[ポートフォリオ] > [キャパシティ計画]ページでは、プロジェクトグループの期間中のロール割当およびコストを分析できます。複数のチャート形式でプロジェクトや選択したロールのロール割当を表示することができ、簡単に超過割当や未割当の部分を特定することができます。
このページでは、What-If分析の実行、グラフィカルな操作によるプロジェクト予想日の変更、およびウォータライン分析技法を適用することによる上級経営者レベルのクリティカルな意思決定のサポートを行うことができます。分析中に、プロジェクトやロール割当のデータをさまざまな切り口で捉えたスナップショットをシナリオとして作成したり、更新することができます。分析を行った後、計画条件を満たすプロジェクトのみを含む新規ポートフォリオを作成することができます。
詳細については、以下のトピックをクリックしてください。
ページに表示される情報
[キャパシティ計画]ページには、[シナリオ]ドロップダウンメニューでの選択に従って、開いているプロジェクトグループのシナリオに保存されている履歴データまたは最新の集計データ([<最新データ>])が表示されます。
どちらのデータ表示を選択した場合も、このページの以下の表示域にはプロジェクトデータとロールデータが表示されます。
注意:表示オプションを変更して、必要な表示域だけを表示することもできます。
スコアカード(表示域左上) - スコアカードには、開いているプロジェクトグループ内の表示アクセス権限を持つプロジェクトごとにプロジェクトデータが集計表形式で表示されます。スコアカードでプロジェクトに対応するチェックボックスをオンにすると、キャパシティ計画チャート(表示域右下)にプロジェクトのロール割当が追加されます。また、ページをカスタマイズすることによって、スコアカードで選択したプロジェクトだけでなく、データベース内のすべてのプロジェクトの割当をキャパシティ計画チャートに表示することができます。
注意:このページのスコアカードに表示されるのはプロジェクト行だけであり、WBS行は表示されません。[ポートフォリオ分析]ページとポートフォリオ画面ポートレットのスコアカードには、プロジェクト行とWBS行の両方が表示されます。
カスタマイズページでは、スコアカード画面に表示する情報の列を指定できます。たとえば、プロジェクト日付、プロジェクトコスト、またはプロジェクトスコア情報を表示できます。カスタマイズオプションを使用すると、詳細なグループ化レベル、ソートオプション、およびウォータラインオプションも指定できます。
詳細については、スコアカード画面のカスタマイズを参照してください。
Ganttチャート(表示域右上) - Ganttチャートには、ページをカスタマイズしたときに指定したタイムスケールに基づく、現行/予想データが表示されます。スコアカードでは、プロジェクトごとに、現行バー(上)と予想バー(下)の2個のバーが対で表示されます。
現行バーはプロジェクトの開始日と終了日に基づいて表示されます。青は現在のプロジェクトの進捗、緑は残作業を示します。オレンジ色の予想バーは、プロジェクトの予想開始日から予想終了日までを示します。予想日が定義されていない場合、予想バーは残開始日から残終了日までで表示されます。
注意:表示しているプロジェクトグループが子EPSノードを含むEPSである場合、予想日はEPSノードに適用されないので、Ganttチャートにはオレンジ色の予想バーではなく、黄色の集計バーが表示されます。
ページに最新の集計データが表示されている場合、予想バーを移動することによって予想日を変更することができます。シナリオデータが表示されている場合は予想バーを移動することはできません。現行バーはどのような場合にも移動することはできません。詳細については、下記のGanttチャートの予想日を修正を参照してください。
ロールセレクタ(表示域左下) - ロールセレクタには、指定した[グループ化]オプションまたは[検索]オプションに従ってロールが表示されます。ページに最新の集計データが表示されている場合、現在のポートフォリオのロール、ロール階層、またはロールチームによってロールをグループ化したり、ロールを検索することができます。シナリオデータが表示されている場合、ロールセレクタには現行ポートフォリオのロールだけが表示されます。
選択したロールの割当は、キャパシティ計画チャート(表示域右下)に表示されます。たとえば、ロールセレクタでプロジェクトマネジャロールだけを選択した場合、キャパシティ計画チャートにはプロジェクトマネジャの割当だけが表示されます。この情報を使用して、プロジェクトマネジャロールが未割当または超過割当になっているプロジェクトまたは期間を判断できます。
