この節の内容は次のとおりです。
AnswerBook2 はサンが提供するオンラインのマニュアルシステムです。AnswerBook2 は SGML ソースマニュアルとこれを表示するサーバーソフトウェアからなり、HTML 3.2 をサポートする任意の Web ブラウザからアクセスできます。AnswerBook2 機能の詳しい説明は、『Solaris 7 インストールライブラリ (SPARC 版)』の「AnswerBook2 製品の概要」か『Solaris 7 インストールライブラリ (Intel 版)』の「AnswerBook2 製品の概要」を参照してください。AnswerBook2 を使ってマニュアルを表示する方法については、『Solaris 7 インストールライブラリ (SPARC 版)』の「基本操作」か『Solaris 7 インストールライブラリ (Intel 版)』の「基本操作」を参照してください。
AnswerBook サーバーソフトウェアは、Solaris と Trusted Solaris のどちらのオペレーティング環境にもインストールできます。サーバーホストで Solaris 7 オペレーティング環境を実行している場合は、Solaris 7 Documentation CD の AnswerBook2 サーバーソフトウェアを使用し、『Solaris 7 インストールライブラリ (SPARC 版)』の「文書サーバー用ソフトウェアをインストールする」か『Solaris 7 インストールライブラリ (Intel 版)』の「文書サーバー用ソフトウェアをインストールする」の手順に従ってください。サーバーホストで Trusted Solaris 7 オペレーティング環境を実行している場合は、Trusted Solaris Documentation CD の AnswerBook2 サーバーソフトウェアを次の手順に従ってインストールします。
システム管理者 (admin) 役割になって ADMIN_LOW ワークスペースに移動します。
必要に応じて『Trusted Solaris 管理の手順』の「特定の役割への移行と役割ワークスペースでの操作」を参照してください。
CD-ROM デバイスを割り当てます。
デバイスの割り当て方については、必要に応じて『Trusted Solaris 管理の手順』の「デバイスの管理手順」を参照してください。
プロファイルシェルで、文書サーバーのパッケージがあるディレクトリに移動します。
次のパスの architecture には、現在のホストのアーキテクチャに従って i386 (Intel の場合) か sparc を指定します。
$ cd /cdrom/admin/ja_trusted_sol_7_doc/Trusted_Solaris_7_Doc/architecture/Product |
たとえば、次のコマンドでは、SPARC 版 AnswerBook サーバー用のサーバーソフトウェアパッケージがあるディレクトリに移動します。
$ cd /cdrom/admin/ja_trusted_sol_7_doc/Trusted_Solaris_7_Doc/sparc/Product |
pkgadd(1M) を実行し、 3 つのサーバーソフトウェアパッケージを選択します。
$ pkgadd -d . |
SUNWab2r (0.25M バイト) - ルートパーティションにインストールします。構成ファイルと起動ファイルが含まれています。
SUNWab2s (1.50M バイト) - マニュアルの処理を行う共有ファイルが含まれています。
SUNWab2u (35.00M バイト) - サーバー機能や管理機能用の実行可能ファイルとバックエンド処理ファイルが含まれています。
インストールの際、answerbook2 プロファイルのエントリがローカルホストの /etc/security/tsol/tsolprof に自動的に作成されます。NIS+ を使ってユーザーや役割の管理を行う場合は、手順 5 を行なって、answerbook2 プロファイルを NIS+ 経由で管理者役割に割り当てできるようにします。
NIS+ を使用する場合は、answerbook2 プロファイルを NIS+ tsolprof テーブルに追加します。
AnswerBook2 サーバーの起動や停止を手動で行う場合は、AnswerBook2 プロファイルをシステム管理者 (admin) 役割に追加します。
ユーザーマネージャにアクセスしたり、プロファイルをアカウントに追加したりする方法については、必要に応じて『Trusted Solaris 管理の手順』の「ユーザーアカウントや役割アカウントの設定と変更」を参照してください。
セキュリティ管理者役割になって ADMIN_LOW ワークスペースに移動します。
ユーザーマネージャを起動し、ネームサービスを選択します。
NIS+ を使ってユーザーを管理する場合は、NIS+ を選択してプロファイルの割り当てを tsoluser NIS+ テーブルに格納します。NIS+ ドメインでは、admin は tsoluser の NIS+ テーブルだけに定義されます。「なし」を選択すると、answerbook2 プロファイルの割り当てはローカルの tsoluser ファイルに格納されます。
admin 役割の名前をダブルクリックします。
ユーザーマネージャナビゲータで「プロファイル」ボタンをクリックして「プロファイル」ダイアログボックスを表示します。
answerbook2 プロファイルを「選択済み」リストに移動し、「了解」をクリックします。
ダイアログボックスが終了したら、「完了」ボタンをクリックしてナビゲータを閉じます。次に「ファイル」メニューの「終了」を選択してユーザーマネージャを終了します。
インストールが終了したらサーバーを起動します。
具体的には、手順 6 (1 つ前の手順) で、セキュリティ管理者役割が answerbook2 プロファイルをシステム管理者役割に追加している場合は、/etc/init.d/ab2mgr start コマンドを入力してサーバーを起動します。それ以外の場合は、リブートしてサーバーを起動します。
