付録   B

Secure Global Desktop サーバー設定

Secure Global Desktop サーバーとは、Sun Secure Global Desktop (SGD) ソフトウェアを実行するマシンを指します。1 台以上のほかのサーバーを追加すると、アレイを作成できます。アレイでは、サーバー間で負荷を分散させることにより、信頼性を高めることができます。アレイには、設定データの複製を行う 1 台の「プライマリサーバー」があります。アレイ内のほかのサーバーは、「セカンダリサーバー」と呼ばれます。

「Secure Global Desktop サーバー設定」タブを使用して、SGD サーバーアレイを設定したり、特定の SGD サーバーを設定したりします。

この章の内容は、次のとおりです。


「Secure Global Desktop サーバー」タブ

「Secure Global Desktop サーバー」タブには、各サーバーがホストしているユーザーセッションやアプリケーションセッションの数を含む、アレイ内の各 SGD サーバーの現在のステータスの概要が表示されます。

SGD サーバーの情報は、「Secure Global Desktop サーバーのリスト」テーブルに表示されます。

「Secure Global Desktop サーバーのリスト」テーブル内のサーバーの名前をクリックすると、一連のタブが表示されます。これらのタブは、サーバーの設定を表示したり変更したりするために使用されます。

次のタブが表示されます。

「Secure Global Desktop サーバーのリスト」テーブル

このテーブルの最上部に、アレイ内の SGD サーバーの数が括弧で囲まれて表示されます。

「サーバーの追加」ボタンは、アレイに SGD サーバーを追加します。この SGD サーバーは、セカンダリサーバーとして追加されます。

このテーブルでセカンダリサーバーを選択し、「プライマリ化」ボタンをクリックすると、選択したサーバーが SGD アレイ内のプライマリサーバーになります。

「サーバーの削除」ボタンは、選択された SGD サーバーをアレイから削除します。選択された SGD サーバーは、セカンダリサーバーである必要があります。

「再読み込み」ボタンをクリックすると、「Secure Global Desktop サーバーのリスト」テーブルが更新されます。

「Secure Global Desktop サーバーのリスト」テーブルには、アレイ内の各 SGD サーバーに関する次の情報が含まれています。

コマンド行

コマンド行で tarantella array コマンドを使用して、SGD アレイにサーバーを追加したり、SGD アレイからサーバーを削除したり、セカンダリサーバーをプライマリサーバーにしたり、SGD アレイに関する情報を表示したりします。tarantella array コマンドを参照してください。


「一般」タブ

「一般」タブに表示される属性は、特定の SGD サーバー用の一般的な属性です。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

属性に対する変更は、すぐに反映されます。

外部 DNS 名

使用法: フィールドにこのサーバーの外部 DNS 名を入力します。それぞれの名前定義のあとで、リターンキーを押します。

説明

このサーバーの外部 DNS 名。

この属性を使用すると、クライアントの IP (Internet Protocol) アドレスに応じて、複数の異なる名前を使用できます。

ファイアウォールの内側と外側など、このサーバーがネットワーク上で複数の異なる名前を使って認識されている場合にだけ、この設定を変更してください。

各名前の形式は次のとおりです。

IP-pattern:DNS
name

IP-pattern は、クライアント IP アドレスに合致する正規表現 (サブネットマスク) です。たとえば、「192.168.10.*」または「192.168.10.0/24」のように指定します。

このサーバーの名前が 1 つだけの場合は、すべてのクライアントに一致する行を 1 行だけ使用します。たとえば、「*:www.indigo-insurance.com」のように指定します。

名前の順番は重要です。最初に一致する IP パターンの DNS 名が使用されます。



注 - この設定への変更を有効にするには、SGD サーバーを再起動する必要があります。



Array Manager: 「General Properties (Server-Specific)」 → 「DNS Name」

コマンド行

コマンドオプション: --server-dns-external IP-pattern:dns-name

使用法: ここで、IP-pattern はクライアント IP アドレスの正規表現です。dns-name は、サーバーの外部 DNS 名です。複数の DNS 名を区切るにはコンマを使用します。

次の例では、IP アドレスが 192.168.10.* の範囲にあるクライアントでは boston.indigo-insurance.com の DNS 名が使用されます。ほかのクライアントはすべて www.indigo-insurance.com の DNS 名を使用します。

--server-dns-external "192.168.10.*:boston.indigo-insurance.com, \
*:www.indigo-insurance.com"

