11 の色名称がサポートされています。
コマンドオプション: --rootcolor
color
使用法: ここで、color
は、有効なカラーリソース (yellow
など) です。
次の例では、ルートウィンドウの色に plum4 を使用します。
--rootcolor plum4
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
ウィンドウ管理を処理するキーボードショートカットは、リモートセッションに送信することも、ローカルで実行することもできます。この属性が有効なのは、「「ウィンドウタイプ」」が「キオスク」モードに設定されているアプリケーションだけです。
この属性が有効になっているときに「キオスク」モードを終了するには、キーシーケンス Alt + Ctrl + Shift + スペースを使用します。これにより、ローカルデスクトップ上でキオスクセッションがアイコン化されます。
コマンドオプション: --remotewindowkeys 1 | 0
使用法: 1
(true) または 0
(false) を指定します。デフォルト設定は 0
です。
次の例では、ウィンドウ管理キーをリモートセッションに送ります。
--remotewindowkeys 1
使用法: ウィンドウマネージャーのフルパス名をフィールドに入力します。新規エントリを追加するには、リターンキーを押します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションで使用するウィンドウマネージャーを指定します。また、この名前を他のアプリケーションで使用して、メインアプリケーションと一緒に実行することもできます。
必要な数だけウィンドウマネージャーアプリケーションを指定できます。
ウィンドウマネージャーは、「「ウィンドウタイプ」」が「クライアントウィンドウ管理」に設定された X アプリケーションでは必要ありません。
コマンドオプション: --winmgr
command
使用法: ここで、command
は、フルパス名です。各パス名は空白文字で区切ります。
次の例では、twm ウィンドウマネージャーを使ってアプリケーションを起動します。
--winmgr /usr/local/bin/twm
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションの初期サイズに影響します。
アプリケーションの起動時に、ユーザーの画面全体に表示されるようにするには、チェックボックスを選択します。
アプリケーションはウィンドウ装飾付きで表示されます。アプリケーションを、ウィンドウ装飾なしで完全に画面全体に表示するには、アプリケーションオブジェクトの「「ウィンドウタイプ」」属性を「キオスク」と設定します。
オブジェクトの「「ウィンドウのサイズ: 幅」」属性と「「ウィンドウのサイズ: 高さ」」属性に従って、アプリケーションのサイズを決定するには、チェックボックスの選択を解除します。
「「ウィンドウのサイズ: ウィンドウに合わせて拡大縮小する」」が選択されていない限り、アプリケーションサイズは、アプリケーションセッションが存続している間は変わりません。ユーザーがアプリケーションをあるクライアントデバイス上で起動し、同じアプリケーションを画面の解像度が異なるクライアントデバイス上で再開した場合、アプリケーションは画面に合わせてサイズを変更しません。この機能が必要な場合は、「RANDR X の拡張機能の使用」の説明どおりに RANDR X 拡張機能を使用します。
この属性が選択されていて、かつアプリケーションが文字型アプリケーションである場合は、「「フォントサイズ: 固定フォントサイズ」」属性の選択が解除されている必要があります。
コマンドオプション: --maximize true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、クライアントデバイス上で、アプリケーションを最大サイズで表示します。
--maximize true
使用法: フィールドに、アプリケーションの端末ウィンドウのカラム数を入力します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、端末ウィンドウのカラム数を 5 - 132 の範囲で定義します。
コマンドオプション: --cols
cols
使用法: ここで、cols
は、端末ウィンドウ内のカラム数です。
次の例では、アプリケーション用のウィンドウを 80 カラムに設定します。
--cols 80
使用法: フィールドに、アプリケーションの高さをピクセルで入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションの高さをピクセルで定義します。高さの最小値は 10 ピクセルで、最大値は 65535 ピクセルです。
コマンドオプション: --height
pixels
使用法: ここで、pixels
は、アプリケーションの高さ (ピクセル単位) です。この属性が必要ない場合でも高さを指定する必要があります。たとえば、アプリケーションが「クライアントウィンドウ管理」の「「ウィンドウタイプ」」で設定されている場合や、アプリケーションが「「ウィンドウのサイズ: クライアントの最大サイズ」」で表示するように設定されている場合でも、高さを指定する必要があります。
次の例では、高さが 600 ピクセルのウィンドウを使用して、アプリケーションを表示します。
--height 600
使用法: フィールドに、アプリケーションの端末ウィンドウの行数を入力します。
この属性を持つオブジェクトは、文字型アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、端末ウィンドウの行数を 50 - 100 の範囲で定義します。
コマンドオプション: --lines
lines
使用法: ここで、lines
は、端末ウィンドウ内の行数です。
次の例では、アプリケーションのウィンドウを 25 行に設定します。
--lines 25
