Secure Global Desktop 4.40 管理者ガイド
> アレイ、サーバー、負荷分散
> 「最小 CPU 使用量」方式および「最大空きメモリー」方式によるアプリケーションの負荷分散に関する問題の解決
アプリケーションの負荷分散を「最小 CPU 使用量」方式および「最大空きメモリー」方式で行うときに問題が発生する場合には、問題の理解に役立つ情報を次の場所から入手できます。
SGD Administration Console の「グローバル設定」»「監視」タブで、「ログフィルタ」フィールドに次のフィルタを追加します。
server/tier3loadbalancing/*:t3loadbal%%PID%%.log server/tier3loadbalancing/*:t3loadbal%%PID%%.jsl
アプリケーションを起動するアプリケーションサーバーがどのように決定されたか、およびそのアプリケーションサーバーから送信されるデータに関する詳細な情報を入手できます。
UNIX または Linux プラットフォームのアプリケーションサーバーの場合、これらは Sun Secure Global Desktop Enhancement Module と同じディレクトリにあります。デフォルトでは /opt/tta-tem
です。Windows アプリケーションサーバーの場合は、イベント ビューアに表示されます。
http://applicationserver:3579?get&ttalbinfo
という URL にアクセスします。
これらの情報を使用して、次の問題を解決できます。
負荷分散サービス接続 CGI プログラムを使用して確認します。
UNIX および Linux プラットフォームのアプリケーションサーバーの場合は、次のコマンドを使って負荷分散プロセスが稼働していることを確認します。
/opt/tta-tem/bin/tem status
アプリケーションサーバー上の負荷分散サービスは、負荷情報をプライマリ SGD サーバーに送信します。プライマリを使用できない場合は、アプリケーションサーバーの負荷分散方式として「最少アプリケーションセッション数」が使用されます。
負荷分散サービスが機能するには、ファイアウォールで次の接続を許可する必要があります。
注 これらの接続では、認証は必要ありません。
サーバー固有の負荷分散プロパティーファイルを作成したあとで、次の方法でプライマリ SGD サーバーをウォームリスタートする必要があります。
# tarantella restart --warm
次の点を確認してください。
負荷分散サービス接続 CGI プログラムを使用して確認します。
SGD Administration Console でアプリケーションサーバーオブジェクトを確認します。アプリケーションサーバーオブジェクトの「一般」タブの「アプリケーション起動」チェックボックスが選択されていることを確認します。
次の点を確認してください。
アプリケーションオブジェクトの「ホストしているアプリケーションサーバー」タブを確認します。
SGD Administration Console でアプリケーションサーバーオブジェクトを確認します。
SGD Administration Console で、「グローバル設定」»「パフォーマンス」タブで選択されているデフォルトの方式と、アプリケーションオブジェクトの「パフォーマンス」タブで選択されている方式を確認します。
サーバーアフィニティーとは、ユーザーが最後に起動したアプリケーションと同じアプリケーションサーバー上で、アプリケーションを起動しようとすることです。サーバーアフィニティーは、デフォルトで有効になっています。
負荷分散サービス接続 CGI プログラムを使用して確認します。
サーバー負荷係数値がどちらのサーバーも同じであることを確認します。
SGD サーバーのログファイルに、次のテキストを含む情報メッセージが表示されることがあります。
Got an update for unknown id id from machine applicationserver
このメッセージは無視してもかまいません。このメッセージは、プライマリ SGD サーバーが再起動するときにのみ生成されます。
Copyright © 1997-2007 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved.