ユーザインタフェース画面は、[ダッシュボード]、[ポートフォリオ]、[プロジェクト]、および[リソース]セクションから成るP6 Web Accessのカスタマイズされた画面であり、通常はロールに関連付けられます。プロジェクトで各ロールが必要とする機能は各産業および組織によって異なるため、各組織のユーザのニーズに合ったユーザインタフェース画面を作成します。ユーザインタフェース画面を使用することにより、P6 Web Accessの各機能へのアクセスも制限できます。
役割に応じて必要とする機能を表示し、必要でない機能を表示しないユーザインタフェース画面を作成できます。たとえば、組織内でプロジェクトマネジャがP6 Web Accessへのモジュールアクセスを持っており、スケジュールへのアクティビティの追加、プロジェクトの更新、およびベースライン計画に対するプロジェクトの進捗のトラッキングを行う責任があるとします。また、この組織では、問題点およびリスクのトラッキングは行わず、プロジェクトマネジャは、タイムシートの承認またはリソースの割当については責任がないとします。この場合、以下のようなユーザインタフェース画面を作成できます。
- [プロジェクト]セクションでは、[ワークスペース]、[アクティビティ]、[ツール]、[ドキュメント]、および[招待ユーザ]の各ページへのアクセスが可能。[チーム稼働]、[問題点]、[リスク]、および[問題点フォーム]の各ページは非表示。[アクティビティ]ページのアクティビティ詳細はその一部をユーザが修正可能。
- [リソース]および[ポートフォリオ]セクションでは、アクションメニュー項目へのアクセスは不可。
- [ダッシュボード]セクションでは、設定されたプロジェクトマネジャダッシュボードに加え、アクションメニューのすべての項目([タイムシート承認]を除く)へのアクセスが可能。
注意:ユーザに割り当てられているユーザインタフェース画面で指定されている設定よりも、管理者がユーザに付与したモジュールアクセスの方が常に優先されます。たとえば、ユーザに割り当てられている画面で、[リソース]セクションのアイテムへのアクセスが可能な場合でも、[リソース]セクションへのモジュールアクセスをユーザが持っていない場合、そのユーザは[リソース]セクションにアクセスできません。
ユーザインタフェース画面を作成する際、新しいユーザインタフェース画面を一から作成して設定するか、または既存画面をテンプレートとして使用して必要な調整を加えるかを選択できます。ユーザインタフェース画面ごとに、表示するタブ、タブアイコン、およびアクションメニュー項目を選択し、P6 Web Accessの各セクションでの表示順序を指定します。
また、P6 Web Accessのロール固有の設定をさらに強化するために、ユーザが作成したグローバルダッシュボードおよびマルチユーザダッシュボードをユーザインタフェース画面に割り当てることができます。ユーザインタフェース画面にマルチユーザダッシュボードを割り当てると、[ダッシュボードの作成]ページの[アクセス]タブの設定に従って、当該ダッシュボードへのアクセス権を持つユーザのみがそのダッシュボードを表示できます。ユーザインタフェース画面で[ダッシュボード管理]([ダッシュボード]アクションメニュー)へのアクセスを有効にしたユーザは、[ダッシュボード管理]ページを使用して、ダッシュボードを作成したり、ダッシュボードホームページに表示するダッシュボードを選択することができます。
組織内の役割に対応するユーザインタフェース画面を作成したら、作成した画面にユーザを割り当てます。各ユーザインタフェース画面にユーザを割り当てるとき、ユーザインタフェース画面に対して定義したオプションをユーザが編集できるようにするかどうかを指定できます。また、画面をまだ割り当てられていないすべての新規ユーザに割り当てる既定画面も選択できます。画面を割り当てられていない既存ユーザは、すべての機能にアクセスできます。
注意: ユーザインタフェース画面の作成はP6 Web Accessでしか行えませんが、画面へのユーザの割当はP6 Web AccessとProject Managementモジュールで行えます。Project Managementモジュールで画面にユーザを割り当てる方法については、Project Managementモジュールのヘルプまたは『P6アドミニストレータガイド』を参照してください。
画面を割り当てられたユーザは、[画面設定]タブで自分の画面設定を表示できます。ユーザインタフェース画面の編集権限を持つユーザは、自分のニーズに合わせて画面を修正できます。