SGD のログインスクリプトは、多くの変数を使用します。変数は、常に使用可能な保証されている変数と、値を持つ場合にのみ使用可能なオプション変数に分類できます。
ログインスクリプトで変数を使用するには、その変数が runsubscript.exp
ログインスクリプトで定義されている必要があります。
次のセクションでは、保証されている変数とオプション変数、およびそれらの使用目的について説明します。
保証されている変数は、実行するコマンドの名前、ログイン先のアプリケーションサーバー、および使用する接続方法を格納します。
すべてのログインスクリプトは、少なくともいくつかの保証されている変数を使用します。
保証されている変数は常に存在しますが、NULL 値を持つ場合があります。
変数 | 説明 |
---|---|
| ユーザーのクライアントデバイスの完全修飾ドメインネームシステム (DNS) 名と、使用されているディスプレイ番号。 |
| ユーザーのクライアントデバイスの IP アドレスと、使用されているディスプレイ番号。 |
| 古くなったパスワードを手動で処理するか、ダイアログで処理するかを指定します。 |
| ユーザーのパスワードが古い場合、存在しない場合、または正しくない場合に、アプリケーションサーバーのダイアログボックスを表示するかどうか。この変数に指定できる値は次のとおりです。
|
| アプリケーションサーバー上で実行する予備コマンド。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウマネージャー」属性に対応します。 |
| ユーザーのクライアントデバイスの IP アドレス。これは SGD Client によって取得された IP アドレスです。 |
| アプリケーションサーバー上で実行するコマンド。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「アプリケーションコマンド」属性に対応します。 |
| アプリケーションサーバーへの接続に使うトランスポート。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「接続方法」属性に対応します。 |
| アプリケーションサーバー上で必要なすべての環境変数の設定。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「環境変数」属性に対応します。 |
| ログインスクリプトの接続先のアプリケーションサーバー。この変数は、アプリケーションの負荷分散機能により、アプリケーションオブジェクトの「ホストしているアプリケーションサーバー」タブに表示されている中から選択されます。 |
|
|
| アプリケーションサーバーの IP アドレス。 |
| エラーメッセージと診断メッセージが記録されるログファイルの名前。
デフォルトでは、 NULL を設定した場合、メッセージは保存されません。 メッセージをこのログファイルに記録するには、作成するログインスクリプトに次のコードを記載します。
|
| アプリケーションオブジェクトに対して設定された接続方法でアプリケーションサーバーに接続するときに使用するポート。 |
| プライマリ SGD サーバーの完全修飾 DNS 名。
この変数を使うと、ログインスクリプトがデフォルトプリンタの値を設定する際に、正しい SGD プリンタを選択できます。この変数は、 |
|
|
| アプリケーションセッションをホストしている SGD サーバーの完全修飾 DNS 名。
|
| アプリケーションをホストしているアプリケーションサーバーの完全修飾 DNS 名。
|
| アプリケーションサーバー上の環境に対してエクスポートする変数のリスト。 |
| 一時エラーファイル。 |
| コマンドを一度実行したあとに、接続を切るかどうかを指定します。 |
|
アプリケーションが X アプリケーションかどうかを指定します。この変数の値は |
次に示す保証されている変数も、runsubscript.exp
で定義されます。これらの変数は、アプリケーションの起動時に SGD サーバーで使用されます。
LANG
LANGUAGE
LC_ALL
LC_CTYPE
LC_NUMERIC
LC_TIME
LC_COLLATE
LC_MONETARY
LC_MESSAGES
LC_PAPER
LC_NAME
LC_ADDRESS
LC_TELEPHONE
LC_MEASUREMENT
LC_IDENTIFICATION
PATH
TTA_PreferredLocale
TTABASEDATADIR
TTADATADIR
TTADIR
オプション変数は、アプリケーション、ユーザー、およびユーザーのセッションに関する追加情報を格納します。
オプション変数は一般に、条件をテストし、テスト結果に基づいてログインスクリプトの動作を変更します。オプション変数は、値を持っている場合にのみ存在します。たとえば、TTA_ResumeTimeOut
変数は、アプリケーションオブジェクトの「アプリケーションの再開機能」属性が値を持っている場合にのみ存在します。
ほとんどのオプション変数は、オブジェクト属性の値を格納します。起動するアプリケーションには、オプション変数として使用可能になっているアプリケーションオブジェクトの属性があります。同様に、ユーザープロファイルの属性も同じ方法で使用可能になります。ほかのオプション変数は、ユーザーのセッションに関する追加情報を格納します。
変数 | 説明 |
---|---|
| Windows アプリケーションオブジェクトの「コンソールモード」属性に対応します。 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「枠線のスタイル」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 高さ」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 幅」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの完全修飾名。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウタイプ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| アプリケーションオブジェクトの「コマンドの引数」属性に対応します。 |
| Administration Console の「グローバル設定」 → 「クライアントデバイス」タブにある「Windows オーディオ品質」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「行の折り返し」属性に対応します。 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「背景色」属性に対応します。 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「表示されるソフトボタン」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| アプリケーションサーバーのユーザー名とパスワードの入力時に、「このパスワードを保存しますか?」ボックスを選択したかどうか。 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「コードページ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「カラーマップ」属性に対応します。 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: カラム」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「コマンドの圧縮」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| アプリケーションオブジェクトの「コマンドの実行」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「エスケープシーケンス」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「カーソル」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「カーソルキーコードの変更」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| アプリケーションオブジェクトの「遅延更新」属性に対応します。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「カーソル設定」属性に対応します。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「カーソルのシャドウ」属性に対応します。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する」属性に対応します。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「メニューアニメーション」属性に対応します。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「テーマ」属性に対応します。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「デスクトップの壁紙」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「エミュレータアプレットページ」属性に対応します。 注記 この属性は使用されなくなりました。 |
