Oracle Business Intelligence Publisherインストレーション・ガイド リリース10.1.3.2.1 E05416-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
この章では、BI PublisherサーバーをOC4Jインスタンスやその他のJ2EEアプリケーション・サーバーに正常にインストールした後で実行する、必須または任意の作業について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
インストール後のチェック・リスト
スケジューラ・データベースの構成
デモ用データソースの構成
Oracle BI Publisher Desktopのインストール
BI Publisherのインストールを完了するには、次の作業を実行します。
スケジューラ・データベースの構成
JDBCのデモ用データソースの構成
ファイルのデモ用データソースの構成
BI Publisher Desktopのインストール
レポートをスケジュールするには、データベースを構成してBI Publisherのスケジューラ・スキーマをインストールする必要があります。サポートされているデータベースの一覧については、「環境要件」を参照してください。
次に示すスケジューラの設定オプションについては、後続の各項で詳しく説明します。
Oracle AS/OC4J 10.1.3またはTomcat上のOracle Database
Oracle AS/OC4J 10.1.3上のMicrosoft SQL Server
Tomcat上のMicrosoft SQL Server
BI Publisher用にOracle Database 10gを構成する手順は次のとおりです。
データベースで、connectおよびresource権限を持つユーザーを作成します(例: bipubsched)。
管理者権限を持つユーザーとしてBI Publisherにログインし、「Admin」タブを選択します。
「System Maintenance」で「Scheduler Configuration」を選択します。
接続先のOracle Databaseとユーザーについてのデータベース接続情報を入力します。
Database Type: 10g
Connection String: jdbc:oracle:thin://<hostname>:<port#>:<oracle SID>
Username/Password: データベース・ユーザー用(例: bipubsched)
Database Driver Class: oracle.jdbc.driver.OracleDriver
「Test Connection」ボタンをクリックして、接続情報が有効であることを確認します。
「Install Schema」ボタンをクリックして、スケジューラ・テーブルをインストールします。
BI Publisherアプリケーションを再起動します。
「デモ用データソースの設定」に進みます。
重要: Microsoft SQL Serverデータベースは、Mixed Mode認証を使用して設定されている必要があります。
データベースでユーザーを作成してから、そのユーザーにdb_ownerロールを割り当てます。
DataDirect JDBCドライバをダウンロードします。
Oracleでは、Oracle以外のデータベース用にOracle DataDirectというJDBCドライバを用意しています。このドキュメントでは、Oracle DataDirectバージョン3.4を使用します。詳細は、次のリンクを参照してください。また、このリンクからドライバをダウンロードします。
DataDirect JDBCドライバのダウンロード元
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/htdocs/utilsoft.html
OC4JでDataDirectを設定します。
詳細は、『Oracle Containers for J2EEサービス・ガイド』を参照してください。
OC4JでDataDirect JDBCドライバを登録します。
OC4J Application Server Control(ASC)を起動します。
「管理」タブを選択し、「共有ライブラリ」をクリックします。
「共有ライブラリ」ページで「作成」をクリックします。
「共有ライブラリ名」(たとえば、jdbc.datadirect)および「共有ライブラリのバージョン」(たとえば、1.0)を入力します。
次のJDBCドライバ・ファイルをアップロードし、「OK」をクリックします。
YMbase.jar
YMresource.jar
YMulti.jar
YMdb2.jar
YMsybase.jar
YMsqlserver.jar
「共有ライブラリのインポート」ページで、oracle.xmlおよびoracle.toplinkを選択します。「終了」をクリックします
アプリケーションを再デプロイします。
Enterprise Managerの「Application Server Control」ページで、「アプリケーション」タブを選択し、「デプロイ」をクリックします。
「アーカイブの選択」の「アーカイブの場所」フィールドで、xmlpserver.earファイルを参照して選択します。「次へ」をクリックします。
アプリケーション属性を入力します。
例:
「アプリケーション名」: xmlpserver
「親アプリケーション」: default
「サイトへのWebモジュールのバインド」: default-web-site
「コンテキスト・ルート」: xmplserver
「次へ」をクリックします。
「デプロイ設定」で「クラスのロードの構成」タスク・アイコンをクリックします。
「クラスのロードの構成」ページで、作成した共有ライブラリ(jdbc.datadirect)を選択し、oracle.toplinkの選択を解除して、「OK」をクリックします。
「デプロイ設定」ページで、「デプロイ」をクリックしてアプリケーションをデプロイします。
アプリケーションを再起動します。
BI Publisherで、Microsoft SQL Serverデータベースへの接続を設定します。
BI Publisher Enterpriseに管理者としてログインし、「Admin」タブをクリックして「Scheduler Configuration」をクリックします。
SQL Server情報を入力し(詳細は次を参照)、「Apply」をクリックして情報を保存します。
Database Type: Microsoft SQL Server
Connection String: jdbc:oracle:sqlserver://<hostname>:<port#>;DatabaseName=<database name>;selectMethod=cursor
