第 3 章 |
ソフトウェアとバージョン | サポート終了 | 限定的サポート終了 | サービス終了 |
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Sun Secure Global Desktop Software 4.3 | 2009 年 4 月 29 日 | 2013 年 4 月 29 日 | 2013 年 4 月 29 日 |
Sun Secure Global Desktop Software 4.2 | 2008 年 11 月 8 日 | 2012 年 11 月 8 日 | 2012 年 11 月 8 日 |
Secure Global Desktop Enterprise Edition 4.1 | 2007 年 3 月 31 日 | ||
Secure Global Desktop Enterprise Edition 4.0 | 2007 年 3 月 31 日 | ||
Secure Global Desktop Software Appliance 4.0 | 2007 年 3 月 31 日 | ||
Secure Global Desktop Enterprise Edition 3.44[1] | 2007 年 12 月 31 日 | ||
Secure Global Desktop Enterprise Edition 3.42 | 2007 年 3 月 31 日 | ||
Tarantella Enterprise 3 (TASP を含む) | 2007 年 3 月 31 日 |
Sun のサービス終了 (EOSL) の方針に関する詳細は、http://www.sun.com/service/eosl/ を参照してください。
ここでは、SGD version 4.40 に関する既知のバグと問題の一覧を示します。
問題: SGD の X エミュレータと文字型エミュレータで、ユーザーのクライアントキーボードの Return キーとキーパッドの Enter キーを区別できません。
解決策: デフォルトでは、SGD Client は、X アプリケーションセッションと文字型アプリケーションセッションの両方で、キーパッド Enter キーを Return キーにマップします。設定を追加することで、この動作を変更することができます。
文字型アプリケーションセッションでのキーパッド Enter キーの動作を変更するには、使用する文字型アプリケーションオブジェクト用のキーマップを設定して (--keymap)、KPENTER のマッピングを追加する必要があります。次に例を示します。
Windows または X アプリケーションセッションでのキーパッド Enter キーの動作を変更するには、使用する X キーマップ (xuniversal.txt など) を変更して、KP_Enter キーのマッピングを追加する必要があります。次に例を示します。
92 KP_Enter KP_Enter NoSymbol NoSymbol 0x801c
![]() | 注意 - X キーマップはグローバルなユーザーリソースなので、この変更によってそのユーザーのすべてのアプリケーションが影響を受ける可能性があります。これらのアプリケーションに KP_Enter を処理しないものがある場合は、X/Windows アプリケーションのベンダーに対して問い合わせが必要になることがあります。 |
問題: プロキシサーバーの自動設定スクリプトには、接続しようとするプロキシサーバーのリストを指定できます。リストの最初のプロキシサーバーに接続できない場合は、ブラウザは接続できるサーバーが見つかるまでほかのプロキシサーバーに順番に接続しようとします。
Microsoft Internet Explorer と Sun Java Plug-in ツール version 1.5.0 を同時に使用すると、リストの最初のプロキシサーバーのみが使用されます。そのプロキシサーバーを使用できない場合、接続は失敗します。
問題: SGD 経由で実行中の Windows アプリケーションで PC106 日本語キーボードまたは Sun Type 7 日本語キーボードを使用している場合、円記号キーとバックスラッシュキーのどちらを押しても同じ結果になります。
解決策: クライアントデバイスの Xsun キーテーブルまたは Xorg キーテーブルを変更します。
たとえば、/usr/openwin/etc/keytables/Japan7.kt ファイルを次のように変更します。
... #137 RN XK_backslash XK_bar XK_prolongedsound 137 RN XK_yen XK_bar XK_prolongedsound ... #39 RN XK_0 XK_asciitilde XK_kana_WA XK_kana_WO 39 RN XK_0 XK_0 XK_kana_WA XK_kana_WO ...
たとえば、/usr/X11/lib/X11/xkb/symbols/sun/jp ファイルを次のように変更します。
... # key <AE13> { [ backslash, bar ], [ prolongedsound ] }; key <AE13> { [ yen, bar ], [ prolongedsound ] }; ... # key <AE10> { [ 0, asciitilde ], [ kana_WA, kana_WO ] }; key <AE10> { [ 0, 0], [ kana_WA, kana_WO ] }; ...
# /etc/init.d/dtlogin stop # /etc/init.d/dtlogin start |
問題: Solaris 10 x86 プラットフォームでは、root ユーザーでのログイン時に統合モードを有効にすると、アプリケーションが Solaris 10 の「起動」メニューに表示されません。次の警告が表示されることがあります。
gnome-vfs-modules-WARNING **: Error writing vfolder configuration file "//.gnome2/vfolders/applications.vfolder-info": File not found.
