3.1. SGD へのログイン

SGD では、ユーザー認証用の複数のメカニズムがサポートされます。デフォルトでは、SGD ホスト上にアカウントを保持するすべてのユーザーが、UNIX または Linux システムのユーザー名とパスワードを使って SGD にログインできます。

3.1.1. SGD にログインする方法

SGD を使用するには、SGD Client と、サポートされているブラウザが必要です。通常、SGD Client は、ログイン時に自動的にインストールされます。自動インストールを実行するには、ブラウザに、サポートされている Java プラグインソフトウェアがあり、Java テクノロジが有効になっている必要があります。

使用しているブラウザが Java テクノロジに対応していない場合は、SGD Client を手動でインストールしてから SGD に接続する必要があります。

ブラウザで SGD を使用するには、JavaScript プログラミング言語を有効にする必要があります。

SGD サーバーが、サポートされない認証局 (CA) によって署名された SSL (Secure Sockets Layer) 証明書を使用している場合、ユーザーが SGD にログインするときにセキュリティー警告が表示されることがあります。セキュリティー警告およびこれを回避する方法については、『オラクル Secure Global Desktop 管理者ガイド (リリース 4.7 用)』を参照してください。

  1. ブラウザを使用して、https://server.example.com に移動します。ここで、server.example.com は SGD サーバーの名前です。

    図3.1「SGD Web サーバーの開始画面」 に示すように、SGD Web サーバーの開始画面が表示されます。

    図3.1 SGD Web サーバーの開始画面

    SGD Web サーバーの開始画面のスクリーンショット

  2. (オプション) 使用する言語を選択します。

    開始画面の上部付近にあるリストから言語を選択します。

    開始画面が選択した言語で表示されます。

  3. 「ログイン」をクリックします。

    図3.2「SGD のログインページ」に示すように、SGD のログインページが表示されます。

  4. ログインします。

    SGD のインストール時に、SGD によって、「Administrator」というユーザー名を持つデフォルトの SGD 管理者が作成されます。このユーザーは、そのホスト上の UNIX または Linux システムの root ユーザーのパスワードを使って認証されます。

    「ユーザー名」には Administrator と入力し、「パスワード」にはスーパーユーザー (root) パスワードを入力します。

    図3.2 SGD のログインページ

    SGD のログインページのスクリーンショット

    Java テクノロジのセキュリティーメッセージが表示された場合は、「実行」をクリックして SGD Client をインストールします。

    「信頼されない初期接続」メッセージが表示されます。図3.3「「信頼されない初期接続」メッセージ」を参照してください。

    図3.3 「信頼されない初期接続」メッセージ

    「信頼されない初期接続」メッセージのスクリーンショット

  5. 「信頼されない初期接続」メッセージを確認します。

    「信頼されない初期接続」メッセージは、SGD Client が信頼済みホストだけに接続するようにするためのセキュリティー機能です。このメッセージが表示されたら、ホスト名とサーバー証明書の詳細を確認してから、接続に同意します。メッセージは、接続先の各 SGD サーバーにつき 1 回だけ表示されます。

    ホストの詳細が正しいことを確認します。正しい場合は「はい」をクリックします。正しくない場合は「いいえ」をクリックします。

    Administrator ユーザーの Webtop が表示されます (図3.4「Administrator ユーザーの Webtop」 を参照)。

    図3.4 Administrator ユーザーの Webtop

    Administrator ユーザーの Webtop のスクリーンショット

    SGD Client アイコンがタスクバーに表示されます。図3.5「SGD Client タスクバーアイコン」を参照してください。

    図3.5 SGD Client タスクバーアイコン

    SGD Client タスクバーアイコン