キャパシティ計画チャート(表示域右下) - キャパシティ計画チャートには、ロールセレクタで選択したロールごとに、(選択したカスタマイズオプションに基づいて)スコアカードで選択したプロジェクトまたはデータベース内のすべてのプロジェクトのロール割当が表示されます。ロール割当は、積層ヒストグラム、エリアグラフ、正味可用性チャート、または集計表のいずれかのチャートとして表示できます。ロール割当をプロジェクトごと、ロールごと、またはプロジェクトコードごとに表示したり、配備対未配備の工数またはコストを表示することができます。また、現在のプロジェクトグループのロールとその他すべてのプロジェクトに割り当てられているロールを比較することもできます。
ページに表示するデータの選択
ページに表示するデータを選択する場合、以下の選択肢があります。
シナリオまたは最新集計データのどちらを表示するかの選択
[シナリオ]ドロップダウンリストを使用して、プロジェクトグループの最新の集計データを表示するか、またはグループの履歴プロジェクトデータのスナップショットであるシナリオを表示するかを選択します。
最新の集計データを表示するには、[<最新データ>]を選択します。
履歴プロジェクトデータを表示するには、シナリオを選択します。スコアカード画面および現在表示されているプロジェクトグループに関連付けられ、アクセス権を持っている、すべてのシナリオのリストから選択できます。シナリオを選択すると、シナリオを作成した時点でグループに含まれていたプロジェクトに固有のデータが表示されます。
注意:シナリオの表示を選択した場合、ロールセレクタには現行プロジェクトグループに関連付けられているロールだけが表示されます。ロール階層またはロールチームによるロールセレクタの編成を選択することはできません。また、シナリオが表示されている場合は、Ganttチャートバーで予想バーを移動したり、データベース内のすべてのプロジェクトのデータを表示するようにページをカスタマイズすることはできません。
表示オプションの選択
ページの表示域を表示、非表示、および最大化することができます。スコアカードだけを表示するには、をクリックします。スコアカードとGanttチャートだけを表示するには、
をクリックします。4個の表示域をすべて表示するには、
をクリックします。
表示を最大化して全画面表示するには、をクリックします。通常表示に戻すには、
をクリックします。
注意:
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[キャパシティ計画]ページを最大化すると、オンラインヘルプが使用できなくなります。オンラインヘルプを表示するには、通常表示に戻します。
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ロールセレクタとキャパシティ計画チャートは個別に表示することはできません。この2個の表示域を表示するには、4個の表示域すべてを表示する必要があります。
表示するプロジェクトデータの選択
キャパシティ計画チャートには、選択したカスタマイズオプションに基づいて、スコアカードで選択したプロジェクトまたはデータベース内のすべてのプロジェクトの割当データが表示されます。カスタマイズオプションを選択するには、[カスタマイズ]をクリックしてから、[図]タブをクリックします。[チャート設定]セクションでは、現在のプロジェクトグループのプロジェクトを選択してキャパシティ計画チャートに追加する場合は[選択したプロジェクト稼働を表示]を選択します。現在のプロジェクトグループは無視して、データベース内のすべてのプロジェクト(What-ifプロジェクトを除く)の割当を表示する場合は[全プロジェクト稼働を表示 (what-ifプロジェクトを除く)]を選択します。
注意:[全プロジェクト稼働を表示(What-Ifプロジェクトを除く)]を選択した場合、ページには最新の集計データしか表示できません。[シナリオ]ドロップダウンリストでシナリオを選択したり、新規シナリオを作成することはできません。
選択したプロジェクトの割当を表示する場合、チャートでプロジェクトの割当データを表示または非表示にするには、スコアカード(表示域左上)でプロジェクトに対応するチェックボックスをオンまたはオフにします。現在のプロジェクトグループのすべてのプロジェクトの割当データを追加するには、列ヘッダ行の最上レベルのチェックボックスをオンにします。チェックボックスをオンまたはオフにすると、キャパシティ計画チャートのデータはただちに更新されます。
表示するロールデータの選択
キャパシティ計画チャートに追加するロールを選択する前に、現行ポートフォリオロール、ロール階層、またはロールチームによってロールをグループ化したり、ロールを検索することができます。ロールセレクタの上端にあるアイコンによって、グループ化および検索を切り替えます。