ユーザーログイン

使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。

説明

この SGD サーバーへのログインをユーザーに許可するかどうかを設定します。

SGD サーバーを「運用停止」するには、チェックボックスを選択解除します。ユーザーはログインできなくなり、新しいアプリケーションセッションを開始できなくなります。このサーバーに現在ログインしているユーザー、またはこのサーバー上で実行中のアプリケーションセッションを使用しているユーザーに影響はありません。ユーザーはアレイ内の別の SGD サーバーにログインし、このサーバー上で実行中のアプリケーションセッションを再開できます。

ユーザーは「リダイレクト URL」属性で定義した Web ページにリダイレクトされます。一般に、管理者はリダイレクト先としてアレイ内の別の SGD サーバーを設定します。

Array Manager: 「General Properties (Server-Specific)」 → 「Secure Global Desktop Login」

コマンド行

コマンドオプション: --server-login enabled | disabled

使用法: enabled または disabled を指定します。

次の例では、SGD ホストのユーザーログインを無効にしています。

--server-login disabled

リダイレクト URL

使用法: フィールドに URL (Uniform Resource Locator) を入力します。

説明

SGD サーバーでユーザーのログインが許可されていない場合、クライアントデバイスはこの URL にリダイレクトされます。

この属性が設定されていない場合、クライアントデバイスは、ユーザーにログインできないことを通知するページにリダイレクトされます。

Array Manager: 「General Properties (Server-Specific)」 → 「Redirection URL」

コマンド行

コマンドオプション: --server-redirectionurl url

使用法: ここで、url はリダイレクト先の Web ページのアドレスです。

次の例は、www.indigo-insurance.com のリダイレクト URL を指定します。

--server-redirectionurl "www.indigo-insurance.com"


「セキュリティー」タブ

「セキュリティー」タブに表示される属性は、アレイ内の特定の SGD サーバー用のセキュリティー属性です。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

これらの設定に対する変更は、すぐに反映されます。

接続タイプ

使用法: ユーザーが使用できるようにする各接続タイプのチェックボックスを選択します。

説明

ユーザーが使用できる接続タイプ。

セキュア接続では、SSL を使用して送信を暗号化します。

標準接続では、送信は暗号化されません。

Array Manager: 「Security Properties (Server-Specific)」 → 「Connection Types」

コマンド行

コマンドオプション: --security-connectiontypes types

使用法: 使用する接続タイプを指定します。

有効な設定は、std (標準接続専用)、ssl (セキュア接続専用)、または std,ssl (標準接続とセキュア接続の両方) です。

次の例は、標準接続のみを指定します。

--security-connectiontypes std

SSL アクセラレータのサポート

使用法: チェックボックスを選択または選択解除します。

説明

外部 SSL アクセラレータのサポートを有効にするときに、チェックボックスを選択します。

このチェックボックスを選択すると、SGD SSL デーモンはプレーンテキストトラフィックを受け入れて、暗号解除済みの SSL トラフィックとして SGD サーバーに渡すことができます。

Array Manager: 「Security Properties (Server-Specific)」 → 「SSL Accelerator Support」

コマンド行

コマンドオプション: --security-acceptplaintext 1 | 0

使用法: 1 (true) または 0 (false) を指定します。

次の例は、SSL アクセラレータのサポートを有効にします。

--security-acceptplaintext 1

ファイアウォール転送 URL

使用法: フィールドに URL を入力します。

説明

SGD に関連しないすべての Web サーバートラフィックを転送する絶対 URL。

Web サーバーと同じポートで SGD を稼働させる場合、この機能を使用してファイアウォール内で追加のポートをオープンしないようにします。

Array Manager: 「Security Properties (Server-Specific)」 → 「Firewall Forwarding URL」

コマンド行

コマンドオプション: --security-firewallurl server-url

使用法: ここで、server-url はファイアウォール転送 URL です。

次の例は、SGD に関連しないすべての Web トラフィックの転送先の URL を指定します。

--security-firewallurl https://127.0.0.1:443


「パフォーマンス」タブ

「パフォーマンス」タブに表示される属性を使用して、SGD サーバーを調整します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

同時要求の最大数

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

サーバーが同時に処理する要求の最大数。

大まかな目安として、CPU (Central Processing Unit) の数を 4 倍した値を設定します。

この設定を高くしすぎると、パフォーマンスが低下します。

この属性に対する変更は、すぐに反映されます。

Array Manager: 「Tuning Properties (Server-Specific)」 → 「Processing Limits」 → 「Maximum Simultaneous Requests」

