はい。VMware ESXi は仮想化プラットフォームとしてサポートされています。ただし、問題が発生した場合は、最初に最小構成の ESX で検証する必要があります。
この問題は、マシンのスナップショットが 30 日以上前のものである場合に見られます。詳細は、http://support.microsoft.com/kb/154501 を参照してください。
ネットワーク接続インタフェースが Virtual Infrastructure Client の ESX サーバーに対して適切に構成されていることを確認します。
ネットワークインタフェースが ESX サーバーに対して適切に構成されていない場合は、次の手順に従います。
ネットワークアダプタがテンプレートで有効になっていて、正しいネットワークに接続されていることを確認します。
リースが十分で適切に構成された DHCP サーバーが、仮想マシンが動作するサブネットで稼働中であることを確認します。
オンライン (http://www.vmware.com/support/pubs/vi_pubs.html) の VMware ドキュメントを参照してください。
「システムのプロパティ」ダイアログの「リモート」タブで、リモートデスクトップ接続が有効になっていることを確認します。
これが有効になっている場合、問題はネットワーク設定に関係している可能性があります。
リモートデスクトップ接続クライアントを実行する Windows マシンから仮想マシンのサブネットにアクセスできることを確認します。
仮想マシンのプライベートネットワークを設定している場合は、そのネットワーク上にないマシンからは仮想マシンにアクセスできない可能性があります。
このエラーは、VMware vCenter サーバーの証明書の期限が切れた場合に発生します。
期限切れの証明書を再生成する方法の詳細は、VMware ナレッジベースを参照してください。
証明書を再生成すると、デスクトッププロバイダを正常に作成できるようになります。
使用している仮想マシンに十分なディスク容量が残っていることを確認します。
プールのリサイクルポリシー設定に応じて、新たに作成された仮想マシンをユーザーに対して有効にする前に、スナップショットが取得されます。この処理には十分なディスク容量が必要です。
Windows のゲスト OS インスタンスの RDP ポート (通常は 3389) が開いていることを確認します。
新たに作成された仮想マシンが利用可能になる前に、Virtual Desktop Connector は仮想マシンに対して RDP 通信が確立されているかどうかを確認します。テストの成功を妨げるのは、次のような問題です。
仮想マシンがプライベートネットワーク上にあり、Virtual Desktop Connector によるアクセスができない。ネットワーク構成を確認してください。
Windows のゲストの OS でリモートアクセスが無効になっている。
Windows のゲスト OS のファイアウォール設定が RDP 接続を許可していない。
新しい仮想マシンがいつでも使用できる状態になっているかどうかを確認するために、Oracle VDI はその仮想マシンへの RDP 接続を開こうとします。場合によっては、特に Vista 用にカスタマイズされた VM テンプレートを使用する場合は、構築プロセスが完了する前に RDP が利用可能になることがあります。ただし、構築プロセスが完了する前に利用可能になった仮想マシンは使用できません。
次の手順では、この問題を解決するために、カスタマイズされた仮想マシンテンプレート VMware カスタマイズ仕様を設定する方法について説明します。仮想マシンテンプレートで RDP を無効にし、複製完了時にファイアウォールによって RDP がブロックされないようにする必要があります。
Windows XP VM (手順 3) および Windows Vista/Windows 7 VM (手順 4) の手動 Sysprep の準備も行います。
Windows の「コントロール パネル」の「システム」ダイアログの「リモート」セクションで、「リモート デスクトップ」のチェックボックスのチェックがオフになっていることを確認することによって、RDP を無効にします。
Windows ファイアウォールを使用している場合は、「ファイアウォールの例外」の「リモート デスクトップ」の項目にチェックが付いていることを確認してください。
次の内容のレジストリファイルを
enableRdp.reg
という名前で C:
に作成します。
REGEDIT4 [HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetControlTerminal Server] "fDenyTSConnections"=dword:00000000
enableRdp.reg
ファイルは、Sysprep
プロセスの最後に Windows レジストリで RDP
を有効にするために使用されます。
Windows XP の手動 Sysprep では、セットアップマネージャツールの「追加のコマンド」に次のコマンドを含めます。
regedit /s C:enableRdp.reg
セットアップマネージャツールは、Sysprep の応答ファイルを作成するために使用されます。
Windows Vista または Windows 7 の手動 Sysprep
およびカスタマイズ仕様では、次の内容のバッチファイルを
SetupComplete.cmd
という名前で
%WINDIR%SetupScripts
ディレクトリに作成します。
regedit /s C:enableRdp.reg
Windows Vista は
%WINDIR%SetupScriptsSetupComplete.cmd
を探し、Sysprep