問題: SUSE Linux Enterprise Server 10 を実行しているクライアントデバイスでは、SGD Client を統合モードで使用すると GNOME メインメニューがクラッシュします。クラッシュは、通常、ログイン時またはログアウト時に発生します。
原因: SUSE Linux Enterprise Server 10 の GNOME メインメニューアプレットの既知の問題です (Novell バグ参照 186555)。
解決策: SUSE Linux Enterprise Server 10 の gnome-main-menu.rpm パッケージの最新バージョンをインストールしてください。
あるいは、「最近使用したアプリケーション」機能を無効にすると、GNOME メインメニューの安定性が向上します。クライアントデバイス上で、次のコマンドを実行します。
$ gconftool-2 --set --type=list --list-type=int \ /desktop/gnome/applications/main-menu/lock‐down/showable_file_types [0,2] $ pkill main-menu $ pkill application-browser |
問題: 自動クライアントログインモードまたは統合モードを有効にしたあと、GNOME デスクトップにログインしても SGD Client が自動的に起動せず、SGD にログインしても Webtop コンテンツに合わせて「スタート」メニューが更新されません。この問題は、SUSE Linux Enterprise Server 9 と Red Hat Enterprise Linux 4 に影響します。
原因: .menu ファイル内のディレクトリは監視されないため、「スタート」メニューに加えた変更は検出されません。
解決策: 回避策として pkill gnome-panel コマンドを実行し、GNOME パネルを再起動して新しいメニュー情報を取得します。
注 - メニューを変更するたびに、pkill gnome-panel コマンドを実行してメニューを更新する必要があります。 |
問題: Sparc プラットフォームの Solaris 10 OS 上で GNOME セッションを起動したあと、キーボードから何も入力できなくなります。ただし、マウスは正常に使用できます。
原因: リモート GNOME セッションの既知のバグです。Sun Microsystems バグ参照は 6239595 です。
解決策: この問題は、パッチ番号 119542 で修正されています。このパッチは、GNOME デスクトップ用の累積パッチ ID 122212 にも含まれています。
この問題は、次の内容を含む GNOME 構成ファイル /etc/gconf/gconf.xml.defaults/apps/gnome_settings_daemon/keybindings/%gconf.xml を作成することで回避できます。
<?xml version="1.0"?> <gconf> <entry name="volume_up" mtime="1110896708" type="string"> <stringvalue></stringvalue> </entry> <entry name="volume_mute" mtime="1110896705" type="string"> <stringvalue></stringvalue> </entry> <entry name="volume_down" mtime="1110896702" type="string"> <stringvalue></stringvalue> </entry> <entry name="help" mtime="1110896698" type="string"> <stringvalue></stringvalue> </entry> </gconf>
問題: SGD Web サーバーで使用するユーザー独自の Apache モジュールをコンパイルすると、egcc コンパイラが存在しないためにコンパイルが失敗します。
原因: SGD Web サーバー用拡張モジュールの構築に使用する Apache eXtenSion ツール (apxs) の構成ファイルは egcc コンパイラを使用しますが、システムでこれを利用できません。
解決策: システムで利用可能なコンパイラを使用するように apxs 構成ファイルを修正するか、システム内のコンパイラにリンクする egcc へのシンボリックリンクを作成します。apxs 構成ファイルは /install‐dir/webserver/apache/version/bin/apxs にあります。
問題: SUSE Linux Enterprise Server 10 で、SGD Client のショートカットが KDE デスクトップメニューに表示されません。
原因: KDE メニューシステムの SUSE 固有の設定では、メニューに含まれるアプリケーションエントリが 1 つだけの場合は、メニューではなくその単一のアプリケーションがメインメニューに表示されます。メニューエントリがサブメニューの場合、サブメニューは一切表示されません。このため、統合モードの SGD Client 用の「ログイン」メニューは表示されません。
解決策: 回避策として、次の行を $HOME/.kde/share/config/kickerrc ファイルの [menus] セクションに追加します。
ReduceMenuDepth=false
その後、次のコマンドを KDE パネルに実行して、変更をただちに反映させます。
# dcop kicker kicker restart |
問題: Microsoft Windows アプリケーションサーバー上で Microsoft ネットワーク用クライアントが無効になっていると、クライアントドライブマッピングが失敗します。
原因: ファイルおよびフォルダへのリモートアクセスを許可するには、Microsoft ネットワーク用クライアントが有効になっている必要があります。
問題: version 4.40 にアップグレードすると、セキュア接続のみを受け付けるように設定されたサーバーが標準接続とセキュア接続を受け入れるようになります。
解決策: セキュア接続だけを受け入れるようにサーバーを再設定します。Administration Console で、「Secure Global Desktop サーバー」⇒ SGD サーバーの「セキュリティー」タブを表示し、「接続タイプ」フィールドの「標準」チェックボックスの選択を解除します。または、次のコマンドを実行します。
$ tarantella config edit --security-connectiontypes ssl |
問題: Microsoft Windows Vista プラットフォームで Internet Explorer 7 を使用している場合、SGD Client のダウンロードおよびインストールは自動的に実行されません。手動で SGD Client をインストールできます。また、Firefox などの別のブラウザを使用すれば、自動的にインストールできます。
