3.8. Oracle VDI の 3.3.1 への更新

3.8.1. Oracle VDI Center を更新する方法 (単体のホスト)
3.8.2. Oracle VDI Center の更新方法 (バンドル版の MySQL データベースでの高可用性)
3.8.3. Oracle VDI Center の更新方法 (リモート MySQL データベースでの高可用性)

次のリリースの Oracle VDI から Oracle VDI リリース 3.3.1 への更新のみがサポートされています。

オペレーティングシステム

更新がサポートされているリリース

Oracle Linux (64 ビット)、x86 プラットフォーム

リリース 3.3

Oracle Solaris (64 ビット)、x86 プラットフォーム

リリース 3.3

リリース 3.2.2

その他のリリースの Oracle VDI を更新する場合は、Oracle サポートにお問い合わせください。

デフォルトでは、Oracle VDI リリース 3.3.1 は、Oracle VDI リリース 3.2.2 で使用されているバンドル版の MySQL Cluster データベースではなく、組み込みの MySQL サーバーデータベースを使用します。次の表に、リリース 3.2.2 から更新した場合に発生する構成の変更をまとめて示します。

サポートされている構成

設定の変更

単体の Oracle VDI ホスト

  • リリース 3.3.1 の新機能をサポートするために、既存の MySQL データベースが拡張されました。

  • 更新する前は、データベースが Oracle VDI ホストに存在している場合でも、データベースはリモートデータベースとして扱われます。更新後も、データベースはそのままリモートデータベースとして扱われます。

  • 単体の Oracle VDI ホスト構成モデルは、リリース 3.3.1 のモデルとは異なります。このモデルの Oracle VDI Center を構成するには、更新ではなく新規インストールを実行する必要があります。

バンドル版の MySQL Cluster での高可用性

  • 一次ホストで、MySQL Cluster データベースの既存のデータがエクスポートされ、新しい組み込みの MySQL サーバーデータベースにインポートされます。このデータベースがマスターデータベースになります。

  • 最初の二次ホストでは、既存の MySQL Cluster データベースが削除され、新しい組み込みの MySQL サーバーデータベースが作成されます。このデータベースがスレーブデータベースとなり、マスターから非同期のレプリケーションを受け取ります。

  • その他の二次ホストでは、MySQL Cluster データベースが削除されます。これらのホストには MySQL サーバーがインストールされますが、使用されません。これらのホストはデータベースロールを持っていません。

  • 更新する前に、Oracle VDI セッションをホストしないように一次ホストが構成される場合があります。更新後には、Oracle VDI セッションをホストするように一次ホストが構成されます。

  • 更新後は、Oracle VDI Center の構成モデルは組み込みの MySQL データベースを使用した高可用性構成になります。

リモート MySQL での高可用性

  • リリース 3.3.1 の新機能をサポートするために、既存の MySQL データベースが拡張されました。

  • 更新する前に、Oracle VDI セッションをホストしないように一次ホストが構成される場合があります。更新後には、Oracle VDI セッションをホストするように一次ホストが構成されます。

  • 更新後は、Oracle VDI Center の構成モデルはリモート MySQL データベースを使用した高可用性構成になります。

Oracle VDI を更新するには、特定の Oracle VDI 構成の手順に従います。

Oracle VDI の更新に加えて、仮想化プラットフォームを更新しなければならない場合もあります。

3.8.1. Oracle VDI Center を更新する方法 (単体のホスト)

始める前に:

  • ホストの Oracle VDI にログインしているユーザーがいないことを確認します。更新により、すべての Oracle VDI サービスが停止します。

  • Oracle VDI リリース 3.2.2 から更新する場合は、リモートデータベースの特権管理者のユーザー名とパスワードが用意されていることを確認します。

  • ホストが Oracle VDI をインストールするための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI のシステム要件」を参照してください。

  • ホストが Oracle VDI を更新するための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI の 3.3.1 への更新」を参照してください。

  1. ホストの一時的な場所に Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブをダウンロードします。

  2. root ユーザーでホストにログインします。

  3. Oracle VDI データベースのバックアップを作成します。

    バックアップジョブの実行中には、ほかのすべてのジョブは、停止されるかキューに保持されます。

    • CLI から vda-backup コマンドを実行します。

      # /opt/SUNWvda/sbin/vda-backup -p <path-to-directory> -o <output-file-name>

      このコマンドのすべてのオプションを表示するには、vda-backup -h を使用します。

    • Oracle VDI Manager では、次の手順を実行します。

      1. 設定」 → 「VDI Center」の順に移動します。

      2. データベース」タブを選択します。

      3. VDI データベースのバックアップ」セクションで、「バックアップ」をクリックします。

  4. Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブを解凍し、作業ディレクトリを解凍先のディレクトリに変更します。

