Secure Global Desktop 4.40 管理者ガイド
> ユーザーと認証
> 異なるロケールのユーザーの操作
SGD をインストールしたとき、Webtop、Sun Secure Global Desktop Client、およびログインスクリプトで使用されるデフォルトの言語は、英語です。Secure Global Desktop 管理者 は、SGD を設定することで、次のように異なるロケールのユーザーへのサポートを追加できます。
この方法については、以降の節で説明します。
デフォルトでは、SGD Web Server の開始画面 (http://server.example.com
) は英語で表示されます。開始画面のデフォルト言語を変更するには、このディレクトリの別のインデックスページにリンクするように、シンボリックリンク /opt/tarantella/webserver/apache/<version>/htdocs/index.html
を修正します。たとえば、デフォルトの開始画面を日本語で表示するには、index_ja.html
ページにリンクします。
ユーザーが Web ブラウザを使って http://SGD-server/sgd
という URL にログインして、ログインダイアログおよび Webtop のメッセージに使用されるデフォルト言語は、次のファイルの m_defaultLang = "en";
行によって制御されます。
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/webapps/sgd/resources/jsp/localeutils.jsp
デフォルト言語を変更するには、この行の "en"
を次のサポートされる言語のいずれかの言語識別子に置換します。
言語 | 識別子 |
---|---|
英語 | en |
フランス語 | fr |
日本語 | ja |
韓国語 | ko |
簡体字中国語 | zh_CN |
繁体字中国語 | zh_TW |
デフォルトの言語は、ユーザーのクライアントプロファイルの「言語の選択」によっても制御されます。コマンド行から SGD Client が起動する場合 (SGD Client が統合モードのときなど) は、SGD Client、ログインダイアログ、および Webtop に表示されるメッセージには常に、プロファイルに指定されている言語が使用されます。Secure Global Desktop 管理者 は、組織階層のプロファイルを編集することにより、デフォルト言語を設定できます。
注 特定のロケールのテキストを表示するには、対応するフォントがクライアントデバイスにインストールされている必要があります。
ユーザーは、次の方法でデフォルト言語を上書きできます。
http://SGD-server
) で、ページ上部にある旗のいずれかをクリックして言語の選択を選択してから、「ログイン」をクリックしてその言語の Webtop にアクセスします。注 ユーザーのクライアントプロファイルで指定されたログイン URL (通常は http://SGD-server/sgd
) を変更する必要はありません。
http://SGD-server/sgd/index.jsp?langSelected=lang
です。lang
は上の表のいずれかの言語識別子です。ユーザーはこの URL を手動で Web ブラウザに入力できます。
注 ユーザーのクライアントプロファイルで指定されたログイン URL (通常は http://SGD-server/sgd
) を変更する必要はありません。
-preferredlanguage lang
コマンド行引数を使って言語を設定します。lang
は上の表の言語識別子のいずれかです。この引数は、ショートカットおよびシェルスクリプトで使用できます。
注 ユーザーのクライアントプロファイルで指定されたログイン URL (通常は http://SGD-server/sgd
) を変更する必要はありません。
アプリケーションサーバーにおいて、SGD で提供されるログインスクリプトは、デフォルトで英語のシステムプロンプトをサポートします。管理者 は、次に示す方法を使って、ほかの言語のシステムプロンプトのサポートを追加できます。
vars.exp
ログインスクリプトを編集して、定義されている英語プロンプトごとに翻訳を追加します。すべてのプロンプトを翻訳する必要はありません。英語と異なるプロンプトだけを翻訳してください。このファイルに含まれる例を参照することをお勧めします。また、クライアントやユーザーのロケールに合わせて、変数、文字列、およびエラーメッセージセクションの翻訳を追加することもできます。vars.exp
で定義されているロケールに一致するように設定します。入力方式 (IM) はプログラムまたはオペレーティングシステムコンポーネントであり、キーボードにない文字や記号をユーザーが入力できるようにします。Microsoft Windows プラットフォームでは、IM は Input Method Editor (IME) と呼ばれます。
アプリケーションの実行中、TTA_PreferredLocale
、TTA_HostLocale
、または LANG
(アプリケーション環境によって上書き) のいずれかの環境変数が IM を必要とするロケールに設定されている場合、SGD は IM を有効にします。IM を必要とするロケールは、vars.exp
ログインスクリプトで定義されている IM_localeList
変数によって制御されます。デフォルトでは、IM はすべての日本語、韓国語、および中国語ロケールで有効になっています。ほかのロケールで IM を有効にするには、vars.exp
を編集して、IM_localeList
変数にロケールを追加する必要があります。
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