原因: Internet Explorer にはプロテクトモードがあり、このモードのために SGD Client の自動ダウンロードおよびインストールが妨げられます。
解決策: Internet Explorer の「セキュリティ設定」の「信頼済みサイト」リストに SGD サーバーを追加します。
問題: 簡体字中国語および繁体字中国語のユーザーは、Solaris OS アプリケーションサーバーでアプリケーションを実行中に、入力方式の候補ウィンドウとステータスウィンドウに非 ASCII 文字を表示できません。この問題は、Solaris 8、9、10、および 10u1 OS プラットフォームで発生します。
原因: SGD サーバーのフォントパス設定が欠落しています。
解決策: アプリケーションサーバーが Solaris10 または Solaris10u1 上で稼働している場合は、次のいずれかを実行します。
アプリケーションサーバーが Solaris 8 または Solaris 9 上で稼働している場合は、次のいずれかを実行します。
問題: Sun Java Plug-In ツール version 1.5.0 を使用すると、Firefox Web ブラウザが突然終了します。
原因: Sun Java Plug-In ツールのリリース 1.5.0 では、Java 仮想マシン (JVM) ソフトウェアのパスが変更されました。
解決策: Firefox のプラグインディレクトリから
JVM の格納場所 (/usr/local/jre‐version/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so)
へのシンボリックリンクが存在することを確認します。ここで、jre‐version は、Java
Runtime Environment (JRE)
ソフトウェアのバージョンです。
問題: Java テクノロジが Web ブラウザの設定で有効になっていても、Sun Java Plug-in ツールがクライアントデバイスにインストールされていない場合、SGD Webtop は表示されません。ログインプロセスはスプラッシュ画面で停止します。
原因: SGD は、Web ブラウザの設定を使って、Java テクノロジを使用するかどうかを決定します。
解決策: Sun Java Plug-in ツールをインストールし、Web ブラウザのプラグインディレクトリから JVM の格納場所へのシンボリックリンクを作成します。詳細については、Web ブラウザのマニュアルを参照してください。
問題: Symantec Client Firewall の一部のバージョン (Version 8.7.4.79 など) では、Internet Explorer を使用している場合にログインの問題が発生することがあります。ログインプロセスはスプラッシュ画面で停止し、SGD Webtop は表示されません。
原因: JavaScript オペレーションの一部がファイアウォールによって遮断されます。
解決策: SGD サーバーを安全なホストとして設定します。詳細については、Symantec のマニュアルを参照してください。
問題: SGD Web サーバーへの HTTPS 接続が有効になっている場合、Administration Console のオンラインヘルプは使用不可になります。
原因: Administration Console
は、JavaHelp ソフトウェアを使ってオンラインヘルプを表示します。HTTPS
接続を介して JavaHelp を実行するには、追加の設定作業が必要になります。
解決策: SGD Web サーバーのセキュリティー保護に使用されている証明書を、JDK ソフトウェアのキーストアにインポートします。Java ソフトウェアの keytool アプリケーションを次のように使用します。
$ keytool -import -keystore -storepass changeit \ /install‐dir/bin/jdk‐version/jre/lib/security/cacerts \ -file /install-dir/var/tsp/ca.pem |
ここで、changeit はキーストアのパスワード、jdk-version は SGD サーバーにインストールされている JDK のバージョンです。
問題: カナダ系フランス語 (旧バージョン) のキー配列を Windows アプリケーションで使用する場合に、一部のフランス語文字が正しく印刷されません。
原因: カナダ系フランス語 (旧バージョン) のキー配列に関する既知の問題です。
解決策: 現在のところ、有効な解決策はありません。現在のところ、互換性のあるキーマップファイルは SGD で提供されていません。
問題: version 4.40 にアップグレードしたあとで、SOAP セキュア接続を設定する際に問題が発生することがあります。
原因: このリリースでは、Resources.properties リソースファイルの場所が変更されました。このファイルは、Tomcat JSP コンテナへの SOAP 接続をセキュリティーで保護する場合に必要になります。version 4.31 では、このファイルは次の場所にありました。
/install‐dir/webserver/tomcat/version/webapps/sgd/WEB‐INF/classes/com/tarantella/tta/webservices/client/apis/Resources.properties
version 4.40 では、このファイルは次の場所にあります。
/install‐dir/webserver/tomcat/version/shared/classes/com/tarantella/tta/webservices/client/apis/Resources.properties
解決策: Resources.properties ファイルを見つけ、編集します。Tomcat JSP コンテナを再起動します。
問題: セカンダリサーバーが停止している場合、Administration Console を使って SGD アレイから削除することはできません。tarantella array detach コマンドを使った切り離し操作は、影響を受けません。
原因: このリリースでは、停止しているセカンダリサーバーを Administration Console を使って切り離すことはサポートされていません。
解決策: 停止しているセカンダリサーバーを再起動し、Administration Console を使って SGD アレイから切り離します。または、tarantella array detach コマンドを使って、停止しているセカンダリサーバーを削除します。
問題: 既存のセカンダリサーバーから Administration Console を実行している場合、SGD アレイに新しいセカンダリサーバーを追加できません。
原因: このリリースでは、複数のセカンダリサーバーの資格情報を提供することはできません。
解決策: プライマリサーバー上、またはアレイに追加するサーバー上で、Administration Console を実行します。