コマンド行

コマンドオプション: --tuning-maxrequests num

使用法: ここで、num は同時要求の最大数です。

次の例は、同時要求の最大数を 7 に設定します。

--tuning-maxrequests 7

同時ユーザーセッションの最大数

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

同時ユーザーセッションの最大数。ユーザーセッションは、SGD クライアントと SGD サーバーの間の接続として定義されます。

上限値に達すると、新たな接続は拒否されます。

この設定を高くしすぎると、パフォーマンスが低下します。

この属性に対する変更は、すぐに反映されます。

Array Manager: 「Tuning Properties (Server-Specific)」 → 「Processing Limits」 → 「Maximum Simultaneous Webtop Connections」

コマンド行

コマンドオプション: --tuning-maxconnections num

使用法: ここで、num は同時ユーザーセッションの最大数です。

次の例は、同時ユーザーセッションの最大数を 1000 に設定します。

--tuning-maxconnections 1000

ファイル記述子の最大数

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

許容できる open ファイル記述子の最大数。

この値を増やすと、処理できる同時接続の数が増えます。

この値は、すべての SGD サーバーコンポーネントに影響を与えます。

この設定を高くしすぎると、パフォーマンスが低下します。

この属性に対する変更は、サーバーを再起動した時点で反映されます。

Array Manager: 「Tuning Properties (Server-Specific)」 → 「File Descriptors」

コマンド行

コマンドオプション: --tuning-maxfiledescriptors num

使用法: ここで、num は open ファイル記述子の最大数です。

次の例は、open ファイル記述子の最大数を 4096 に設定します。

--tuning-maxfiledescriptors 4096

JVM サイズ

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

これらの属性は、SGD サーバーの Javatrademark Platform, Standard Edition Runtime Environment (JREtrademark) に割り当てるメモリーのサイズと拡張率を制御します。次の属性を使用できます。

  • SGD サーバーの Java Virtual Machine (JVMtrademark) に初期状態で割り当てるメモリーの容量 (MB)。この値は、ホスト上のランダムアクセスメモリー (RAM) の容量未満に設定します。

  • 拡張係数 (%)。必要なときに JVM ソフトウェアのメモリーを動的に増やすのに使用されます。

  • サーバーの JVM の最大サイズの絶対値 (MB)。この値を超えることは決してありません。

この設定を高くしすぎると、パフォーマンスが低下します。

この属性に対する変更は、サーバーまたは JVM ソフトウェアを再起動した時点で反映されます。

Array Manager: 「Tuning Properties (Server-Specific)」 → 「Server JVM Size」

コマンド行

コマンドオプション: --tuning-jvm-initial MB

使用法: ここで、MB は、JVM ソフトウェアへの初期メモリー割り当て (M バイト) です。

コマンドオプション: --tuning-jvm-scale percent

使用法: ここで、percentage は動的な拡張係数 (%) です。

コマンドオプション: --tuning-jvm-max MB

使用法: ここで、MB は、JVM ソフトウェアへの最大メモリー割り当て (M バイト) です。

次の例は、JVM ソフトウェアの初期サイズを 58M バイトに設定します。JVM ソフトウェアのメモリーの容量は、必要に応じて 150% まで拡張できます。JVM ソフトウェアの最大サイズは、512M バイトに設定されます。

--tuning-jvm-initial 58
--tuning-jvm-scale 150
--tuning-jvm-max 512

毎日のリソース同期時刻

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

アレイで使用可能にした場合、毎日リソースの同期を開始する時刻。

サーバーのローカルタイムゾーンを使用します。

24 時間形式で時刻を指定します。たとえば、午後 4 時には 16:00 を使用します。

この属性に対する変更は、すぐに反映されます。

Array Manager: 「Tuning Properties (Server-Specific)」 → 「Resource Synchronization」

