SGD サーバーのアレイにサーバーをプライマリサーバーまたはセカンダリサーバーとして追加します。
tarantella array join [ --primarypserv
] [ --secondarysserv
]
アレイに連結するサーバーの時刻がそのアレイ内の他のサーバーの時刻と同期している必要があります。時間差が 1 分を超えている場合、このコマンドは失敗します。
このコマンドを実行したあと、ほかのいずれかの tarantella array コマンドを実行する前に、SGD がこの変更をアレイ内のすべての SGD サーバーにコピーし終わるまで待つことをお勧めします。アレイのステータスを確認するには、プライマリ SGD サーバー上で tarantella status コマンドを実行します。
アレイに追加するサーバーを指定するときは、完全指定 DNS 名を使用することをお勧めします。
次の表は、このコマンドで使用可能なオプションを示しています。
オプション | 説明 |
---|---|
| アレイ内のプライマリサーバーのピア DNS 名を指定します。デフォルトは、このコマンドを実行するサーバーです。 |
| 追加するサーバーのピア DNS 名を指定します。セカンダリサーバーは、アレイ内の唯一のメンバーでなければなりません。デフォルトは、このコマンドを実行するサーバーです。 一回に追加できるセカンダリサーバーは 1 つだけです。 |
このコマンドを使用すると、SGD アレイのバックアッププライマリリストの最後にセカンダリサーバーが追加されます。
追加したサーバーが、高度な負荷管理を使用する負荷分散アプリケーションサーバーであった場合は、新しいサーバーがアレイに参加したあとに、tarantella restart sgd --warm コマンドを使用してそのサーバーのウォームリスタートを実行してください。新しいサーバーを追加したアレイで Advanced Load Management が使用されている場合は、サーバーを追加したあとにそのアレイ全体のウォームリスタートを実行してください。
アレイ内のセキュア通信を使用している場合は、コマンドを実行した場所に応じて、プライマリサーバーまたはセカンダリサーバーの CA 証明書を受け入れることが要求されます。標準のインストールでは、SGD サーバーに対してアレイ内のセキュア通信が有効になっています。
次の例では、サーバー boston を、プライマリサーバーが newyork のアレイに追加します。
$ tarantella array join \ --primary newyork.example.com \ --secondary boston.example.com
次の例では、コマンドを実行したサーバーを、プライマリサーバーが newyork のアレイに追加します。
$ tarantella array join \ --primary newyork.example.com