注意:このページでシナリオを表示する場合、ロールセレクタには現行ポートフォリオのロールだけが表示されます。ロール階層またはロールチームでロールをグループ化することはできません。
[グループ化]フィールドのオンとオフを切り替えるには、をクリックします。
[検索]フィールドのオンとオフを切り替えるには、をクリックします。
ロールをグループ化するには、[グループ化]フィールドを表示してから以下のいずれかのオプションを選択します。
- [現行ポートフォリオロール] - プロジェクトグループのすべてのプロジェクトのアクティビティに割り当てられているすべてのロールを表示します。
- [ロール階層] - 定義されているすべてのロールを、ロール階層で編成して表示します。プロジェクトグループ内のどのプロジェクトのアクティビティにも割り当てられていないロールも表示されます。
- [ロールチーム] - グローバルロールチームおよびユーザ定義ロールチームごとにロールを編成します。ロールがプロジェクトグループのプロジェクトに割り当てられていない場合でも、ロールチームのすべてのメンバーが表示されます。
ロールを検索するには、[検索]フィールドを表示します(まだ表示されていない場合)。[現行ポートフォリオロール]または[ロール階層]でグループ化されている場合は、[ロール名]に基づいてロールを検索します。[ロールチーム]でグループ化されている場合は、[ロール名]または[ロールチーム名]に基づいてロールを検索します。検索条件を入力すると、それに一致するすべてのロールが表示されます。検索条件を入力した後ですべてのロールを再表示するには、[検索]フィールドをクリアする必要があります。
ロールを選択するには、ロールをグループ化または検索した後で、チェックボックスをオンまたはオフにして、各ロールの割当データを追加または除外します。
ヒント:
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スコアカードで選択されているどのプロジェクトにも割り当てられていないロールまたはロールの組合わせを選択した場合、キャパシティ計画チャートにはデータは表示されません。
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[現行ポートフォリオロール]でグループ化されている場合、ポートフォリオグループのチェックボックスをオンにすると、そのすべてのロールを選択できます。同様に、[ロールチーム]でグループ化されている場合、ロールチームのチェックボックスをオンにすると、ロールチームのすべてのメンバーを選択できます。
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[ロール階層]でグループ化されている場合、上位ロールを選択しても下位ロールが自動的に選択されることはありません。チャートに追加するロールを個々に選択する必要があります。
高度な分析の実行
ページに表示するデータを選択した後は、以下の操作を実行できます。
表示するキャパシティ計画のタイプの選択
設定および必要な情報に応じて、ページの[キャパシティ計画チャート]セクション(表示域右下)の適切なアイコンをクリックすることによって、以下のキャパシティ計画チャートを表示することができます。
- 積層ヒストグラムを表示するには、
をクリックします。
- エリアグラフを表示するには、
をクリックします。
- 正味可用性チャートを表示するには、
をクリックします。
- 集計表を表示するには、
をクリックします。
表示するチャートタイプを選択した後、チャートの積層化をロール、プロジェクト、配備/未配備工数、プロジェクトコード、または現行プロジェクト対他のプロジェクトのどの要素に基づいて行うかを選択することができます。
キャパシティ計画チャートでのロール割当の分析
キャパシティ計画チャートには、選択されているチャートタイプ、ロールとプロジェクト、カスタマイズオプション、およびロール制限値のグローバル設定に基づいて、履歴シナリオデータまたは最新の集計データが表示されます。どのチャートタイプが選択されている場合も、チャートの色分けされたセクションの上にマウスを移動すると、そのセクションが表すデータが表示されます。
積層ヒストグラム、エリアグラフ
、または集計表
の表示を選択した場合、キャパシティ計画チャートには、選択されているロールとプロジェクトの組合わせの期間中の完成時総工数または完成時総コストが表示されます。どのチャートも、形式は異なりますが同じ情報が表示されます。
