B.2. 「一般」タブ

「一般」タブに表示される属性は、特定の SGD サーバー用の一般的な属性です。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で 「tarantella config list」 コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、「tarantella config edit」 コマンドを使用します。

属性に対する変更は、すぐに反映されます。

B.2.1. 外部 DNS 名

使用法: フィールドにこのサーバーの外部 DNS 名を入力します。複数の DNS 名をスペースで区切り、二重引用符 (" ") で囲みます。

説明

このサーバーの外部 DNS 名。

この属性を使用すると、クライアントの IP アドレスに応じて、複数の異なる名前を使用できます。

ファイアウォールの内側と外側など、このサーバーがネットワーク上で複数の異なる名前を使って認識されている場合にだけ、この設定を変更してください。

各名前の形式は次のとおりです。

IP-pattern:DNS name

IP-pattern は、クライアント IP アドレスに合致する正規表現 (サブネットマスク) です。たとえば、「192.168.10.*」または「192.168.10.0/24」です。

このサーバーの名前が 1 つだけの場合は、すべてのクライアントに一致する行を 1 行だけ使用します。たとえば、*:www.example.com です。

名前の順番は重要です。最初に一致する IP パターンの DNS 名が使用されます。

注記

この設定への変更を有効にするには、SGD サーバーを再起動する必要があります。

コマンド行

コマンドオプション: --server-dns-external IP-pattern:dns-name

使用法: ここで、IP-pattern はクライアント IP アドレスの正規表現です。dns-name は、サーバーの外部 DNS 名です。複数の DNS 名を区切るにはコンマを使用します。

次の例では、IP アドレスが 192.168.10.* の範囲にあるクライアントでは boston.example.com の DNS 名が使用されます。ほかのクライアントはすべて www.example.com の DNS 名を使用します。

--server-dns-external "192.168.10.*:boston.example.com" \
"*:www.example.com"

B.2.2. ユーザーログイン

使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。

説明

この SGD サーバーへのログインをユーザーに許可するかどうか。

SGD サーバーを「運用停止」するには、チェックボックスを選択解除します。ユーザーはログインできなくなり、新しいアプリケーションセッションを開始できなくなります。このサーバーに現在ログインしているユーザー、またはこのサーバー上で実行中のアプリケーションセッションを使用しているユーザーに影響はありません。ユーザーはアレイ内の別の SGD サーバーにログインし、このサーバー上で実行中のアプリケーションセッションを再開できます。

ユーザーは「「リダイレクト URL」」属性で定義した Web ページにリダイレクトされます。一般に、管理者はリダイレクト先としてアレイ内の別の SGD サーバーを設定します。

コマンド行

コマンドオプション: --server-login enabled | disabled

使用法: enabled または disabled を指定します。

次の例では、SGD ホストのユーザーログインを無効にしています。

--server-login disabled

B.2.3. リダイレクト URL

使用法: フィールドにリダイレクト URL を入力します。

説明

SGD サーバーでユーザーのログインが許可されていない場合、クライアントデバイスはこの URL にリダイレクトされます。

この属性が設定されていない場合、クライアントデバイスは、ユーザーにログインできないことを通知するページにリダイレクトされます。

コマンド行

コマンドオプション: --server-redirectionurl url

使用法: ここで、url はリダイレクト先の Web ページのアドレスです。

次の例は、www.example.com のリダイレクト URL を指定します。

--server-redirectionurl "www.example.com"