Username/Password: データベース・ユーザーのユーザー名とパスワード
Database Driver Class: com.oracle.ias.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver
「Test Connection」ボタンをクリックします。
正しく接続されたら、「Install Schema」をクリックしてスケジューラ・スキーマをインストールします。
BI Publisherアプリケーションを再起動して、変更を有効にします。
「デモ用データソースの設定」に進みます。
TomcatでMicrosoft SQL Server 2000用JDBCドライバを登録します。
Microsoft SQL Server 2000用JDBCドライバは、次の場所からダウンロードできます。
Microsoft SQL Server 2000用JDBCドライバを登録する方法は次のとおりです。
$CATALINA_HOME/common/libディレクトリに、JDBCドライバ・ファイルを追加します。
Microsoft SQL Server 2000用の次のJDBCドライバ・ファイルを追加します。
msbase.jar
mssqlserver.jar
msutil.jar
BI Publisherで、Microsoft SQL Serverデータベースへの接続を設定します。
BI Publisher Enterpriseに管理者としてログインし、「Admin」タブをクリックして「Scheduler Configuration」をクリックします。
SQL Server情報を入力し(詳細は次を参照)、「Apply」をクリックして情報を保存します。
Database Type: Microsoft SQL Server
Connection String: jdbc:oracle:sqlserver://<hostname>:<port#>;DatabaseName=<database name>;selectMethod=cursor
Username/Password: データベース・ユーザーのユーザー名とパスワード
Database Driver Class: com.oracle.ias.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver
「Test Connection」ボタンをクリックします。
正しく接続されたら、「Install Schema」をクリックしてスケジューラ・スキーマをインストールします。
BI Publisherアプリケーションを再起動します。
「デモ用データソースの設定」に進みます。
BI Publisherには、サンプルとして表示および実行可能なデモ用のレポート・セットがあります。
サンプル・レポートでは、ファイルベース・データソースとJDBCデータソースが使用されています。データソースを構成するには、次の手順を実行します。
XMLPディレクトリには、DemoFilesデータソース・ディレクトリがあります。このフォルダをファイルベース・データソースとして設定する手順は次のとおりです。
インストール内のDemoFilesディレクトリを見つけます。
例: C:\OracleBI\xmlp\XMLP\DemoFiles
手動でのインストールを実行した場合、XMLPディレクトリは、「BI Publisherリポジトリの構成とフォントのコピー」の手順でコピーした場所に配置されます。
管理者資格証明でBI Publisherにログインします。
「Admin」タブを選択します。
「Data Sources」セクションで「File」を選択します。
demo filesという名前のデータソースを選択します。
DemoFilesフォルダへのパスを入力します。
例: C:\OracleBI\xmlp\XMLP\DemoFiles
「Apply」をクリックして変更を保存します。
注意: デモ用データソースでは、サンプル・スキーマがインストールされたOracle Databaseに接続する必要があります。また、ユーザーHRとOEをロック解除しておく必要があります。
「Admin」タブを選択します。
「Data Sources」セクションで「JDBC Connection」リンクを選択します。
demoという名前のデータソースを選択します。
「Update Data Source」画面で、OEユーザーのロックが解除されているOracle 10gデータベースを指すように接続文字列を変更します。
「Test Connection」ボタンをクリックして、BI Publisherがデータベースにアクセスできることを確認します。
「Apply」をクリックして変更を保存します。
Oracle BI Publisher Desktopツールは、レポート・レイアウト・テンプレートの設計ユーザーによる使用を推奨します。
BI Publisher Desktopツールは、次の方法で入手可能です。
重要: Template Builder for WordまたはExcelアナライザの旧バージョンがインストールされている場合は、新しいバージョンをインストールする前にその旧バージョンを削除しておく必要があります。
アプリケーションからの入手方法
Oracle BI Publisher Template Builder for Microsoft Wordアドインは、BI Publisherの管理者ロールまたは開発者ロールを持つユーザーであれば、だれでもBI Publisherアプリケーションからインストールできます。ダウンロード・リンクは、「Folder and Report Tasks」領域に表示されます。詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド』の「Template Builder for Wordを使用したRTFテンプレートの作成」を参照してください。
Excelアナライザは、「View」ページで「Analyzer for Excel」ボタンが最初に選択されたときに、必要に応じてダウンロードされます。詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド』の「BI Publisher Analyzer for Excelの使用」を参照してください。
Oracle BI Publisher Template Builder for Microsoft Wordアドインは、次に示すように、インストール・メディアからも入手できます。
\manual\XMLP\Tools\にナビゲートして、インストール用の実行可能ファイルBIPublisherDesktop.exeを起動します。インストーラのプロンプトに従ってください。