Oracle VDI Center の一次ホストを構成するときに、リモート MySQL データベースを使用することを指定します。リモート MySQL データベースがすでにインストールおよび構成されている必要があります。
サポートされているリモートデータベースを次に示します。
MySQL サーバー (リリース 5.0 以降、InnoDB ストレージエンジンを使用)
MySQL Cluster (リリース 6.2.15 以降、NDB ストレージエンジンを使用)
リモートデータベースを使用するには、一次ホストで Oracle VDI を構成する場合に次の情報を入力する必要があります。
MySQL ホストの DNS 名。
MySQL データベースの特権管理者のユーザー名とパスワード。
データベースへの接続に使用するポート番号、および Secure Socket Layer (SSL) を使用して接続を保護するかどうかの指定。
特権データベース管理者は、リモート MySQL
データベースに Oracle VDI
データベースを作成および構成する場合のみに使用されます。Oracle VDI
データベースが作成されると、データベースユーザーも作成されます。リモート
Oracle VDI
データベースへのすべてのアクセスは、このユーザーを使用して実行されます。デフォルトでは、リモート
Oracle VDI データベースの名前は
vda
です。また、データベースユーザーの名前は
vdadb
です。Oracle VDI
の一次ホストを構成するときに、別の名前を選択したり、データベースユーザーのパスワードを使用するように選択できます。
リモートデータベースに対して SSL 接続を使用するには、Oracle VDI の構成時に指定できるように、一次ホストへの SSL 接続に必要な証明書とキーファイルをコピーする必要があります。証明書とキーは、Privacy Enhanced Mail (PEM) 形式である必要があります。リモートデータベースの SSL 構成によっては、次のものが必要になる場合があります。
認証局 (CA) の証明書
クライアント証明書
クライアント証明書の非公開キー
MySQL の SSL 構成の詳細については、「MySQL Reference Manual」の「MySQL Server Administration」の章を参照してください。