カスタムポートレットを使用すると、ダッシュボード内のカスタムポートレットの内容としてURLを指定できます。必要な権限がある場合、プロジェクトワークスペース内のカスタムポートレットの内容を示すURLを指定することもできます。
カスタムポートレットを使用すると、ほかのOracle Primaveraアプリケーションやサードパーティアプリケーションに含まれている重要な情報を取り込むことができるように、ワークスペースを調整することができます。たとえば、カスタムポートレットを使用して以下の操作を行うことができます。
- 必要なデータを提供する内部またはサードパーティのアプリケーションをホストする、組織内サーバへのアクセス
- 商用Webサイトの表示
ダッシュボード1個につき最大50個のカスタムポートレット、プロジェクトワークスペース1個につき最大50個のカスタムポートレットを作成することができます。表示するよう選択したポートレットのみがダッシュボードまたはワークスペースに表示されます。
ヒント:ダッシュボード設定またはプロジェクトワークスペース設定で接続先URLを入力しなかった場合は、[URLが設定されていません。]というメッセージがカスタムポートレットに表示されます。下記の手順を実行して、カスタムポートレットの内容を指定してください。
ダッシュボードまたはプロジェクトワークスペース内のカスタムポートレットの内容を指定する
- ダッシュボードホームページでカスタムポートレットを定義するダッシュボードタブを選択してから、ダッシュボードの左上にある[カスタマイズ]をクリックします。
プロジェクトワークスペースでページの左上にある[カスタマイズ]をクリックします。
- カスタムポートレットを作成するには、[カスタムポートレット]セクションの[内容]タブで[追加]をクリックします。
- 表示するカスタムポートレットごとに、[カスタムポートレット]チェックボックスをオンにして、必要に応じて
をクリックしてオプションを展開します。
- [ポートレットタイトル]に、ポートレットのタイトルバーに表示する名前を入力します。
- 完全なURLを入力します。
内部アプリケーションまたはサードパーティアプリケーションにアクセスするときに、ユーザまたはプロジェクトを識別するキーワードを指定する必要がある場合、各ワークスペースで以下に示す構文を使用します。
注意:必要な情報にアクセスするときにURLにキーワードを含める必要があるかどうかわからない場合、システム管理者にお問い合わせください。
- [保存]をクリックします。
- ワークスペース内のカスタムポートレットの位置を指定するには、[レイアウト]タブをクリックします。カスタムポートレットの表示幅を選択してから、それをクリックしてページ上の適切な位置までドラッグします。
- ダッシュボードのアクセス設定を変更するには、[アクセス]タブをクリックします。
- [保存して閉じる]をクリックします。
ヒント:Webサイトの中には、ポートレット内にページを表示できないものもあります。この制約があるURLを指定した場合、カスタムURLがブラウザウィンドウ全体に表示され、P6 Web Accessにアクセスできなくなります。この問題を解決するには、ブラウザを閉じ、Oracle PrimaveraサーバのURLに以下のようなセーフモードパラメータを追加して、P6 Web Accessにログインしなおします。セーフモードのURLを入力したら、Enterキーを押して[ログイン]をクリックします。
http://serverIP:listenport/primaveraweb/
action/login?safemode=1
セーフモードでログインした場合、カスタムポートレットはロードできません。ダッシュボードをカスタマイズするか、またはプロジェクトワークスペースをカスタマイズして、カスタムポートレットURLを除去または修正します。次に、ログアウトしてセーフモードを終了し、標準のOracle PrimaveraサーバURLを使用してログインしなおします。
URL構文
括弧内のキーワードは、ログインユーザ、パスワード、開いているプロジェクトに対応するデータに動的に置き換えます。オプションのキーワード(USER、USER_ID、PASS、PROJ)の順序は関係ありません。
- {USER} - ログインしたユーザの名前
- {USER_ID} - ログインしたユーザのID
- {PASS} - ログインしたユーザのパスワード
- {PROJ} - 現在開いているプロジェクトの省略名
- {PROJ_ID} - 現在開いているプロジェクトの数値ID
ダッシュボード
http://www.hostname?user={USER}& pass={PASS}&userid={USER_ID}
プロジェクトワークスペース
http://www.hostname?user={USER}& pass={PASS}&userid={USER_ID}& proj={PROJ}&projid={PROJ_ID}