次のリリースの Oracle VDI から Oracle VDI リリース 3.3.1 への更新のみがサポートされています。
オペレーティングシステム | 更新がサポートされているリリース |
---|---|
Oracle Linux (64 ビット)、x86 プラットフォーム | リリース 3.3 |
Oracle Solaris (64 ビット)、x86 プラットフォーム | リリース 3.3 リリース 3.2.2 |
その他のリリースの Oracle VDI を更新する場合は、Oracle サポートにお問い合わせください。
デフォルトでは、Oracle VDI リリース 3.3.1 は、Oracle VDI リリース 3.2.2 で使用されているバンドル版の MySQL Cluster データベースではなく、組み込みの MySQL サーバーデータベースを使用します。次の表に、リリース 3.2.2 から更新した場合に発生する構成の変更をまとめて示します。
サポートされている構成 | 設定の変更 |
---|---|
単体の Oracle VDI ホスト |
|
バンドル版の MySQL Cluster での高可用性 |
|
リモート MySQL での高可用性 |
|
Oracle VDI を更新するには、特定の Oracle VDI 構成の手順に従います。
Oracle VDI の更新に加えて、仮想化プラットフォームを更新しなければならない場合もあります。
始める前に:
ホストの Oracle VDI にログインしているユーザーがいないことを確認します。更新により、すべての Oracle VDI サービスが停止します。
Oracle VDI リリース 3.2.2 から更新する場合は、リモートデータベースの特権管理者のユーザー名とパスワードが用意されていることを確認します。
ホストが Oracle VDI をインストールするための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI のシステム要件」を参照してください。
ホストが Oracle VDI を更新するための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI の 3.3.1 への更新」を参照してください。
ホストの一時的な場所に Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブをダウンロードします。
root ユーザーでホストにログインします。
Oracle VDI データベースのバックアップを作成します。
バックアップジョブの実行中には、ほかのすべてのジョブは、停止されるかキューに保持されます。
CLI から vda-backup コマンドを実行します。
# /opt/SUNWvda/sbin/vda-backup -p <path-to-directory> -o <output-file-name>
このコマンドのすべてのオプションを表示するには、vda-backup
-h
を使用します。
Oracle VDI Manager では、次の手順を実行します。
「設定」 → 「VDI Center」の順に移動します。
「データベース」タブを選択します。
「VDI データベースのバックアップ」セクションで、「バックアップ」をクリックします。
Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブを解凍し、作業ディレクトリを解凍先のディレクトリに変更します。
# unzip vda_3.3.1_solaris_amd64.zip # cd vda_3.3.1_solaris_amd64
ホストの Oracle VDI 構成を保持します。
# ./vda-preserve
この手順により Oracle VDI の構成設定が保持され、ホストのすべての Oracle VDI サービスが停止されます。
ソフトウェアをインストールします。
# ./vda-install
既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。
Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation Oracle VDI 3.3 is already installed on this host. Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
更新するには、Return キーを押します。
ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。
ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。
Oracle VDI リリース &product-version-old から更新する場合、リモートデータベースの管理者パスワードが求められます。
Oracle VDI 3.3.1 Installation Updating from Oracle VDI 3.2.2 to Oracle VDI 3.3.1 MySQL VDA Database Update. Enter remote database administrator privileged user name: mydbadmin Enter remote database administrator privileged password:
管理者パスワードを入力して、Return キーを押します。
Oracle VDI のコンポーネントが更新されます。
更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。
Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
ホストを構成するには、Return キーを押します。
あとでホストを構成するには、n
を入力して Return
キーを押します。ホストを構成するには、vda-config
コマンドを使用します。
ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。
始める前に:
Oracle VDI Center にログインしているユーザーがいないことを確認します。更新により、Center 内のすべての Oracle VDI サービスが停止します。
ホストが Oracle VDI をインストールするための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI のシステム要件」を参照してください。
ホストが Oracle VDI を更新するための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI の 3.3.1 への更新」を参照してください。
Oracle VDI データベースのバックアップを作成します。
バックアップは Oracle VDI Center 内の任意のホストで作成できます。
バックアップジョブの実行中には、Oracle VDI Center 内のほかのすべてのジョブは、停止されるかキューに保持されます。
CLI から vda-backup コマンドを実行します。
# /opt/SUNWvda/sbin/vda-backup -p <path-to-directory> -o <output-file-name>
このコマンドのすべてのオプションを表示するには、vda-backup
-h
を使用します。
Oracle VDI Manager では、次の手順を実行します。
「設定」 → 「VDI Center」の順に移動します。
「データベース」タブを選択します。
「VDI データベースのバックアップ」セクションで、「バックアップ」をクリックします。
Oracle VDI Center 内のすべてのホストの Oracle VDI 構成を保持します。
一次ホストから開始し、次に 1 番目の二次ホスト、2 番目の二次ホストが続き、最後にその他の二次ホストの順で実行します。
各 Oracle VDI ホストで次の手順を繰り返します。