コマンド行

コマンドオプション: --tuning-resourcesync-time hh:mm

使用法: ここで、hh:mm は 24 時間形式の時刻です。

次の例は、リソース同期の時刻を 4:00 (午前 4 時) に設定します。

--tuning-resourcesync-time 4:00

負荷分散グループ

使用法: フィールドにこの SGD サーバーの負荷分散グループを入力します。

説明

この属性は、アレイ内の SGD サーバーの負荷分散グループを識別する文字列です。この情報は、アプリケーションの負荷分散に使用できます。

この属性は、帯域幅の使用状況を最適化するために使用されます。可能な場合は、アプリケーションサーバーと同じ負荷分散グループから SGD サーバーが選択されます。

アレイが広域ネットワーク (WAN) に拡がっているか、低速リンクを含んでいる場合で、負荷分散を使用している場合を除いて、この属性を空のままにしておきます。

複数の文字列を設定することができますが、アプリケーションの起動に時間がかかります。

使用する場合は、アレイ内のすべての SGD サーバーで、組織階層内のすべてのアプリケーションサーバーオブジェクトに対してこの属性を設定します。

Array Manager: 「General Properties (Server-Specific)」 → 「Location」

コマンド行

コマンドオプション: --server-location location

使用法: ここで、location は、アレイ内の SGD サーバーの負荷分散グループを識別する文字列です。

次の例は、boston の場所を指定します。

--server-location boston


「プロトコルエンジン」タブ

「プロトコルエンジン」タブには、SGD サーバーで実行されているプロトコルエンジンの設定を変更できるいくつかのタブが含まれています。

プロトコルエンジンは、SGD サーバー上で実行される SGD ソフトウェアコンポーネントです。プロトコルエンジンは、X11 や Microsoft リモートデスクトッププロトコル (RDP) などのネイティブプロトコルをエミュレートし、アプリケーションサーバーと通信します。プロトコルエンジンはまた、Adaptive Internet Protocol (AIP) を使用して、クライアントデバイスに表示データを送信します。

次のプロトコルエンジンの設定を変更できます。


「文字型プロトコルエンジン」タブ

「文字型プロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、端末エミュレータ処理を調整します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

セッションの最大数

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

各文字型プロトコルエンジンが処理するアプリケーションセッションの最大数。

需要を満たすために、さらに多くの文字型プロトコルエンジンが起動されます。

Array Manager: 「Character Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Process Tuning」 → 「Maximum Sessions per Engine」

コマンド行

コマンドオプション: --cpe-maxsessions num

使用法: ここで、num はアプリケーションセッションの最大数です。

次の例は、アプリケーションセッションの最大数を、文字型プロトコルエンジンあたり 20 に設定します。

--cpe-maxsessions 20

終了タイムアウト

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

アクティブな接続がない状態で、文字型プロトコルエンジンプロセスが稼働し続ける期間 (秒)。

Array Manager: 「Character Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Process Tuning」 → 「Exit After」

コマンド行

コマンドオプション: --cpe-exitafter secs

使用法: ここで、num は期間 (秒) です。

次の例では、アクティブな接続がない場合、プロトコルエンジンは 60 秒後に終了します。

--cpe-exitafter 60

コマンド行引数

使用法: フィールドにコマンド行引数を入力します。

説明

プロトコルエンジンに対する任意の引数。たとえば、ログファイルの名前を指定します。

この設定は、テクニカルサポートから依頼された場合にのみ変更してください。

Array Manager: 「Character Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Command-Line Arguments」

コマンド行

コマンドオプション: --cpe-args args

使用法: ここで、args は、プロトコルエンジンに渡す引数です。

次の例は、プロトコルエンジンのエラーログファイルを指定します。

--cpe-args cpeerror.log


「X プロトコルエンジン」タブ

「X プロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、グラフィカルエミュレータプロセスを調整します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

モニターの解像度

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

想定するデフォルトのモニター解像度 (dpi)。

アプリケーションの「モニターの解像度」属性を使って、この値を変更することができます。

Array Manager: 「X Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Monitor Resolution」

コマンド行

コマンドオプション: --xpe-monitorresolution dpi

使用法: ここで、dpi はモニターの解像度 (dpi) です。

次の例は、96 dpi のモニター解像度を指定します。

--xpe-monitorresolution 96

フォントパス

使用法: フィールドにフォントディレクトリのパス名を入力します。

説明

X プロトコルエンジンで使うフォントを格納した SGD ホスト上のディレクトリ。

フォントパスは検索順に記載されています。

%%INSTALLDIR%% を使って、SGD のインストール先ディレクトリを表します。

フォントサーバーを記述できます。たとえば、tcp/boston:7000

Array Manager: 「X Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Font Path」

コマンド行

コマンドオプション: --xpe-fontpath fontpath

使用法: ここで、fontpath はフォントディレクトリのリストです。フォントパスの各ディレクトリをコンマ (,) で区切ります。

次の例は、X プロトコルエンジンで使用されるフォントディレクトリのリストを指定します。

--xpe-fontpath %%INSTALLDIR%%/etc/fonts/misc,\ 
%%INSTALLDIR%%/etc/fonts/TTF,%%INSTALLDIR%%/etc/fonts/Type1

