Secure Global Desktop 4.40 管理者ガイド
> ユーザーと認証
> ログインスクリプトの変数
Secure Global Desktop のログインスクリプトは、多くの変数を使用します。次の 2 種類の変数をサポートしています。
すべてのログインスクリプトは、少なくともいくつかの保証されている変数を使用します。保証されている変数は常に存在しますが、NULL 値を持つ場合があります。
オプション変数は一般に、条件をテストし、テスト結果に基づいてログインスクリプトの動作を変更します。オプション変数は、値を持っている場合にのみ存在します。たとえば、TTA_ResumeTimeOut
変数は、アプリケーションオブジェクトの「アプリケーションの再開機能」属性が値を持っている場合にのみ存在します。
ログインスクリプトで変数を使用するには、その変数が runsubscript.exp
ログインスクリプトで定義されている必要があります。
変数 | 説明 |
---|---|
ALTDISPLAY |
ユーザーのクライアントデバイスの完全修飾 DNS 名と、使用するディスプレイ番号。 |
DISPLAY |
ユーザーのクライアントデバイスの IP アドレスと、使用するディスプレイ番号。 |
TTA_AGEDPASSWORD |
古くなったパスワードを手動で処理するか、ダイアログで処理するかを指定します。 |
TTA_ALLOWTHIRDTIERDIALOG |
ユーザーのパスワードが古い場合、存在しない場合、または正しくない場合に、アプリケーションサーバーのダイアログボックスを使うかどうかを指定します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_AUXCOMMANDS |
アプリケーションサーバー上で実行する予備コマンド。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウマネージャー」属性に対応します。 |
TTA_CLIENT_IPADDR |
ユーザーのクライアントデバイスの IP アドレス。これは SGD Client によって取得された IP アドレスです。 |
TTA_COMMAND |
アプリケーションサーバー上で実行するコマンド。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「アプリケーションコマンド」属性に対応します。 |
TTA_CONNECTIONSERVICE |
アプリケーションサーバーへの接続に使うトランスポート。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「接続方法」属性に対応します。 |
TTA_ENVIRONMENT |
アプリケーションサーバー上で必要なすべての環境変数の設定。この変数は、 アプリケーションオブジェクトの「環境変数」属性に対応します。 |
TTA_HOSTNAME |
ログインスクリプトの接続先のアプリケーションサーバー。この変数は、アプリケーションの負荷分散機能により、「ホストしているアプリケーションサーバー」タブに表示されている中から選択されます。 |
TTA_HOSTPROBE |
ttahostprobe バイナリへのパス。アプリケーションサーバーが使用可能かどうかを確認するために使用されます。 |
TTA_IPADDRESS |
アプリケーションサーバーの IP アドレス。 |
TTA_LOGFILE |
エラーメッセージと診断メッセージが記録されるログファイルの名前。
デフォルトでは、 NULL を設定した場合、メッセージは保存されません。 メッセージをこのログファイルに記録するには、作成するログインスクリプトにコード |
TTA_PORT |
アプリケーションオブジェクトに対して設定された接続方法でアプリケーションサーバーに接続するときに使用するポート。 |
TTA_PRIMARY_DNSNAME |
プライマリ SGD サーバーの完全修飾 DNS 名。
この変数を使うと、ログインスクリプトがデフォルトプリンタの値を設定する際に、正しい SGD プリンタを選択できます。この変数は、 |
TTA_SCRIPT |
runsubscript.exp のあとに実行される Expect スクリプト (たとえば、unix.exp )。 |
TTA_SECOND_TIER_DNSNAME |
アプリケーションセッションをホストしている SGD サーバーの完全修飾 DNS 名。
|
TTA_THIRD_TIER_DNSNAME |
アプリケーションをホストしているアプリケーションサーバーの完全修飾 DNS 名。
|
TTA_THIRD_TIER_VARS |
アプリケーションサーバー上の環境に対してエクスポートする変数のリスト。 |
TTA_STDERR |
一時エラーファイル。 |
TTA_WILLDISCONNECT |
コマンドを一度実行したあとに、接続を切るかどうかを指定します。 |
TTA_XLAUNCH |
アプリケーションが X アプリケーションかどうかを指定します。この変数の値は 0 または 1 です。 |
次の変数も保証されている変数であり、runsubscript.exp
で定義されています。これらの変数は、アプリケーションの起動時に SGD サーバーで使用されます。
ほとんどのオプション変数は、オブジェクト属性の値を格納します。起動するアプリケーションには、オプション変数として使用可能になっているアプリケーションオブジェクトの属性があります。同様に、ユーザープロファイルの属性も同じ方法で使用可能になります。
その他のオプション変数は、ユーザーのセッションに関する追加情報を格納します。
変数 | 説明 |
---|---|
TTA_Appearance |
文字型アプリケーションオブジェクトの「枠線のスタイル」属性に対応します。 |
TTA_AppletHeight |
アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 高さ」属性に対応します。 |
TTA_AppletWidth |
アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 幅」属性に対応します。 |
TTA_ApplicationName |
アプリケーションオブジェクトの Federated Naming 名。 |
TTA_ApplicationPlacement |