    # unzip vda_3.3.1_solaris_amd64.zip
    # cd vda_3.3.1_solaris_amd64
  5. ホストの Oracle VDI 構成を保持します。

    # ./vda-preserve

    この手順により Oracle VDI の構成設定が保持され、ホストのすべての Oracle VDI サービスが停止されます。

  6. ソフトウェアをインストールします。

    # ./vda-install

    既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。

    Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation
            
    Oracle VDI 3.3 is already installed on this host.
    Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
  7. 更新するには、Return キーを押します。

    ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。

    ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。

    Oracle VDI リリース &product-version-old から更新する場合、リモートデータベースの管理者パスワードが求められます。

    Oracle VDI 3.3.1 Installation
    Updating from Oracle VDI 3.2.2 to Oracle VDI 3.3.1
    
    MySQL VDA Database Update.
    Enter remote database administrator privileged user name: mydbadmin
    Enter remote database administrator privileged password:

    管理者パスワードを入力して、Return キーを押します。

    Oracle VDI のコンポーネントが更新されます。

  8. 更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。

    Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)

    ホストを構成するには、Return キーを押します。

    あとでホストを構成するには、n を入力して Return キーを押します。ホストを構成するには、vda-config コマンドを使用します。

    ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。

3.8.2. Oracle VDI Center の更新方法 (バンドル版の MySQL データベースでの高可用性)

始める前に:

  • Oracle VDI Center にログインしているユーザーがいないことを確認します。更新により、Center 内のすべての Oracle VDI サービスが停止します。

  • ホストが Oracle VDI をインストールするための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI のシステム要件」を参照してください。

  • ホストが Oracle VDI を更新するための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI の 3.3.1 への更新」を参照してください。

  1. Oracle VDI データベースのバックアップを作成します。

    バックアップは Oracle VDI Center 内の任意のホストで作成できます。

    バックアップジョブの実行中には、Oracle VDI Center 内のほかのすべてのジョブは、停止されるかキューに保持されます。

    • CLI から vda-backup コマンドを実行します。

      # /opt/SUNWvda/sbin/vda-backup -p <path-to-directory> -o <output-file-name>

      このコマンドのすべてのオプションを表示するには、vda-backup -h を使用します。

    • Oracle VDI Manager では、次の手順を実行します。

      1. 設定」 → 「VDI Center」の順に移動します。

      2. データベース」タブを選択します。

      3. VDI データベースのバックアップ」セクションで、「バックアップ」をクリックします。

  2. Oracle VDI Center 内のすべてのホストの Oracle VDI 構成を保持します。

    一次ホストから開始し、次に 1 番目の二次ホスト、2 番目の二次ホストが続き、最後にその他の二次ホストの順で実行します。

    各 Oracle VDI ホストで次の手順を繰り返します。

    1. ホストの一時的な場所に Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブをダウンロードします。

    2. root ユーザーでホストにログインします。

    3. Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブを解凍し、作業ディレクトリを解凍先のディレクトリに変更します。

      # unzip vda_3.3.1_solaris_amd64.zip
      # cd vda_3.3.1_solaris_amd64
    4. 保持スクリプトを実行します。

      # ./vda-preserve

      この手順により Oracle VDI の構成設定が保持され、ホストのすべての Oracle VDI サービスが停止されます。

  3. 一次ホストにソフトウェアをインストールし、これを構成します。

    1. ソフトウェアをインストールします。

      # ./vda-install

      既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。

      Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation
              
      Oracle VDI 3.3 is already installed on this host.
      Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    2. 更新するには、Return キーを押します。

      ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。

      ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。

      更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。

      Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    3. ホストを構成するには、Return キーを押します。

      あとで一次ホストを構成するには、n を入力して Return キーを押します。ホストを構成するには、vda-config コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成するに一次ホストを構成する必要があります。

      一次ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。

  4. 二次ホストにソフトウェアをインストールし、これを構成します。

    1 番目の二次ホストから開始し、次に 2 番目の二次ホスト、その他の二次ホストの順で実行します。

    一度に 1 つの二次ホストのみを構成します。ほかの二次ホストを追加する前に、構成が完了するまで待ちます。

    二次ホストを更新する手順は、Oracle VDI リリース 3.3 からアップグレードするのか、リリース 3.2.2 からアップグレードするのかにより異なります。

