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SGD でのコピー&ペーストの使用

このトピックの内容
  • SGD がサポートするコピー&ペースト操作について理解する。
  • Windows および X アプリケーションで、Secure Global Desktop 管理者 がコピー&ペースト操作を制御する方法を理解する。

ユーザーは、SGD を使って表示したアプリケーション間でテキストをコピー&ペーストできます。また、クライアントドライブで稼働中のアプリケーションや、SGD を使って表示したアプリケーション間でも、テキストをコピー&ペーストできます。SGD は、Unicode 文字のコピー&ペーストをサポートします。

グラフィックスのコピー&ペーストは、Microsoft Windows 2000 以降のアプリケーションでのみ可能です。

Windows および X アプリケーション では、コピー元のアプリケーションで通常の方法を使ってコピーしてから、コピー先のアプリケーションで通常の方法を使ってペーストします。

文字型アプリケーションの場合、マウスの右ボタンでクリックしてから、「コピー」または「ペースト」を適切にクリックします。文字型アプリケーションでテキストのカラムを選択するには、Shift キーを押しながらテキストを選択します。

Secure Global Desktop 管理者 を使用すると、Windows および X アプリケーションでのコピー&ペースト操作を完全に制御できます。

Windows および X アプリケーションでコピー&ペーストを制御する

SGD Administration Consoleでは、SGD を使って表示された Windows および X アプリケーション内でのコピー&ペースト操作を、次の方法で制御できます。

  1. 「グローバル設定」»「クライアントデバイス」タブで、SGD 全体でのコピー&ペーストを有効または無効に設定することができます。デフォルトでは、コピー&ペーストは有効に設定されています。「クライアントのセキュリティーレベル」属性を使用して、SGD Client にセキュリティーレベルを割り当てることができます。SGD Client がソースアプリケーションと同等以上のセキュリティーレベルを保持している場合、SGD からクライアントデバイス上で稼働しているアプリケーションに対してだけデータをコピーできます。これにより、管理者 は SGD 外部のデータ転送をセキュリティー保護できます。「クライアントのセキュリティーレベル」のデフォルト値は 3 です。
  2. 組織オブジェクト、組織単位オブジェクト、またはユーザープロファイルオブジェクトの「クライアントデバイス」タブの「コピー&ペースト」属性を使って、組織内のどのユーザーにコピー&ペーストの使用を許可するかを制御できます。この属性の設定を組織階層内の親オブジェクトから継承することで、管理者 で、各ユーザープロファイルオブジェクトを編集せずに多数のユーザーのコピー&ペーストを有効/無効にできます。デフォルトでは、コピー&ペーストは有効に設定されています。
  3. Windows アプリケーションオブジェクトおよび X アプリケーションオブジェクトの「クライアントデバイス」タブの「コピー&ペースト」属性を使って、アプリケーションへのコピー&ペースト、またはアプリケーションからのコピー&ペーストを有効/無効にできます。アプリケーションには、クリップボードセキュリティーレベルも割り当てることができます。SGD を使って表示されたアプリケーションのセキュリティーレベルがソースアプリケーション (データのコピー元アプリケーション) と同等以上である場合にのみ、ユーザーはそのアプリケーションにデータをコピー&ペーストできます。これにより、管理者 は特定のアプリケーションで使用可能なデータの安全性を確保できます。デフォルトのセキュリティーレベルは 3 です。
  4. 「グローバル設定」»「クライアントデバイス」タブ上

セキュリティーレベルを設定する場合、数が大きくなるについてセキュリティーレベルも高くなります。

SGD を使って表示される文字型アプリケーションは、クライアントで実行中のアプリケーションと同様に扱われます。これは、文字型アプリケーションでは、コピー&ペースト操作にローカルクライアントクリップボードが使用されるためです。

ユーザーが (セキュリティーレベルが異なるなどの理由で) 許可されないコピー&ペースト操作の実行を試みると、コピーしたデータの代わりに次のメッセージがペーストされます。
Sun Secure Global Desktop Software: Copied data not available to this application

コピー&ペーストは、Indigo Insurance 組織のすべてのユーザーで有効です。「クライアントのセキュリティーレベル」属性は、デフォルト値の 3 に設定されています。次のアプリケーションのセキュリティーレベルは次のように設定されています。

アプリケーション アプリケーションのクリップボードセキュリティーレベル
XFinance 3
XClaim 4
Write-o-Win 4
Slide-o-Win 2

Emma Rald は、これらのアプリケーションを実行する際に、次のコピー&ペースト操作を実行できます。

アプリケーション Emma がペースト可能なデータのコピー元
XFinance
  • Slide-o-Win (下位のセキュリティーレベルを持つ)
  • クライアントデバイスで実行中のアプリケーション (クライアントは同等のセキュリティーレベルを持つ)
XClaim
  • XFinance および Slide-o-Win (下位のセキュリティーレベルを持つ)
  • クライアントデバイスで実行中のアプリケーション (クライアントは下位のセキュリティーレベルを持つ)
  • Write-o-Win (同等のセキュリティーレベルを持つ)
Write-o-Win
  • XFinance および Slide-o-Win (下位のセキュリティーレベルを持つ)
  • クライアントデバイスで実行中のアプリケーション (クライアントは下位のセキュリティーレベルを持つ)
  • XClaim (同等のセキュリティーレベルを持つ)
Slide-o-Win
  • コピー&ペーストは許可されない (すべてのアプリケーションおよびクライアントが高位のセキュリティーレベルを持つ)

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