問題: Windows アプリケーションから印刷する場合に、PDF プリンタのカスタム設定が適用されません。
たとえば、組織単位オブジェクトに対して SGD の「Universal PDF プリンタ」プリンタと「Universal PDF ビューア」プリンタを使用可能にしたとします。その後、親オブジェクトの設定を上書きして、組織単位内のあるユーザーに対して「Universal PDF プリンタ」プリンタと「Universal PDF ビューア」プリンタを使用不可にします。この場合、このユーザーにはプリンタのカスタム設定は継承されません。
解決策: 現在のところ、有効な解決策はありません。可能な場合は、ユーザーレベルではなく組織単位レベルまたは組織レベルで PDF プリンタの設定を行なってください。
問題: Administration Console をセカンダリ SGD サーバー上で実行している場合にオブジェクトの作成や変更を行うと、次のエラーメッセージが返されます。「オブジェクトを作成できませんでした。」
原因: オブジェクトの作成や変更は正常に行われますが、複製されたデータがプライマリサーバーから戻ってくる前に、Administration Console が処理を続行します。
問題: Sun Type 7 日本語キーボードのユーザーは SGD で文字を正しく入力できません。
原因: クライアントデバイス上に Solaris OS キーテーブルがありません。
解決策: 適切なパッチをインストールして、クライアントデバイスにキーテーブルをインストールします。
プラットフォーム | パッチ |
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SPARC プラットフォーム上の Solaris 10 OS | 121868 |
SPARC プラットフォーム上の Solaris 9 OS | 113764 |
SPARC プラットフォーム上の Solaris 8 OS | 111075 |
x86 プラットフォーム上の Solaris 10 OS | 121869 |
x86 プラットフォーム上の Solaris 9 OS | 113765 |
x86 プラットフォーム上の Solaris 8 OS | 114539 |
問題: Microsoft Windows クライアントデバイス上で統合モードの SGD Client を使用中に、「スタート」メニューのエントリがアルファベット順に表示されません。
原因: Windows の機能では、新しい項目はメニューの末尾に追加され、アルファベット順に並び替えられないため、このようになります。
解決策: 詳細については、Microsoft KB article 177482 を参照してください。
次の表に、4.40 リリースで修正された重要なバグの一覧を示します。
参照 | 説明 |
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2144612 | Active Directory 認証により、次のグローバルカタログサーバーへのフェイルオーバーが実行されない。 |
2147536 | 不正なパスワードを入力すると、ttaxpe コマンドが終了しない。 |
2148699 | 複数の外部 DNS 名があると CDM が失敗する。 |
2148700 | X アプリケーションで特定のウィンドウが開かれると、SGD Client が異常終了する。 |
2148811 | ターミナルサービスのプリンタ設定が、Zebra バーコードプリンタには永続的に設定されない。 |
2149630 | SSGD 4.30.915 では韓国語キーボードが正しく動作しない。 |
2150849 | シリアル COM ポートのリダイレクトに関する断続的な問題。 |
2151274 | フランス語ロケールのウィンドウでアクセント記号付きの文字が正しく表示されない。 |
6469935 | SGD Client は、ホスト名を証明書の subjectAltName 拡張内の DNS 項目と照合させることができるべき。 |
6478585 | Java 仮想マシンの SSL キーおよび証明書ストアがアップグレード時に破棄される。 |
6520742 | プライマリ SGD サーバーで tarantella security peerca --show コマンドが失敗する。 |
6525004 | SGD Client におけるクライアントデバイスのアクセスロギングの拡張。 |
6527507 | Web サービスの障害に関するエラー報告の改善。 |
6532425 | tta_tem が標準以外のディレクトリにインストールされている場合、UNIX CDM が失敗する。 |
6532764 | 複数の LDAP サーバーが設定されている場合、LDAP フェイルオーバーがシームレスにならない。 |
6537643 | ダイアログの表示中にアプリケーションが終了すると SGD Client がクラッシュする。 |
6541478 | Sun Ray Client でローカルオーディオの再生中に、SGD からオーディオを再生すると SGD セッションがハングアップする。 |
6541914 | 状況によっては Windows Vista で CDM が動作しない。 |
6542533 | MacOS X 10.4.9 の Safari で、起動したアプリケーションが Webtop に表示されない。 |
6544350 | アレイで Webtop の印刷コントロールが不安定になる。 |
6546840 | SUSE Linux Enterprise Server 9 で統合モードが有効にならない。 |
6547337 | ttatcc コマンドの -preferredlanguage オプションを使用すると、ページが適切なロケールで開かない。 |
6550172 | 負荷分散グループでオフライン状態のサーバーを選択した場合、起動に失敗する。 |
6552038 | ttaxpe デバッグロギングの改善。 |
6553252 | SGD Client がセグメント例外を発生して終了し、Electric Fence アプリケーションによって終了される。 |
6558691 | プライマリが停止した場合やアレイが分離された場合にセカンダリのライセンスが削除される。 |
6561306 | ssh 引数を更新する前に ssh バージョンを確認する必要がある。 |
6563481 | execpe ログファイルのエラーメッセージの改善。 |
6571826 | 3270 オブジェクトと 5250 オブジェクトを作成するためのコマンド行が、すべての引数を正しく受け取らない。 |
6574469 | Solaris プラットフォームと Linux プラットフォームで、Java Platform, Standard Edition を 1.6.0_01 以降 (サードパーティー) に更新する必要がある。 |
6583316 | SGD クライアントの CDM をクライアントごとに無効にすること |
