D.46. tarantella object new_windowsapp

1 つ以上の Windows アプリケーションオブジェクトを作成します。「Windows アプリケーションオブジェクト」を参照してください。

構文

tarantella object new_windowsapp {
   --name obj
   --width pixels 
   --height pixels  
 [ --description text ]
 [ --winproto wts|none ]
 [ --ntdomain dom ]
 [ --app pathname ]
 [ --args args ]
 [ --appserv obj... ]
 [ --workingdir dir ]
 [ --resumable never|session|always ]
 [ --displayusing independent|kiosk|seamless ]
 [ --xrandr true|false ]
 [ --maxinstances 0|instances ]
 [ --maximize true|false ]
 [ --scalable true|false ]
 [ --depth 8|16|24/32 ]
 [ --icon icon_name ]
 [ --hints hint...]
 [ --compression automatic|on|off ]
 [ --execution automatic|inorder|optimized ]
 [ --interlaced automatic|on|off ]
 [ --accel true|false ]
 [ --delayed true|false ]
 [ --login script ]
 [ --protoargs args ]
 [ --resumetimeout mins ]
 [ --middlemouse ms ]
 [ --dpi monitordpi ]
 [ --loadbal default|cpu|memory|sessions ]
 [ --ldapusers user_dn... ]
 [ --ldapgroups group_dn... ]
 [ --ldapsearch search_string... ]
 [ --clipboardlevel level ]
 [ --windowclose suspendsession|endsession ]
 [ --cdm drive_spec... ]
 [ --appprintingconfig 1|0 ]
 [ --mapprinters 2|1|0 ]
 [ --pdfenabled 1|0 ]
 [ --pdfviewerenabled 1|0 ]
 [ --pdfdriver driver_name ]
 [ --pdfisdefault 1|0 ]
 [ --pdfviewerisdefault 1|0 ]
 [ --allowkioskescape true|false ]
 [ --swmopts true|false ]
 [ --console 1|0 ]
 [ --remotewindowkeys true|false ]
 [ --disablewallpaper 1|0 ]
 [ --disablefullwindowdrag 1|0 ]
 [ --disablemenuanimations 1|0 ]
 [ --disabletheming 1|0 ]
 [ --disablecursorshadow 1|0 ]
 [ --disablecursorsettings 1|0 ]
 [ --enablefontsmoothing 1|0 ]
 [ --noprintprefs 1|0 ]
 [ --remoteaudio 1|0 ]
 [ --enhancednetworksecurity 1|0 ]
 } | --file file

