10.9. Oracle VDI

10.9.1. Oracle VDI を x2270 ハードウェアで実行すると、断続的にハングアップします
10.9.2. システムが想定どおりに応答しません
10.9.3. Oracle VDI で DHCP を構成するには、どのようにしますか

10.9.1. Oracle VDI を x2270 ハードウェアで実行すると、断続的にハングアップします

Oracle Solaris ahci ドライバのバグが原因で、Oracle VDI を Sun x2270 ハードウェア上の Oracle Solaris 10 10/09 または Oracle Solaris 10 9/10 で実行すると、ハングアップすることがあります。

この問題を回避するには、/etc/system ファイルに次の行を追加して、サーバーを再起動します。

set idle_cpu_no_deep_c = 1

10.9.2. システムが想定どおりに応答しません

vda サービスを再起動することをお勧めします。

共通エージェントコンテナを再起動します。

# cacaoadm stop -f -i vda 
# cacaoadm start -i vda

Linux プラットフォームでは、cacaoadm コマンドは /opt/sun/cacao2/bin にあります。

Cacao ログファイルを確認します。「Oracle VDI ログファイルを確認する方法」を参照してください。

Cacao ステータスを確認するには、次のコマンドを実行します。

cacaoadm status -i vda 

vda サービスのステータスを確認するには、次のコマンドを実行します。

cacaoadm status -i com.sun.vda.service

10.9.3. Oracle VDI で DHCP を構成するには、どのようにしますか

まず、vda-install および vda-config を使用して、Oracle VDI をインストールおよび構成します。3章Oracle VDI のインストールと Oracle VDI Center の設定を参照してください。これにより、Sun Ray Software がインストールされ、キオスクモードの設定が構成されます。次に、一般的な Sun Ray Software コマンドを使用して、必要な調整を加えることができます。たとえば、utadm -a <interface name> を使用して、Sun Ray クライアント専用の相互接続を構成します。この場合、必要な DHCP 設定も行うように求められます。