アプリケーションサーバーのパスワードキャッシュに格納されているエントリを編集します。
tarantella passcache edit { { --personpobj
| --anon | --ldap } --resourceresource
--resuserresuser
[ --respassrespass
] } | --filefile
次の表は、このコマンドで使用可能なオプションを示しています。
オプション | 説明 |
---|---|
| パスワードキャッシュエントリを編集するユーザープロファイルオブジェクトの名前を指定します。 |
| 匿名ユーザー用のパスワードキャッシュエントリを編集します。 |
| サービスオブジェクトのパスワードキャッシュエントリを編集します。 |
| パスワードキャッシュエントリが適用されるアプリケーションサーバー、Microsoft Windows ドメイン、またはサービスオブジェクトの名前を指定します。 名前には、次のいずれかを指定できます。
|
| リソースのユーザー名を指定します。 |
|
このオプションを省略した場合、パスワードの入力を要求されます。 |
| 編集するパスワードキャッシュエントリを格納したファイルを指定します。 |
空白を含むオブジェクト名はすべて、引用符で囲むようにしてください ("o=例"
など)。
次の例では、アプリケーションサーバーオブジェクト prague で表されるアプリケーションサーバー上の SGD ユーザー Indigo Jones 用のパスワードキャッシュエントリを編集します。
$ tarantella passcache edit \ --person "o=例/cn=Indigo Jones" \ --resource "o=appservers/cn=prague" \ --resuser indigo --respass rainbow
次の例では、アプリケーションサーバー paris.example.com 上の匿名ユーザー用のパスワードキャッシュエントリを編集します。
$ tarantella passcache edit \ --anon --resource .../_dns/paris.example.com
次の例では、LDAP サービスオブジェクトである mainldap
サービスオブジェクト用のパスワードキャッシュエントリを作成します。
$ tarantella passcache edit \ --ldap --resource mainldap \ --resuser cn=sgd-user,cn=Users,dc=example,dc=com \ --respass rainbow
次の例では、Active Directory サービスオブジェクトである east
サービスオブジェクト用のパスワードキャッシュエントリを編集します。
$ tarantella passcache edit \ --ldap --resource east \ --resuser admin@east.example.com --respass rainbow