Primaveraのプロジェクトワークフロー機能により、新規プロジェクトと既存のプロジェクトに対する変更の両方で、新規作業の要求を開始、整理、分析、承認するプロセスが自動化されます。
ステップ1:テンプレートの作成
プロジェクトワークフロー機能を実行するには、最初にワークフローテンプレートを作成します。通常は、組織のニーズを満たすワークフローテンプレート構造を定義する権限が1人のユーザに与えられ、作成されたテンプレートに従ったワークフローを開始する権限が複数のユーザに与えられます。
各テンプレートは、新規作業要求を各種ステージに回覧して最終的に承認を受けるために必要な、
具体的なデータと一連のスタッフによるレビューを決定するワークフロープロセスを定義します。ワークフローテンプレートは、要求テンプレートの1種類だけが存在します。テンプレートは、新規プロジェクト要求を評価するときのワークフローを定義します。
新規作業要求のレビューに使用する複数のプロセスに対応し、テンプレートをいくつでも作成できます。テンプレートを整理するため、テンプレートの分類をいくつでも作成できます。
ステップ2:ワークフローの起案
ワークフローテンプレートが作成されたら、ユーザは要件を満たすテンプレートを選択し、新規作業要求のレビューと承認のプロセスを開始できます。選択したテンプレートは、ワークフローの各ステージで使用されるデータ、回覧、および承認の要件を定義します。第2ステージ以降の各テンプレートステージは、全員による承認などの必要な承認タイプを指定し、レビュー者として参加する組織内の人を指定します。ワークフローが次のステージに移行すると、要求テンプレートでそのステージに指定されている各レビュー者に[アクション要求]エントリが追加されます。
ステップ3:ワークフローレビューへの参加
注意:
ワークフローおよび関連機能を利用可能にし、正しく機能させるためには、P6 Web Accessワークフローリポジトリをインストールして設定する必要があります。詳細については、P6管理者にお問い合わせください。
プロジェクトワークフローが起案されて第2ステージに移行すると、以降のステージのレビュー者は、ダッシュボード内のアクション要求ポートレットでワークフローの名前をクリックし、ワークフローにアクセスしてレビューを行います。承認タイプと各レビュー者のアクションに基づいて、ワークフローはテンプレートで定義されているステージを移行します。ステージが却下された場合、
プロジェクトワークフローは起案者に戻って以降の操作が行われます。
ワークフローがレビューを受けている間、要求に関連付けられているユーザは、ワークフローのステータス情報にアクセスし、そのワークフロー専用のワークスペース(ワークグループ)にアクセスして情報を共有できます。ワークフローステータスおよびワークスペースには、ダッシュボードのプロジェクト/ドキュメントワークフローポートレットからアクセスできます。ワークフローステータスフォームおよびプロジェクト要求フォームからワークフローワークグループにアクセスすることもできます。