説明

次の表は、このコマンドで使用可能なオプションを示しています。

オプション

説明

詳細情報

--name

SGD データストア内のオブジェクトの共通名。

「名前」

--width

アプリケーションの幅 (ピクセル単位)。

「ウィンドウのサイズ: 幅」

--height

アプリケーションの高さ (ピクセル単位)。

「ウィンドウのサイズ: 高さ」

--description

オブジェクトのテキストによる説明。

「コメント」

--winproto

リモートデスクトッププロトコルを使用してアプリケーションサーバーから Windows アプリケーションを実行するかどうかを指定します。

「SGD Remote Desktop Client」

--ntdomain

アプリケーションサーバーの認証プロセスに使用する Windows ドメイン。

「ドメイン名」

--app

アプリケーションのフルパス名。

「アプリケーションコマンド」

--args

アプリケーションの起動時に使うコマンド行引数。

「コマンドの引数」

--appserv

アプリケーションを実行できるアプリケーションサーバー。

「「ホストしているアプリケーションサーバー」タブ」

--workingdir

アプリケーションによって使用される作業用ディレクトリ。

「作業用ディレクトリ」

--resumable

アプリケーションの再開機能動作。

「アプリケーションの再開機能」

--displayusing

アプリケーションをユーザーに表示する方法。

「ウィンドウタイプ」

--xrandr

RANDR X の拡張機能を有効にします。

「ウィンドウのサイズ: RandR 拡張機能」

--maxinstances

ユーザーが同時に実行できるアプリケーションインスタンスの最大数。

「セッション数」

--maximize

アプリケーションの初期サイズ。

「ウィンドウのサイズ: クライアントの最大サイズ」

--scalable

アプリケーションの表示をウィンドウに合わせて拡大縮小します。

「ウィンドウのサイズ: ウィンドウに合わせて拡大縮小する」

--depth

アプリケーションの発色数。

「発色数」

--icon

アプリケーションの Webtop アイコン。

「アイコン」

--hints

アプリケーションに対する追加の「名前-値」データを含む文字列。

「ヒント」

--compression

AIP プロトコルが送信時にコマンドを圧縮するかどうかを指定します。

「コマンドの圧縮」

--execution

AIP プロトコルがコマンドを常に指定順に実行するか、パフォーマンスを最高にするために最適化するかを指定します。

「コマンドの実行」

--interlaced

インターレースイメージ伝送を有効にします。

「インタレースイメージ」

--accel

アプリケーションの表示のグラフィックアクセラレーションを有効にします。

「グラフィックアクセラレーション」

--delayed

アプリケーションの表示の遅延更新を有効にします。

「遅延更新」

--login

アプリケーションを起動するために使用するログインスクリプト。

「ログインスクリプト」

--protoargs

SGD Remote Desktop Client に使用されるコマンド行引数。

「引数」

--resumetimeout

アプリケーションを再開可能にする時間 (分)。

「アプリケーションの再開機能: タイムアウト」

--middlemouse

マウスの 2 つのボタンを使用してマウスの中ボタンのクリックをエミュレートするときのタイムアウト。

「マウスの中ボタンのタイムアウト」

--dpi

SGD が X アプリケーションに報告するモニターの解像度。

「モニターの解像度」

--loadbal

使用する負荷分散アルゴリズム。

「アプリケーションの負荷分散」

--ldapusers

指定した LDAP ユーザーにアプリケーションを割り当てます。

「「割り当て済みのユーザープロファイル」タブ」

--ldapgroups

指定した LDAP グループにアプリケーションを割り当てます。

「「割り当て済みのユーザープロファイル」タブ」

--ldapsearch

LDAP 検索条件に一致するユーザーにアプリケーションを割り当てます。

「「割り当て済みのユーザープロファイル」タブ」

--clipboardlevel

アプリケーションのクリップボードセキュリティーレベル。

「コピー&ペースト: アプリケーションのクリップボードセキュリティーレベル」

--windowclose

メインのアプリケーションウィンドウを閉じたときのアプリケーションセッションへの影響。

「ウィンドウを閉じるアクション」

--cdm

アプリケーションサーバー上で動作しているアプリケーションからアクセスできる Microsoft Windows クライアントデバイス上のドライブ。

「クライアントドライブマッピング」

--appprintingconfig

アプリケーション固有の印刷設定を有効にします。

「クライアント印刷: オーバーライド」

--mapprinters

ユーザーがアプリケーションから印刷できるクライアントプリンタ。

「クライアント印刷」

--pdfenabled

アプリケーションからの印刷時にユーザーが SGD の「Universal PDF プリンタ」プリンタを使用して印刷できるようにします。

「Universal PDF プリンタ」

--pdfviewerenabled

アプリケーションからの印刷時にユーザーが SGD の「Universal PDF ビューア」プリンタを使用して印刷できるようにします。

「Universal PDF ビューア」

--pdfdriver

アプリケーションからの印刷時に SGD PDF 印刷に使用するプリンタドライバ。

「Postscript プリンタドライバ」

--pdfisdefault

アプリケーションからの印刷時のクライアントのデフォルトプリンタとして SGD の「Universal PDF プリンタ」プリンタを設定します。

「Universal PDF プリンタをデフォルトにする」

--pdfviewerisdefault

アプリケーションからの印刷時のクライアントのデフォルトプリンタとして SGD の「Universal PDF ビューア」プリンタを設定します。

「Universal PDF ビューアをデフォルトにする」

--allowkioskescape

キオスクモードのアプリケーションのプルダウンヘッダーを使用可能にします。

「キオスクモードのエスケープ」

--swmopts

シームレスウィンドウモードで表示されるアプリケーションのローカルウィンドウ階層を有効にします。一部の Borland アプリケーションとの互換性を確保するために必要となります。

「SWM ローカルウィンドウ階層」

--console

アプリケーションをコンソールモード (リモート管理モードとも呼ばれる) で起動します。

「コンソールモード」

--remotewindowkeys

ウィンドウ管理キーストロークをリモートセッションに送ります。

「ウィンドウ管理キー」

--disablewallpaper

背景の壁紙を無効にします。これにより、パフォーマンスが向上する可能性があります。

「デスクトップの壁紙」

--disablefullwindowdrag

ウィンドウが移動されるときにその内容を表示するオプションを無効にします。これにより、パフォーマンスが向上する可能性があります。

「完全なウィンドウドラッグ」

--disablemenuanimations

メニューとヒントの切り替え効果を無効にしますこれにより、パフォーマンスが向上する可能性があります。

「メニューのアニメーション」

--disabletheming

アプリケーションのテーマを無効にします。これにより、パフォーマンスが向上する可能性があります。

「テーマ設定」

--disablecursorshadow

マウスポインタのシャドウを無効にします。これにより、パフォーマンスが向上する可能性があります。

「カーソルシャドウ」

--disablecursorsettings

マウスポインタの配色とカスタマイズを無効にします。これにより、パフォーマンスが向上する可能性があります。

「カーソル設定」

--enablefontsmoothing

アプリケーションのテキストのフォント平滑化を有効にします。これにより、テキストが読みやすくなる可能性がありますが、パフォーマンスに影響する可能性もあります。

「フォント平滑化」

--noprintprefs

用紙サイズや印刷方向など、プリンタ設定のキャッシュを無効にします。

「プリンタ設定のキャッシュ」

--remoteaudio

オーディオをリモートアプリケーションサーバーで再生します。

「リモートオーディオ」

--enhancednetworksecurity

TLS (Transport Layer Security) や CredSSP を使用したネットワークレベル認証 (NLA) などの高いセキュリティーを使用します。

「拡張ネットワークセキュリティー」

--file

組織階層内に複数のオブジェクトを作成するのに使うバッチファイル。

 

複数のオブジェクトを一括で作成するには、--file オプションを使用します。他のオプションは、1 つのオブジェクトを作成する場合に使用します。

次の例では、アプリケーション Write-o-Win 用の新しい Windows アプリケーションオブジェクトを作成します。このアプリケーションは、アプリケーションサーバー rome 上で実行されます。

$ tarantella object new_windowsapp \
--name "o=applications/cn=Write-o-Win" \
--width 1000  --height 800 \
--app c:\\programs\\apps\\write.exe \
--appserv "o=appservers/ou=Sales/cn=rome"