問題点ポートレットをカスタマイズする際、以下の4つのタブでオプションを選択できます。
- [列] - 問題点がリスト形式で表示される場合に表示する情報の列を選択できます。このタブは、問題点のソート方法も選択できます。
- [フィルタ] - 特定の条件を満たす問題点を表示するためのカスタムフィルタを定義できます。
- [グループ] - 問題点の整列方法や分類方法を選択できます。
- [図] - グラフタイプとカラーテーマを選択できます。このタブでは、グラフ別の内容や基準となるフィルタ条件も表示されます。このタブは、図形式で問題点を表示するよう選択する場合のみ適用されます。
列
このタブにある[利用可能列]セクションでは、ポートレットに表示されるすべての問題点について表示する情報の列を選択します。全般情報、および問題点について存在する問題点コードや定義済フィールドを表示するように選択できます。問題点コードを表示するよう選択する場合、各問題点に割り当てられた問題点コード値がポートレットに表示されます。同様に、ユーザ定義フィールドを表示するように選択する場合、各問題点に割り当てるユーザ定義フィールド値が表示されます。
[選択列]リスト内で示すフィールドの上下の順序によって、ポートレットで列が左から右へ表示される方法が決まります。列の順序を変更するには、上下矢印ボタンを使用してください。
ヒント:ポートレットには常に問題点名が表示されるため、 [利用可能列]リストには表示されません。デフォルトの列を表示するには、[デフォルト]をクリックします。
[ソート]ドロップダウンリストで、すべての問題点をソートする方法を指定します。問題点名のほか、[選択列]リストに含まれる任意のフィールドでソートすることができますが、問題点の詳細や問題点数によるソートはできません。
[ソート順]ドロップダウンリストでは、問題点を昇順または降順のどちらでリストするかを選択できます。たとえば、ステータスによってグループ化し、降順でソートするように選択した場合、解決済(Closed)ステータスの問題点グループが最初に表示され、続いて保留中(On Hold)ステータスの問題点があり、その後に未解決(Open)ステータスの問題点グループが続きます。
ヒント:ソートの基準とする列見出しのリンクをクリックすることでも、問題点ポートレットでソートオプションを指定できます。
フィルタ
このタブでは、特定の条件を満たす問題点のみ表示するためのカスタムフィルタを作成することができます。デフォルトでは、すべてのプロジェクト問題点が表示されますが、カスタムフィルタを適用すると、必要な問題点だけを表示することができます。たとえば、フィルタ条件を指定して、優先度が高い問題点のみ表示することができます。選択したフィルタ条件は、リスト形式または図形式のいずれかで問題点を表示する場合に適用されます。
カスタムフィルタを作成する場合、[詳細]フィールドにフィルタの説明を入力します。詳細はポートレットの一番上に表示されます。これは必須フィールドで、最大100文字まで入力できます。
[フィルタ条件の選択:]ドロップダウンリストで選択し、指定したフィルタ条件のすべてまたはいずれかを満たす問題点を表示するようにします。[以下のいずれか]を選択すると、指定したフィルタ条件のうち少なくとも1つを満たす問題点がポートレットに表示されます。
フィルタ条件文を作成するには、[パラメータ]ドロップダウンリストでフィールドを選択します。次に、[条件]ドロップダウンリストから演算子を選択します。[値]フィールドで、フィルタ条件文を実行する値を入力または選択します。
カスタムフィルタについて最大3つまで条件文を作成できます。
グループ
このタブでは、問題点のグループ分けに使用する最大3つまでのレベルまたはフィールドを選択することができます。選択したフィールドに同じ値が含まれている問題点はすべてまとめて分類(グループ化)されます。たとえば、ステータスを基準にグループ分けをするように選択した場合、未解決ステータスのすべての問題点がまとめて分類され、保留中ステータスのすべての問題点がまとめて分類され、解決済ステータスのすべての問題点がまとめて分類されます。図形式で問題点を表示するには、少なくとも1つはグループ化レベルを選択する必要があります。
リスト形式で問題点を表示する場合、選択したグループ化レベルはそれぞれ配色バンドによって表示されます。[バンド配色]ドロップダウンリストから、各グループ化レベルで表示する背景色を選択できます。[テキスト]ドロップダウンリストでは、グループ化レベルバンドに表示するテキストの色を選択できます。
また、以下のチェックボックスオプションをオンまたはオフにして、各配色バンドに表示されるテキストをカスタマイズできます。