使用法: 「最大化」チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
エミュレータウィンドウを最大化するかどうかを指定します。
これらのコマンドを使用すると、Unix 用 TeemTalk エミュレータが読み込まれるときに最大限のサイズでウィンドウが表示されます。このとき、デフォルトの行数とカラム数は変更されません。タイトルバーやソフトボタンなどのウィンドウ要素が有効になっている場合は、それらの状態もすべて維持されます。
コマンドオプション: --3270ma true|false
コマンドオプション: --ma true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、3270 アプリケーションのエミュレータウィンドウが最大化されます。
--3270ma true
次の例では、5250 アプリケーションのエミュレータウィンドウが最大化されます。
--ma true
使用法: 「可変ルートウィンドウサイズ」チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、X アプリケーションオブジェクトです。
X ルートウィンドウのサイズをユーザーの画面に合うように変更するかどうかを指定します。
この属性を無効にした場合、ルートウィンドウのサイズは固定されます。
この属性は、「クライアントウィンドウ管理」の「「ウィンドウタイプ」」設定で構成されているアプリケーションオブジェクトでのみ使用可能です。
この属性は、「「ウィンドウのサイズ: RandR 拡張機能」」が無効な場合にのみ使用できます。これは、ルートウィンドウのサイズ変更が RANDR X 拡張機能で自動的にサポートされるためです。
コマンドオプション: --variablerootsize true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、ルートウィンドウのサイズ変更を有効にします。
--variablerootsize true
使用法: 「RandR 拡張機能」チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
RANDR X 拡張機能が有効になっているかどうかを指定します。
RANDR 拡張機能を使用すると、リモートセッションウィンドウのサイズを動的に変更でき、複数のモニターに対して拡張サポートが提供されます。
コマンドオプション: --xrandr true|false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、RANDR X 拡張機能を有効にします。
--xrandr true
使用法: 「ウィンドウに合わせて拡大縮小する」チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
この属性は、アプリケーションの表示をウィンドウに合わせて拡大縮小することを指定します。
この属性を適用できるのは、「独立ウィンドウ」または「キオスク」の「「ウィンドウタイプ」」が設定されている場合だけです。
この属性は、アプリケーションの「「ウィンドウのサイズ: RandR 拡張機能」」が有効な場合には使用できません。
この属性が選択されている場合、アプリケーションは表示されるウィンドウに合わせて常に拡大縮小されます。ウィンドウのサイズを変更すると、SGD では新しいウィンドウのサイズに合わせて再度アプリケーションが拡大縮小され、スクロールバーは表示されません。
拡大縮小されたアプリケーションと拡大縮小されていないアプリケーションの表示を切り替えるときは、Scroll Lock キーを押します。
コマンドオプション: --scalable true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、ウィンドウに合わせてアプリケーションが拡大縮小されます。
--scalable true
使用法: フィールドに、アプリケーションの幅をピクセルで入力します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションの幅をピクセルで定義します。幅の最小値は 10 ピクセルで、最大値は 65535 ピクセルです。
コマンドオプション: --width
pixels
使用法: ここで、pixels
は、アプリケーションの幅 (ピクセル単位) です。この属性が必要ない場合でも幅を指定する必要があります。たとえば、アプリケーションが「クライアントウィンドウ管理」の「「ウィンドウタイプ」」で設定されている場合や、アプリケーションが「「ウィンドウのサイズ: クライアントの最大サイズ」」で表示するように設定されている場合でも、幅を指定する必要があります。
次の例では、幅が 300 ピクセルのウィンドウを使用して、アプリケーションを表示します。
--width 300
使用法: リストから設定値を選択します。
この属性を持つオブジェクトは、次のとおりです。
文字型アプリケーション
Windows アプリケーション
X アプリケーション
3270 アプリケーション
5250 アプリケーション
この属性は、アプリケーションをユーザーに表示する方法を決定します。
いくつかの設定値は他の属性に影響を与えます。たとえば、Administration Console で「クライアントウィンドウ管理」を選択すると、アプリケーションのサイズを構成する属性が無効になります。これらの属性をコマンド行で指定できますが、効果はありません。
次の表に、Administration Console のオプションと対応するコマンド行オプションを示します。
Administration Console | コマンド行 | 適用先 | 説明 |
---|---|---|---|
クライアントウィンドウ管理 |
