キューに入れられた印刷ジョブを SGD サーバー間で移動します。
SGD サーバーが一時的に使用できない場合は、このコマンドを使用して、そのサーバー上で「印刷されないままになっている」印刷ジョブを移動できます。
このコマンドでは、現在 SGD 印刷待ち行列に入っている印刷ジョブのみが移動されます。SGD 印刷待ち行列は、/opt/tarantella/var/print/queue
にあります。
tarantella print move --serverserv
[ --printerprinter_name
] [ --cups { y | n |auto } ] [ --preserve ]
次の表は、このコマンドで使用可能なオプションを示しています。
オプション | 説明 |
---|---|
| 印刷ジョブの移動元の SGD サーバーが CUPS (Common UNIX Printing System) を使用していることを示します。
このオプションを使用しない場合は、デフォルトの |
| SGD が印刷ジョブをターゲット SGD サーバーに移動するのではなく、コピーするように強制します。元の印刷ジョブは、SGD 印刷待ち行列に保持されます。 注記 元の SGD サーバー上で SGD 印刷サービスが再開されたときに、印刷ジョブが削除されていない場合は、それらの印刷ジョブが印刷されます。 |
|
印刷ジョブの移動先の SGD サーバー上のプリンタの名前。この引数を空白のままにすると、デフォルトの |
| 印刷ジョブの移動先の SGD サーバーの完全修飾ピア DNS 名。 |
次の例では、このコマンドが実行されている SGD サーバーの印刷ジョブを、SGD サーバー boston.example.com 上の tta_boston という名前のプリンタに移動します。
$ tarantella print move \ --server boston.example.com --printer tta_boston