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ログインスクリプトの変数

Secure Global Desktop のログインスクリプトは、多くの変数を使用します。次の 2 種類の変数をサポートしています。

ログインスクリプトで変数を使用するには、その変数が runsubscript.exp ログインスクリプトで定義されている必要があります。

保証されている変数

変数 説明
ALTDISPLAY ユーザーのクライアントデバイスの完全修飾 DNS 名と、使用するディスプレイ番号。
DISPLAY ユーザーのクライアントデバイスの IP アドレスと、使用するディスプレイ番号。
TTA_AGEDPASSWORD 古くなったパスワードを手動で処理するか、ダイアログで処理するかを指定します。
TTA_ALLOWTHIRDTIERDIALOG ユーザーのパスワードが古い場合、存在しない場合、または正しくない場合に、アプリケーションサーバーのダイアログボックスを使うかどうかを指定します。

この変数に指定できる値は、user (ユーザーが Shift キーを押しながらアプリケーションのリンクをクリックした場合、またはパスワードに問題がある場合)、system (パスワードに問題がある場合のみ)、および none (ダイアログボックスを表示しない) です。

TTA_AUXCOMMANDS アプリケーションサーバー上で実行する予備コマンド。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウマネージャー」属性に対応します。
TTA_CLIENT_IPADDR ユーザーのクライアントデバイスの IP アドレス。これは SGD Client によって取得された IP アドレスです。
TTA_COMMAND アプリケーションサーバー上で実行するコマンド。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「アプリケーションコマンド」属性に対応します。
TTA_CONNECTIONSERVICE アプリケーションサーバーへの接続に使うトランスポート。この変数は、アプリケーションオブジェクトの「接続方法」属性に対応します。
TTA_ENVIRONMENT アプリケーションサーバー上で必要なすべての環境変数の設定。この変数は、 アプリケーションオブジェクトの「環境変数」属性に対応します。
TTA_HOSTNAME ログインスクリプトの接続先のアプリケーションサーバー。この変数は、アプリケーションの負荷分散機能により、「ホストしているアプリケーションサーバー」タブに表示されている中から選択されます。
TTA_HOSTPROBE ttahostprobe バイナリへのパス。アプリケーションサーバーが使用可能かどうかを確認するために使用されます。
TTA_IPADDRESS アプリケーションサーバーの IP アドレス。
TTA_LOGFILE エラーメッセージと診断メッセージが記録されるログファイルの名前。

デフォルトでは、scriptID.log という形式です。ここで、script はログインスクリプトの名前であり、ID は SGD サーバーのプロセス ID です。

NULL を設定した場合、メッセージは保存されません。

メッセージをこのログファイルに記録するには、作成するログインスクリプトにコード log_file $env(TTA_LOGFILE) を記載します。

TTA_PORT アプリケーションオブジェクトに対して設定された接続方法でアプリケーションサーバーに接続するときに使用するポート。
TTA_PRIMARY_DNSNAME プライマリ SGD サーバーの完全修飾 DNS 名。

この変数を使うと、ログインスクリプトがデフォルトプリンタの値を設定する際に、正しい SGD プリンタを選択できます。この変数は、/etc/ttaprinter.conf ファイル内の複数のエントリを区別するために使用されます。

TTA_SCRIPT runsubscript.exp のあとに実行される Expect スクリプト (たとえば、unix.exp)。
TTA_SECOND_TIER_DNSNAME アプリケーションセッションをホストしている SGD サーバーの完全修飾 DNS 名。

TTA_THIRD_TIER_DNSNAME で、アプリケーションサーバーと SGD サーバーが同じかどうかを判定し、同じ場合は最適化された起動プロセスを使用するために使用されます。

TTA_THIRD_TIER_DNSNAME アプリケーションをホストしているアプリケーションサーバーの完全修飾 DNS 名。

TTA_SECOND_TIER_DNSNAME で、アプリケーションサーバーと SGD サーバーが同じかどうかを判定し、同じ場合は最適化された起動プロセスを使用するために使用されます。

TTA_THIRD_TIER_VARS アプリケーションサーバー上の環境に対してエクスポートする変数のリスト。
TTA_STDERR 一時エラーファイル。
TTA_WILLDISCONNECT コマンドを一度実行したあとに、接続を切るかどうかを指定します。
TTA_XLAUNCH アプリケーションが X アプリケーションかどうかを指定します。この変数の値は 0 または 1 です。

次の変数も保証されている変数であり、runsubscript.exp で定義されています。これらの変数は、アプリケーションの起動時に SGD サーバーで使用されます。

オプション変数

ほとんどのオプション変数は、オブジェクト属性の値を格納します。起動するアプリケーションには、オプション変数として使用可能になっているアプリケーションオブジェクトの属性があります。同様に、ユーザープロファイルの属性も同じ方法で使用可能になります。

