「アクティビティ」ページの「スケジュール計算レポート」ダイアログ・ボックスの「スケジュール計算設定」セクション

概要

このセクションでは、様々なスケジュール計算設定の構成を表示します。フィールドはすべて読取専用です。

画面要素

「プロジェクト間接続を無視」オプション

プロジェクト間のアクティビティ接続を無視するかどうかを決定します。

「後続作業の無いアクティビティはクリティカル」オプション

スケジュール計算時に後続作業のないアクティビティをクリティカルとしてラベル付けするかどうかを決定します。

「終了予定日を使用」オプション

アクティビティ終了日を終了予定日としてスケジュールするかどうかを決定します。

「計算時の進捗アクティビティのロジック」オプション

順序外の進捗がある依存アクティビティのスケジュール計算に使用するロジックのタイプを決定します。たとえば、「終了->開始」接続は、先行作業が終了していなくても後続作業が開始されます。

  • ロジック保持: 進捗アクティビティの残所要期間は、そのすべての先行作業が終了するまでスケジュール計算されません。
  • 進捗優先: スケジュール計算ではネットワーク・ロジックが無視され、アクティビティは遅れなしに進捗できます。
  • 実績日: 後方パスおよび前方パスは実績日を使用して計算されます。

「開始->開始ラグを計算」オプション

後続作業を開始する時期を決定します。開始→開始(SS)接続が存在し、先行作業の開始が前後する場合は、ラグが終了してすべての先行作業接続が完了するまで後続作業が遅れます。このオプションを使用して、先行作業の内部最早開始日からラグを減算するか、または実績開始日からラグを減算するかを指定します。

  • 最早開始日: 終了ラグを実績開始日と計算日の間の作業期間数として計算し、先行作業の内部最早開始日に残ラグを加算した日付を後続作業の開始日に決定します。このオプションは、先行作業で完了している作業量に応じて後続作業を開始する場合に選択します。
  • 実績開始日: 計算日に残ラグを加算した日付を後続作業の開始日に決定します。このオプションは、先行作業で完了している作業量に関係なく、先行作業の実績開始日からの経過時間に応じて後続作業を開始する場合に選択します。

「クリティカル・アクティビティに定義される総フロートの最大日数」フィールド

クリティカルなアクティビティを、予定日付の柔軟性に基づいて決定します。

「総フロート計算」オプション

次の方法に基づいて、すべてのアクティビティの総フロートを計算する方法を決定します。

  • 開始フロート: 最早開始日と最遅開始日の差(開始フロート=最遅開始日-最早開始日)。
  • 終了フロート: 最早終了日と最遅終了日の差(終了フロート=最遅終了日-最早終了日)。
  • 最小値: 最もクリティカルな値を使用する場合に選択します。これは、開始フロートおよび終了フロートの値より小さい値です。

「接続ラグに使用するカレンダ」リスト

接続ラグの計算に使用するカレンダ。新規アクティビティの既定カレンダは、「管理」>「カレンダ」ページ、またはP6 Professionalで指定します。

  • 先行作業カレンダ: 先行作業のカレンダに基づいてラグを計算します。
  • 後続作業カレンダ: 後続作業のカレンダに基づいてラグを計算します。
  • 24時間カレンダ: 週7日間および1日24時間の稼働時間を指定します。
  • プロジェクト既定カレンダ: 新規アクティビティの既定として指定されているカレンダを使用します。

「複数フロート・パスの計算」オプション

プロジェクトのスケジュール計算において、複数のクリティカル・フロート・パス(アクティビティの流れ)を計算するかどうかを決定します。「計算するパスの本数を指定」フィールドで、識別するクリティカル・フロート・パスの数を指定できます。このオプションを選択しない場合、残りのフィールドは編集できません。

「リソース・コストの再計算」オプション

複数の単価を使用するリソースまたはロール割当のコストを再計算するかどうかを決定します。

このオプションを使用すると、再計算される日付に単価変更が反映される場合に、コストが正確であることを確認できます。

操作方法

  1. "" 「プロジェクト」 をクリックします。
  2. 「プロジェクト」ナビゲーション・バーで、"" 「アクティビティ」 をクリックします。
  3. 「アクティビティ」ページで、「アクション」 メニューをクリックして「実行」 "" "" 「スケジューラ」 (F9)を選択します。
  4. 「スケジュール計算」ダイアログ・ボックスで、次の手順を実行します。
    1. オプションを設定し、「完了時にスケジュール計算のログを表示」オプションを選択します。
    2. 「スケジュール」をクリックします。
  5. 「スケジュール計算」ダイアログ・ボックスで、「スケジュール計算設定」セクションを展開します。

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