ホストの一時的な場所に Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブをダウンロードします。
root ユーザーでホストにログインします。
Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブを解凍し、作業ディレクトリを解凍先のディレクトリに変更します。
# unzip vda_3.3.1_solaris_amd64.zip # cd vda_3.3.1_solaris_amd64
保持スクリプトを実行します。
# ./vda-preserve
この手順により Oracle VDI の構成設定が保持され、ホストのすべての Oracle VDI サービスが停止されます。
一次ホストにソフトウェアをインストールし、これを構成します。
ソフトウェアをインストールします。
# ./vda-install
既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。
Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation Oracle VDI 3.3 is already installed on this host. Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
更新するには、Return キーを押します。
ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。
ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。
更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。
Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
ホストを構成するには、Return キーを押します。
あとで一次ホストを構成するには、n
を入力して Return
キーを押します。ホストを構成するには、vda-config
コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成する前に一次ホストを構成する必要があります。
一次ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。
二次ホストにソフトウェアをインストールし、これを構成します。
1 番目の二次ホストから開始し、次に 2 番目の二次ホスト、その他の二次ホストの順で実行します。
一度に 1 つの二次ホストのみを構成します。ほかの二次ホストを追加する前に、構成が完了するまで待ちます。
二次ホストを更新する手順は、Oracle VDI リリース 3.3 からアップグレードするのか、リリース 3.2.2 からアップグレードするのかにより異なります。
Oracle VDI リリース 3.3 からアップグレードする場合は、Oracle VDI の各二次ホストで次の手順を繰り返します。
ソフトウェアをインストールします。
# ./vda-install
既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。
Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation Oracle VDI 3.3 is already installed on this host. Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
更新するには、Return キーを押します。
ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。
ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。
更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。
Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
二次ホストを構成するには、Return キーを押します。
あとで二次ホストを構成するには、n
を入力して Return
キーを押します。ホストを構成するには、vda-config
コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成する前に一次ホストを構成する必要があります。
ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。
Oracle VDI リリース 3.2.2 からアップグレードする場合は、Oracle VDI の各二次ホストで次の手順を繰り返します。
ソフトウェアをインストールします。
# ./vda-install
既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。
Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation Oracle VDI 3.2.2 is already installed on this host. Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
更新するには、Return キーを押します。
ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。
ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。
更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。
Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
二次ホストを構成するには、Return キーを押します。
Oracle VDI Center の一次ホストの DNS 名を入力するように求められます。
Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Configuration Enter the primary Oracle VDI Host [primary.example.com]:
あとで二次ホストを構成するには、n
を入力して Return
キーを押します。ホストを構成するには、vda-config
コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成する前に一次ホストを構成する必要があります。
元の一次ホストを受け入れるには、Return キーを押します。
一次ホストの SSL 証明書の MD5 フィンガープリントが表示され、一次ホストの root ユーザーのパスワードを入力するように求められます。
Retrieving certificate from primary.example.com... MD5 fingerprint is 7F:59:0C:92:42:FD:13:34:B5:6A:B2:6A:BA:06:C4:E7. Enter the root password for primary.example.com:
MD5 フィンガープリントが一次ホストのフィンガープリントと一致していることを確認します。
これは、二次ホストが正規の Oracle VDI Center に追加されていることを確認して、セキュリティーを確保するための重要な手順です。フィンガープリントを確認するには、次の手順に従います。
root ユーザーで一次ホストにログインします。
vda-center agent-status コマンドを使用して、一次ホストの MD5 フィンガープリントを表示します。
# /opt/SUNWvda/sbin/vda-center agent-status Agent is up for 0 day(s), 0:6. MD5 fingerprint is 7F:59:0C:92:42:FD:13:34:B5:6A:B2:6A:BA:06:C4:E7.