その他のオプション変数は、ユーザーのセッションに関する追加情報を格納します。

変数 説明
TTA_Appearance 文字型アプリケーションオブジェクトの「枠線のスタイル」属性に対応します。
TTA_AppletHeight アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 高さ」属性に対応します。
TTA_AppletWidth アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 幅」属性に対応します。
TTA_ApplicationName アプリケーションオブジェクトの Federated Naming 名。
TTA_ApplicationPlacement アプリケーションオブジェクトの「エミュレーションタイプ」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、multiplewindows (クライアントウィンドウ管理)、awtwindow (独立ウィンドウ)、kiosk (キオスク)、localx (ローカル X サーバー)、および seamlesswindows (シームレスウィンドウ) です。

TTA_Arguments アプリケーションオブジェクトの「コマンドの引数」属性に対応します。
TTA_AudioQuality 「グローバル設定」»「クライアントデバイス」タブにある「Windows オーディオ品質」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、low (低品質)、medium (中品質)、および high (高品質) です。

TTA_Autowrap 文字型アプリケーションオブジェクトの「行の折り返し」属性に対応します。
TTA_BackgroundColor 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「背景色」属性に対応します。
TTA_ButtonLevels 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「表示されるソフトボタン」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、0 (ボタンなし)、1 (2 行)、2 (4 行)、3 (6 行)、および 4 (8 行) です。

TTA_CachePassword ユーザーがアプリケーションサーバーのユーザー名とパスワードを入力するときに「パスワードを保存」ボックスを選択したかどうかを指定します。
TTA_CodePage 文字型アプリケーションオブジェクトの「コードページ」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、4378508528608638658859-18859-2MultinationalMazovia、または CP852 です。

TTA_ColorMap 文字型アプリケーションオブジェクトの「カラーマップ」属性に対応します。
TTA_Columns 文字型アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: カラム」属性に対応します。
TTA_Compression アプリケーションオブジェクトの「コマンドの圧縮」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、automaticon、または off です。

TTA_ContinuousMode アプリケーションオブジェクトの「コマンドの実行」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、automaticon、または off です。

TTA_ControlCode 文字型アプリケーションオブジェクトの「エスケープシーケンス」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、7-bit または 8-bit です。

TTA_Cursor 文字型アプリケーションオブジェクトの「カーソル」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、offblock、または underline です。

TTA_CursorKeyMode 文字型アプリケーションオブジェクトの「カーソルキーコードの変更」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、application または cursor です。

TTA_DelayedUpdate アプリケーションオブジェクトの「遅延更新」属性に対応します。
TTA_DisplayEnginePage アプリケーションオブジェクトの「エミュレータアプレットページ」属性に対応します。

この属性は使用されなくなりました。

TTA_DisplayName ユーザープロファイルの「名前」属性に対応します。
TTA_Domain アプリケーションオブジェクトの「ドメイン名」属性に対応します。
TTA_EuroMapping アプリケーションオブジクトの「ユーロ文字」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、iso8859-15 または unicode です。

TTA_FilePath アプリケーションオブジクトの「アプリケーションコマンド」属性に対応します。
TTA_FixedFontSize 文字型アプリケーションオブジェクトの「フォントサイズ: 固定」属性に対応します。
TTA_FontFamily 文字型アプリケーションオブジェクトの「フォントファミリ」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、courierhelvetica、または timesroman です。

TTA_FontSize 文字型アプリケーションオブジェクトの「フォントサイズ」属性に対応します。
TTA_ForegroundColor 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「前景色」属性に対応します。
TTA_GraphicsAcceleration アプリケーションオブジェクトの「グラフィックアクセラレーション」属性に対応します。
TTA_Height アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 高さ」属性に対応します。

この変数は、TTA_AppletHeight 変数と同じ情報を提供します。

TTA_HostLocale アプリケーションサーバーオブジェクトの「プロンプトのロケール」属性に対応します。
TTA_HostName ログインスクリプトの接続先のアプリケーションサーバー。

この変数は、アプリケーションサーバーの負荷分散機能により、「ホストしているアプリケーションサーバー」タブに表示されている中から選択されます。

TTA_IBMHostName 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「サーバーアドレス」属性に対応します。
TTA_Icon アプリケーションオブジェクトの「アイコン」属性に対応します。
TTA_InstanceName アプリケーションセッション ID。
TTA_InterlacedImages アプリケーションオブジェクトの「インターレースイメージ」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、automaticon、または off です。

TTA_KeyboardType 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「キーボードタイプ」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、pcsun4sun5、および hp です。

TTA_KeymapLock アプリケーションオブジェクトの「キーボードマップ」属性に対応します。
TTA_KeypadMode 文字型アプリケーションオブジェクトの「数字パッドコードの変更」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、application または numeric です。