[バンドにフィールドタイトルを表示] - 選択したグループ化レベルフィールド名とフィールド値を続けて表示します。たとえば、問題点をステータスごとにグループ化するよう選択した場合、グループ化レベルのバンドには以下のテキストが表示されます。
ステータス:未解決
ステータス:保留中
ステータス:解決済
[バンドにフィールドのロールアップを表示] - グループ化レベルのすべてのコスト、数値、整数、開始日、および終了日のフィールドについて集計情報を表示します。
[バンドにID/コード値を表示] - グループ化レベルと関連付けられた問題点コード値を表示します。このオプションは、問題点コードでグループ化する場合のみ適用されます。
[バンドに名称/コード詳細記述を表示] - グループ化レベルと関連付けられた問題点コードの詳細を表示します。このオプションは、問題点コードでグループ化する場合のみ適用されます。
[ソート順]ドロップダウンリストでは、グループ化レベル値を昇順または降順のどちらで表示またはソートするかを選択できます。たとえば、ステータスによってグループ化し、降順でソートするように選択した場合、解決済(Closed)ステータスの問題点グループが最初に表示され、続いて保留中(On Hold)ステータスの問題点があり、その後に未解決(Open)ステータスの問題点グループが続きます。
注意:それぞれの問題点のソート順は、[列]タブで指定します。
図
このタブでは、表示するグラフのタイプやカラーテーマを選択できます。[図のグループ化]および[図フィルタ]セクションのその他の情報では、図に表示される問題点数データが基準となるグループまたはフィルタを知ることができます。[グループ]タブと[図]タブで、これらのグループ化およびフィルタリングの選択を変更できます。[図]タブは、図形式で問題点を表示するよう選択する場合のみ適用されます。リスト形式または図形式で問題点を表示するオプションは、ポートレットで利用できます。
[グラフタイプ]ドロップダウンリストで、以下のグラフのうち1つを選択します。
- [ヒストグラム] - [グループ]タブのレベル1およびレベル2のグループ化の選択に基づく、問題点数情報を表示する棒グラフ。たとえば、レベル1のグループ化の選択がステータス、レベル2のグループ化の選択が優先度の場合、ヒストグラムグラフは、各ステータスフィールド値(未解決、解決済、または保留中)の問題点の数を表示します。また、各優先度フィールド値(最高、高、通常、低、最低)について問題点の数を表示します。レベル2のグループ化の選択を指定しない場合、レベル1のグループ化の選択に基づく情報のみ表示します。
[グループ]タブの選択で指定したレベル2グループのソート順によって、列が表示される左から右への順序が決まります。ソート順が昇順の場合、最も低い値から最も高い値の順に表示され、降順の場合、最も高い値から最も低い値の順に表示されます。レベル2のグループ化の選択を指定しない場合、レベル1のグループ化の選択で指定したソート順のみ表示します。
- [積層ヒストグラム] - [グループ]タブのレベル1およびレベル2のグループ化の選択に基づく、問題点数情報を表示する積層棒グラフ。たとえば、レベル1のグループ化の選択がステータス、レベル2のグループ化の選択が優先度の場合、ヒストグラムグラフは、各ステータスフィールド値(未解決、解決済、または保留中)の問題点の数を表示します。また、各優先度フィールド値(最高、高、通常、低、最低)について問題点の数を表示します。このグラフタイプを表示するには、レベル1とレベル2の両方のグループ化の選択を指定する必要があります。
[グループ]タブの選択で指定したレベル2グループのソート順によって、列が表示される左から右への順序が決まります。ソート順が昇順の場合、最も低い値から最も高い値の順に表示され、降順の場合、最も高い値から最も低い値の順に表示されます。
- [円グラフ] - [グループ]タブでのレベル1のグループ化の選択に基づき、問題点数情報を表示します。円グラフの各部分は、各レベル1のグループ化の選択フィールド値に割り当てられた問題点数を表示します。たとえば、レベル1のグループ化の選択がステータスの場合、円グラフは、各ステータスフィールド値(未解決、解決済、または保留中)の問題点の数を表します。
[グループ]タブの選択で指定したレベル1グループのソート順によって、グラフの部分が時計回りで表示される順序が決まります。ソート順が昇順の場合、最も低い値から最も高い値の順に表示され、降順の場合、最も高い値から最も低い値の順に表示されます。
[カラーテーマ]ドロップダウンリストから、[メイン配色]または[パステルカラー]のいずれかでチャートを表示するかを選択できます。