Trusted Solaris 環境のインストールと構成を行う場合には、実行可能ファイルをロードし、サイトのデータを入力し、構成変数を設定するだけでは十分ではありません。その他に、サイトのセキュリティポリシーに関連する決定を行うために、さまざまな背景知識が必要です。Trusted Solaris は、次の概念に基づく特別な環境です。
Solaris 環境での「スーパーユーザー」は存在しません。スーパーユーザーとしてログインしたり su コマンドでスーパーユーザーになることはできません。
ユーザーは自分のジョブを行うために必要なアプリケーションしか使用できません。
スーパーユーザーに割り当てられていた機能は、限られた数のユーザーに個別に割り当てられる、個々の「役割」に分割されています。
データのアクセスは、UNIX アクセス権の他に、機密ラベルと呼ばれる特別なセキュリティタグで制御されます。機密ラベルは、ユーザーや、データファイルやディレクトリなどのオブジェクトに割り当てられます。
セキュリティポリシーを無効にする機能は、特別なユーザーとアプリケーションに割り当てることができます。
Trusted Solaris 環境を理解するには、少なくとも『Trusted Solaris ユーザーズガイド』と『Trusted Solaris 管理の概要』を読む必要があります。さらに、「マニュアルセット」に記載されているその他のマニュアルを読むこともお勧めします。
インストール前には『Trusted Solaris のインストールと構成』をよく読んで、適切なインストール計画を立ててください。その他にも、インストールに役立つ情報が Solaris 7 インストールコレクションに記載されています。さらに、『Solaris 7 8/99 Sun Hardware Platform Guide』の次の各章にも重要な情報が記載されています。
『Solaris 7 8/99 Sun Hardware Platform Guide』の「Supported Sun Hardware」
「Updating the Flash PROM on the Ultra 1, Ultra 2, Ultra 450, and Sun Enterprise 450 Systems」
「Updating the Flash PROM on the Sun Enterprise 3 x 00, 4 x 00, 5 x 00, and 6 x 00 Systems」
64 ビット処理には、Ultra 1、2、450 システムと Sun Enterprise 450、3 x 00、4 x 00、5 x 00、6 x 00 システムの Flash PROM をアップグレードする必要があります。上の 2 つの章には、64 ビット処理を可能にするためのアップグレードをどのように行うかが述べられています。
『Solaris 7 8/99 Sun Hardware Platform Guide』の「Installing the Solaris Operating Environment With the SPARCstorage Array」
「Alternate Pathing 2.2 on the Sun Enterprise 10000 Server」と「Solaris 7 8/99 on the Sun Enterprise 10000 Server」は使用しないでください。これらの内容については、『Trusted Solaris 7 のインストールと構成 (Sun Enterprise 10000 版)』を参照してください。
Trusted Solaris 7 オペレーティング環境と Solaris 7 オペレーティング環境のインストールには多くの類似点がありますが、次の点では大きく異なります。
Solaris 環境から Trusted Solaris 環境にアップグレードすることはできません。
Solaris 環境と Trusted Solaris 環境では、必要なディスク容量が異なります。
Solaris Web Start によるインストールはサポートされません。
トラステッドシステムに必要なその他の手順については、『Trusted Solaris のインストールと構成』を参照してください。参照すべき関連マニュアルが示されています。