6583333 | sshhelper が setuid の場合は ssh の起動が失敗し、SGD ユーザーにホームディレクトリが割り当てられない。 |
6597576 | Linux プラットフォームの SGD 拡張モジュールは、デフォルト以外のパスにはインストールされない。 |
6598686 | 複数のロケールでアプリケーションタイトルが正しく表示されない。 |
6601084 | 統合モードでは、「Start In」ボックスで指定されたフォルダは無効である。 |
次の表に、4.31 リリースで修正された重要なバグの一覧を示します。
参照 | 説明 |
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2140625 | UNIX プラットフォーム上のクライアントのタイムゾーン リダイレクトが修正された。 |
2145026 | ライセンス情報をすべてのセカンダリにコピーするには再起動する必要がある。 |
2145602 | X アプリケーションの起動が遅かったりタイムアウトになったりする。procs.exp スクリプトの入力方式の処理に問題がある可能性がある。 |
2145932 | SGD セッションに戻るときに Windows キーの機能が抑制される。 |
2146043 | クライアントドライブマッピングを使用しているときに、大きなファイルを上書きできない。 |
2146285 | Tomcat に障害が発生し、Webtop にアイコンが表示されない。 |
6440254 | プロキシサーバー認証ダイアログにレルム情報が表示されない。 |
6443192 | Solaris OS で pkgadd コマンドを使ってアップグレードすると、数百のファイルが競合していることが報告される。 |
6443840 | SGD Client がプロキシサーバー設定 (PAC) ファイルからのプロキシフェイルオーバーを認識しない。 |
6474180 | SGD Web サーバーの HARD_SERVER_LIMIT が 1024 に増えている。 |
6480225 | 統合モードのときに、 アプリケーションが UNIX クライアントプラットフォームの再開に失敗する。 |
6494450 | クライアントドライブマッピングが 2G バイトを超えるファイルに対応できない。 |
6499639 | UNIX および Linux プラットフォーム上でクライアントドライブマッピングを使用しているときに、再帰的なディレクトリ要求を行うと、セグメント例外が発生する。 |
6503627 | xfrbelgian.txt キーボードマップファイルに間違いがある。 |
6518152 | Microsoft Windows Vista クライアントデバイスで統合モードを使用するときに、「スタート」メニューが更新されない。 |
6518638 | tarantella print cancel コマンドを実行すると、選択した印刷ジョブだけでなくすべての印刷ジョブが削除される。 |
6525384 | XRDP で SGD を使用できない。 |
6528037 | ホストを含むグループが Webtop に誤って配備されると、Webtop に「ページが見つかりません」というメッセージが表示される。 |
6506222 | アプリケーションを起動するときに、ユーザーの .Xdefaults ファイルが使用されない。 |
ここでは、4.30 リリースで修正された重要なバグの一覧を示します。バグ修正は、次の分野にわたっています。
参照 | 説明 |
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6433525 | 起動時に /usr/bin の所有者が ttasys に変更される。 |
6436735 | tarantella object new_xapp コマンドが --accel 引数を受け付けない。 |
6437203 | ENS オブジェクトの名前を変更すると、オブジェクトマネージャーにより警告メッセージが表示される。 |
6445405 | コマンド行からシャドウィングを実行すると、無効なセッション ID が取得される。 |
6447937 | 環境を使って X 認証機能 Cookie を受け渡してはいけない。 |
6450323 | オブジェクトの作成時には属性を指定できないが、オブジェクトの編集時には属性を設定できる。 |
6451537 | tarantella license コマンドおよび Array Manager により、廃止されたソフトウェアコンポーネントが表示される。 |
参照 | 説明 |
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6357003 | Solaris OS 上で、Native Client から Web ブラウザを起動できない。 |
6357022 | Java Desktop System 上で、Native Client が全画面 Webtop に切り替えられる。 |
6392279 | X 認証の発行が原因で起動が失敗する。 |
6401949 | unix.exp ログインスクリプトで optimizelaunch を有効に設定すると、有効期限切れパスワードハンドラが動作しない。 |
6405808 | 起動処理中にフィルタリングスクリプト (runsubscript.exp) が呼び出されない。 |
6416951 | 新規ブラウザウィンドウアプリケーションを「X」ボタンを使って終了すると、エラーメッセージが表示される。 |
6419574 | 8 文字を超えるパスワードを入力すると、認証ダイアログで壊れたデータが返される。 |
6427189 | ホストが SSH に認識されていない場合、起動が失敗する。 |
6434660 | アプリケーション起動時にパスワードの有効期限処理が動作しない。 |
6447551 | 各 Webtop セッションで作成される ttacpe プロセスは 1 つだけでなければならない。 |
6455378 | SGD ホストで実行中のアプリケーションに対して、su を実行して SSH を使用すると起動が失敗する。 |
6464809 | システムログインバナーに # 文字が含まれると、自動化された起動処理が失敗する。 |
6470173 | PAM 対応 SecurID ACE エージェントのサポートを追加する。 |
6475303 | カスタム認証局の証明書が認識されないため、定位置アプリケーションの起動時にプロンプトが表示される。 |
6476180 | kiosk モードの GNOME セッションからログアウトしても、ルートウィンドウが表示されたままになる。 |
SGD クライアントと Webtop に関する次のバグが修正されています。
参照 | 説明 |
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6408157 | ローカル X サーバーアプリケーションが JSP ソフトウェア Webtop から起動しない。 |
6417140 | アプリケーションを起動すると Webtop のフレームが空白になる。 |
