2.2. クライアントデバイスの要件とサポート

このセクションでは、クライアントデバイスについてのサポートされるプラットフォームおよび要件について説明します。

2.2.1. サポートされるクライアントプラットフォーム

次の表に、SGD Client でサポートされるクライアントプラットフォームおよびブラウザの一覧を示します。

注意

SGD Client のクライアントプラットフォームは、完全なデスクトップオペレーティングシステムである必要があります。ブラウザなどの個別アプリケーションは、サポートされるクライアントプラットフォームではありません。

サポートされるクライアントプラットフォーム

サポートされるブラウザ

Microsoft Windows 7 (32 ビットおよび 64 ビット) [a]

Internet Explorer 8

Internet Explorer 9

Mozilla Firefox 3.6、10.0.3:ESR、11

Chrome 17

Microsoft Windows XP Professional SP3 (32 ビット)

Internet Explorer 7

Internet Explorer 8

Mozilla Firefox 3.6、10.0.3:ESR、11

Chrome 17

SPARC プラットフォーム上の Oracle Solaris

Solaris 10 8/11 (update 10)、Solaris 11

Mozilla Firefox 3.6、10.0.3:ESR、11

Chrome 17

x86 プラットフォーム上の Oracle Solaris

Solaris 10 8/11 (update 10)、Solaris 11

Mozilla Firefox 3.6、10.0.3:ESR、11

Chrome 17

SPARC プラットフォーム上の Oracle Solaris Trusted Extensions

Solaris 10 8/11 (update 10)、Solaris 11

Mozilla Firefox 3.6、10.0.3:ESR、11

Chrome 17

x86 プラットフォーム上の Oracle Solaris Trusted Extensions

Solaris 10 8/11 (update 10)、Solaris 11

Mozilla Firefox 3.6、10.0.3:ESR、11

Chrome 17

Mac OS X 10.6 (最新バージョン) および 10.7 [b]

Safari 5

Mozilla Firefox 3.6、10.0.3:ESR、11

Chrome 17

Oracle Linux 5.7、5.8、6.2、6.3 (32 ビットおよび 64 ビット)

Mozilla Firefox 3.6、10.0.3:ESR、11

Chrome 17

Ubuntu 10.04、12.04 (32 ビットおよび 64 ビット)

Mozilla Firefox 3.6、10.0.3:ESR、11

Chrome 17

[a] 64 ビットクライアントプラットフォーム上では、32 ビットバージョンと 64 ビットバージョンの Internet Explorer がサポートされます。

[b] Mac OS X 10.8 はクライアントプラットフォームとしてサポートされません。

Oracle Linux に準拠した Oracle 製品は、両ディストリビューション間での暗黙の互換性により、Red Hat Enterprise Linux でもサポートされます。Oracle は Red Hat Enterprise Linux 製品上で追加のテストを行なっていません。

Safari ブラウザでは SGD Administration Console はサポートされていません。

ベータ版やプレビュー版のブラウザはサポートされません。

ブラウザで JavaScript プログラミング言語が有効になっている必要があります。

次の機能をサポートするには、ブラウザで Java テクノロジを有効にする必要があります。

  • SGD Client を自動的にダウンロードしてインストールします

  • ユーザーのデフォルトブラウザからプロキシサーバーの設定を調べます

Java テクノロジを利用できない場合でも、SGD Client を手動でダウンロードしてインストールできます。サポートされているすべてのクライアントプラットフォームで、手動インストールが可能です。

Java Plug-in ソフトウェアバージョン 1.6 のみが Java テクノロジのプラグインとしてサポートされています。

注意

既知の問題により、Java Plug-in ソフトウェアバージョン 1.7 は、このリリースでサポートされません。Oracle Support に報告するすべての問題は、Java Plug-in ソフトウェアバージョン 1.6 を使用して再現できることを確認してください。

適切に表示するには、クライアントデバイスを少なくとも数千色に構成する必要があります。

SGD Client および Webtop は、次のサポート対象言語で使用できます。

  • 英語

  • フランス語

  • ドイツ語

  • イタリア語

  • 日本語

  • 韓国語

  • ポルトガル語 (ブラジル)

  • スペイン語

  • 中国語 (簡体字)

  • 中国語 (繁体字)

2.2.1.1. 仮想化のサポート

SGD でサポートされる Client プラットフォームは、Type 1 (ベアメタル) ハイパーバイザまたは Type 2 (ホスト) ハイパーバイザでサポートされます。たとえば、Oracle VM VirtualBox、VMWare、Oracle VM Server for SPARC (以前は Sun Logical Domains や LDoms と呼ばれた) などです。

2.2.1.2. サポートされなくなった Client プラットフォーム

次の表に、サポートされなくなった SGD Client インストールプラットフォーム、ブラウザ、および Java Plugin ツールを示します。

SGD のバージョン

サポートされなくなったプラットフォーム

4.70

Microsoft Windows Vista

Red Hat Enterprise Linux 5.5 Desktop

Oracle Solaris 10 から 9/10 (update 9) まで

Safari 4

4.60

Mac OS X 10.5

OpenSolaris (全バージョン)

Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 - 5.4

Solaris 10 OS から 5/09 (update 7) まで

Ubuntu 8

Firefox 2

Internet Explorer 6

Safari 2

Safari 3

Java Plugin ツール version 1.5

2.2.2. サポートされているプロキシサーバー

プロキシサーバーを使用して SGD に接続するには、プロキシサーバーがトンネリングをサポートしている必要があります。HTTP、Secure (SSL)、または SOCKS version 5 プロキシサーバーを使用できます。

SOCKS version 5 プロキシサーバーの場合、「基本」および「無認証要求」認証方式が SGD でサポートされます。サーバー側の設定は必要ありません。

2.2.3. PDF 印刷のサポート

PDF 印刷を使用できるようにするには、クライアントデバイスに PDF ビューアをインストールする必要があります。SGD は、デフォルトでは次の PDF ビューアをサポートしています。

クライアントプラットフォーム

デフォルトの PDF ビューア

Microsoft Windows プラットフォーム

Adobe Reader version 4.0 以降

SPARC プラットフォーム上の Oracle Solaris

GNOME PDF Viewer (gpdf)

Adobe Reader (acroread)

x86 プラットフォーム上の Oracle Solaris

GNOME PDF Viewer (gpdf)

Oracle Linux

GNOME PDF Viewer (gpdf)

Evince Document Viewer (evince)

X PDF Reader (xpdf)

Mac OS X

Preview App (/Applications/Preview.app)

注記

Adobe Reader PDF ビューアが、-openInNewWindow コマンドオプションをサポートしている必要があります。Preview App PDF ビューアが open -a コマンドオプションをサポートしている必要があります。

サポートされている PDF ビューアを使用するには、そのアプリケーションがユーザーの PATH 上に存在する必要があります。

代替 PDF ビューアのサポートは、ユーザーのクライアントプロファイルで構成できます。

2.2.4. サポートされるスマートカード

SGD は、Microsoft Remote Desktop サービスでの使用がサポートされているすべての PC/SC (Personal Computer/Smart Card) 準拠のスマートカードおよびリーダーとともに動作します。