アプリケーションオブジェクトの「エミュレーションタイプ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_Arguments |
アプリケーションオブジェクトの「コマンドの引数」属性に対応します。 |
TTA_AudioQuality |
「グローバル設定」»「クライアントデバイス」タブにある「Windows オーディオ品質」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_Autowrap |
文字型アプリケーションオブジェクトの「行の折り返し」属性に対応します。 |
TTA_BackgroundColor |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「背景色」属性に対応します。 |
TTA_ButtonLevels |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「表示されるソフトボタン」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_CachePassword |
ユーザーがアプリケーションサーバーのユーザー名とパスワードを入力するときに「パスワードを保存」ボックスを選択したかどうかを指定します。 |
TTA_CodePage |
文字型アプリケーションオブジェクトの「コードページ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_ColorMap |
文字型アプリケーションオブジェクトの「カラーマップ」属性に対応します。 |
TTA_Columns |
文字型アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: カラム」属性に対応します。 |
TTA_Compression |
アプリケーションオブジェクトの「コマンドの圧縮」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_ContinuousMode |
アプリケーションオブジェクトの「コマンドの実行」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_ControlCode |
文字型アプリケーションオブジェクトの「エスケープシーケンス」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_Cursor |
文字型アプリケーションオブジェクトの「カーソル」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_CursorKeyMode |
文字型アプリケーションオブジェクトの「カーソルキーコードの変更」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_DelayedUpdate |
アプリケーションオブジェクトの「遅延更新」属性に対応します。 |
TTA_DisplayEnginePage |
アプリケーションオブジェクトの「エミュレータアプレットページ」属性に対応します。
注 この属性は使用されなくなりました。 |
TTA_DisplayName |
ユーザープロファイルの「名前」属性に対応します。 |
TTA_Domain |
アプリケーションオブジェクトの「ドメイン名」属性に対応します。 |
TTA_EuroMapping |
アプリケーションオブジクトの「ユーロ文字」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_FilePath |
アプリケーションオブジクトの「アプリケーションコマンド」属性に対応します。 |
TTA_FixedFontSize |
文字型アプリケーションオブジェクトの「フォントサイズ: 固定」属性に対応します。 |
TTA_FontFamily |
文字型アプリケーションオブジェクトの「フォントファミリ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_FontSize |
文字型アプリケーションオブジェクトの「フォントサイズ」属性に対応します。 |
TTA_ForegroundColor |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「前景色」属性に対応します。 |
TTA_GraphicsAcceleration |
アプリケーションオブジェクトの「グラフィックアクセラレーション」属性に対応します。 |
TTA_Height |
アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 高さ」属性に対応します。
この変数は、 |
TTA_HostLocale |
アプリケーションサーバーオブジェクトの「プロンプトのロケール」属性に対応します。 |
TTA_HostName |
ログインスクリプトの接続先のアプリケーションサーバー。
この変数は、アプリケーションサーバーの負荷分散機能により、「ホストしているアプリケーションサーバー」タブに表示されている中から選択されます。 |
TTA_IBMHostName |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「サーバーアドレス」属性に対応します。 |
TTA_Icon |
アプリケーションオブジェクトの「アイコン」属性に対応します。 |
TTA_InstanceName |
アプリケーションセッション ID。 |
TTA_InterlacedImages |
アプリケーションオブジェクトの「インターレースイメージ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_KeyboardType |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「キーボードタイプ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_KeymapLock |
アプリケーションオブジェクトの「キーボードマップ」属性に対応します。 |
TTA_KeypadMode |