- ロールでチャートを積層化する場合、チャートにはプロジェクトの組合わせのロールごとの完成時総工数または完成時総コストが表示されます。
- プロジェクトでチャートを積層化する場合、チャートにはロールセレクタで選択したロールの組合わせのプロジェクトごとの完成時総工数または完成時総コストが表示されます。
- 配備/未配備工数でチャートを積層化する場合、チャートには選択したロールとプロジェクトの組合わせの期間中の総配備工数および総未配備工数が表示されます。
- プロジェクトコードでチャートを積層化する場合、チャートには選択したロールおよびプロジェクトコードに関連付けられたプロジェクトの組合わせの完成時総工数または完成時総コストが表示されます。
- 現行プロジェクト対他のプロジェクトでチャートを積層化する場合、チャートには、選択したロールの全プロジェクトにわたる完成時総工数または完成時総コストの合計が、2つに分かれて表示されます。一方の値は、現在のプロジェクトグループ(現行プロジェクト)で選択されているプロジェクトのロール割当を表し、もう一方の値は、データベース内に存在するその他すべてのプロジェクト(他のプロジェクト)のロール割当を表します。
注意: [現行プロジェクト対他のプロジェクト]オプションはいつでも使用できますが、データベース内の全プロジェクトのデータを表示するようページをカスタマイズした場合のみ、このオプションによって意味のあるデータが表示されます。現在のプロジェクトグループの選択されたプロジェクトのデータのみ表示するようチャートがカスタマイズされている場合もこのオプションを選択できますが、その場合、チャートには現在のプロジェクトグループのデータのみ表示されます。
正味可用性チャートの表示を選択した場合、チャートにはプロジェクトの組合わせの期間中の未割当工数または超過割当工数が選択したロールごとに表示されます。制限線の上に表示されるバーは、関連付けられたロールの表示されている期間内の正味未割当工数を表します。制限線の下に表示されるバーは、関連付けられたロールの表示されている期間内の正味超過割当工数を表します。制限線は常に0の位置に表示されます。ロールの総工数が制限に等しい場合は、そのロールを表すバーは表示されません。
注意:正味可用性チャートには、選択されているカスタマイズオプションに関係なく、計算制限値、割当制限値線、またはコストデータは表示されません。
Ganttチャートでの予想日の修正
必要なセキュリティ権限を持っているユーザは、予想バーの上にマウスを移動して期間内の日付にドラッグすることによって、予想日を変更することができます。予想日を変更すると、選択したプロジェクトとロールのデータが再計算され、すぐにキャパシティ計画チャートに反映されます。
予想日を変更すると、変更した日付がロール割当に与える影響を分析できます。さまざまなプロジェクト予想日で複数のシナリオを作成すると、What-Ifロール分析を実行する際に役に立ちます。
注意:予想バーを移動するには、[シナリオ]リストで[<最新データ>]を選択する必要があります。ページにシナリオデータが表示されている場合は、予想バーを移動することはできません。
ウォータラインの表示
スコアカード画面では、ウォータラインを表示すると、プロジェクトグループの分析および戦略のモデル化に役立ちます。ウォータラインは、スコアカードのプロジェクトをソートして、定義されているソートおよび制約制限に基づいて2つのグループに分割します。ウォータラインより上に位置し、白い背景色で表示されているプロジェクトは、それらの合計が制約制限値を満たしています。それ以外のプロジェクトはすべてウォータラインより下に薄い青の背景色で表示されます。
ウォータラインを表示するには、[カスタマイズ]をクリックします。[ウォータライン]タブで、制約制限を設定してからソートオプションを設定します。[適用]をクリックします。ウォータラインの表示の詳細については、スコアカード画面のカスタマイズを参照してください。
プロジェクトは、ウォータラインを定義したときに指定したソートオプションとソート順オプションに従ってソートされます。列ヘッダをクリックすると、いつでもプロジェクトのソート方法を変更できます。プロジェクトのソート方法を変更すると、新しいソート方法に従ってウォータラインの再計算が行われます。変更を保存するには、をクリックします。
開いているプロジェクトグループのプロジェクトを手動で追加または除外するには、各プロジェクトの横にあるチェックボックスをオンまたはオフにします。プロジェクトを追加または除外するたびに、ウォータラインが再計算されます。
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変更の保存またはキャンセルおよび新規ポートフォリオおよびシナリオの作成