RGB データベース

使用法: フィールドに RGB データベースファイルのパス名を入力します。

説明

X プロトコルエンジンで色の名前を RGB 値に変換するのに使う RGB データベースの SGD ホスト上のフルパス名。

%%INSTALLDIR%% を使って、SGD のインストール先ディレクトリを表します。

Array Manager: 「X Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「RGB Database」

コマンド行

コマンドオプション: --xpe-rgbdatabase file

使用法: ここで、file は RGB データベースファイルのフルパス名です。

次の例は、X プロトコルエンジンで使用される RGB データベースを指定します。

--xpe-rgbdatabase %%INSTALLDIR%%/etc/data/rgb.txt

キーボードマップ

使用法: 必要なキーボードマップのオプションを選択します。カスタムキーボードマップの場合は、フィールドにファイル名を入力します。

説明

グラフィカルアプリケーションで使用するデフォルトのキーボードマップ。

ロケールに基づくキーボードマップを指定するには、次のいずれかを実行します。

  • SGD サーバーのロケールを使用するには、「LANG 変数」を選択します。

  • クライアントデバイスのロケールを使用するには、「クライアントの入力ロケール」を選択します。

使用される実際のキーボードマップは、/opt/tarantella/etc/data/keymaps/xlocales.txt ファイルを使って決定されます。



注 - * および ? ワイルドカードを xlocales.txt ファイルで使用すれば、さまざまな入力ロケールをサポートできます。詳細については、xlocales.txt ファイルを参照してください。



ファイル名を入力して、常に特定のキーボードマップを使用することもできます。

各ユーザーのユーザープロファイルオブジェクトの「キーボードマップ」属性を使うと、この設定を無効にすることができます。

Array Manager: 「X Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Keyboard Map」

コマンド行

コマンドオプション: --xpe-keymap lang | client-locale | file

使用法: 有効な値を指定します。カスタムキーボードマップの場合は、file をキーボードマップファイルのフルパス名に置き換えます。

次の例では、クライアントデバイスのロケールに基づくキーボードマップが使用されます。

--xpe-keymap client-locale

クライアントウィンドウのサイズ

使用法: フィールドに水平および垂直のディスプレイのサイズ (ピクセル数) を入力します。

説明

このサーバーに接続するクライアントデバイス用として受け付ける水平ディスプレイ解像度の最大値と垂直ディスプレイ解像度の最大値。

これらの属性を使用して、「ウィンドウタイプ」属性の「クライアントウィンドウ管理」の値を調整します。

これらの属性は、「ウィンドウタイプ」が「クライアントウィンドウ管理」に設定されているアプリケーションにのみ適用されます。これらの属性はクリップ問題を避けるために使用します。

Array Manager: 「X Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Client Window Management」

コマンド行

コマンドオプション: --xpe-cwm-maxwidth pixels

コマンドオプション: --xpe-cwm-maxheight pixels

使用法: ここで、pixels は最大表示幅または最大表示高の値です。

次の例は、ディスプレイの最大サイズを 1280 x 960 ピクセルに設定します。

--xpe-cwm-maxwidth 1280
--xpe-cwm-maxheight 960

セッション開始タイムアウト

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

X アプリケーションが接続するまで X プロトコルエンジンが待機する期間 (秒)。

Array Manager: 「X Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Session Start Timeout」

コマンド行

コマンドオプション: --xpe-sessionstarttimeout seconds

使用法: ここで、seconds はタイムアウト値 (秒) です。

次の例は、X セッションを開始するときの 60 秒のタイムアウト値を指定します。

--xpe-sessionstarttimeout 60

セッションの最大数

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

各 X プロトコルエンジンが処理するエミュレータセッションの最大数。

需要を満たすために、さらに多くの X プロトコルエンジンが起動されます。

Array Manager: 「X Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Process Tuning」 → 「Maximum Sessions per Engine」

コマンド行

コマンドオプション: --xpe-maxsessions num

使用法: ここで、num はアプリケーションセッションの最大数です。

次の例は、セッションの最大数を、X プロトコルエンジンあたり 20 に設定します。

--xpe-maxsessions 20

終了タイムアウト

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

アクティブな接続がない状態で、X プロトコルエンジンプロセスが稼働し続ける期間 (秒)。

Array Manager: 「X Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Process Tuning」 → 「Exit After」

