SGD は、次の層から構成される 3 層ネットワークアーキテクチャーモデルを中核にして構築されています。
クライアントデバイス
SGD サーバー
アプリケーションサーバー
同一ホスト上に複数の層を常駐させることができます。たとえば、1 台の UNIX プラットフォームのホストで、SGD サーバーおよびアプリケーションサーバーの両方を稼働できますが、層は論理的に独立させておく必要があります。
第 1 層には、クライアントデバイスがあります。クライアントデバイスは 1 台のハードウェアであり、ブラウザと SGD Client を使って SGD と通信できます。
ブラウザは、第 2 層の SGD Web サーバーと通信し、ユーザーに対して Webtop を表示します。
SGD Client は、第 2 層の SGD サーバーと通信し、ユーザーが実行するアプリケーションを表示します。
Adaptive Internet Protocol (AIP) は、第 1 層と第 2 層の間でネットワークを最適に利用できるようにします。
第 2 層には、SGD サーバーがあり、第 1 層と第 3 層の間のゲートウェイとして機能します。この層は、1 台の SGD サーバーで構成されているか、アレイを形成するように構成された複数の SGD サーバーで構成されています。
SGD サーバーは次の処理を行います。
ユーザーが SGD にログインする際に、ユーザーを認証します
ユーザーがアプリケーションを起動する際に、アプリケーションサーバーとネゴシエートしてユーザーを認証し、必要に応じてパスワードの入力を要求します
アプリケーションを表示するように SGD Client に要求します
ユーザーがログアウトしたあとも実行されているアプリケーションを追跡し、あとで再開できるようにします