VMware vCenter デスクトッププロバイダは、次の仮想化プラットフォームでサポートされています。
VMware ESXi Server 4.1
VMware ESXi Server 4.0
VMware ESXi Server 3.5
VMware ESX Server 4.1
VMware ESX Server 4.0
VMware ESX Server 3.5
VMware vCenter Server 4.1 (Update 1 を含む)
VMware vCenter Server 4.0 (すべての Update を含む)
VMware VirtualCenter Server 2.5 (すべての Update を含む)
VMware vCenter デスクトッププロバイダを使用する場合、ストレージは vCenter で管理されます。VMware 認定のすべてのストレージを使用できます。詳細は、「VMware Compatibility Guide」を参照してください。
VMware ESX サーバーは、物理ホストの CPU リソース、ストレージ、およびメモリーを複数の仮想マシンに抽象化することにより、仮想化プラットフォームを実現する Linux ベースのアプライアンスです。
ホストマシンの電源を入れ、VMware ESX サーバーの CD を CD ドライブに挿入します。
可能な場合は、Integrated Lights Out Manager (ILOM) などのリモート管理アプリケーションを使用すると、よりすばやくインストールを完了させることができます。
インストール時は、提示されるデフォルト設定を信頼するのが安全です。
VMware ESX サーバーのインストール方法の詳細は、『VMware ESX Server 3 and VirtualCenter Installation Guide』を参照してください。
インストールが完了したら、VMware ESX サーバーにアクセスできるようにするため、VMware Virtual Infrastructure Client をインストールします。
VMware Virtual Infrastructure Client のインストール方法の詳細は、『VMware ESX Server 3 and VirtualCenter Installation Guide』を参照してください。
VMware vCenter は、複数の VMware ESX サーバーの集中管理を実現します。また、物理ホストにも、仮想ホストにもインストールすることができます。『VMware ESX Server 3 and VirtualCenter Installation Guide』を参照してください。
VMware vCenter をインストールしたら、次の設定手順を完了します。
管理対象のホストとして VMware ESX サーバーを追加します。
VMware vCenter で、ホストを追加するデータセンターを選択します。メニューバーで「インベントリ」、「データセンター」、「ホストを追加」の順に移動し、次の手順に従います。
Windows XP の Windows システム準備ツールをインストールします。
これらのツールは、次の Microsoft Web サイトからダウンロードすることができます。
Sysprep ツールを CAB から次のディレクトリに展開します。
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\VMWare\VMWare VirtualCenter\sysprep\xp
Microsoft Sysprep ツールのインストール方法の詳細は、『VMware Basic System Administration Guide』を参照してください。
Web サービス API にアクセスできるようにサーバーが構成されていることを確認します。
Oracle VDI では、VMware Infrastructure SDK によって提供される Web サービス API を利用して、VMware vCenter と HTTPS 経由で通信します。
VMware vCenter Web Access コンポーネントがインストールされ、構成されていることを確認します。
システム上でアクティブになる可能性があるすべてのファイアウォールでポート 443 (HTTPS) が有効になっていることを確認します。
簡単なテストとして、https://
<vCenter Host> /mob
に移動します。すべて正常に機能する場合、VMware 管理者のユーザー名とパスワードを入力したあとで VMware Infrastructure SDK ブラウザにアクセスできるようになります。
Oracle VDI コンポーネントを設定する前に、仮想化プラットフォームの構成をテストすることを強くお勧めします。簡単に手動テストを行うには、対象のテンプレートとカスタマイズ仕様を使用して仮想マシンを複製したあと、複製した仮想マシンに RDP 経由でリモートアクセスします。
プラットフォームの設定をテストするには、最初に、仮想マシンを作成する必要があります。詳細については、「仮想マシンの作成方法 (VMware vCenter)」 を参照してください。
Virtual Infrastructure Client を開きます。
対象のテンプレートを右クリックし、「このテンプレートから仮想マシンを配備する」をクリックします。
新しい仮想マシンの名前を指定するようウィザードから求められます。対象のホスト/クラスタおよび十分な空き容量のあるデータストアを選択します。
「ゲストのカスタマイズ」のステップで、「既存のカスタマイズ仕様を使用してカスタマイズする」オプションを選択し、先に作成したカスタマイズ仕様をリストから選択します。
選択内容を確認し、「完了」をクリックすると、複製が開始されます。
複製が完了したら、新しい仮想マシンを選択して電源を投入します。
しばらくすると、仮想マシンの IP アドレスとホスト名が Virtual Infrastructure Client に表示されます。仮想マシンの IP アドレスが一意であること、および、ホスト名が仮想マシン名に対応していることを確認してください。
VMware vCenter サーバーで、「スタート」、「すべてのプログラム」、「アクセサリ」、「通信」、「リモート デスクトップ接続」の順にクリックして、「リモート デスクトップ接続」を開きます。
「リモート デスクトップ接続」ウィンドウで、新しく複製した仮想マシンの IP アドレスを入力して、「接続」をクリックします。
すべてが正しく構成されている場合は、仮想マシンに対する全画面リモートデスクトップセッションが表示されるはずです。