コマンド行

コマンドオプション: --xpe-exitafter secs

使用法: ここで、num は期間 (秒) です。

次の例では、アクティブな接続がない場合、プロトコルエンジンは 60 秒後に終了します。

--xpe-exitafter 60

コマンド行引数

使用法: フィールドにコマンド行引数を入力します。

説明

プロトコルエンジンに対する任意の引数。たとえば、ログファイルの名前を指定します。

この設定は、テクニカルサポートから依頼された場合にのみ変更してください。

Array Manager: 「X Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Command-Line Arguments」

コマンド行

コマンドオプション: --xpe-args args

使用法: ここで、args は、プロトコルエンジンに渡す引数です。

次の例は、プロトコルエンジンのエラーログファイルを指定します。

--xpe-args xpeerror.log


「実行プロトコルエンジン」タブ

「実行プロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、アプリケーション起動処理を調整します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

セッションの最大数

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

各実行プロトコルエンジンが処理するアプリケーションセッションの最大数。

需要を満たすために、さらに多くの実行プロトコルエンジンが起動されます。

Array Manager: 「Execution Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Process Tuning」 → 「Maximum Sessions per Engine」

コマンド行

コマンドオプション: --execpe-maxsessions num

使用法: ここで、num はアプリケーションセッションの最大数です。

次の例は、セッションの最大数を、実行プロトコルエンジンあたり 10 に設定します。

--execpe-maxsessions 10

終了タイムアウト

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

アクティブな接続がない状態で、実行プロトコルエンジンプロセスが稼働し続ける期間 (秒)。

Array Manager: 「Execution Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Process Tuning」 → 「Exit After」

コマンド行

コマンドオプション: --execpe-exitafter secs

使用法: ここで、secs は期間 (秒) です。

次の例では、アクティブな接続がない場合、プロトコルエンジンは 60 秒後に終了します。

--execpe-exitafter 60

ログインスクリプトディレクトリ

使用法: フィールドにディレクトリパスの名前を入力します。

説明

ログインスクリプトを格納する SGD ホスト上のディレクトリ。

%%INSTALLDIR%% を使って、SGD のインストール先ディレクトリを表します。

アプリケーションオブジェクトの「ログインスクリプト」属性で相対パス名 (たとえば unix.exp) を使用する場合、このディレクトリを前提にします。

この設定は、テクニカルサポートから依頼された場合にのみ変更してください。

Array Manager: 「Execution Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Login Script Directory」

コマンド行

コマンドオプション: --execpe-scriptdir dir

使用法: ここで、dir はログインスクリプトディレクトリのパス名です。

次の例では、デフォルトの SGD インストール用のログインスクリプトディレクトリは /opt/tarantella/var/serverresources/expect です。

--execpe-scriptdir %%INSTALLDIR%%/var/serverresources/expect

コマンド行引数

使用法: フィールドにコマンド行引数を入力します。

説明

プロトコルエンジンに対する任意の引数。たとえば、ログファイルの名前を指定します。

この設定は、テクニカルサポートから依頼された場合にのみ変更してください。

Array Manager: 「Execution Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Command-Line Arguments」

コマンド行

コマンドオプション: --execpe-args args

使用法: ここで、args は、プロトコルエンジンに渡す引数です。

次の例は、プロトコルエンジンのエラーログファイルを指定します。

--execpe-args execpeerror.log


「チャネルプロトコルエンジン」タブ

「チャネルプロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、SGD チャネル処理を調整します。SGD チャネルは、クライアントに関する情報を検出するために使用されます。たとえば、クライアントドライブやオーディオデバイスを検出します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

パケット圧縮

使用法: 圧縮設定のオプションを選択します。

説明

チャネルプロトコルエンジンが、クライアント接続でデータ圧縮を使用するかどうかを指定します。

接続速度が遅い場合にチャネルプロトコルエンジンのデータ圧縮を有効にするには、「接続速度が低いとき」を選択します。

Array Manager: 「Channel Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Compression」

コマンド行

コマンドオプション: --chpe-compression auto | always | never

使用法: 有効な圧縮設定を指定します。

次の例は、クライアント接続が低速な場合にのみデータ圧縮を有効にします。

--chpe-compression auto

パケット圧縮しきい値

使用法: フィールドに圧縮しきい値 (バイト単位) を入力します。

説明

チャネルプロトコルエンジンが圧縮できるネットワークパケットの最小サイズ。

Array Manager: 「Channel Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Threshold」