プロジェクトグループ全体のロール割当を分析する場合、ページのタイプまたは表示を修正することができます。実行する変更のタイプに応じて、以下の操作を実行できます。
ビューに対する変更の保存またはキャンセル
分析中に、表示の修正、チャートタイプまたはチャートに表示するデータのタイプの変更、スコアカードおよびチャートのオプションの修正、予想日の修正などを行うことができます。ページで変更を行った場合、その変更で画面を更新することができます。
ビューに対する変更を保存するには、をクリックします。最新の集計データを表示する場合、ページの状況がユーザごとに保存されます。シナリオデータを表示する場合、表示設定がシナリオの一部として保存されます。
変更を保存しない場合は、をクリックします。
ヒント:シナリオに関連付けられた画面を更新する場合、変更に基づいて新規シナリオを作成することもできます。ページに最新の集計データが表示されている場合は、変更を保存するには新規シナリオを作成する必要があります。
画面を変更した後で、[シナリオ]リストで別の選択肢を選択するか、またはアプリケーションの別の画面に移動しようとすると、変更を保存するように要求するメッセージが表示されます。必要に応じて[はい]または[いいえ]をクリックします。
新規シナリオの作成
新規シナリオは、既存シナリオデータまたは最新の集計データのどちらが表示されている場合でも作成できます。既存シナリオから新規シナリオを作成する場合、既存シナリオを変更する必要はありません。
新規シナリオを作成するには、をクリックします。新規シナリオを作成する手順の詳細については、シナリオの作成を参照してください。
注意:プロジェクトグループ内のプロジェクトのデータではなく、データベース内のすべてのプロジェクト(What-Ifプロジェクトを除く)のデータが表示されるようにページをカスタマイズした場合、ページで最新の集計データ([<最新データ>]が表示されているときは新規シナリオを作成することができません。
選択したプロジェクトに基づく新規ポートフォリオの作成
プロジェクトグループのロール割当を分析する際、一部のプロジェクトをその後の分析対象から除外する必要があると判断する場合があります。スコアカードで分析対象から除外するプロジェクトの横にあるチェックボックスをオフにすると、選択されているプロジェクトだけを使用した新規ポートフォリオを作成することができます。
ヒント:
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ウォータラインを表示すると、ウォータライン条件を満たすプロジェクトはスコアカードで自動的に選択されます。
-
ページでシナリオデータが表示されている場合、選択されているプロジェクトに基づいて新規ポートフォリオを作成する以外に(またはその代わりに)、変更した画面を保存したり、新規シナリオを作成することができます。ページで最新の集計データが表示されている場合、選択されているプロジェクトに基づいて新規ポートフォリオを作成する以外に(またはその代わりに)、新規シナリオを作成することができます(選択したプロジェクト稼働を表示するようにページをカスタマイズした場合)。
選択されているプロジェクトから新規ポートフォリオを作成するには、スコアカード上部にあるをクリックします。ポートフォリオの作成ページでは、スコアカードで選択されている各プロジェクトが[選択プロジェクト]セクションにリストされています。ポートフォリオの名前を入力し、ポートフォリオオプションを設定します。入力が完了したら、[保存]をクリックして、ポートフォリオを保存します。ポートフォリオが保存された後、P6 Web Accessは、画面設定に従って、[ポートフォリオ]セクションの初期表示ページを開きます。
ポートフォリオを作成する詳細な手順については、ポートフォリオの作成、修正、または削除を参照してください。
[キャパシティ計画]ページのカスタマイズ
ページを詳細にカスタマイズするには、チャートの右上にある[カスタマイズ]をクリックします。[全般]タブ、[グループ]タブ、および[ウォータライン]タブは、スコアカードにのみ適用されます。[全般]タブでは表示する列を選択します。[グループ]タブではグループとソートオプションを選択します。[ウォータライン]タブでは選択した条件に基づいてプロジェクトをソートして2個のグループに分割するためのオプションを指定します。スコアカードのカスタマイズの詳細については、スコアカード画面のカスタマイズを参照してください。
[図]タブではGanttチャートとキャパシティ計画チャートのオプションを設定できます。[タイムスケール]セクションで、両方のチャートを表示するタイムスケール間隔を選択します。
