付録   C

プロファイルの設定

この付録では、プロファイルで設定可能な項目について説明します。


プロファイル設定の説明

SGD Client が起動するときには、「プロファイル」が使用されます。プロファイルとは、SGD Client を制御する一連の設定のことです。

次の表で、プロファイルの設定とその機能について説明します。

設定に関して不明な点がある場合は、SGD 管理者に問い合わせてください。


設定内容 説明
ログイン URL プロファイルに使用する SGD の Uniform Resource Locator (URL)。これは通常、http://server.example.com/sgd です。ここで、server.example.com は SGD サーバーの名前です。

ブラウザを使って SGD Webtop を表示する場合は、デフォルトのブラウザにこの URL が自動的にロードされ、Webtop にログインしてアクセスできる状態になります。

統合モードでは、URL がデフォルトのブラウザにロードされるのは、SGD にログインする必要がある場合だけです。

デフォルトのログイン URL は、http://server.example.com/sgd/index.jsp です。

システムログイン時に接続 有効な場合、コンピュータにログインするたびに、SGD Client がこのプロファイルを使用して自動的に起動します。

これを有効にすると、アプリケーションのショートカットまたはシンボリックリンクが、SGD Client によりデスクトップシステムのスタートアップフォルダ内に作成されます。

デフォルトでは、この機能は無効になっています。

「スタート」メニューへのアプリケーションの追加 SGD の使用方法を制御します。

有効な場合、実行可能なアプリケーションが、コンピュータのデスクトップの「スタート」または「起動」メニューに表示されます (統合モード)。

無効な場合、実行可能なアプリケーションがブラウザの Webtop に表示されます。

統合モードでは、アプリケーションを個別に中断および再開したり、印刷ジョブを個別に一時停止および再開したりすることはできません。

デフォルトでは、この機能は無効になっています。

自動クライアントログイン 有効な場合、SGD Client が起動するとすぐに SGD に自動的にログインしようとします。自動ログインが使用されるかどうかは、管理者に問い合わせてください。

このオプションを有効にできるのは、「「スタート」メニューへのアプリケーションの追加」設定が有効な場合だけです。

デフォルトでは、この機能は無効になっています。

代替 PDF ビューア PDF 印刷で使用する代替 PDF ビューア用のアプリケーションコマンド。

アプリケーションが PATH に存在しない場合は、アプリケーションのフルパスを入力します。

この設定が適用されるのは、UNIX、Linux、および Mac OS X プラットフォームのコンピュータだけです。

ログ SGD Client ログファイルに出力される情報量を制御します。

出力は、SGD Client と同じディレクトリ内にテキストファイルで保存されます。

デフォルトは、「エラーのみ」です。

言語の選択 SGD Client がコマンド行から起動される際に使用すべきデフォルト言語。たとえば、SGD Client が統合モードの場合など。

選択した言語は、SGD Client、ログインダイアログ、および Webtop で表示されるメッセージで使用されます。

デフォルトは英語です。

ローカル X サーバーの確認 有効な場合、コンピュータ上で動作している X サーバーがあるかどうかを SGD Client が確認します。

コンピュータ上で X サーバーを使って表示するように X アプリケーションが設定されているときは、このオプションを有効にすると、X アプリケーションの起動時のパフォーマンスが向上します。

この設定は、Windows コンピュータにだけ適用されます。

デフォルトでは、この設定は無効になっています。

プロキシ設定 この設定により、SGD Client が使用するプロキシサーバーの決定方法が制御されます。

デフォルトの Web ブラウザ設定を使用すると、デフォルトブラウザ内のプロキシサーバー設定が使用されます。

手動プロキシ設定を使用すると、プロファイルにプロキシサーバー設定を定義できます。ハイパーテキスト転送プロトコル (HTTP) プロキシサーバーを指定できます。

ブラウザ上でプロキシを設定すると、設定が保存され、SGD Client の次回起動時に使用されます。

「セッション開始時にプロキシ設定を確立する」が有効になっている場合は、SGD Client が起動するたびに、ブラウザからプロキシ設定が取得されます。保存済みのプロキシ設定は使用されません。「自動クライアントログイン」が選択されている場合は、「セッション開始時にプロキシ設定を確立する」設定を使用できません。

デフォルトでは、「デフォルトの Web ブラウザ設定を使用する」チェックボックスが選択され、「セッション開始時にプロキシ設定を確立する」チェックボックスは選択されていません。

接続障害 SGD サーバーへの接続が失われた場合の、SGD Client の動作を制御する設定 (常に再接続する、再接続しない、接続するかどうかを確認する、のいずれか)。

再接続する場合、これらの設定により、接続試行回数および接続試行間隔 (秒単位) が制御されます。

再接続できない場合、Webtop セッションは終了します。実行中のアプリケーションは、事前の設定内容に応じて終了または中断します。

デフォルトの設定は「常に再接続を試行する」で、試行回数は 6、間隔は 10 です。


統合モード動作の設定

「クライアントの設定」タブの次の各設定は、SGD の統合モード動作の設定に使用されます。

詳細については、デスクトップの「スタート」または「起動」メニューからの SGD の使用を参照してください。