9.7. 孤立ディスクの削除

Oracle VDI Hypervisor および Microsoft Hyper-V デスクトッププロバイダでは、外部ストレージボリュームによってストレージが提供され、このストレージは作成時にデスクトップとテンプレートに割り当てられます。最終的には、デスクトップとテンプレートを削除できますが、関連付けられているストレージは自動的には解放されません。

孤立ディスクは、現在どのデスクトップまたはテンプレートにもマップされていないストレージボリュームで、領域を解放するために削除できます。子孫のクローンのある孤立ディスクは削除できません。

注記

一部の孤立ディスクには、重要なデータが保持されている場合があります。削除する前に、孤立ディスクのデータが必要なくなっていることを確認してください。

Oracle VDI Manager の手順

  1. Oracle VDI Manager で、「デスクトッププロバイダ」に移動します。

  2. Oracle VDI または Microsoft Hyper-V デスクトッププロバイダを選択します。

  3. ストレージ」タブに移動します。

  4. ストレージサーバーを選択します。

    ストレージサーバーの「Storage Summary」ページが表示されます。

  5. Orphan Disk」リンクをクリックします。

    「Orphan Disk」ページが表示されます。

  6. 削除する孤立ディスクを選択し、「削除」をクリックします。

注記

チェックボックスのない孤立ディスクは削除できません。

CLI の手順

  1. 現在のデスクトッププロバイダを一覧表示します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda provider-list
  2. 特定のデスクトッププロバイダのストレージサーバーを一覧表示します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda provider-list-storage desktop-provider
    
  3. デスクトッププロバイダのストレージサーバーの孤立ディスクを一覧表示します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda provider-storage-orphans -h storage-hostname \
    -z storage-zfs-pooldesktop-provider
    
  4. 1 つ以上の孤立ディスクを削除します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda provider-storage-orphan-delete -r desktop-provider \
    -s storage-hostname -z storage-zfs-poolvolumeId1[ volumeId2...]