コマンド行

コマンドオプション: --chpe-compressionthreshold bytes

使用法: ここで、bytes は圧縮しきい値の設定 (バイト単位) です。

次の例では、256 バイトの最小パケットサイズが指定されています。この値より小さいネットワークパケットは圧縮されません。

--chpe-compressionthreshold 256

終了タイムアウト

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

アクティブな接続がない状態で、チャネルプロトコルエンジンプロセスが稼働し続ける期間 (秒)。

Array Manager: 「Channel Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Process Tuning」 → 「Exit After」

コマンド行

コマンドオプション: --chpe-exitafter secs

使用法: ここで、secs は期間 (秒) です。

次の例では、アクティブな接続がない場合、プロトコルエンジンは 60 秒後に終了します。

--chpe-exitafter 60


「印刷プロトコルエンジン」タブ

「印刷プロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、SGD 印刷処理を調整します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

パケット圧縮

使用法: 圧縮設定のオプションを選択します。

説明

印刷プロトコルエンジンが、クライアント接続でデータ圧縮を使用するかどうかを指定します。

接続速度が遅い場合に印刷プロトコルエンジンのデータ圧縮を有効にするには、「接続速度が低いとき」を選択します。

Array Manager: 「Print Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Compression」

コマンド行

コマンドオプション: --ppe-compression auto | always | never

使用法: 有効な圧縮設定を指定します。

次の例は、クライアント接続が低速な場合にデータ圧縮を有効にします。

--ppe-compression auto

パケット圧縮しきい値

使用法: フィールドに圧縮しきい値 (バイト単位) を入力します。

説明

印刷プロトコルエンジンが圧縮できるファイルの最小サイズ。

Array Manager: 「Print Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Threshold」

コマンド行

コマンドオプション: --ppe-compressionthreshold bytes

使用法: ここで、bytes は圧縮しきい値の設定 (バイト単位) です。

次の例では、4096 バイトの最小ファイルサイズが指定されています。この値より小さいプリントファイルは圧縮されません。

--ppe-compression 4096

終了タイムアウト

使用法: フィールドに数値を入力します。

説明

アクティブな接続がない状態で、印刷プロトコルエンジンプロセスが稼働し続ける期間 (秒)。

Array Manager: 「Print Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Process Tuning」 → 「Exit After」

コマンド行

コマンドオプション: --ppe-exitafter secs

使用法: ここで、secs は期間 (秒) です。

次の例では、アクティブな接続がない場合、プロトコルエンジンは 240 秒後に終了します。

--ppe-exitafter 240


「オーディオプロトコルエンジン」タブ

「オーディオプロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、SGD オーディオ処理を調整します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

パケット圧縮

使用法: 圧縮設定のオプションを選択します。

説明

オーディオプロトコルエンジンが、クライアント接続でデータ圧縮を使用するかどうかを指定します。

デフォルトでは、圧縮は無効になっています。これは、すでに圧縮されているオーディオデータが不必要に圧縮されないようにするためです。

接続速度が遅い場合にオーディオプロトコルエンジンのデータ圧縮を有効にするには、「接続速度が低いとき」を選択します。

Array Manager: 「Audio Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Compression」

コマンド行

コマンドオプション: --audiope-compression auto | always | never

使用法: 有効な圧縮設定を指定します。

次の例は、クライアント接続が低速な場合にのみデータ圧縮を有効にします。

--audiope-compression auto


「スマートカードプロトコルエンジン」タブ

「スマートカードプロトコルエンジン」タブに表示される属性を使用して、SGD スマートカード処理を調整します。

これらの設定の一覧を表示するには、コマンド行で tarantella config list コマンドを使用します。これらの設定を編集するには、tarantella config edit コマンドを使用します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

パケット圧縮

使用法: 圧縮設定のオプションを選択します。

説明

スマートカードプロトコルエンジンが、クライアント接続でデータ圧縮を使用するかどうかを指定します。

接続速度が遅い場合にスマートカードプロトコルエンジンのデータ圧縮を有効にするには、「接続速度が低いとき」を選択します。

Array Manager: 「Smart Card Protocol Engine Properties (Server-Specific)」 → 「Compression」

コマンド行

コマンドオプション: --scardpe-compression auto | always | never

使用法: 有効な圧縮設定を指定します。

次の例は、クライアント接続が低速な場合にデータ圧縮を有効にします。

--scardpe-compression auto


「ユーザーセッション」タブ

「ユーザーセッション」タブを使用すると、SGD サーバーのユーザーセッションを表示したり管理したりできます。ユーザーセッションは、SGD サーバーに接続されているユーザーを表します。

