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[EV(アーンドバリュー)]ダイアログボックス

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[EV(アーンドバリュー)]ダイアログボックスは、Ganttチャートの[アクティビティテーブル]でプロジェクトまたはWBSのレベルを右クリックして[EV(アーンドバリュー)]を選択すると表示されます。

GanttチャートでWBSレベルを選択してアクティビティ詳細下をクリックし、[WBS詳細]を選択してから[EV(アーンドバリュー)]をクリックして表示することもできます。

EV(アーンドバリュー)タスク

EV(アーンドバリュー)は、プロジェクトのコストとスケジュールの両方に基づいてプロジェクトパフォーマンスを測定するテクニックです。このテクニックは、作業の計画コストと実績コストを比較します。

[WBSアーンドバリュー]ダイアログボックスでEV(アーンドバリュー)分析を実行する際、現在進行中のアクティビティに基づいてパフォーマンスを測定する以下の2つの計算テクニックのどちらかを選択できます。

EV(アーンドバリュー)の計算の詳細については、以下のトピックを参照してください。

アーンドバリューパフォーマンス進捗率の算出テクニックを適用するには

パフォーマンス進捗率の計算方法は、アクティビティのWBSで選択されているEV(アーンドバリュー)テクニックに依存します。

[EV(アーンドバリュー)]ダイアログボックスの[パフォーマンス進捗率(EV)算出テクニック]セクションでは、以下のいずれかのオプションを選択します。

選択内容は自動的に保存されます。

ETC(残作業見積)の算出テクニックを適用するには

  1. [EV(アーンドバリュー)]ダイアログボックスの[ETC(残作業見積)算出テクニック]セクションでは、以下のどちらかのオプションを選択します。
    • [ETC = アクティビティの残コスト]
    • [ETC = PF【パフォーマンスファクタ】 X (BAC - EV)]
  2. [ETC = PF【パフォーマンスファクタ】 X (BAC - EV)]を選択する場合、以下のいずれかのオプションを選択します。
    • [PF=1]
    • [PF=1/CPI(コスト効率指数)]
    • [PF=1/(CPI×SPI(スケジュール効率指数))]
    • [PF=<PFの値を入力>]
  3. 選択内容は自動的に保存されます。

    アクティビティのETC(残作業見積)の計算に使用する基本的なEV(アーンドバリュー)パラメータは以下のとおりです。

アクティビティのETC(残作業見積)およびその他のアーンドバリュー指数を上記のパラメータから算出できます。

     
ダイアログボックスの配置の制御

[アクティビティ]ページの[EV(アーンドバリュー)]ダイアログボックスの配置は自由に決めることができます。ダイアログボックスをドラッグアンドドロップするか、ダイアログボックスのタイトルバーのコントロールを使用して、ダイアログボックスを浮動化するか、並べて表示するか、またはGanttチャートまたはアクティビティネットワーク図の下(既定)または右側にタブ付きで表示することができます。詳細については、アクティビティ画面をカスタマイズを参照してください。