文字型アプリケーションオブジェクトの「数字パッドコードの変更」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_Lines |
文字型アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 行」属性に対応します。 |
TTA_LocalAddr |
SGD ホストの IP アドレス。 |
TTA_LoginScript |
アプリケーションオブジェクトの「ログインスクリプト」属性に対応します。 |
TTA_Maximise |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ」属性に対応します。 |
TTA_MiddleMouseTimeout |
アプリケーションオブジェクトの「マウスの中ボタンのタイムアウト」属性に対応します。 |
TTA_ParentName |
アプリケーションオブジェクトの Federated Naming 名。
この変数は、 |
TTA_PortNumber |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「サーバーポート」属性に対応します。 |
TTA_ProtocolArguments |
Windows アプリケーションオブジェクトの「プロトコルの引数」属性に対応します。 |
TTA_RemoteAddr |
アプリケーションを実行するアプリケーションサーバーの IP アドレス。 |
TTA_RequiresDisplayEngine |
アプリケーションにディスプレイエンジンが必要かどうかを指定します。 |
TTA_ResumeTimeOut |
アプリケーションオブジクトの「アプリケーションの再開機能: タイムアウト」属性に対応します。 |
TTA_RootColor |
アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウの色: カスタム色」属性に対応します。 |
TTA_RootType |
アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウの色」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_ScrollStyle |
文字型アプリケーションオブジェクトの「スクロールスタイル」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_SecureConnection |
ユーザープロファイルの「セキュリティー」タブに対応します。 |
TTA_SessionExit |
アプリケーションオブジェクトの「セッション終了」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_SettingsItem |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「「ファイル」メニューと「設定」メニュー」属性に対応します。 |
TTA_StatusLine |
文字型アプリケーションオブジェクトの「ステータス行」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_Suspend |
アプリケーションオブジクトの「アプリケーションの再開機能」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_TerminalClass |
文字型アプリケーションオブジェクトの「エミュレーションタイプ」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_TerminalType |
文字型アプリケーションオブジェクトの「端末タイプ」属性に対応します。 |
TTA_TNClose |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「接続終了アクション」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_TopMenuBar |
3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「メニューバー」属性に対応します。 |
TTA_Transport |
アプリケーションオブジェクトの「接続方法」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 保証されている変数 |
TTA_UserName |
このアプリケーションセッションを使うユーザーの Federated Naming 名。 |
TTA_UserSecurityEquivalent |
ユーザープロファイルの「ユーザー名」属性に対応します。 |
TTA_UNIXAUDIO_QUALITY |
「グローバル設定」»「クライアントデバイス」タブにある UNIX オーディオ属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_UNIXAUDIOPRELOAD |
X アプリケーションオブジェクトの「オーディオリダイレクトライブラリ」属性に対応します。 |
TTA_ViewHostReply |
アプリケーションオブジェクトの「起動接続をオープンしたまま保持」属性に対応します。 |
TTA_WebTop |
「Webtop テーマ」属性に対応します。
注 この属性は使用されなくなりました。 |
TTA_Width |
アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 幅」属性に対応します。
この変数は、 |
TTA_WinCursor |
アプリケーションオブジェクトの「Windows カーソルを使用」属性に対応します。
注 この属性は使用されなくなりました。 |
TTA_WindowsApplicationServer |
Windows アプリケーションオブジェクトの「Windows プロトコル」属性に対応します。
この変数に指定できる値は、 |
TTA_WindowsApplicationSupport |
Windows アプリケーションオブジェクトの「Windows プロトコル: 最初にクライアントからの実行を試行する」属性に対応します。 |
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