4.8. 単純認証の設定方法

単純認証を設定するには、次の手順を使用します。

注記

ユーザーディレクトリに対する「読み取り」アクセス権が付与されている証明書をユーザーに提供する必要があります。このユーザー証明書を使用して、ディレクトリからユーザー情報が読み取られます。

Oracle VDI Manager の手順

  1. Oracle VDI Manager で、「設定」 → 「会社」を選択します。

  2. 「会社」テーブルで「新規」をクリックして、新規会社ウィザードを起動します。

  3. LDAP の種類を選択し、「次へ」をクリックします。

  4. 単純認証」を選択します。

  5. LDAP サーバーのホスト名または IP アドレスと、ポート番号を入力します。

    デフォルトのポート番号は 389 であり、ほとんどの LDAP サーバーで使用されます。

  6. LDAP サーバーのベース DN を入力します。ベース DN の指定は省略可能です。ベース DN を指定すると、ユーザーの検索に使用される LDAP ディレクトリの部分を制限できます。例: cn=Users,dc=my,dc=company,dc=com

  7. ユーザー名を入力します。この名前は、LDAP ディレクトリを検索するための十分な特権を持つユーザーの完全な識別名 (Distinguished Name、DN) にしてください。例: cn=super-user,cn=Users,dc=my,dc=company,dc=com

  8. ユーザーのパスワードを入力します。

  9. 次へ」をクリックして指定した内容を確認したあと、設定を完了します。

  10. (省略可能) 電子メールアドレスを使用してログインしたときに一度だけユーザーに認証させる場合は、ユーザーディレクトリ内のデフォルトドメインを設定します。

    /opt/SUNWvda/sbin/vda directory-setprops [-u CompanyName] \
    -p directory.default.domain=domainname