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SGD で提供するログインスクリプト
SGD で提供するログインスクリプトはすべて /opt/tarantella/var/serverresources/expect
ディレクトリに格納されています。各スクリプトには、詳細なコメントが書き込まれています。
ログインスクリプトは、アプリケーションの設定時に使用できるスクリプトと、共通のコードを含むスクリプトに分類できます。
アプリケーションの設定時に使用されるログインスクリプト
アプリケーション用の特定のログインスクリプトは、次のように設定します。
- SGD Administration Console で、アプリケーションの「起動」タブにある「ログインスクリプト」属性を使用します。
- コマンド行で、
tarantella object
コマンドに --login script
コマンドオプションを使用します。
次の表に、SGD で提供されるものの中で「ログインスクリプト」属性として設定できるログインスクリプトと、それらの使用目的を示します。
スクリプト名 |
説明 |
unix.exp |
- 文字型アプリケーションと X アプリケーション用の標準ログインスクリプト。
- 「ログインスクリプト」属性が空白の場合は、このスクリプトがデフォルトで使用されます。
- すべての接続方法で使用できます。
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securid.exp |
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windows.exp |
- Windows アプリケーション用の標準ログインスクリプト。
- 「ログインスクリプト」属性が空白の場合は、このスクリプトがデフォルトで使用されます。
- 「Windows プロトコル」属性に基づいて、他のログインスクリプトを呼び出します。
|
3270.exp |
- 3270 アプリケーション用の標準ログインスクリプト。
- 「ログインスクリプト」属性が空白の場合は、このスクリプトがデフォルトで使用されます。
- すべての接続方法で使用できます。
- このスクリプトは、UNIX 用の TeemTalk 端末エミュレーションソフトウェアを実行するコマンドを構築します。
|
5250.exp |
- 5250 アプリケーション用の標準ログインスクリプト。
- 「ログインスクリプト」属性が空白の場合は、このスクリプトがデフォルトで使用されます。
- すべての接続方法で使用できます。
- このスクリプトは、UNIX 用の TeemTalk 端末エミュレーションソフトウェアを実行するコマンドを構築します。
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vms.exp |
- VMS アプリケーションサーバー上で実行されている X アプリケーションまたは文字型アプリケーションで使用されます。
rexec を除くすべての接続方法で使用できます。
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vmsrexec.exp |
- VMS アプリケーションサーバー上で実行されている X アプリケーションまたは文字型アプリケーションで使用されます。
- 接続方法が
rexec の場合にのみ使用できます。
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unixclass.exp |
- シャドウイング可能な UNIX セッションの作成に使用されるスクリプト。仮想教室の状況で使用されます。
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winclass.exp |
- シャドウイング可能な Microsoft Windows セッションの作成に使用されるスクリプト。仮想教室の状況で使用されます。
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pupil.exp |
- 仮想教室の状況で講師をシャドウイングする際に受講者によって使用されるスクリプト。
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共通のコードを含むログインスクリプト
次の表に、SGD で提供されるものの中で共通のコードを含むログインスクリプトと、それらの使用目的を示します。これらのスクリプトは、アプリケーションの「ログインスクリプト」属性としては設定できません。
スクリプト名 |
説明 |
runsubscript.exp |
- ほかのすべての SGD ログインスクリプトを呼び出すために使用される標準のラッパーログインスクリプト。
- ログインスクリプトに使用を許可する環境変数を設定します。
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procs.exp |
- ほかのスクリプトから呼び出されます。
- 共通の手続きを定義します。
|
vars.exp |
- ほかのスクリプトから呼び出されます。
- ほかのログインスクリプトで使用される変数、メッセージ、およびタイムアウト時間を定義します。
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securid-vars.exp |
securid.exp から呼び出されます。- SecurID 認証に必要な追加の変数とメッセージを定義します。
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xauth.exp |
procs.exp と classroom.exp から呼び出されます。- X 認証プロセス (シャドウイングのための X 認証権限を含む) を処理するために使用されます。
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classroom.exp |
unixclass.exp 、winclass.exp 、および pupil.exp から呼び出されます。- シャドウイング対象の X ディスプレイを取得するための共通の手続きを定義します。
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unixwin.exp |
- SCO Merge または Citrix ICA Windows プロトコルを使用するよう設定された Windows アプリケーション用に、
windows.exp によって呼び出されます。 - このスクリプトは、ユーザーの
PATH に、Merge または ICA UNIX クライアントソフトウェアのインストール先ディレクトリが含まれていることを前提にしています。 - SCO Merge プロトコルはサポートされなくなりましたが、従来の Microsoft Windows アプリケーションオブジェクトはこのプロトコルを引き続き使用できます。
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wcpwts.exp |
- Microsoft RDP Windows プロトコルを使用するよう設定された Windows アプリケーション用に、
windows.exp によって呼び出されます。
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wincenter.exp |
- WinCenter または Citrix UNIX Integration Services Windows プロトコルを使用するよう設定された Windows アプリケーション用に、
windows.exp によって呼び出されます。 - WinCenter と Citrix UNIX Integration Services プロトコルはサポートされなくなりましたが、従来の Microsoft Windows アプリケーションオブジェクトはこれらのプロトコルを引き続き使用できます。
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