    Oracle VDI リリース 3.3 からの二次ホストのアップグレード

    Oracle VDI リリース 3.3 からアップグレードする場合は、Oracle VDI の各二次ホストで次の手順を繰り返します。

    1. ソフトウェアをインストールします。

      # ./vda-install

      既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。

      Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation
              
      Oracle VDI 3.3 is already installed on this host.
      Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    2. 更新するには、Return キーを押します。

      ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。

      ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。

      更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。

      Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    3. 二次ホストを構成するには、Return キーを押します。

      あとで二次ホストを構成するには、n を入力して Return キーを押します。ホストを構成するには、vda-config コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成するに一次ホストを構成する必要があります。

      ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。

    Oracle VDI リリース 3.2.2 からの二次ホストのアップグレード

    Oracle VDI リリース 3.2.2 からアップグレードする場合は、Oracle VDI の各二次ホストで次の手順を繰り返します。

    1. ソフトウェアをインストールします。

      # ./vda-install

      既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。

      Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation
              
      Oracle VDI 3.2.2 is already installed on this host.
      Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    2. 更新するには、Return キーを押します。

      ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。

      ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。

      更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。

      Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    3. 二次ホストを構成するには、Return キーを押します。

      Oracle VDI Center の一次ホストの DNS 名を入力するように求められます。

      Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Configuration
      
      Enter the primary Oracle VDI Host [primary.example.com]:
      

      あとで二次ホストを構成するには、n を入力して Return キーを押します。ホストを構成するには、vda-config コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成するに一次ホストを構成する必要があります。

    4. 元の一次ホストを受け入れるには、Return キーを押します。

      一次ホストの SSL 証明書の MD5 フィンガープリントが表示され、一次ホストの root ユーザーのパスワードを入力するように求められます。

      Retrieving certificate from primary.example.com...
      MD5 fingerprint is 7F:59:0C:92:42:FD:13:34:B5:6A:B2:6A:BA:06:C4:E7.
      
      Enter the root password for primary.example.com:
    5. MD5 フィンガープリントが一次ホストのフィンガープリントと一致していることを確認します。

      これは、二次ホストが正規の Oracle VDI Center に追加されていることを確認して、セキュリティーを確保するための重要な手順です。フィンガープリントを確認するには、次の手順に従います。

      1. root ユーザーで一次ホストにログインします。

      2. vda-center agent-status コマンドを使用して、一次ホストの MD5 フィンガープリントを表示します。

        # /opt/SUNWvda/sbin/vda-center agent-status
        Agent is up for 0 day(s), 0:6.
        MD5 fingerprint is 7F:59:0C:92:42:FD:13:34:B5:6A:B2:6A:BA:06:C4:E7.
    6. 二次ホストで root ユーザーのパスワードを入力し、Return キーを押します。

      ホストは入力された設定を使用して構成されます。

3.8.3. Oracle VDI Center の更新方法 (リモート MySQL データベースでの高可用性)

始める前に:

  • Oracle VDI Center にログインしているユーザーがいないことを確認します。更新により、Center 内のすべての Oracle VDI サービスが停止します。

  • リモートデータベースの特権管理者のユーザー名とパスワードが用意されていることを確認します。

  • ホストが Oracle VDI をインストールするための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI のシステム要件」を参照してください。

  • ホストが Oracle VDI を更新するための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI の 3.3.1 への更新」を参照してください。

  1. Oracle VDI データベースのバックアップを作成します。

    バックアップジョブの実行中には、Oracle VDI Center 内のほかのすべてのジョブは、停止されるかキューに保持されます。

    • CLI から vda-backup コマンドを実行します。

      # /opt/SUNWvda/sbin/vda-backup -p <path-to-directory> -o <output-file-name>

      このコマンドのすべてのオプションを表示するには、vda-backup -h を使用します。

    • Oracle VDI Manager では、次の手順を実行します。

      1. 設定」 → 「VDI Center」の順に移動します。

      2. データベース」タブを選択します。

      3. VDI データベースのバックアップ」セクションで、「バックアップ」をクリックします。

  2. Oracle VDI Center 内のすべてのホストの Oracle VDI 構成を保持します。

    一次ホストから開始し、次に 1 番目の二次ホスト、その他の二次ホストの順で実行します。

    各 Oracle VDI ホストで次の手順を繰り返します。

    1. ホストの一時的な場所に Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブをダウンロードします。

    2. root ユーザーでホストにログインします。

    3. Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブを解凍し、作業ディレクトリを解凍先のディレクトリに変更します。