ユーザーセッションの情報は、「ユーザーセッションリスト」テーブルに表示されます。

「ユーザーセッションリスト」テーブル

「ユーザーセッションリスト」テーブルには、SGD サーバーのユーザーセッションの詳細が表示されます。

このテーブルの最上部に、ユーザーセッションの数が括弧で囲まれて表示されます。

「ユーザーセッションリスト」テーブルには、各ユーザーセッションに関する次の情報が含まれています。

「ユーザーセッションリスト」テーブルを検索する場合は、「検索」オプションを使用します。ユーザー識別情報やユーザープロファイルを検索するときは、検索文字列にワイルドカード「*」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*name*」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。

「ログイン時間」を検索するには、yyyy/mm/dd hh:mm:ss という書式の検索文字列を使用します。

デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。

ユーザーセッションに関するさらに詳細な情報を表示するには、「ユーザーセッションリスト」テーブル内のユーザーセッションのチェックボックスを選択し、「詳細の表示」ボタンをクリックします。

ユーザーセッションを終了するには、「ユーザーセッションリスト」テーブル内のユーザーセッションのチェックボックスを選択し、「終了」ボタンをクリックします。

すべてのユーザーセッションを終了するには、「現在表示されている項目を選択」アイコンをクリックしてすべてのユーザーセッションを選択し、「終了」ボタンをクリックします。

「再読み込み」ボタンをクリックすることにより、「ユーザーセッションリスト」テーブルを更新できます。

コマンド行

ユーザーセッションの詳細を表示したり、ユーザーセッションを終了したりするには、コマンド行で tarantella webtopsession コマンドを使用します。tarantella webtopsession コマンドを参照してください。


「アプリケーションセッション」タブ

「アプリケーションセッション」タブを使用すると、SGD サーバーのアプリケーションセッションを表示したり管理したりできます。

アプリケーションセッションの情報は、「アプリケーションセッションリスト」テーブルに表示されます。

「アプリケーションセッションリスト」テーブル

「アプリケーションセッションリスト」テーブルには、SGD サーバーのアプリケーションセッションの詳細が表示されます。

このテーブルの最上部に、アプリケーションセッションの数が括弧で囲まれて表示されます。

「アプリケーションセッションリスト」テーブルには、各アプリケーションセッションに関する次の情報が含まれています。

「検索」オプションを使用すると、「アプリケーションセッションリスト」テーブルを検索できます。ユーザー識別情報、ユーザープロファイル、アプリケーションサーバー、またはアプリケーションを検索するときは、検索文字列にワイルドカード「*」を使用できます。「name」という検索文字列の入力は、「*name*」の検索に相当し、検索文字列と一致するものがすべて返されます。

「起動時刻」を検索するには、yyyy/mm/dd hh:mm:ss という書式の検索文字列を使用します。

デフォルトでは、検索によって返される結果の数は 150 個に制限されます。

アプリケーションセッションに関するさらに詳細な情報を表示するには、「アプリケーションセッションリスト」テーブル内のアプリケーションセッションのチェックボックスを選択し、「詳細の表示」ボタンをクリックします。

アプリケーションセッションを終了するには、「アプリケーションセッションリスト」テーブル内のアプリケーションセッションのチェックボックスを選択し、「終了」ボタンをクリックします。

すべてのアプリケーションセッションを終了するには、「現在表示されている項目を選択」アイコンをクリックしてすべてのアプリケーションセッションを選択し、「終了」ボタンをクリックします。

「再読み込み」ボタンをクリックすることにより、「アプリケーションセッションリスト」テーブルを更新できます。

アプリケーションセッションをシャドウイングすると、管理者とユーザーがアプリケーションを同時に使って対話できるようになります。アプリケーションセッションをシャドウイングするには、「アプリケーションセッションリスト」テーブル内のアプリケーションセッションのチェックボックスを選択し、「シャドウイング」ボタンをクリックします。



注 - 一部の国では、ユーザーに通知せずにシャドウイングすることが法律で禁じられています。その法律に従う義務があります。



文字型アプリケーションや中断しているアプリケーションでは、シャドウイングはサポートされていません。これらのアプリケーションをシャドウイングしようとすると、警告メッセージが表示されます。

コマンド行

アプリケーションセッションの詳細を表示したり、アプリケーションセッションをシャドウイングしたり、アプリケーションセッションを終了したりするには、コマンド行で tarantella emulatorsession コマンドを使用します。tarantella emulatorsession コマンドを参照してください。