を含めたすべての設定プロセスの最後に実行します。%WINDIR%
のデフォルト設定は、C:Windows
です。
最初に RDP 接続を閉じずに仮想マシンを中断するか電源をオフにすると、ゲストの OS が終了しているのに RDP 接続は有効なままです。その結果、Windows セッションの最新の既知の状態を表示しているウィンドウが応答しなくなります。次の手順では、この問題を回避するために Virtual Infrastructure Client とゲストの OS の両方で「Run VMware Tools Scripts」パネルを設定する方法を示します。
Virtual Infrastructure Client で「Run VMware Tools Scripts」パネルを構成します。
特定の VM の「Edit Settings」を選択すると、「Virtual Machine Properties」ページが表示されます。
「Options」タブをクリックします。
「VMware Tools」を選択します。
ここでは、「Power Controls」の動作 (「Start」、「Stop」、「Suspend」、「Reset」) を変更できます。
「電源切断」スイッチ (赤い四角形) の横にある「ゲストのシャットダウン」を選択します。
これにより、「Power Controls」ボタンを押すと、ゲストの OS が正常にシャットダウンされます。
「Run VMware Tools Scripts」パネルで、「Before Powering Off」チェックボックスにチェックを付けます。
前述した手順 a. から e. を繰り返して、「Run VMware Tools Scripts」パネルをゲストの OS で構成します。
ゲストの OS の
poweroff-vm-default.bat
スクリプトを変更します。
ゲスト OS 上のインストール場所 (通常は
C:Program FilesVMwareVMware Tools
)
には、次のデフォルトスクリプトが含まれています。
poweroff-vm-default.bat poweron-vm-default.bat resume-vm-default.bat suspend-vm-default.bat
poweroff-vm-default.bat
スクリプトに tsdiscon.exe
を追加します。
VMware Infrastructure Client から VM
の電源をオフにしたときに最初に実行されるのが、poweroff-vm-default.bat
スクリプトです。このスクリプトは
tsdiscon.exe
を呼び出し、それによって開いている RDP
接続がすべて閉じられます。
プールのテンプレートを定義していない。プールの構成が仮想マシン、すなわちテンプレートを参照していることを確認してください。
テンプレートのコピーを作成するために利用できる十分なディスク容量がない。
複数のネットワークインタフェースを備えた仮想マシンを使用すると、問題が発生する可能性があります。Oracle VDI では、RDP が主インタフェースで動作しているものと想定されます。RDP が実際には別のインタフェースで動作している場合は、マシンが正しく準備されないか、ユーザーに割り当てられない可能性があります。
どちらが正しい主インタフェースであるのかを判別するときに問題が生じます。VMware ドキュメントには、ウィンドウに表示されるものが主インタフェースであると記載されています。ただし、その記述は誤りです。実際には、主インタフェースは、VMware vCenter におけるネットワークアダプタの順序によって決まります。番号が一番大きいネットワークアダプタ (通常、一番最後に追加されたもの) が主ネットワークアダプタになります。
主アダプタのネットワークを変更するには、次の手順に従います。
VMware vCenter の仮想マシン設定を編集します。
番号が一番大きいネットワークアダプタ (「ネットワークアダプタ 3」など) を選択します。
これが主ネットワークインタフェースです。ネットワークラベルを RDP 用の適切なネットワークに変更します。
必要に応じて、ほかのネットワークアダプタを調整して、適切なすべてのネットワークに仮想マシンが割り当てられるようにします。
Windows のゲスト OS のアイドル時にその電源オプションがスタンバイになるように構成されていることを確認します。
VMware Tools および Virtual Desktop Connector Tools が Windows のゲスト OS にインストールされ、動作していることを確認します。
Windows イベントログでツールに問題がないか確認します。
以前のリリースの Oracle VDI からデスクトップをインポートした場合は、デスクトップで最新バージョンの Oracle VDI ツールが使用されていることを確認します。デスクトップコンソールを開き、「コントロール パネル」 > 「プログラムの追加と削除」を選択します。Oracle VDI ツールのサポート情報を開きます。ツールのバージョン番号は Oracle VDI のリリース番号と一致する必要があります。
スタンバイになった仮想マシンが中断されるように構成されていることを確認します。
仮想マシンの設定 (「オプション」/「電源管理」) を調べ、「仮想マシンを中断する」項目が選択されていることを確認してください。
Windows のゲスト OS が実際にスタンバイになり、使用されていない仮想マシンが中断されることを確認します。
Windows XP のスタンバイ機能に問題がある場合は、http://www.terranovum.com/projects/energystar/ez_gpo.html を参照してください。EZ GPO には、電源オプションのグループポリシーが含まれています。