6417575 | プロキシサーバーを使用する Unix Native Client: ログインしてからログアウトし、再度ログインすると Native Client がハングアップする。 |
6417631 | UNIX Native Client: kiosk アプリケーションで再描画の問題が発生する。 |
6424776 | Webtop からログアウトすると、SGD Client でエラーが発生して終了する。 |
6432133 | 接続進行状況ウィンドウを閉じると、SGD Native Client でセグメント例外が発生する。 |
6465959 | SGD を再起動すると、SGD Client が自動的に大量のネットワークパケットを送信する。 |
6468173 | Sun Ray シンクライアント上で、待機状態カーソルが永続的に設定されなくなった。 |
参照 | 説明 |
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6381531 | セキュリティーが有効に設定されている場合、colormap.txt の編集内容が断続的に無視される。 |
6386091 | SGD Native Client for Windows と Citrix ICA X Client: キーイベントの非互換性の問題が発生することがある。 |
6415498 | ファンクションキーを押すと、文字端末セッションが予期せずに閉じられる。 |
6417698 | Solaris 10 OS 上の Java Desktop System で、ScrollLock キーが押されているとスケーラブルウィンドウアプリケーションの切り替えが実行されない。 |
6426355 | ttaxpe がセグメント例外を発生して終了する。 |
6427789 | コピー (Ctrl+Insert キー) を実行すると X アプリケーションがハングアップする。 |
6433273 | Solaris OS 上で Native Client を使用すると、kiosk モードが正しく表示されない。 |
6435437 | シームレスウィンドウを使用している場合、親ウィンドウの下に子ウィンドウが表示されることがある。 |
6435489 | Windows アプリケーションのパフォーマンスが改善された。 |
6435527 | HP 監視ツールの実行中に ttaxpe でセグメント例外が発生する。 |
6445467 | ターミナルサービスセッションで Windows ロゴキーが動作しない。 |
6446469 | フランス語ロケールおよびキーマップの問題が発生する。 |
6467368 | RDP (Remote Desktop Protocol) セッションで文字が二重に入力される。 |
6471395 | サマータイムの期間中、タイムゾーンの切り替えに失敗し、正しい時間が設定されない。時刻は常に 1 時間遅れる。 |
6472959 | Solaris OS クライアントおよび SunRay シンクライアントで、ESC + NumLock キーを押しても意図した処理が実行されない。 |
インストールとアップグレードに関する次のバグが修正されています。
参照 | 説明 |
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6355269 | Java Desktop System セッションのデフォルト構成で、一部の重要な構成パラメータが欠落している。 |
6368390 | 4.20.909 からそれ以降のビルドへのアップグレードに、Maintenance または Right to upgrade ライセンスが必要になる。 |
6368675 | アップグレードの実行中に、セキュリティー保護された LDAP サーバーのルート証明書が保持されない。 |
6396629 | Bean の作成中にインストールが失敗する。サーバーは起動しない。 |
6407985 | SGD のインストール時に大量の空きディスク容量が使用される。 |
6430913 | Web サーバー設定ファイル (httpd.conf) が正しくアップグレードされない。 |
6446020 | 外部 DNS 名が不正な場合、SGD をアンインストールできない。 |
6453638 | アップグレード後に SGD サーバーにログインできない。 |
6462429 | ユーザーが「いいえ」を選択しても、SGD がアンインストールされる。 |
国際化とローカリゼーションに関する次のバグが修正されています。
参照 | 説明 |
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6354105 | Configuration Wizard のアプリケーションリストで、マルチバイト文字が文字化けして表示される。 |
6355226 | 「接続の進捗」ダイアログにマルチバイト文字を表示できない。 |
6357040 | Microsoft Windows から Solaris OS にコピー&ペーストを実行できない。 |
6357075 | Microsoft Windows 間でコピー&ペーストを実行できない。 |
6357606 | Java Desktop System から共通デスクトップ環境にコピー&ペーストを実行できない。 |
6362374 | クライアントドライブマッピングデーモンが、ローカライズされた native-cdm-config ファイルの処理中にクラッシュする。 |
6419511 | Windows アプリケーションはユーロ記号のデフォルトとして Unicode を使用するべきである。 |
6419523 | サーバーの LANG 環境によりクライアントのロケール設定が上書きされる。 |
6447594 | クライアントウィンドウモードへのアクセスには、UNIX プラットフォームソケットではなく
IP アドレスを使用するべきである。 |
6450008 | スウェーデンキーボードでアポストロフィーを生成できない。 |
参照 | 説明 |
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6375600 | ActivCard - Cyberflex 64k スマートカードを使用した認証に失敗する (バグ 607218 も参照)。 |
6384746 | Web ブラウザを使って Common Gateway Interface (.cgi) ファイルを読み取ることができる。 |
6390126 | 大量のユーザーが連続してログインすると、SGD サーバーが停止する。 |
6393623 | Ctrl キーを押しながら新規ブラウザウィンドウアプリケーションが起動すると、新規ブラウザウィンドウが起動する。 |
6407855 | SGD サーバーがエラーコード 129、シグナル 0 で終了する。 |
6408159 | 新規ブラウザウィンドウモードで開いたアプリケーションを終了すると、空白の新規ブラウザウィンドウが開く。 |
6409117 | Solaris OS x86 プラットフォーム版の SGD 拡張モジュールが失敗するように見える。 |
