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教室でのシャドウイングの使用
このトピックの内容 |
- アプリケーションオブジェクトを「仮想教室」で使用するための設定方法について習得します。
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SGD シャドウイングを使用して「仮想教室」を作成します。教室の「生徒」は、「先生」が実演するアプリケーションをシャドウイングします。
この状態を実現するには、先生のアプリケーションオブジェクトと「教室」のアプリケーションオブジェクトを作成する必要があります。
先生のアプリケーションオブジェクトの作成
- SGD Administration Consoleで、新規の Windows アプリケーションオブジェクトまたは X アプリケーションオブジェクトを作成します。
- 「起動」タブをクリックし、「ログインスクリプト」フィールドに次のいずれかを入力します。
unixclass.exp
(X アプリケーションの場合)winclass.exp
(Windows アプリケーションの場合)
- 「保存」をクリックします。
- 先生のアプリケーションのほかの設定を必要に応じて設定します。
- 「ホストしているアプリケーションサーバー」タブをクリックし、このアプリケーションを実行できるアプリケーションサーバーを選択します。
- 「割り当て済みのユーザープロファイル」タブで、先生のユーザープロファイルをこのアプリケーションに割り当てます。
教室アプリケーションの作成
- SGD Administration Consoleで、新規の X アプリケーションオブジェクトを作成します。
注 教室アプリケーションは、先生のアプリケーションが Windows アプリケーションの場合でも、X アプリケーションです。
「一般」タブが表示されます。
- 「起動」タブをクリックし、アプリケーションを次のように設定します。
- 「アプリケーションコマンド」フィールドに、
/opt/tarantella/bin/bin/ttashadow
と入力します。 - 「コマンドの引数」フィールドに、
-readonly -silent -pointer $SHADOWDISPLAY
と入力します。 - 「ログインスクリプト」フィールドに、
pupil.exp
と入力します。 - 「環境変数」フィールドに、
MYCLASS="name_of_teacher's_application"
と入力します (たとえば、MYCLASS=".../_ens/o=applications/ou=Finance/cn=XClaim"
)。
- 「保存」をクリックします。
- 「プレゼンテーション」タブをクリックします。
- 「発色数」に「16 ビット - 数千色」を選択し、「保存」をクリックします。
- 教室アプリケーションのほかの設定を必要に応じて設定します。
- 「ホストしているアプリケーションサーバー」タブをクリックし、このアプリケーションを実行できるアプリケーションサーバーを選択します。
ttashadow
アプリケーションは、SGD がインストールされているホスト上でのみ使用できます。
- 「割り当て済みのユーザープロファイル」タブで、教室のすべてのユーザーのユーザープロファイルを教室アプリケーションに割り当てます。
注
- 先生がアプリケーションを起動してから、先生をシャドウイングする生徒が教室アプリケーションを起動する必要があります。
- 教室でシャドウイングできるアプリケーションは、Windows アプリケーションまたは X アプリケーションだけです。
- 先生のアプリケーションを使用できる人物は、一度に 1 人だけです。複数の人物が先生のアプリケーションを起動した場合は、最後に起動されたアプリケーションがシャドウイングされます。このため、先生のアプリケーションは 1 人のユーザーだけに割り当ててください。数人の先生がいる場合は、先生ごとに異なるアプリケーションオブジェクトを作成してください。
- 教室アプリケーションには、16 ビット以上の発色数が必要です。
- 教室アプリケーションのディスプレイのサイズは、先生のアプリケーション以上のサイズにする必要があります。最良の結果を得るには、教室には independent ウィンドウを使用してください。
- 先生がアプリケーションを起動すると、その教室でシャドウイングできるアプリケーションの情報が SGD に格納されます。この情報は、アレイの他のメンバーにはコピーされません。つまり、教室アプリケーションが先生のアプリケーションと異なる SGD サーバーで起動された場合は、シャドウイングできるアプリケーションの情報がないので、教室の起動に失敗します。先生のアプリケーションと教室アプリケーションが確実に同じ SGD サーバーで起動されるように、負荷分散グループを利用することができます。この場合、アプリケーションサーバーと SGD サーバーの負荷分散グループを設定する必要があります。設定しない場合は、1 つの SGD サーバーから成る SGD アレイだけで教室シャドウイングを使用してください。
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