手動で実績進捗を記録したり、Progress Reporterユーザからデータを収集するのではなく、スケジュール計画に基づいて予想される進捗を自動計算することができます。この手法は、自動実績計算と呼ばれるオプションを使用しており、短時間で簡単にプロジェクトを更新することができます。
自動実績計算オプションはアクティビティ、リソース、および経費でそれぞれ選択できるので、プロジェクトの要件に合わせて選択的に自動進捗計算を実行することができます。
詳細については、以下のトピックをクリックしてください。
アクティビティの自動実績計算
アクティビティの自動実績計算を選択すると、Web Accessは、実績日、進捗率、残所要期間、および実績/残工数を、すべての割当済リソースおよび経費について計算します。
アクティビティ自動実績計算オプションの設定
- [プロジェクト]セクションで作業するプロジェクトまたはプロジェクトグループを開きます。
- [プロジェクト]ツールバーの
をクリックし、[アクティビティ]ページを表示します。
注意:必要な場合、[自動実績計算]列を表示します。
-
[アクティビティ]ツールバーで[画面をカスタマイズ]
をクリックするか、Ctrl+F9を押して、[アクティビティ画面をカスタマイズ]ダイアログボックスを表示します。
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[列]タブを選択します。
-
[利用可能列]フィールドで[全般]の分類を展開します。
-
[自動実績計算]をダブルクリックして、[選択列]フィールドへ移動します。
-
[OK]をクリックします。
[アクティビティテーブル]に表示する列の選択については、アクティビティ画面の内容の選択および編成を参照してください。
- 必要に応じて個々のアクティビティの自動計算チェックボックスをオンにします。
- 終了したら、
(Ctrl+S) をクリックして変更を保存するか、
(Ctrl+Z) をクリックして編集をキャンセルします。
注意:アクティビティのタイムシートデータを収集している場合は、自動実績計算オプションを選択しないでください。アクティビティで自動実績計算を行う場合、プロジェクトを更新すると、アクティビティに割り当てられているすべてのリソースの 実績工数と残工数が自動的に更新されます。割り当てられているリソースがすでにProgress Reporter経由でアクティビティの実績をレポートしていた場合、レポートされたデータは自動計算の結果によって上書きされます。
アクティビティの、すべてではなく、一部のリソース割当の進捗だけを自動更新する必要がある場合は、アクティビティの[自動実績計算]オプションをオフにして、自動更新する特定のリソースに対してのみこのオプションをオンにします。
リソースの自動実績計算
注意:個々のリソースの[自動実績計算]オプションをオンにするには、P6 Web Accessの[リソース]セクションで利用できる機能に対するアクセス権、および特定のリソースにアクセスするためのリソースセキュリティ権限を持っている必要があります。
リソースの自動実績計算を行うことを選択した場合、リソースのすべての割当の実績工数と残工数が計算されます。
リソース自動実績計算オプションの設定
- リソースホームページで、リソースを選択します。
- [詳細]タブで[設定]をクリックします。
- [自動実績計算]チェックボックスをオンにします。
- [保存]をクリックします。
ヒント:最近作業したリソースのデータに簡単にアクセスするには、[リソース]グローバルナビゲーションタブで下矢印をクリックして、最近表示したアイテムのリストを表示します。
経費の自動実績計算
- アクティビティテーブルで、関連する経費の情報を表示するアクティビティを右クリックします。
- [経費]を選択します。[経費]ダイアログボックスが表示されます。
- [自動実績計算]列が表示されない場合、[列セレクタ]
をクリックし、[自動実績計算]を選択します。
- 経費アイテム名をクリックして、その詳細を編集します。
- [自動実績計算]チェックボックスをオンにします。
- [アクティビティ]ツールバーで[保存]
をクリックします。