ヒント: タイムスケールオプションの[報告期間]が選択可能な場合、このオプションを選択すると、Project Managementモジュールで定義されている報告期間の範囲が表示されます。
注意: [報告期間]タイムスケールを表示するには、プロジェクトが報告期間で集計されていて、なおかつ報告期間がProject Managementモジュールで適切に設定されていなければなりません。カレンダタイムスケール([月/週]など)を表示するには、プロジェクトがカレンダ間隔で集計されていなければなりません。カレンダ間隔または報告期間間隔のどれを使用してプロジェクトデータを集計するかは、Project Managementモジュールの管理設定で制御します。これらのオプションが選択されていない場合、それぞれ対応するタイムスケールオプションが使用できません。詳細については、管理者にお問い合わせください。
[チャート設定]セクションの設定は、キャパシティ計画チャートにのみ適用されます。[表示]フィールドでは、チャートで工数データまたはコストデータのどちらを表示するかを選択してから、以下のオプションを選択します。
注意:正味可用性チャートではコストを表示することはできません。
- [表示]
- キャパシティ計画チャートに工数データまたはコストデータのどちらを表示するかを選択します。選択されているプロジェクトグループ内に、コストを表示するために必要なプロジェクト権限を持っているプロジェクトが1個も存在しない場合は、コスト表示を選択しても、キャパシティ計画チャートには一切データは表示されません。正味可用性チャートには既定で工数が表示されるので、このオプションは使用できません。
- [稼働表示範囲]
- ページで最新の集計データ([<最新データ>])が表示されている場合は、キャパシティ計画チャートに追加するプロジェクトデータを選択することができます。シナリオデータが表示されている場合は、既定で選択されているプロジェクトのデータがページに表示されるので、このオプションは無効になります。
現在のプロジェクトグループのプロジェクト(スコアカードにリストされているプロジェクト)のロール割当だけを表示する場合は、[選択プロジェクト]を選択します。このオプションを選択すると、現在のプロジェクトグループに含まれていないプロジェクトは無視され、スコアカードで選択され、表示するアクセス権限を持っているプロジェクトのデータだけがキャパシティ計画チャートに追加されます。現在のプロジェクトグループに含まれているWhat-Ifプロジェクトがスコアカードで選択されている場合、そのデータはキャパシティ計画チャートに含まれます。 - [全プロジェクト(what-ifプロジェクトを除く)]を選択すると、プロジェクトグループとプロジェクトのアクセス設定に関係なく、データベース内のすべてのプロジェクトのロール割当が表示されます。キャパシティ計画チャートで、現在のプロジェクトグループの合計とその他すべてのプロジェクトの合計を比較したい場合、このオプションを選択します。
- [制限値を表示]
- チャートに制限値線を表示する場合に選択します。制限値は、グローバル設定の選択に従って、ロールの最大可用性またはロールのメインリソースの最大可用性を使用して計算されます。このオプションは、コストまたは正味可用性チャートを表示する場合は使用できません。ロール割当を集計表として表示する場合、制限値は集計表の最下行として表示されます。
ロール制限値は、Project Managementモジュールのロールディクショナリで定義されます。リソースの最大可用性は、リソースのカレンダ、[最大単位工数]の設定、および期間あたりの時間数のアプリケーション設定を使用して計算されます。期間ごとの時間の詳細については、グローバル設定を参照してください。 - [割当制限値を表示]
- チャートに割当制限値線を表示する場合は、このオプションを選択します。割当制限値は、リソース計画の集計表で指定された割当済の計画値に基づいたロールの最大空き時間です。この限界線を使用して、詳細なアクティビティ割当が計画した内容に一致しているかどうかを評価します。このオプションは、コストまたは正味可用性チャートを表示する場合は使用できません。ロール割当を集計表として表示する場合、割当制限値は集計表の最下行として表示されます。
- [3-D 表示]
- 3-D形式でチャートを表示する場合はこのオプションを選択します。このオプションは既定でオンです。正味可用性チャートと集計表を3-D表示することはできません。
- [カラーテーマ]
- チャートのカラーテーマとしてパステルカラーまたはメイン配色を選択します。