| ユーザープロファイルの「名前」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ドメイン名」属性に対応します。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「フォント平滑化」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ユーロ文字」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| アプリケーションオブジェクトの「アプリケーションコマンド」属性に対応します。 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「フォントサイズ: 固定」属性に対応します。 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「フォントファミリ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「フォントサイズ」属性に対応します。 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「前景色」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「グラフィックアクセラレーション」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 高さ」属性に対応します。
この変数は、 |
| アプリケーションサーバーオブジェクトの「プロンプトのロケール」属性に対応します。 |
| ログインスクリプトの接続先のアプリケーションサーバー。 この変数は、アプリケーションサーバーの負荷分散機能により、アプリケーションオブジェクトの「ホストしているアプリケーションサーバー」タブに表示されている中から選択されます。 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「サーバーアドレス」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「アイコン」属性に対応します。 |
| アプリケーションセッション ID。 |
| アプリケーションオブジェクトの「インタレースイメージ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「キーボードタイプ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| アプリケーションオブジェクトの「キーボードマップ」属性に対応します。 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「数字パッドコードの変更」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 行」属性に対応します。 |
| SGD ホストの IP アドレス。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ログインスクリプト」属性に対応します。 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「マウスの中ボタンのタイムアウト」属性に対応します。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「プリンタ設定のキャッシュ」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの完全修飾名。
この変数は、 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「サーバーポート」属性に対応します。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「引数」属性に対応します。 |
| アプリケーションの実行に使用されるアプリケーションサーバーの IP アドレス。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「リモートオーディオ」属性に対応します。 |
| アプリケーションにディスプレイエンジンが必要かどうかを指定します。 |
| アプリケーションオブジクトの「アプリケーションの再開機能: タイムアウト」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウの色: カスタム色」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウの色」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「スクロールスタイル」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| ユーザープロファイルの「セキュリティー」タブに対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「セッション終了」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「ファイル」メニューと「「設定」メニュー」属性に対応します。 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「ステータス行」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| アプリケーションオブジクトの「アプリケーションの再開機能」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「エミュレーションタイプ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 文字型アプリケーションオブジェクトの「端末タイプ」属性に対応します。 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「接続終了アクション」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「メニューバー」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「接続方法」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、
保証されている変数 |
| このアプリケーションセッションを使うユーザーの完全修飾名。 |
| ユーザープロファイルの「ユーザー名」属性に対応します。 |
| Administration Console の「グローバル設定」 → 「クライアントデバイス」タブにある「UNIX オーディオ品質」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
| X アプリケーションオブジェクトの「オーディオリダイレクトライブラリ」属性に対応します。 |
| アプリケーションオブジェクトの「起動接続をオープンしたまま保持」属性に対応します。 |
| 「Webtop テーマ」属性に対応します。 注記 この属性は使用されなくなりました。 |
| アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 幅」属性に対応します。
この変数は、 |
| アプリケーションオブジェクトの「Windows カーソルを使用」属性に対応します。 注記 この属性は使用されなくなりました。 |
| Windows アプリケーションサーバーに接続するために使用されるプロトコル。
この変数に指定できる値は、 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「ローカルクライアント起動」属性に対応します。 注記 この属性は使用されなくなりました。 |
| Windows アプリケーションオブジェクトの「作業ディレクトリ」属性に対応します。 |