P6 Web Accessのドキュメントマネジメント機能を使用すると、安全な環境でドキュメントの保存、編成、管理、アクセスを行うことができます。ドキュメントとは自分のコンピュータで作成するファイルまたは成果物であり、Primaveraの作業環境に追加します。
利用できるドキュメント管理機能は、Primavera設定によって決まります。P6 Web Accessでコンテンツリポジトリを使用するように設定されている場合、P6 Web Accessで高度なドキュメント管理(チェックイン、チェックアウト、ドキュメントのレビューなど)をすべて行うことができます。コンテンツリポジトリが設定されていない場合、利用可能なドキュメント管理機能は、ドキュメントの追加、削除、ドキュメントへのアイテムの関連付けなどに限定されます。
このトピックでは以下の内容について説明します。
ドキュメントの機能(コンテンツリポジトリを使用)
ドキュメントタイプ
コンテンツリポジトリを設定してインストールされている場合、P6 Web Accessは一般的なドキュメントクラスを最大3つまでサポートします(プロジェクト、プライベート、およびワークグループ)。
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プロジェクトドキュメント
P6 Web AccessまたはProject Managementでプロジェクトに関連付けるドキュメントです。プロジェクトへのアクセス権を持つユーザは、プロジェクトにドキュメントを関連付けることができます。
プロジェクトワークスペースで、プロジェクトドキュメントポートレットからプロジェクトドキュメントを操作できます。適切なモジュールアクセスがある場合、[プロジェクト] > [ドキュメント]ページでプロジェクトドキュメントを操作することもできます(ユーザインタフェース画面にページが表示されている場合)。ワークグループのメンバは、ワークグループページのドキュメントポートレットからプロジェクトドキュメント(およびワークグループドキュメント)にアクセスできます。
具体的には、以下のような操作を実行できます。
- ドキュメントの追加
- プロジェクトドキュメントの削除
- プロジェクトドキュメント詳細の表示および編集
- プロジェクトドキュメントの表示
- プロジェクトドキュメントへのアイテムの関連付け
- ドキュメントに関するE-Mail通知
注意: P6 Web Accessがコンテンツリポジトリを設定してインストールされている場合、プロジェクトドキュメントポートレットでは、[ドキュメント]タブ内の非コンテンツリポジトリのプロジェクトドキュメントが別々に表示されます。
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プライベートドキュメント
個人的に使用するためにP6 Web Accessに追加するドキュメントです。プライベートドキュメントはどのプロジェクトにも関連付けられておらず、自分だけが使用できます。プライベートドキュメントはダッシュボードのドキュメントポートレットに追加できます。すべてのプライベートドキュメントは、ドキュメントポートレットの[プライベート]タブで保存されます。
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ワークグループドキュメント
特定のプロジェクトワークグループに追加されるドキュメントで、プロジェクトのサブセットとみなされます。このドキュメントは、ワークグループのメンバのみ利用できます。ワークグループドキュメントは、ワークグループページで、ドキュメントポートレットの[ワークグループ]タブに保存されます。
プロジェクトに対する権限を持つユーザ、または、招待ユーザは、ワークグループとその内容を参照できます。
ドキュメントの管理とアクセス
P6 Web Accessでは、ドキュメントの利用可能性とドキュメントで実行できるアクションはさまざまな要素によって決まります。
- ドキュメントのアクセスレベルには、プロジェクト、プライベート、またはワークグループがあります。
プロジェクトおよびワークグループドキュメントは、対応するプロジェクトまたはワークグループにアクセスできるユーザのみが利用できます。プライベートドキュメントは、P6 Web Access環境にドキュメントを追加したユーザだけが利用できます。 - ドキュメントには、コンテンツリポジトリと非コンテンツリポジトリがあります。
コンテンツリポジトリドキュメントでは、より広範な機能を利用できます。 - コンテンツリポジトリドキュメントの場合:ドキュメントのセキュリティポリシーとは
プロジェクトドキュメントのセキュリティポリシーによって、そのドキュメントに対して実行できるアクションが決定します(たとえば、ドキュメントの表示のみ可能など)。
高度なドキュメント管理機能
P6 Web Accessがコンテンツリポジトリを設定してインストールされている場合、より多くの機能を使用して、個人的な使用、または特定のプロジェクトやワークグループで使用するためにドキュメントを管理することができます。
コンテンツリポジトリを設定してインストールされている場合、以下の操作が可能です。
- プライベートドキュメントまたはワークグループドキュメントの追加
- プライベートドキュメントまたはワークグループドキュメントの削除
- プライベートドキュメントまたはワークグループドキュメント詳細の表示と編集
- プライベートドキュメントまたはワークグループドキュメントの表示
- プロジェクトメンバとのプライベートドキュメントおよびワークグループドキュメントの共有
- プロジェクトドキュメントのセキュリティポリシーの修正
コンテンツリポジトリ機能を使用することで、高度なドキュメントの管理を行えます。高度な機能の例として、ドキュメントのバージョン管理機能を使用してドキュメントへの共有アクセスを管理したり、プロジェクトドキュメントをフォルダ階層に編成したり、ドキュメントレビューを開始したり参加したりすることができます。具体的には、以下のような操作を実行できます。
- ドキュメントのダウンロード
- ドキュメントのチェックアウト、チェックイン、チェックアウトのアンドゥ
- ドキュメントの検索
- ドキュメント履歴の表示
- ドキュメントのバージョンの表示
- プロジェクトフォルダの追加、削除、名前変更
- 別のフォルダへのプロジェクトドキュメントの移動
- ドキュメントレビューの開始
- ドキュメントレビューの中断
- ドキュメントのレビュー
- ドキュメントに関するE-Mail通知
ドキュメントの機能(コンテンツリポジトリを使用しない)
P6 Web Accessでコンテンツリポジトリを使用するように設定されていない場合、プロジェクトドキュメントで限られた操作のみ実行できます。プライベートドキュメントとワークグループドキュメントは利用できません。
プロジェクトドキュメントは、P6 Web AccessまたはProject Managementでプロジェクトに関連付けるドキュメントです。プロジェクトへのアクセス権を持つユーザは、プロジェクトにドキュメントを関連付けることができます。
プロジェクトワークスペースで、プロジェクトドキュメントポートレットからプロジェクトドキュメントを操作できます。適切なモジュールアクセスがある場合、[プロジェクト] > [ドキュメント]ページでプロジェクトドキュメントを操作することもできます(ユーザインタフェース画面にページが表示されている場合)。
注意:コンテンツリポジトリが設定されていない場合、P6 Web AccessまたはProject Managementでプロジェクトに追加されたかどうかに関わらず、プロジェクトドキュメントポートレットで、プロジェクト名の下のリストにすべてのプロジェクトドキュメントが表示されます。
プロジェクトドキュメントで行える操作