6409765 | RDP セッションで、クライアントからサーバーに低速なネットワーク経由で大きなファイルをコピーすると、エラーが発生する。 |
6410161 | telnet を使って localhost ポート 1023 に接続すると、プロトコルエンジンマネージャーが CPU を 100% 使用する。 |
6416384 | Sun Ray シンクライアントを使用すると RDP ベースのオーディオ出力が再生を停止する。 |
6418965 | クライアントのウィンドウマネージャーアプリケーションに、元のアプリケーションには存在しない最小化ボタンと最大化ボタンが表示される。 |
6430243 | SGD Apache に開発用の非公開パスおよび構成が含まれる。 |
6430396 | WCP IWM から旧 Webtop にコピー&ペーストを実行できない。 |
6436155 | keepalive を 0 に設定すると、keepalive が連続して送信される。 |
6442142 | GNOME セッションを終了すると、ttaxpe が CPU を 100% 使用する。 |
6446271 | SGD Web サーバーが起動するが、コンソールに接続されたままである。 |
6466415 | セキュリティーライセンスがインストールされていない場合、セキュリティー保護された LDAP が動作しない。 |
参照 | 説明 |
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6376221 | プリンタのプロパティー (用紙サイズなど) が RDP セッション間で保存されないように見える。 |
6406292 | OU およびユーザーレベルで印刷が設定されると、ドライバ名が重複する。 |
6421283 | クライアントデバイス上にプリンタがまったく設定されていない場合、Windows Native Client が DEFAULT_PRINTER_UNKNOWN を検出する。 |
6427852 | クライアントに接続されているネットワークプリンタにアクセスできない場合、ログインに時間がかかる。 |
参照 | 説明 |
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6419520 | Active Directory の LDAP 検索を実行すると、ほかの領域の Active Directory サーバーに情報の問い合わせが行われる。 |
6446338 | パスワードの有効期限が切れても、パスワード変更のプロンプトが表示されない。 |
6446437 | アレイメンバー間の SSL 接続を有効に設定すると、アレイを作成できない。 |
6457984 | クロスサイトスクリプト攻撃を防ぐために、ログインボックスへのユーザー入力を検証する。 |
6468699 | sigsegv、シグナル 11 が原因で、SSL デーモンのコアダンプが実行される。 |
6469123 | OpenSSL セキュリティーパッチ secadv_20060905.txt を適用する必要がある。 |
6476728 | OpenSSL セキュリティーパッチ secadv_20060928.txt を適用する必要がある。 |
6478735 | SGD カスケーディングスタイルシートの脆弱性の問題が修正された。 |
参照 | 説明 |
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6379743 | アレイメンバー間の SSL 接続が有効な場合、tarantella status コマンドにより不正なレポートが生成される。 |
6392365 | アレイメンバーの 1 つに接続できない場合、アレイに問題が発生する。 |
6393745 | 主サーバーが停止している場合、副サーバーを主サーバーに昇格できない。 |
6445200 | ライセンスされているアレイのメンバーを結合および切り離す際のアレイの動作に問題がある。 |
参照 | 説明 |
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6383417 | krb5.conf ファイルにエラーが存在する場合、ユーザーのログインが停止し、サーバーにより jserver.log に例外が連続して書き込まれる。 |
6400123 | 無効な資格情報が最初に提供されると、あいまいなログインが許可されない。 |
6415709 | krb5.conf ファイル内でいずれかのツリーが設定されていない場合、Active Directory の認証がエラーを生成せずに失敗する。 |
6439688 | Active Directory のパスワード変更に失敗しても、SGD Native Client for Windows がエラーメッセージを表示しない。 |
6454261 | ドイツ語版 Solaris OS アプリケーション用に Expect スクリプトは更新されるべきである。 |
6460263 | SGD の使用時に Oberthur AuthentIC カードが認識されない (Windows クライアントのみ修正済み)。 |
6465569 | Active Directory の PKI インフラストラクチャーにより、次のグローバルカタログサーバーへのフェイルオーバーが実行されない。 |
6471877 | SecurID ログイン認証機能が正常に動作しない。 |
ここでは、リリース 4.40 のドキュメントに関する既知の問題の一覧を示します。
Administration Console の「アプリケーション」⇒「割り当て済みのユーザープロファイル」タブに表示されるテーブルは、次のように変更されました。
「有効なユーザープロファイル」テーブル。このテーブルの「リポジトリ」列は削除されました。ローカルリポジトリ内のユーザープロファイルは、このテーブルの「ローカル割り当て」領域に一覧表示されます。LDAP ディレクトリ内のユーザーとグループは、このテーブルの「LDAP 割り当て」領域に一覧表示されます。このテーブルの「LDAP 割り当て」領域が表示されるのは、「ユーザープロファイル」タブの「リポジトリ」フィールドで「ローカル + LDAP」設定が選択されている場合だけです。テーブルのこの領域を更新するには、「LDAP 割り当てのロード」リンクをクリックします。
『Sun Secure Global Desktop 4.4 リファレンスマニュアル』の 125 ページの「「割り当て済みのユーザープロファイル」タブ」には、これらの変更は記載されていません。
version 4.40 では、Resources.properties リソースファイルの場所が変更されました。このファイルは、Tomcat JSP コンテナへの SOAP 接続をセキュリティーで保護する場合に必要になります。
リリース 4.40 では、このファイルは次の場所にあります。
/install‐dir/webserver/tomcat/version/shared/classes/com/tarantella/ tta/webservices/client/apis/Resources.properties
