[ポートフォリオ]セクションの[ポートフォリオ分析]ページまたは[キャパシティ計画]ページでスコアカードをカスタマイズする場合、以下の3個のタブでオプションを選択できます。
- [列] - スコアカードに表示するデータ列を選択します。ソート順を指定することもできます。
- [グループ] - スコアカードで問題点をグループ化または分類する方法を選択します。
- [ウォータライン] - スコアカードのプロジェクトの分析に役立つウォータラインオプションを指定します。ウォータラインを表示することによって、プロジェクトを強制的にランク付けし、ソートと制約制限値を適用して2個のグループに分割することができます。
列
[表示するカスタム列の選択] - スコアカードに表示する情報列を選択して、必要なソートオプションを指定します。
- [利用可能列]リストで表示する情報列を選択してから矢印ボタンをクリックして、選択した列を[選択列]リストに移動します。[選択列]リストでフィールドが上から下に並んでいる順に、スコアカードで列が左から右に表示されます。列の順序を変更するには、上下矢印ボタンを使用してください。
ヒント:最大30個まで列を表示できます。
- [ソート:]ドロップダウンリストで、スコアカードですべてのプロジェクトをソートする方法を指定します。
ヒント:スコアカードにウォータラインを表示する場合は、[ウォータライン]タブで選択したソートフィールドがこのフィールドで選択した値よりも優先して使用されます。
- [ソート順]ドロップダウンリストでは、スコアカードでプロジェクトを昇順または降順のどちらでリストするかを選択できます。
ヒント:スコアカードにウォータラインを表示する場合は、[ウォータライン]タブで選択したソート順オプションがこのフィールドで選択した値よりも優先して使用されます。
- スコアカードで承認済プロジェクトだけでなく見込みプロジェクトも分析する必要がある場合は、[プロジェクト要求を表示]を選択します。このオプションを選択した場合、要求されたプロジェクトの値は全部の列に表示されるわけではありません。
注意:このオプションは、[キャパシティ計画]ページでは使用できません。また、スコアカードが表示されているページが手動ポートフォリオでフィルタされている場合は、要求されたプロジェクトの表示を選択しても、それらはスコアカードに表示されません。
グループ
[グループ化するフィールドの選択] - スコアカードでプロジェクトをグループ化するレベルまたはフィールドを最大10個まで選択します。選択したフィールドに同じ値が含まれているプロジェクトはすべてまとめて分類(グループ化)されます。
たとえば、プロジェクトステータスを基準にグループ分けをするように選択した場合、計画ステータスのすべてのプロジェクトがまとめて分類され、アクティブステータスのすべてのプロジェクトがまとめて分類され、休止ステータスのすべての問題点がまとめて分類され、What Ifステータスのすべてのプロジェクトがまとめて分類されます。
ヒント:グループ化オプションは、スコアカードにウォータラインを表示している場合は指定できません。ウォータラインの表示の詳細については、[ウォータライン]タブを参照してください。
- 階層フィールド(たとえば、責任者)でグループ化するよう選択している場合、[レベル]ドロップダウンリストを使用できます。このリストを使用して、グループ化する階層レベルの数を選択します。たとえば、責任者/OBS構造が5つのレベルで構成される場合、3番目のレベルについてのみグループ化するとします。この場合、OBSで下位のレベルに関連付けられているプロジェクトがレベル3のバンドの下にリストされます。
注意:複数の階層フィールドによるグループ化はできません。
スコアカードでは、選択されたグループ化レベルがそれぞれ配色バンドとともに表示されます。
- [バンド配色]ドロップダウンリストから、各グループ化レベルバンドで表示する背景色を選択できます。
- [テキスト]ドロップダウンリストでは、グループ化レベルバンドに表示するテキストの色を選択できます。
- [ソート順]ドロップダウンリストでは、グループ内のプロジェクトを昇順または降順のどちらでリストするかを選択します。
また、以下のチェックボックスオプションをオンまたはオフにして、各配色バンドに表示されるテキストをカスタマイズできます。
- [バンドにフィールドタイトルを表示] - 選択したグループ化レベルフィールド名とフィールド値を続けて表示します。たとえば、プロジェクトをプロジェクトステータスごとにグループ化するよう選択した場合、グループ化レベルのバンドには以下のテキストが表示されます。
プロジェクトステータス:[計画]
プロジェクトステータス:[アクティブ]
プロジェクトステータス:[休止]
プロジェクトステータス:[What If]
- [バンドにフィールドのロールアップを表示] - グループ化レベルのすべてのコスト、数値、整数、開始日、および終了日のフィールドについて集計情報を表示します。
ウォータライン
[スコアカード上にウォータラインを表示] - このチェックボックスをオンにすると、スコアカードにウォータラインが表示されます。ウォータラインレベルおよびソートオプションを指定するには、このチェックボックスをオンにする必要があります。
ウォータラインを表示すると、スコアカードのプロジェクトは、定義されている制約制限と指定したソートオプションに基づいてソートされ、2個のグループに分割されます。ウォータラインより上に位置し、白い背景色で表示されているプロジェクトは、それらの合計が制約制限値を満たしています。それ以外のプロジェクトはすべてウォータラインより下に薄い青の背景色で表示されます。
[ウォータラインレベル] - このセクションでは、スコアカードにリストされるプロジェクトに適用する制約制限条件を指定します。
制約制限値を定義するには
- [パラメータ]ドロップダウンリストでは、プロジェクトレベルを表す数値を選択します。
- 次に、[は]ドロップダウンリストから演算子を選択します。
- [値]フィールドで、制約制限条件文を構成する値を入力または選択します。
たとえば、特定のポートフォリオのすべてのプロジェクトに割り当てる金額の合計が100万ドルしかない場合、この予算限度額を表す制約制限を指定することができます。制約制限を定義するには、以下の手順を実行します。
[現行予算]は1,000,000以下です。
[ソート:] - スコアカードでプロジェクトをソートまたはランク付けする方法を指定します。
- [最初のランク付け]ドロップダウンリストで、スコアカードのプロジェクトのソートに使用するフィールドを指定します。これは必須のフィールドです。
ヒント:ここで選択したフィールドは、[列]タブで選択したソートフィールドよりも優先して使用されます。
- [次のランク付け]ドロップダウンリストでは、2番目のソートフィールドを指定します。このフィールドは、スコアカードで[最初のランク付け]ソートオプションで指定されたフィールドの値が等しいプロジェクトをソートするために使用されます。
- [ソート順]ドロップダウンリストで、スコアカードのプロジェクトを昇順または降順のどちらでソートするかを選択します。
ヒント:ここで選択したオプションは、[列]タブで選択したソート順よりも優先して使用されます。
上で定義した制約制限とここで定義したソートおよびソート順によって、それぞれのプロジェクトがウォータラインの上または下のどちらに位置するかが決まります。
たとえば、制約制限として定義した100万ドルの現行予算に特定のプロジェクトを追加する必要がある場合は、戦略的優先度を指定してプロジェクトをランク付けします。戦略的優先度を指定するには、[最初のランク付け]ドロップダウンリストで[戦略的優先度]を選択します。優先度が最も高いプロジェクトを最初に追加するには、昇順を選択します。
スコアカード画面に表示されたウォータラインによって、戦略的優先度が最も高い順にプロジェクトが強制的にランク付けされ、100万ドルの予算に収まるリストが作成されます。