B.8. 「実行プロトコルエンジン」タブ

「実行プロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、アプリケーション起動処理を調整します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で 「tarantella config list」 コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、「tarantella config edit」 コマンドを使用します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

B.8.1. セッションの最大数

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

各実行プロトコルエンジンが処理するアプリケーションセッションの最大数。

需要を満たすために、さらに多くの実行プロトコルエンジンが起動されます。

コマンド行

コマンドオプション: --execpe-maxsessions num

使用法: ここで、num はアプリケーションセッションの最大数です。

次の例は、セッションの最大数を、実行プロトコルエンジンあたり 10 に設定します。

--execpe-maxsessions 10

B.8.2. 終了タイムアウト

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

アクティブな接続がない状態で、実行プロトコルエンジンプロセスが稼働し続ける期間 (秒)。

コマンド行

コマンドオプション: --execpe-exitafter secs

使用法: ここで、secs は期間 (秒) です。

次の例では、アクティブな接続がない場合、プロトコルエンジンは 60 秒後に終了します。

--execpe-exitafter 60

B.8.3. ログインスクリプトディレクトリ

使用法: フィールドにディレクトリパスの名前を入力します。

説明

ログインスクリプトを格納する SGD ホスト上のディレクトリ。

%%INSTALLDIR%% を使って、SGD のインストールディレクトリを表します。

アプリケーションオブジェクトの「「ログインスクリプト」」属性で相対パス名 (たとえば unix.exp) を使用する場合、このディレクトリを前提にします。

この設定は、テクニカルサポートから依頼された場合にのみ変更してください。

コマンド行

コマンドオプション: --execpe-scriptdir dir

使用法: ここで、dir はログインスクリプトディレクトリのパス名です。

次の例では、デフォルトの SGD インストール用のログインスクリプトディレクトリは /opt/tarantella/var/serverresources/expect です。

--execpe-scriptdir %%INSTALLDIR%%/var/serverresources/expect

B.8.4. コマンド行引数

使用法: フィールドにコマンド行引数を入力します。

説明

プロトコルエンジンに対する任意の引数。たとえば、ログファイルの名前を指定します。

この設定は、テクニカルサポートから依頼された場合にのみ変更してください。

コマンド行

コマンドオプション: --execpe-args args

使用法: ここで、args は、プロトコルエンジンに渡す引数です。

次の例は、プロトコルエンジンのエラーログファイルを指定します。

--execpe-args execpeerror.log