リリース済みのマニュアルには、アイドル状態のユーザーセッションのタイムアウトを設定する方法の詳細は記載されていません。
この属性は、アクティブでないユーザーセッションの自動タイムアウトの値を指定します。アプリケーションセッションや Webtop のアクティビティーのない状態が指定の期間だけ続くと、ユーザーセッションは中断されます。
$ tarantella config edit \ ‐‐tarantella-config-array-webtopsessionidletimeout secs |
『Sun Secure Global Desktop 4.4 リファレンスマニュアル』の 224 ページには、「ウィンドウタイプ」(--displayusing) 属性を指定するときに次のコマンド行オプションを使用できると記載されていますが、これは誤りです。
Administration Console をセカンダリ SGD サーバー上で実行している場合に、オブジェクトの作成や変更で問題が発生することがあります。これは、プライマリサーバーからのデータ複製の完了を待たずに Administration Console が処理を続行するためです。
Administration Console は、オブジェクトの作成や変更が行われたあと一定時間待機するように設定できます。この時間は、Administration Console の web.xml 構成ファイルの com.sun.tta.confmgr.ArraySyncPeriod 設定で定義されます。web.xml ファイルは、SGD サーバーの /install‐dir/webserver/tomcat/version/webapps/sgdadmin/WEB-INF/ ディレクトリにあります。
Adminstration Console を使って次の手順でパスワードキャッシュにエントリを作成できますが、リリース済みのマニュアルにはこの情報は記載されていません。
パスワードキャッシュエントリを管理するには、「グローバル設定」⇒「キャッシュ」⇒「パスワード」タブを使用します。このタブでは、「新規パスワードキャッシュエントリの作成」ページを使ってパスワードキャッシュエントリを追加することもできます。これは、tarantella passcache new コマンドを使用することと同じです。
「新規パスワードキャッシュエントリの作成」ページの「ユーザー識別情報」フィールドまたは「サーバー」フィールドには、有効な名前を入力することが重要です。Administration Console では、次に示すいくつかの方法で、「ユーザー識別情報」フィールドまたは「サーバー」フィールドに名前を入力できます。
「参照」ボタン。「ユーザー識別情報タイプ」オプションとして「ローカル」または「LDAP/Active Directory」が選択されている場合は、「ユーザー識別情報」フィールドまたは「サーバー」フィールドの横にある「参照」ボタンを使ってオブジェクト名を参照できます。このように「参照」ボタンを使用すると、オブジェクト名の入力誤りを防ぐことができます。
完全な名前。完全な名前をフィールドに入力します。たとえば、ローカルリポジトリにあるアプリケーションサーバーの完全な名前は、次のように入力できます。
.../_ens/o=appservers/cn=boston
部分的な名前。ネームスペース接頭辞を除いた部分的な名前をフィールドに入力します。パスワードキャッシュエントリが保存されるときに、選択されている「ユーザー識別情報タイプ」オプションに応じて適切なネームスペース接頭辞が Administration Console によって付加されます。たとえば、UNIX リポジトリにあるユーザー識別情報の部分的な名前は、次のように入力できます。
o=organization/cn=indigo-jones
パスワードキャッシュエントリが保存されるときに、.../_user というネームスペース接頭辞が Administration Console によって付加されます。
次の表に、選択されている「ユーザー識別情報タイプ」オプションに応じて付加されるネームスペース接頭辞を示します。
ユーザー識別情報タイプ | ネームスペース接頭辞 |
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ローカル | .../_ens |
UNIX (ユーザー/グループ) | .../_user |
Windows ドメインコントローラ | .../_wns |
LDAP / Active Directory | .../service/sco/tta/ldapcache |
SecurID | .../service/sco/tta/securid |
匿名 | なし |
サードパーティー | .../service/sco/tta/thirdparty |
「サーバー」フィールドに部分的な名前を指定した場合は、パスワードキャッシュエントリが保存されるときに、.../_ens/o=appservers というネームスペース接頭辞が Administration Console によって付加されます。
LDAP 名は、SGD の名前形式を使って入力する必要があります。たとえば、LDAP リポジトリにあるユーザー識別情報の部分的な名前は次のようになります。
dc=com/dc=example/cn=indigo-jones
この名前は、パスワードキャッシュエントリが保存されるときに正しい LDAP 形式に変換され、次のようになります。
.../_service/sco/tta/ldapcache/cn=indigo-jones,dc=example,dc=com
『Sun Secure Global Desktop 4.4 管理者ガイド』の「SGD サーバーへの SOAP 接続の保護」ページには誤りがあります。
「アレイ内の SGD サーバーごとに、X.509 証明書を追加する必要があります。各サーバーの証明書は、/opt/tarantella/var/tsp/cert.pem に格納されます。」
「SGD サーバーが信頼されている証明書チェーンを形成できるようにするために、X.509 証明書を追加する必要があります。各サーバーの証明書チェーンは、/opt/tarantella/var/tsp/ca.pem に格納されます。」
keytool コマンド行について説明する段落が間違っています。この段落は次のように訂正されます。
$ keytool -import -keystore -storepass changeit \ /install‐dir/bin/jdk‐version/jre/lib/security/cacerts \ -file /install-dir/var/tsp/ca.pem -alias hostname |
ここで、changeit はキーストアのパスワード、jdk-version は SGD サーバーにインストールされている JDK のバージョン、hostname は証明書の識別に使用される名前です。
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