Secure Global Desktop 4.40 管理者ガイド
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> X 認証が有効になっているときにアプリケーションの起動に失敗する
デフォルトの SGD インストールでは、X 認証が有効になっています。X 認証に問題がある場合には、ユーザーはアプリケーションを起動できません。X 認証が原因でアプリケーションの起動に失敗した場合は、アプリケーション起動ダイアログの詳細画面およびログファイルに「Failed to find xauth」または「Attempt to run xauth failed」というメッセージが表示されます。
次のチェックリストを使用して、X 認証の何が原因でアプリケーションの起動に失敗しているのかを判断してください。
X 認証がアプリケーションサーバーにインストールされていますか。 |
SGD で X 認証を使用するには、すべてのアプリケーションサーバーに xauth がインストールされている必要があります。 xauth がインストールされていない場合、インストールするか、SGD Administration Console の「グローバル設定」»「セキュリティー」タブで「X ディスプレイの X 認証」チェックボックスの選択を解除します。 注 このようにすると、アレイ全体の X 認証が無効になります。 |
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SGD は xauth バイナリを見つけることができますか。 |
アプリケーション起動ダイアログまたはログファイルに「Failed to find xauth」というメッセージが表示される場合は、SGD が xauth バイナリを見つけることができません。デフォルトでは、SGD は次の場所で xauth バイナリを検索します。
xauth バイナリが別の場所にある場合は、その場所を 注 xauth バイナリが 1 箇所だけにある場合は、 |
ユーザーはアプリケーションサーバーに UNIX アカウントを持っていますか。 |
ユーザーがアプリケーションを起動すると、SGD X プロトコルエンジンによって Cookie が生成され、アプリケーションサーバー上のユーザーのホームディレクトリの ユーザーがホームディレクトリを持っていない場合は、ユーザーの 次のいずれかの操作を行えます。
編集を必要とする起動スクリプトは、 |
前述のチェックリストを使用しても X 認証の問題を解決できない場合は、/opt/tarantella var/log
にあるログファイルを確認します。このログファイルは、execpePID_error.log
です。
このログファイルでも問題を解決できない場合は、ログに記録される情報量を増やすことができます。それには、SGD アレイのログフィルタを修正し、ログインスクリプトでのデバッグを有効にします。
ログフィルタを修正するには、次のコマンドを使用します。
$ tarantella config edit --tarantella-config-execpeconfig-logfilter
デフォルトインストールでは、次のフィルタが設定されています。
execpe/*/*error,pem/*/*error,launchhelper/*/*error
フィルタを次のように変更します。
execpe/*/*,pem/*/*,launchhelper/*/*error
ログインスクリプトでのデバッグを有効にするには、/opt/tarantella/var/serverresources/expect/unix.exp
ファイルを編集し、startdebug
行のコメントを解除します。
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