      # unzip vda_3.3.1_solaris_amd64.zip
      # cd vda_3.3.1_solaris_amd64
    4. 保持スクリプトを実行します。

      # ./vda-preserve

      この手順により Oracle VDI の構成設定が保持され、ホストのすべての Oracle VDI サービスが停止されます。

  3. 一次ホストにソフトウェアをインストールし、これを構成します。

    1. ソフトウェアをインストールします。

      # ./vda-install

      既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。

      Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation
              
      Oracle VDI 3.3 is already installed on this host.
      Do you want to update to Oracle VDI now? ([y]/n)
    2. 更新するには、Return キーを押します。

      ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。

      ライセンス契約書に同意すると更新が開始され、リモートデータベースの管理者パスワードが要求されます。

      Oracle VDI 3.3.1 Installation
      Updating from Oracle VDI 3.3 to Oracle VDI 3.3.1
      
      MySQL VDA Database Update.
      Enter remote database administrator privileged user name: mydbadmin
      Enter remote database administrator privileged password:
    3. 管理者パスワードを入力して、Return キーを押します。

      Oracle VDI のコンポーネントが更新されます。

      更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。

      Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    4. ホストを構成するには、Return キーを押します。

      一次ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。

      あとで一次ホストを構成するには、n を入力して Return キーを押します。ホストを構成するには、vda-config コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成するに一次ホストを構成する必要があります。

  4. 二次ホストにソフトウェアをインストールし、これを構成します。

    1 番目の二次ホストから開始し、そのあとにその他の二次ホストの順で実行します。

    一度に 1 つの二次ホストのみを構成します。ほかの二次ホストを構成する前に、構成が完了するまで待ちます。

    二次ホストを更新する手順は、Oracle VDI リリース 3.3 からアップグレードするのか、リリース 3.2.2 からアップグレードするのかにより異なります。

    Oracle VDI リリース 3.3 からの二次ホストのアップグレード

    Oracle VDI リリース 3.3 からアップグレードする場合は、Oracle VDI の各二次ホストで次の手順を繰り返します。

    1. ソフトウェアをインストールします。

      # ./vda-install

      既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。

      Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation
              
      Oracle VDI 3.3 is already installed on this host.
      Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    2. 更新するには、Return キーを押します。

      ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。

      ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。

      更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。

      Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    3. 二次ホストを構成するには、Return キーを押します。

      あとで二次ホストを構成するには、n を入力して Return キーを押します。ホストを構成するには、vda-config コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成するに一次ホストを構成する必要があります。

      ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。

    Oracle VDI リリース 3.2.2 からの二次ホストのアップグレード

    Oracle VDI リリース 3.2.2 からアップグレードする場合は、Oracle VDI の各二次ホストで次の手順を繰り返します。

    1. ソフトウェアをインストールします。

      # ./vda-install

      既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。

      Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation
              
      Oracle VDI 3.2.2 is already installed on this host.
      Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    2. 更新するには、Return キーを押します。

      ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。

      ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。

      更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。

      Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
    3. 二次ホストを構成するには、Return キーを押します。

      Oracle VDI Center の一次ホストの DNS 名を入力するように求められます。

      Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Configuration
      
      Enter the primary Oracle VDI Host [primary.example.com]:
      

      あとで二次ホストを構成するには、n を入力して Return キーを押します。ホストを構成するには、vda-config コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成するに一次ホストを構成する必要があります。

    4. 元の一次ホストを受け入れるには、Return キーを押します。

      一次ホストの SSL 証明書の MD5 フィンガープリントが表示され、一次ホストの root ユーザーのパスワードを入力するように求められます。

      Retrieving certificate from primary.example.com...
      MD5 fingerprint is 7F:59:0C:92:42:FD:13:34:B5:6A:B2:6A:BA:06:C4:E7.
      
      Enter the root password for primary.example.com:
    5. MD5 フィンガープリントが一次ホストのフィンガープリントと一致していることを確認します。

      これは、二次ホストが正規の Oracle VDI Center に追加されていることを確認して、セキュリティーを確保するための重要な手順です。フィンガープリントを確認するには、次の手順に従います。

      1. root ユーザーで一次ホストにログインします。

      2. vda-center agent-status コマンドを使用して、一次ホストの MD5 フィンガープリントを表示します。

        # /opt/SUNWvda/sbin/vda-center agent-status
        Agent is up for 0 day(s), 0:6.
        MD5 fingerprint is 7F:59:0C:92:42:FD:13:34:B5:6A:B2:6A:BA:06:C4:E7.
    6. 二次ホストで root ユーザーのパスワードを入力し、Return キーを押します。

      ホストは入力された設定を使用して構成されます。