フィールド定義

ダイアログボックスを最大化 - [最大化]
ダイアログボックスを最大化して、[アクティビティ]ページ全体に表示します。
最大化状態から通常に戻す - [最大化状態の解除]
ダイアログボックスを既定サイズに戻します。
ダイアログボックスを浮動化 - [フロート]
ダイアログボックスのサイズを変更し、ブラウザの内部または外部にドラッグアンドドロップできるようにします(浮動状態)。
浮動状態から通常に戻す - [フロート状態の解除]
ダイアログボックスを浮動状態から通常に戻し、ウィンドウ内に配置します。
注意: ダイアログボックスをドラッグしてドッキングすると、[フロート]コントロールと[フロート状態の解除]コントロールを使用した場合と同じ結果になります。
自動非表示 - [自動非表示]
画面をタブ付きにして、ダイアログボックスの内容を非表示にします。タブをクリックすると、ダイアログボックスの内容が表示されます。
自動非表示の切替 - [自動非表示の切替]
ダイアログボックスを自動非表示状態にする準備をします。この切替操作によって、ダイアログボックスはタブ付き状態と通常状態の間の状態になります。
ダイアログボックスを終了 - [終了]
ダイアログボックスを閉じます。
次のWBS - [前のWBS]
Ganttチャート、[アクティビティテーブル]、またはアクティビティネットワーク図で前のWBS(1つ上)に移動します。
前のWBS - [次のWBS]
Ganttチャート、[アクティビティテーブル]、またはアクティビティネットワーク図で次のWBS(1つ下)に移動します。
[パフォーマンス進捗率(EV)算出テクニック]
パフォーマンス進捗率算出のオプションを指定します。
[アクティビティ進捗率](ボタン)
現在のアクティビティ進捗率に基づいてEV(アーンドバリュー)を計算する場合に選択します。
[リソースカーブ/将来期間バケットを使用](チェックボックス)
このチェックボックスをオンにすると、現在のアクティビティ進捗率を使用したEV(アーンドバリュー)の計算にリソースカーブと将来バケット期間が組み込まれます。
[WBSマイルストン進捗率]
WBSレベルでマイルストンを定義して、各マイルストンに重要性または加重のレベルを割り当てることによってEV(アーンドバリュー)を計算する場合に選択します。進捗があり、各マイルストンを完了としてマークすると、WBS要素のパフォーマンス進捗率がマイルストンの加重に基づいて計算されます。
0/100
アクティビティが終了して初めてEV(アーンドバリュー)を100%と計算する場合に選択します。
50/50
アクティビティが開始してから終了するまでEV(アーンドバリュー)を50%と計算する場合に選択します。アクティビティが終了すると、アクティビティのEV(アーンドバリュー)は100%になります。
[カスタム進捗率]
EV(アーンドバリュー)を指定したパーセントとして計算する場合に選択します。このパーセントは、アクティビティが開始してから終了するまで適用されます。アクティビティが終了すると、アクティビティのEV(アーンドバリュー)は100%になります。
[ETC(残作業見積)算出テクニック]
アクティビティのETCの計算オプションを指定します。アクティビティのETCは、アクティビティのWBSで選択されているEV(アーンドバリュー)テクニックに応じて、アクティビティの総残コスト([残総コスト])またはPF*(BAC(完成時予算)-EV(アーンドバリュー)コスト)のどちらかで算出できます。
[ETC = アクティビティの残コスト]

ETC値をアクティビティ完了に要する残コストとして計算する場合に選択します。

ETC = (アクティビティの残所要期間*適用可能なリソース単価)

[ETC = PF【パフォーマンスファクタ】 X (BAC - EV)]

以下の式に示すように、BAC(完成時予算)とEV(アーンドバリュー)の差分をPF(performance factor:パフォーマンスファクタ)に乗じることによってETCを計算する場合に選択します。

ETC=PF * (BAC - EV)

[PF=1]
パフォーマンスファクタに1を設定する場合に選択します。
[PF=1/CPI(コスト効率指数)]

1をCPI(コスト効率指数)で割った値をパフォーマンスファクタとしてETCを計算する場合に選択します。ここでCPIは、EV(アーンドバリュー)コストを実績コストで割った値です。この式は以下のように解釈できます。

PF=1/(EVC/AVC) =

PF=1/CPI

[PF=1/(CPI×SPI(スケジュール効率指数))]

CPI(コスト効率指数)にSPI(スケジュール効率指数)を乗じた値で1を割った値をパフォーマンスファクタとしてETCを計算する場合に選択します。ここでSPIは、EV(アーンドバリュー)コストをPV(計画価値)コストで割った値です。この式は以下のように解釈できます。

PF=1/(EVC/AVC) * (EVC/PVC) =

PF=1/(CPI * SPI)

[PF=<値>]
BAC(完成時予算)とEV(アーンドバリュー)コストの差分をユーザ指定のパフォーマンスファクタに乗じることによってETC(残作業見積)の値を計算する場合に選択します。このオプションを選択する場合、[PF]フィールドにファクタを入力します。