cacao または vda サービスに問題がある可能性があります。
Oracle VDI ホストが仮想マシンにアクセスする場合は、マシンに十分な RAM があることを確認します。
「システムが想定どおりに応答しません」の説明に従って、cacao と vda サービスのステータスを確認します。
サービスを再起動してみます。
/opt/SUNWvda/sbin/vda-service restart
MySQL データベースに問題がある可能性があります。
サービスを再起動してみます。
/opt/SUNWvda/sbin/vda-service restart
問題が解決しない場合は、MySQL データベースをトラブルシューティングする必要があります。
Oracle VDI の組み込み MySQL データベースを使用している場合は、組み込み MySQL による物理リソースに対する要求は非常に厳しいことを認識しておくことが重要です。これは、特に CPU 電力、RAM、およびネットワーク帯域幅に関係します。ネットワーク接続が確立されていて、データベースサービスが実行されていることを常に最初に確認する必要があります。
次のコマンドを実行して、組み込み MySQL データベースのマスターおよびスレーブ (構成されている場合) が実行されているかどうかを確認します。
/opt/SUNWvda/sbin/vda-db-status
Oracle Solaris プラットフォームでは、次のコマンドを使用して、マスターホストまたはスレーブホストのデータベースのステータスを確認することもできます。
# svcs svc:/application/database/vdadb:default
何も問題がない場合は、次のように表示されます。
STATE STIME FMRI online Mrz_18 svc:/application/database/vdadb:default
データベースサービスが実行されていない場合は、開始します。
Oracle Solaris プラットフォームでは、次のいずれかのコマンドを使用します。
# svcadm enable svc:/application/database/vdadb:default
# svcadm clear svc:/application/database/vdadb:default
Linux プラットフォームでは、次のコマンドを使用します。
# /etc/init.d/vda-db-init start
役立つ情報が何も得られない場合は、MySQL
のログファイルを確認して、データベースの問題の根本原因を検討してみてください。ログファイルは
/var/opt/SUNWvda/mysql
にあります。MySQL Cluster
のログファイルの形式については、公式の MySQL
ドキュメント
(「MySQL
Cluster Log Messages」) を参照してください。
トラブルシューティング項目の「Oracle VDI Manager にログインできません」を参照してください。
Oracle VDI ホストの root パスワードを変更する必要がある場合は、次の UNIX コマンドを実行します。
# passwd root New Password: <enter new password> Re-enter new Password: <confirm>
(外部データベースを使用する) Oracle VDI
の初期構成時に、Oracle VDI
データベースのユーザーアカウント
(デフォルトは vdadb
)
が作成されます。
MySQL 側でパスワードを変更するには、次の MySQL CLI コマンドを使用します。
mysql> UPDATE mysql.user SET password=PASSWORD('<new_password>') WHERE user='vdadb'; mysql> FLUSH PRIVILEGES;
Oracle VDI でパスワードを変更するには、Oracle VDI を再構成します。
「ホストで Oracle VDI を再構成する方法」を参照してください。
いいえ。Sun Ray Software 構成は LDAP ベースのデータストアに格納されます。
/opt/SUNWvda/sbin/vda
コマンドを実行した場合、次のような状況が発生します。
「このサーバーで Oracle Virtual Desktop Infrastructure が実行されていないため、このコマンドは使用できません」というエラーメッセージが表示されます。
一方、cacaoadm
および
vda-db-status
は、Oracle VDI
が正常に実行されていることを示しています。
このような場合、/etc/hosts
ファイルを調べて、IPv6 localhost
が存在するかどうか確認してください。該当箇所をコメントアウトしてから、再度
vda
を実行してみてください。
必要に応じて、付録C ユーザーディレクトリの LDAP フィルタと属性の説明に従って、LDAP
フィルタ ldap.user.object.filter
および ldap.user.search.filter
をカスタマイズしてください。特に、ユーザーディレクトリが
OpenLDAP または Novell eDirectory
の場合は注意が必要です。
はい。「「Oracle VDI ログファイルを確認する方法」」を参照してください。
アクティブなジョブをすべて強制的に中止できます。
Oracle VDI サービスが実行されていることを確認します。
シェルで次のコマンドを入力します。
# /opt/SUNWvda/mysql/bin/mysql \ --defaults-file=/etc/opt/SUNWvda/my.cnf -D vda -u root -p -e "UPDATE \ t_job SET status = 'CANCELED', endtime = NOW() WHERE status IN ('RUNNING','QUEUED','CANCELLING') \ AND type <> 'DESTROY_POOL'"
パスワードの入力を求められたら、一次ホストで Oracle VDI を構成するときに指定した MySQL データベース管理者のパスワードを入力します。
管理者のパスワードが自動的に生成された場合は、「組み込み MySQL データベースにログインするには、どのようにしますか」を参照してください。
リモート MySQL データベースを使用している場合は、リモートデータベース管理者のユーザーとパスワードを使用してください。
デフォルトでは、すべての Oracle VDI サービスメッセージが Cacao ログファイルに記録されます。ログレベルまたはログ履歴を変更する方法については、「Oracle VDI ログファイルを確認する方法」を参照してください。
Oracle VDI データベースにログインして設定やデータを変更することはできません。これらのタスクは、Oracle VDI 管理ツールで行う必要があります。
データベースパスワードを取得します。
Oracle VDI Center で一次ホストを構成し、組み込み MySQL データベースを使用する場合は、データベース管理者のパスワードを独自に指定することも、パスワードを自動的に生成することもできます。
自動的に生成されたパスワードを取得するには、root ユーザーで次のコマンドを実行します。
# /opt/SUNWut/sbin/utpw -p
Oracle VDI Center で一次ホストを構成すると、選択したパスワード (手動指定か自動生成かを問わない) が組み込み Oracle VDI データベースと Sun Ray データストアの両方に使用されます。Sun Ray データストアのパスワードは、Oracle VDI とは関係なく、Sun Ray 管理ツールなどによって変更可能です。Oracle VDI では、このようなパスワード変更はサポートされていません。これは、自動生成パスワードにアクセスできなくなることを意味します。
組み込みデータベースにログインします。
マスターデータベースまたはスレーブデータベースのある Oracle VDI ホストで、root ユーザーで次のコマンドを実行します。
# /opt/SUNWvda/mysql/bin/mysql --defaults-file=/etc/opt/SUNWvda/my.cnf -u root -p
要求されたら、管理者のパスワードを入力します。