二次ホストで root ユーザーのパスワードを入力し、Return キーを押します。
ホストは入力された設定を使用して構成されます。
始める前に:
Oracle VDI Center にログインしているユーザーがいないことを確認します。更新により、Center 内のすべての Oracle VDI サービスが停止します。
リモートデータベースの特権管理者のユーザー名とパスワードが用意されていることを確認します。
ホストが Oracle VDI をインストールするための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI のシステム要件」を参照してください。
ホストが Oracle VDI を更新するための要件を満たしていることを確認します。「Oracle VDI の 3.3.1 への更新」を参照してください。
Oracle VDI データベースのバックアップを作成します。
バックアップジョブの実行中には、Oracle VDI Center 内のほかのすべてのジョブは、停止されるかキューに保持されます。
CLI から vda-backup コマンドを実行します。
# /opt/SUNWvda/sbin/vda-backup -p <path-to-directory> -o <output-file-name>
このコマンドのすべてのオプションを表示するには、vda-backup
-h
を使用します。
Oracle VDI Manager では、次の手順を実行します。
「設定」 → 「VDI Center」の順に移動します。
「データベース」タブを選択します。
「VDI データベースのバックアップ」セクションで、「バックアップ」をクリックします。
Oracle VDI Center 内のすべてのホストの Oracle VDI 構成を保持します。
一次ホストから開始し、次に 1 番目の二次ホスト、その他の二次ホストの順で実行します。
各 Oracle VDI ホストで次の手順を繰り返します。
ホストの一時的な場所に Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブをダウンロードします。
root ユーザーでホストにログインします。
Oracle VDI ソフトウェアのアーカイブを解凍し、作業ディレクトリを解凍先のディレクトリに変更します。
# unzip vda_3.3.1_solaris_amd64.zip # cd vda_3.3.1_solaris_amd64
保持スクリプトを実行します。
# ./vda-preserve
この手順により Oracle VDI の構成設定が保持され、ホストのすべての Oracle VDI サービスが停止されます。
一次ホストにソフトウェアをインストールし、これを構成します。
ソフトウェアをインストールします。
# ./vda-install
既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。
Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation Oracle VDI 3.3 is already installed on this host. Do you want to update to Oracle VDI now? ([y]/n)
更新するには、Return キーを押します。
ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。
ライセンス契約書に同意すると更新が開始され、リモートデータベースの管理者パスワードが要求されます。
Oracle VDI 3.3.1 Installation Updating from Oracle VDI 3.3 to Oracle VDI 3.3.1 MySQL VDA Database Update. Enter remote database administrator privileged user name: mydbadmin Enter remote database administrator privileged password:
管理者パスワードを入力して、Return キーを押します。
Oracle VDI のコンポーネントが更新されます。
更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。
Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
ホストを構成するには、Return キーを押します。
一次ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。
あとで一次ホストを構成するには、n
を入力して Return
キーを押します。ホストを構成するには、vda-config
コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成する前に一次ホストを構成する必要があります。
二次ホストにソフトウェアをインストールし、これを構成します。
1 番目の二次ホストから開始し、そのあとにその他の二次ホストの順で実行します。
一度に 1 つの二次ホストのみを構成します。ほかの二次ホストを構成する前に、構成が完了するまで待ちます。
二次ホストを更新する手順は、Oracle VDI リリース 3.3 からアップグレードするのか、リリース 3.2.2 からアップグレードするのかにより異なります。
Oracle VDI リリース 3.3 からアップグレードする場合は、Oracle VDI の各二次ホストで次の手順を繰り返します。
ソフトウェアをインストールします。
# ./vda-install
既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。
Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation Oracle VDI 3.3 is already installed on this host. Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
更新するには、Return キーを押します。
ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。
ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。
更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。
Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
二次ホストを構成するには、Return キーを押します。
あとで二次ホストを構成するには、n
を入力して Return
キーを押します。ホストを構成するには、vda-config
コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成する前に一次ホストを構成する必要があります。
ホストは、保持された構成の詳細を使用して構成されます。
Oracle VDI リリース 3.2.2 からアップグレードする場合は、Oracle VDI の各二次ホストで次の手順を繰り返します。
ソフトウェアをインストールします。
# ./vda-install
既存のインストールが検出され、インストールを更新するように求められます。
Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Installation Oracle VDI 3.2.2 is already installed on this host. Do you want to update to Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
更新するには、Return キーを押します。
ソフトウェアライセンス契約書が表示され、その条項に同意するように求められます。
ライセンス契約書に同意すると、更新が開始されます。
更新の最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。
Do you want to configure Oracle VDI 3.3.1 now? ([y]/n)
二次ホストを構成するには、Return キーを押します。
Oracle VDI Center の一次ホストの DNS 名を入力するように求められます。
Oracle Virtual Desktop Infrastructure 3.3.1 Configuration Enter the primary Oracle VDI Host [primary.example.com]:
あとで二次ホストを構成するには、n
を入力して Return
キーを押します。ホストを構成するには、vda-config
コマンドを使用します。これを行うには、ほかの二次ホストを構成する前に一次ホストを構成する必要があります。
元の一次ホストを受け入れるには、Return キーを押します。
一次ホストの SSL 証明書の MD5 フィンガープリントが表示され、一次ホストの root ユーザーのパスワードを入力するように求められます。
Retrieving certificate from primary.example.com... MD5 fingerprint is 7F:59:0C:92:42:FD:13:34:B5:6A:B2:6A:BA:06:C4:E7. Enter the root password for primary.example.com:
MD5 フィンガープリントが一次ホストのフィンガープリントと一致していることを確認します。
これは、二次ホストが正規の Oracle VDI Center に追加されていることを確認して、セキュリティーを確保するための重要な手順です。フィンガープリントを確認するには、次の手順に従います。
root ユーザーで一次ホストにログインします。
vda-center agent-status コマンドを使用して、一次ホストの MD5 フィンガープリントを表示します。
# /opt/SUNWvda/sbin/vda-center agent-status Agent is up for 0 day(s), 0:6. MD5 fingerprint is 7F:59:0C:92:42:FD:13:34:B5:6A:B2:6A:BA:06:C4:E7.
二次ホストで root ユーザーのパスワードを入力し、Return キーを押します。
ホストは入力された設定を使用して構成されます。