$ reboot |
または
$ /etc/init.d/ab2mgr start |
AnswerBook2 サーバーに、表示する AnswerBook2 コレクションをインストールします。
詳細については 「AnswerBook2 マニュアルコレクションをインストールするには」を参照してください。
AnswerBook2 マニュアルコレクションは、Trusted Solaris 7 Documentation CD や Solaris 7 Documentation CD、またはその他の場所からインストールできます。
システム管理者役割になって ADMIN_LOW ワークスペースに移動します。
必要に応じて『Trusted Solaris 管理の手順』の「特定の役割への移行と役割ワークスペースでの操作」を参照してください。
文書 (Documentation) CD からインストールする場合は、CD を CD-ROM デバイスに挿入し、デバイスを割り当てます。
デバイスの割り当て方については、『Trusted Solaris 管理の手順』の「デバイスの管理手順」を参照してください。
文書コレクションのパッケージがあるディレクトリに移動します。
Trusted Solaris 7 Documentation CD からインストールする場合は、次のパスを使用します。
$ cd /cdrom/admin/trusted_sol7_doc/Trusted_Solaris_7_Doc/common/Product |
pkgadd(1M) インストールユーティリティを実行し、インストールする文書コレクションのパッケージを選択します。
$ pkgadd -d . |
Trusted Solaris 7 Documentation CD に含まれている文書コレクションのリストを見るには、CD の README_ja.html か README_ja.txt ファイルを表示します。
Trusted Solaris Documentation CD からインストールする場合は、Trusted Solaris AnswerBook (SUNWjtab)、Trusted Solaris リファレンスマニュアルの AnswerBook (SUNWjtamn)、Solstice Adminisuite 2.3 の AnswerBook (SUNWjadac)、Solaris 7 8/99 AnswerBook (SUNWahwja) の中から必要なコレクションを選択します。
AnswerBook2 サーバーソフトウェアが動作していることを確認します。
AnswerBook2 サーバーソフトウェアが動作しているかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
$ telnet localhost 8888 |
「Connected to localhost (localhost に接続されています)」というメッセージが表示されれば、サーバーは動作しています。「Control ]」を入力し、telnet> プロンプトが表示されたら「q」を入力して telnet を終了します。
Connected to to 127.0.0.1... /* Control ] */ telnet> q |
AnswerBook2 サーバーを起動する必要がある場合は、ab2mgr start かリブートを実行します。
具体には、手順 6 で、セキュリティ管理者役割になって answerbook2 プロファイルをシステム管理者 (admn) 役割に追加している場合は、/etc/init.d/ab2mgr start コマンドを入力してサーバーを起動します。それ以外の場合は、リブートしてサーバーを起動します。
$ reboot |
または
$ /etc/init.d/ab2mgr start |
文書コレクションを Trusted Solaris 7 Documentation CD 以外の場所からインストールする場合に、コレクションがサーバーのデータベースに自動的に追加されないときは、次のコマンドを使用します。
$ /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o add_coll -d path_to_collection |
path_to_collection には、collinfo ファイル (AnswerBook2 コレクションの場合) か ab_cardcatalog ファイル (AnswerBook1 コレクションの場合) の場所を示す絶対パスを指定します。
インストールしたはずのコレクションパッケージが見つからない場合は、ab2admin -o scan コマンドを使ってコレクションの場所を見つけ、それをサーバーの文書データベースに追加します。
この手順は、ローカルにインストールされたパッケージの場合にのみ有効です。
$ /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o scan |
別のホストにある文書コレクションを使用する場合は、ab2admin -o add_coll コマンドに ab_cardcatalog ファイルか collinfo ファイルへの絶対パス名を指定します。
たとえば、文書サーバーを使って、別のシステムにある文書コレクションを表示させる場合は、次のように指定します。
$ ab2admin -o add_coll -d /net/other/books/SUNWdtad/collinfo |
この例の場合、他のホストが現在のホストとディレクトリを共有し、自動マウントが行われている必要があります。
この手順を使用するには、手順 6 に従ってセキュリティ管理者役割で answerbook2 プロファイルをシステム管理者役割に追加していなければなりません。