Secure Global Desktop 4.40 管理者ガイド
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Secure Global Desktop 管理者 を使ってアクセスしている Windows アプリケーションからクライアントのシリアルポートデバイスへのアクセスをユーザーに許可できます。シリアルポートへのアクセスを設定するには、次の手順を実行します。
Microsoft Windows Server 2003 ターミナルサービスセッションのシリアルポートへのみアクセスできます。
シリアルポートへのアクセスのみをユーザーに許可するには、アプリケーションサーバーで COM ポートマッピングを有効にする必要があります。デフォルトでは無効になっています。
Windows ターミナルサービスセッションでマップされるシリアルポートを調べるには、クライアントデバイスの設定が必要になる場合があります。
UNIX および Linux クライアントプラットフォームでは、ユーザーは、マップされるシリアルデバイスへの読み取り/書き込みアクセス権を保持している必要があります。SGD では、次のうちで最初に一致したものが使用されます。
SUN_MAP_SERIALPORTS
環境変数でリストされたシリアルポート。
リスト内の各シリアルポートは、セミコロンで区切られ、serial device=com_port_name
の形式になります。
/dev/ttyS0=COM1;/dev/ttyS4=COM8
=com_port_name
は省略可能ですが、これを省略するとシリアルポートは Windows アプリケーションセッションで COMx にマップされます。ここで、x はリスト内のシリアルポートの位置を示します。
ユーザーのクライアントプロファイルの <localsettings>
セクション内、<serialports>
エントリに、マップされるシリアルポートがリスト表示されます。<serialports>
エントリは、手動で追加する必要があります。
シリアルポートは、上記と同じ形式でリスト表示されます。
SUN_DEV_SERIAL
環境変数で指定されたシリアルポート。
これは、単一のシリアルデバイスです (たとえば、/dev/ttyS2
)。これは、Windows アプリケーションセッション内で常に COM1 にマップされます。
Microsoft Windows クライアントプラットフォームでは、SGD は次のうちで最初に一致したものを使用します。
ユーザーのクライアントプロファイルの <localsettings>
セクション内、<serialports>
エントリに、マップされるシリアルポートがリスト表示されます。<serialports>
エントリは、手動で追加する必要があります。
リスト内の各シリアルポートは、セミコロンで区切られ、serial device=com_port_name
の形式になります。
COM1=COM5;COM2=COM8
=com_port_name
は省略可能ですが、これを省略するとシリアルポートは Windows アプリケーションセッションで COMx にマップされます。ここで、x はリスト内のシリアルポートの位置を示します。
SGD Client は、ポート COM1 ~ COM9 のオープンを試みます。検出された COM ポートは、Windows アプリケーションセッション内と同じ COM ポート番号にマップされます。
シリアルポートへのアクセスはすべてのユーザーに対してデフォルトで有効になっています。無効の場合は、次の方法で有効にできます。
注 変更は、新しいユーザーセッションを開いたときに有効になります。
シリアルポートへのアクセスを特定のユーザーに対して有効または無効にするには、次の手順を実行します。
注 組織または組織単位オブジェクトを設定している場合は、これにより、その組織または組織単位内のすべてのユーザーが影響を受けます。
注 変更は、新しいユーザーセッションを開いたときに有効になります。
ユーザーが Windows アプリケーションを起動すると、SGD はそのユーザーのユーザープロファイルを検査してから、組織階層の上位にあるすべての親オブジェクトを検査して、シリアルポートへのアクセスが有効になっているか無効になっているかを確認します。検査したすべてのオブジェクトが親の設定を使用するように構成されている場合は、グローバル設定が使用されます。
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