Secure Global Desktop 4.40 管理者ガイド
> クライアントと Webtop
> ユーザー独自の JSP コンテナへの Webtop の再配置
Webtop は JSP (JavaServer Pages) アプリケーションであり、ユーザー独自の JSP コンテナに再配置できます。その JSP コンテナは、SGD サーバーと同じホスト上に存在することも、別のホスト上に存在することもできます。
ユーザー独自の JSP コンテナを使用するには、そのコンテナが次の仕様をサポートしている必要があります。
注 いったん Webtop をユーザーの JSP コンテナに再配置すると、このページで説明する手順に従って、新しいリリースごとに Webtop を手動でアップグレードする必要があります。
Webtop を再配置するには、次の手順を実行します。
/opt/tarantella/webserver/apache/version/conf/httpd.conf
ファイルを編集することによって SGD Web Server が別のポートを使用するように設定します。/opt/tarantella/webserver/tomcat/version/conf/server.xml
ファイルを編集し、サーバーシャットダウンポート (TCP ポート 8005) と Coyote/JK2 AJP 1.3 Connector ポート (TCP ポート 8009) を変更します。次のディレクトリ内のすべてのファイルを、新しいホスト上の Web アプリケーションディレクトリ内にコピーします。
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/webapps/sgd
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/webapps/axis
注 これらのディレクトリには、シンボリックリンクが含まれます。ディレクトリをコピーする際は、シンボリックリンクも正しく指定されていることを確認してください。
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/common/lib
ディレクトリからユーザーのコンテナ上のグローバルライブラリディレクトリへ、次の JAR ファイルをコピーします。
axis.jar
commons-discovery.jar
commons-logging.jar
jaxrpc.jar
saaj.jar
xerces.jar
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/common/classes
ディレクトリからユーザーのコンテナ上のグローバルクラスディレクトリへ、次のクラスファイルをコピーします。
com/tarantella/tta/webservices/client/listener/SSListener.class
Resources.properties
ファイルに基づいて、Web サービス要求の送信先となるサーバーとポートを判断します。これは現在、http://localhost
に設定されています。sgd/WEB-INF/classes/com/tarantella/tta/webservices/client/apis
ディレクトリ内の Resources.properties
ファイルを編集します。http://localhost:port
を http://server:port
で置き換えます。ここで、server は SGD サーバーの DNS 名、port は SGD Web Server の待機先となるポートです。そのプロパティーファイルに含まれる Web サービスごとに、これを行います。注 サードパーティー認証を使用する場合、再配置された Webtop に対して、新規の信頼されているユーザーの設定を行うことができます。
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