D.73. tarantella restart

SGD サーバー上のサービスを停止してから再開します。ユーザーが現在接続されている場合は、確認を要求します。

構文

tarantella restart [ --warm | --kill ] [ --quiet ]
                   [ --http | --https ] [ --servlet ]
tarantella restart sgd [ --warm | --kill ] [ --quiet ]
tarantella restart webserver [ --http | --https ] [ --servlet ]

説明

サブコマンドが指定されていない場合、このコマンドは、SGD サーバーと SGD Web サーバーの両方を再起動します。

注意

SGD サービスを停止するために UNIX プラットフォームの kill コマンドを使用しないでください。

次の表は、このコマンドで使用可能なオプションを示しています。

オプション

説明

--kill

SGD サービスによって使用されているプロセス ID を強制終了します。

このオプションは、ほかの手段で SGD サーバーを停止することが困難な場合にのみ使用します。

--quiet

確認は要求しません。ユーザーが接続されている場合でも、SGD サービスを停止します。

--warm

SGD サーバーの「ウォームリスタート」を試行します。ウォームリスタートは、ほかのコンポーネントに影響を与えることなく、JServer コンポーネントを再起動します。

これは、ユーザーセッションやアプリケーションセッションには効果がありません。

このオプションは、どのユーザーも SGD にログインしたり、アプリケーションを起動したりできず、特定の原因が見つからない場合にのみ使用します。

--http

HTTP サービス (Apache) を再起動します。

--https

HTTPS (HTTP over SSL) サービス (Apache) を再起動します。SGD Web サーバーの有効な SSL 証明書が必要です。

--servlet

Java サーブレット拡張および JavaServer Pages (JSP) テクノロジサービス (Tomcat) を再起動します。

SGD サーバーを停止すると、すべてのユーザーセッションおよびアプリケーションセッション (中断されているアプリケーションセッションを含む) が終了します。

次の表は、このコマンドで使用可能なサブコマンドを示しています。

サブコマンド

説明

詳細情報

sgd

SGD サーバーのみを再起動します。

「tarantella restart sgd」

webserver

SGD Web サーバーのみを再起動します。

「tarantella restart webserver」

注記

すべてのコマンドに --help オプションが含まれています。tarantella restart subcommand --help を使用すると、特定のコマンドに関するヘルプを取得できます。

次の例では、SGD サーバーおよび SGD Web サーバーを HTTP モードで再起動します。ユーザーが現在接続されている場合でも、SGD は確認メッセージを表示しません。

# tarantella restart --quiet --http