TTA_Lines 文字型アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 行」属性に対応します。
TTA_LocalAddr SGD ホストの IP アドレス。
TTA_LoginScript アプリケーションオブジェクトの「ログインスクリプト」属性に対応します。
TTA_Maximise 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ」属性に対応します。
TTA_MiddleMouseTimeout アプリケーションオブジェクトの「マウスの中ボタンのタイムアウト」属性に対応します。
TTA_ParentName アプリケーションオブジェクトの Federated Naming 名。

この変数は、TTA_ApplicationName 変数と同じ情報を提供します。

TTA_PortNumber 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「サーバーポート」属性に対応します。
TTA_ProtocolArguments Windows アプリケーションオブジェクトの「プロトコルの引数」属性に対応します。
TTA_RemoteAddr アプリケーションを実行するアプリケーションサーバーの IP アドレス。
TTA_RequiresDisplayEngine アプリケーションにディスプレイエンジンが必要かどうかを指定します。
TTA_ResumeTimeOut アプリケーションオブジクトの「アプリケーションの再開機能: タイムアウト」属性に対応します。
TTA_RootColor アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウの色: カスタム色」属性に対応します。
TTA_RootType アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウの色」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、default または color です。

TTA_ScrollStyle 文字型アプリケーションオブジェクトの「スクロールスタイル」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、normaljump、または smooth です。

TTA_SecureConnection ユーザープロファイルの「セキュリティー」タブに対応します。
TTA_SessionExit アプリケーションオブジェクトの「セッション終了」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、lastclient (最後のクライアントの終了)、windowmanager (ウィンドウマネージャーの終了)、windowmanageralone (ウィンドウマネージャーのみ残っている)、loginscript (ログインスクリプトの終了)、nowindows (表示中のウィンドウがない)、および loginscriptnowindows (「ログインスクリプトの終了」または「表示中のウィンドウがない」) です。

TTA_SettingsItem 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「「ファイル」メニューと「設定」メニュー」属性に対応します。
TTA_StatusLine 文字型アプリケーションオブジェクトの「ステータス行」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、noneindicator、および host writablestandard、または extended です。

TTA_Suspend アプリケーションオブジクトの「アプリケーションの再開機能」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、neversession (ユーザーセッション)、および forever (常に) です。

TTA_TerminalClass 文字型アプリケーションオブジェクトの「エミュレーションタイプ」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、scoconsolevt420、または wyse60 です。

TTA_TerminalType 文字型アプリケーションオブジェクトの「端末タイプ」属性に対応します。
TTA_TNClose 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「接続終了アクション」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、0 (ユーザーにアクションを要求)、1 (エミュレータを終了)、2 (再接続)、および 3 (接続を閉じる) です。

TTA_TopMenuBar 3270 または 5250 アプリケーションオブジェクトの「メニューバー」属性に対応します。
TTA_Transport アプリケーションオブジェクトの「接続方法」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、rexectelnet、または ssh です。

保証されている変数 TTA_CONNECTIONSERVICE も、この情報を提供します。

TTA_UserName このアプリケーションセッションを使うユーザーの Federated Naming 名。
TTA_UserSecurityEquivalent ユーザープロファイルの「ユーザー名」属性に対応します。
TTA_UNIXAUDIO_QUALITY 「グローバル設定」»「クライアントデバイス」タブにある UNIX オーディオ属性に対応します。

この変数に指定できる値は、low (低品質)、medium (中品質)、および high (高品質) です。

TTA_UNIXAUDIOPRELOAD X アプリケーションオブジェクトの「オーディオリダイレクトライブラリ」属性に対応します。
TTA_ViewHostReply アプリケーションオブジェクトの「起動接続をオープンしたまま保持」属性に対応します。
TTA_WebTop 「Webtop テーマ」属性に対応します。

この属性は使用されなくなりました。

TTA_Width アプリケーションオブジェクトの「ウィンドウのサイズ: 幅」属性に対応します。

この変数は、TTA_AppletWidth 変数と同じ情報を提供します。

TTA_WinCursor アプリケーションオブジェクトの「Windows カーソルを使用」属性に対応します。

この属性は使用されなくなりました。

TTA_WindowsApplicationServer Windows アプリケーションオブジェクトの「Windows プロトコル」属性に対応します。

この変数に指定できる値は、wincenterwincentermf (Citrix UNIX Integration Services)、merge (SCO Merge)、winframe (Citrix ICA)、wcpwts (Microsoft RDP)、または none です。Citrix ICA と Microsoft RDP のみがサポートされています。その他のプロトコルは、従来の Windows アプリケーションオブジェクトでのみ使用可能です。

TTA_WindowsApplicationSupport Windows アプリケーションオブジェクトの「Windows プロトコル: 最初にクライアントからの実行を試行する」属性に対応します。
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