Secure Global Desktop 4.40 管理者ガイド
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アプリケーションオブジェクトの作成およびユーザーへの割り当て
問題点
インストール済みの新規アプリケーションを、ユーザーの Webtop 上に表示するためにユーザーに割り当てる必要があります。
解決方法
SGD Administration Console で、正しいタイプのアプリケーションオブジェクトを作成し、ユーザープロファイルオブジェクトに割り当てます。
別の解決法
tarantella object
コマンドを使用して、オブジェクトを作成しユーザーに割り当てます。
事例
Indigo Insurance には、新規の X アプリケーション XClaim があります。このアプリケーションは、経理部門の全員と社長 Indigo Jones の Webtop に割り当てる必要があります。このアプリケーションは、london.indigo-insurance.com、geneva.indigo-insurance.com、および prague.indigo-insurance.com にインストールされており、これらのアプリケーションサーバー間でユーザーの負荷を分散する必要があります。
解決方法
- SGD サーバーに Secure Global Desktop 管理者
としてログインします。オブジェクトを作成し、アプリケーションをユーザーに割り当てることができるのは、Secure Global Desktop 管理者
に限られます。
- Webtop 上で「SGD Administration Console」をクリックします。
- 「アプリケーション」タブをクリックします。
- ナビゲーションツリーまたは検索機能のどちらかを使用して、アプリケーションが属するディレクトリオブジェクトまたはグループオブジェクトを選択します。
アプリケーションを編成するには、ディレクトリオブジェクトまたはグループオブジェクトを使用できます。この例では、アプリケーションは Applications ディレクトリオブジェクトの下に直接作成されます。
- 「アプリケーション」テーブルの「新規」ボタンをクリックします。「新規オブジェクトの作成」ウィンドウが表示されます。
- 「名前」フィールドに、
XClaim
と入力します。 - X アプリケーションが選択されていることを確認し、「作成」ボタンをクリックします。「新規オブジェクトの作成」ウィンドウが閉じ、コンテンツ領域に新しいオブジェクトが反映されます。
- 「新規オブジェクトの表示」リンクをクリックします。XClaim アプリケーションオブジェクトの「一般」タブが表示されます。
- X アプリケーションを設定します。
- 「起動」タブをクリックします。
- 「アプリケーションコマンド」フィールドに、アプリケーションを実行するアプリケーションサーバー上のプログラムの完全パス名 (たとえば、
/usr/local/bin/xclaim
) を入力します。このパス名は、すべてのアプリケーションサーバー上で同一でなければなりません。 - 「コマンドの引数」フィールドに、アプリケーションコマンドに使用するコマンド行引数を入力します。
- 「保存」をクリックします。
- 「プレゼンテーション」タブをクリックします。
- 「ウィンドウタイプ」には「クライアントウィンドウ管理」を選択します。
そうした場合、アプリケーションがクライアントデバイス上で動作しているように見えます。
- 「保存」をクリックします。
- アプリケーションを実行できるアプリケーションサーバーを指定します。
- 「ホストしているアプリケーションサーバー」タブをクリックします。
- 「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。「アプリケーションサーバー割り当ての追加」ウィンドウが表示されます。
- london.indigo-insurance.com、geneva.indigo-insurance.com、および prague.indigo-insurance.com の横にあるチェックボックスを選択し、「追加」ボタンをクリックします。
「アプリケーションサーバー割り当ての追加」ウィンドウが閉じ、「編集可能な割り当て」テーブルにアプリケーションサーバーが一覧表示されます。
SGD はアプリケーションサーバー間でユーザーの負荷を分散します。
- アプリケーションを経理部門と Indigo Jones に割り当てます。
- 「割り当て済みのユーザープロファイル」タブをクリックします。
- 「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンをクリックします。「ユーザー割り当ての追加」ウィンドウが表示されます。
- 検索機能またはナビゲーションツリーを使用して、Finance ディレクトリオブジェクトを検索します。
- Finance オブジェクトの横にあるチェックボックスを選択し、「追加」ボタンをクリックします。
「ユーザー割り当ての追加」ウィンドウが閉じ、「編集可能な割り当て」テーブルに Finance ディレクトリオブジェクトが表示されます。
組織階層内の親オブジェクトからアプリケーション割り当てを継承するようにユーザープロファイルオブジェクトが設定されていれば、これで Finance 組織のすべてのユーザーに XClaim アプリケーションが割り当てられます。デフォルトでは、ユーザープロファイルは親オブジェクトからアプリケーション割り当てを継承します。
- 「編集可能な割り当て」テーブルの「追加」ボタンを再度クリックし、Indigo Jones のユーザープロファイルオブジェクトを選択します。
次の手順
- 複数のオブジェクトを作成する場合、または多数のユーザーを同時に割り当てる場合、
tarantella object
コマンドのバッチ処理機能を使用します。
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