| X アプリケーション | アプリケーションのウィンドウは、クライアントデバイス上でアプリケーションを実行している場合と同じ方法で動作します。たとえば、ウィンドウのサイズ変更、移動、最小化、最大化は、クライアントの通常のウィンドウ管理コントロールを使って実行できます。 オブジェクトの「「ウィンドウを閉じるアクション」」属性は、ユーザーが最後のウィンドウまたはメインウィンドウを閉じたときに行われる処理を決定します。
コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、この属性値は トップレベルの、サイズ変更可能なウィンドウが多数あるアプリケーションで使用します。 |
独立ウィンドウ |
| すべてのアプリケーションタイプ | アプリケーションは Web ブラウザのツールバーやメニューのない、新規ウィンドウに表示されます。 このウィンドウは、サイズを変更できますが、アプリケーションのサイズは変更されません。ウィンドウにスクロールバーが表示されます。オブジェクトの「「ウィンドウのサイズ: 幅」」および「「ウィンドウのサイズ: 高さ」」属性によって、アプリケーションのサイズが決まります。 ウィンドウを閉じると、オブジェクトの「「ウィンドウを閉じるアクション」」属性に従って、アプリケーションセッションが終了または中断されます。ウィンドウが閉じると、アプリケーションの終了を確認するよう求めるダイアログが表示されます。
コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、この属性値は |
キオスク |
| すべてのアプリケーションタイプ | アプリケーションは、ウィンドウ装飾なしで、フルスクリーン表示されます。 このウィンドウをサイズ変更することや、移動することはできません。 プルダウンヘッダーを使えば、ウィンドウを最小化したり閉じたりできます。 フルスクリーンのデスクトップセッションで使用します。 |
シームレスウィンドウ |
| Windows アプリケーション | アプリケーションのウィンドウは、Windows アプリケーションサーバー上で動作しているアプリケーションのように動作します。 シームレスウィンドウで起動されているアプリケーションの表示は、Scroll Lock キーを押してシームレスウィンドウと独立ウィンドウを切り替えることができます。
コマンド行でオブジェクト属性を一覧表示すると、この属性値は フルスクリーンのデスクトップセッションでは使用しないでください。代わりに、キオスクウィンドウまたは独立ウィンドウを使用してください。 |
コマンドオプション: --displayusing clientwm | independent | kiosk | seamless
使用法: いずれかの有効な設定値を指定します。すべての設定値をすべてのタイプのアプリケーションに適用できるわけではありません。
次の例では、アプリケーションをフルスクリーンのデスクトップセッションとして表示します。
--displayusing kiosk
次の例では、アプリケーションを独立ウィンドウに表示します。
--displayusing independent
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、ドキュメントオブジェクトです。
ブラウザを使って SGD にログインするユーザーの場合、この属性を選択すると、オブジェクト用に指定した URL が新しいブラウザウィンドウに表示されます。この属性を選択しないと、URL は Webtop 上に表示されます。
コマンドオプション: --newbrowser true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、新しいブラウザウィンドウにドキュメントを表示します。
--newbrowser true
使用法: ディレクトリのフルパス名をフィールドに入力します。
この属性を持つオブジェクトは、Windows アプリケーションオブジェクトです。
この属性は、アプリケーションで使用される作業用ディレクトリを指定します。
サブディレクトリ間のセパレータとして、バックスラッシュ (\) またはスラッシュ (/) を使用できます。コマンド行でバックスラッシュを指定する場合、エスケープシーケンス (\) を使用する必要があります。たとえば、\\ です。
コマンドオプション: --workingdir
dirname
使用法: ここで、dirname
は、作業用ディレクトリのフルパス名です。
次の例では、作業用ディレクトリを指定します。
--workingdir "C:/Program Files/例/data"
使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。
この属性を持つオブジェクトは、X アプリケーションオブジェクトです。
アプリケーションの X セキュリティー拡張機能を有効にするかどうかを設定します。
X セキュリティー拡張機能は、X クライアント (ホストとも呼ばれる) を信頼されるクライアントと信頼されないクライアントに分類します。信頼されないクライアントは、信頼されるクライアントの所有するウィンドウやリソースと対話することができません。
安全でない可能性のあるアプリケーションサーバーから X アプリケーションを実行する必要がある場合は、X セキュリティー拡張機能を有効にして、アプリケーションを信頼されないモードで実行してください。これにより、X アプリケーションが X サーバー内で実行可能な操作が制限され、表示が保護されます。
アプリケーションを信頼されないモードで実行するには、次の手順を実行します。
「「接続方法」」に ssh を使用するように、X アプリケーションを設定します。
X11 転送を許可するように ssh を構成します。
X セキュリティー拡張機能は、-Y オプションをサポートする ssh のバージョンでのみ動作します。
コマンドオプション: --securityextension true | false
使用法: true
または false
を指定します。
次の例では、アプリケーションの X セキュリティー拡張機能を有効にします。
--securityextension true