「アクティビティ・フォーム」ページの「全般」セクション

概要

このセクションでは、日付および所要期間を表示し、アクティビティに関してプロジェクト・マネージャと通信します。アクティビティのメイン・リソースに該当する場合は、この「全般」セクションを使用して、開始日、終了日、終了予定日を編集できます。

画面要素

「全般情報の編集」リンク

「全般」セクションに読取専用で表示されるアクティビティ情報を編集できます。

「アクティビティID」フィールド

アクティビティの一意の識別子。

システムで生成されます。

「アクティビティ名」フィールド

アクティビティの名前。アクティビティ名は一意である必要はありません。

「WBS」フィールド

選択したアクティビティに対応するWBSの名前。

「カレンダ」フィールド

リソースに対して選択したカレンダの名前。

「メイン・リソース」オプション

対応するリソースがアクティビティのメイン・リソースかどうかを決定します。

通常、メイン・リソースとは、アクティビティでの作業全般およびアクティビティのステータス更新に対する責任者です。

「アクティビティ・タイプ」フィールド

アクティビティのタイプ。

  • タスク依存: アクティビティは、割り当てられたリソースのカレンダではなく、アクティビティのカレンダを使用してスケジュールされます。アクティビティの所要期間を自分自身で制御する場合(つまり、リソースが割り当てられない場合)、または同じアクティビティに割り当てられている1つ以上のリソースが、同じカレンダに従って作業可能な場合は、タスク依存を選択します。アクティビティは、リソースのカレンダではなく、アクティビティのカレンダに従ってスケジュールされます。たとえば、コンクリートを固めるアクティビティがあるとします。この場合、タスクに要する時間はわかっており、リソースを追加してもタスクの完了は早くなりません。このアクティビティは、タスク依存として設定します。
  • リソース依存: アクティビティは、割り当てられたリソースのカレンダを使用してスケジュールされます。このタイプは、複数のリソースがアクティビティに割り当てられているが、リソースが別々に作業する場合に使用されます。アクティビティのカレンダではなく、各リソース固有のタイム・スケジュール(リソース・カレンダ)に従ってリソースをスケジュールする場合は、リソース依存を選択します。割当済リソースが利用可能かどうかは、アクティビティの開始日と終了日で決まります。通常、このタイプを使用するのは、同じアクティビティに割り当てられた複数のリソースが個別に作業可能な場合、またはリソースの空き時間がアクティビティの所要期間に影響を与える可能性がある場合です。たとえば、検査員が必要なアクティビティは、そのリソースが複数のプロジェクトに割り当てられている場合や休暇中の場合は、遅延する可能性があります。
  • 開始マイルストンまたは終了マイルストン: マイルストン・アクティビティは、所要期間がゼロでリソースが割り当てられないアクティビティであり、重要なプロジェクト・イベントをマークします。アクティビティがプロジェクト内の主要ステージの開始または終了をマークしていることを示す場合は、開始マイルストンまたは終了マイルストンを選択します。マイルストンの所要期間はゼロです。経費を割り当てることはできますが、リソースを割り当てることはできません。オフィスビルの増築プロジェクトの場合、マイルストンの例には、プロジェクト定義完了、構造完了、入札終了プロセスなどがあります。
  • 工程依存: アクティビティの所要期間がその依存アクティビティによって決まる、通常は管理タイプのアクティビティです。アクティビティの所要期間がその先行作業または後続作業(あるいはその両方)のアクティビティに依存することを示す場合は、工程依存を選択します。工程依存アクティビティは通常、事務作業、変更管理、プロジェクト管理タスクなど、進行中のアクティビティです。たとえば、サイト・クリーン・アップは、工程依存アクティビティと考えられます。これは、繰返し発生し、あるフェーズの完了に依存するためです。

    WBSサマリー: 日付、所要期間および進捗率の値を、共通のWBSコード・レベルを共有するアクティビティのグループごとにロールアップするために使用されるアクティビティです。アクティビティがサマリーレベルのWBSアクティビティであることを示す場合は、「WBSサマリー」を選択します。WBSサマリー・アクティビティは、共通のWBSレベルを共有するアクティビティのグループを表します。サマリーレベルのWBSアクティビティを使用すると、アクティビティ・グループに対する日付のロールアップが可能になります。WBSサマリー・アクティビティの所要期間は、グループ内の最早アクティビティの開始から最遅アクティビティの終了までです。WBSコードによって、どのアクティビティがWBSサマリー・アクティビティを構成するかが制御されます。P6では、WBSサマリー・アクティビティのWBSコードのコンポーネントを共有するアクティビティが、WBSサマリー・アクティビティに組み込まれます。たとえば、WBSコードがAで始まる(A.1、A.1.1、A.1.2など)すべてのアクティビティによって、WBSコードがAのWBSサマリー・アクティビティを構成できます。その下位で、WBSコードがA.1で始まる(A.1.1、A.1.2など)すべてのアクティビティによって、WBSコードがA.1のWBSサマリー・アクティビティを構成できます。

「所要期間タイプ」フィールド

アクティビティの所要期間タイプ。

  • 単位工数固定: アクティビティの所要期間や工数が変化しても、リソースの単位工数は変化しません。この所要期間タイプは、期間あたりの生産性が一定の固定されたリソースがアクティビティに割り当てられている場合に使用します。
  • 所要期間と単位工数固定: 工数やリソースの単位工数が変化しても、アクティビティの所要期間は変化しません。この所要期間タイプは、割り当てられるリソースに関係なく、一定の期間内にアクティビティを完了する場合に使用します。
  • 工数固定: 所要期間やリソースの単位工数が変化しても、アクティビティの工数は変化しません。この所要期間タイプは、総作業量が固定されていて、リソースを増加することによってアクティビティ所要期間を短縮できる場合に使用します。

「進捗率タイプ」フィールド

アクティビティの進捗率の計算方法。

「自動実績計算」オプション

計画コストとアクティビティの進捗率に基づいて経費の実績工数と残工数を計算するかどうかを決定します。

「開始」オプション

アクティビティが開始したかどうかを判別します。

「終了」オプション

アクティビティが完了したかどうかを判別します。

「残所要期間」フィールド

アクティビティの残開始日からアクティビティの残終了日までの総作業時間。

残作業時間は、アクティビティのカレンダを使用して計算されます。アクティビティの開始前は、残所要期間は計画所要期間と同じです。アクティビティが完了すると、残所要期間はゼロになります。

「総所要期間」フィールド

アクティビティの実績所要期間に残所要期間を加算した値。

「進捗率」フィールド

アクティビティの進捗率。

この値は、アクティビティの進捗率タイプの設定が所要期間、工数または業績のいずれであるかに応じて、アクティビティの所要期間進捗率、工数進捗率または業績進捗率に関連付けられます。範囲は常に0から100です。

操作方法

「ワークグループ・ワークスペース」ページから、次の手順を実行します。

  1. "" 「プロジェクト」 をクリックします。
  2. 「プロジェクト」ナビゲーション・バーで、"" 「ワークスペース」 をクリックします。
  3. 「ワークスペース」ページで、アクティビティが含まれているポートレットを展開します。
  4. ポートレットで、アクティビティをクリックします。
  5. 「アクティビティ・フォーム」ページで、「全般」セクションを展開します。

「ダッシュボード」ページから、次の手順を実行します。

  1. "" 「ダッシュボード」 をクリックします。
  2. 「ダッシュボード」ページで、「ダッシュボード」タブを選択します。
  3. 「ダッシュボード」タブで、アクティビティが含まれているポートレットを展開します。
  4. ポートレットで、アクティビティをクリックします。
  5. 「アクティビティ・フォーム」ページで、「全般」セクションを展開します。

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