プロジェクト詳細の設定ページでは、新規プロジェクトの作成時にアクティビティに使用する既定の設定を選択します。また、このページを使用して、最終集計日およびプロジェクトの集計に使用されるWBSレベルを確認することもできます。プロジェクトがOracle Primavera Contract Managementにアクセスできるように設定されている場合、このページに[Contract Managementリンク]セクションも表示され、プロジェクトをContract Managementのプロジェクトにリンクすることができます。
既定
- [新規アクティビティの既定所要期間タイプ]
- この既定のアクティビティ所要期間タイプは、プロジェクトに追加されるすべての新規アクティビティに適用されます。アクティビティを持つ既存のプロジェクトでこの設定を変更しても、既存のアクティビティの所要期間タイプは変更されません。
所要期間タイプによって、アクティビティの更新時にスケジュール、リソースの空き時間、またはコストのうちどれが最も重要なファクタかが決まります。所要期間タイプは、アクティビティにリソースが割り当てられている場合にのみ適用されます。プロジェクトを計画する際にどのファクタが最も重要であるか(最も柔軟性が低いか)に基づいて所要期間タイプを選択します。
- スケジュールが最も重要である場合、[所要期間&単位工数固定]または[所要期間&工数固定]を選択します。
- リソースの空き時間が最も重要である場合、[単位工数固定]を選択します。
- 総作業量または固定コストが最も重要である場合、[工数固定]を選択します。 既定所要期間タイプの選択の詳細については、ここをクリックしてください。
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ヒント:プロジェクト設定では、新規プロジェクトに使用する既定のアクティビティ所要期間タイプを選択することもできます。ページの一番上にある[設定]をクリックしてから、[プロジェクト]タブをクリックします。[プロジェクト詳細]セクションで、使用する設定を選択します。
- [新規アクティビティの既定進捗タイプ]
- この既定のアクティビティ進捗タイプは、プロジェクトに追加されたすべての新規アクティビティに適用されます。アクティビティを持つ既存のプロジェクトでこの設定を変更しても、既存のアクティビティの進捗タイプは変更されません。
アクティビティの進捗率は、アクティビティに対して入力した所要期間、工数、または進捗率の値を基に計算されます(通常は業績検査に基づく)。 既定進捗率タイプの選択の詳細については、ここをクリックしてください。
- [新規アクティビティの既定アクティビティタイプ]
- この既定のアクティビティタイプは、プロジェクトに追加されたすべての新規アクティビティに適用されます。アクティビティを持つ既存のプロジェクトでこの設定を変更しても、既存のアクティビティのアクティビティタイプは変更されません。
アクティビティタイプによって、アクティビティの所要期間と計画日の計算方法が決まります。
- アクティビティのカレンダを基にリソースを計画する場合、[タスク依存]を選択します。
- リソースに割り当てられているカレンダを基にリソースを計画する場合、[リソース依存]を選択します。
- 所要期間がほかのアクティビティに依存する進行中のアクティビティの場合、[工程依存]を選択します。工程依存アクティビティの所要期間は、その先行作業と後続作業の計画日を基に計算されます。
- アクティビティを主要なプロジェクトフェーズの開始または終了としてマークする場合、[開始マイルストン]または[終了マイルストン]を選択します。
- 共通のWBSコードレベルを共有する一連のアクティビティについて、日付、期間、および進捗率の値をロールアップするには、WBS概要アクティビティを選択します。 WBS概要アクティビティの詳細については、ここをクリックしてください。
- [既定単価タイプ]
- 単価タイプは、リソースまたはロールで定義された特定の単価値に対応します。リソースまたはロールには、最大5つまでの単価タイプと対応する単価値を指定することができます。
既定単価タイプ設定によって、リソースまたはロールのどちらの単価値がプロジェクト内の新規割当に最初に適用されるかが決定します。割当の単価タイプを編集して、単価を変更できます。
注意:既存の割当を持つプロジェクトの既定の単価タイプ設定を変更しても、既存の割当の単価タイプは変更されません。
- [リソースおよびロール単価の無いアクティビティの既定単価]
- この既定単価は、労務/非労務工数が指定されていてリソースが割り当てられていないアクティビティのコストや、単価が指定されていないリソースまたはロールが割り当てられているアクティビティのコストの計算に使用されます。既定の単価を変更するには、新しい金額に続けて スラッシュ(/)と時間の単位を入力します(たとえば、$20/h)。
- [WBSレベルで集計]
- データベースに集計保存されるサマリWBSレベルの数が示されます。
- [最終集計日]
- プロジェクトに対して集計サービスが最後に実行された日付が表示されます。この日付を基に、プロジェクトの集計データが最新であるかどうかを判断します。
- [集計されたプロジェクトのベース]
- 高度なリソース計画または詳細アクティビティリソース割当に基づいてプロジェクトを集計することを選択します。
通常、将来プロジェクトとして使用するために、[高次リソース計画]オプションを使用して、現在、高度な(プロジェクトおよびWBS)リソース割当要件または作業中のプロジェクトのみを指定しますが、詳細なアクティビティレベルではリソースが割り当てられません。詳細なアクティビティレベルの集計データをレビューする場合(たとえば、計画割当やアーンドバリューレポートに対して詳細なリソース稼働を評価する場合)、進行中のプロジェクトで[詳細アクティビティリソース割当]オプションを使用します。
- [アーンドバリュー計算のベースライン]
- 必要な権限がある場合、このオプションを使用して、アクティビティレベルのアーンドバリューデータの計算にプロジェクトベースラインまたはメインベースラインのどちらを使用するかを指定します。
既定進捗率タイプの選択の詳細
どのようにすればプロジェクト内のほとんどのアクティビティの進捗を最も適切に評価できるかに従って、既定進捗タイプを選択します。後から、必要に応じて個々のアクティビティの進捗タイプを変更できます。
- [所要期間]
- 計画作業日数と予定残作業日数に基づくことでアクティビティの進捗を最も正確に表すことができる場合に選択します。
(所要期間進捗率) = [(当初所要期間または計画所要期間-残所要期間) / (当初所要期間または計画所要期間)] * 100
- [業績]
- 業績進捗率の査定によって測定したときに進捗が最も正確になる場合に選択します。
- [工数]
- 現時点の実績作業工数と残作業工数を基に測定したときに進捗が最も正確になる場合に選択します。
既定所要期間タイプの選択の詳細について
アクティビティの所要期間タイプに基づいて、所要期間、工数、およびリソース単位工数を同期化し、以下の式が常に成立するようにリソースデータが計算されます。
(リソースの残工数) = (単位工数) * (アクティビティの残所要期間)
たとえば、1日8時間、5日間のアクティビティにリソースが割り当てられている場合、残工数(作業量)は40時間として計算されます。所要期間タイプによって、いずれかの値を変更した場合の式の計算方法が制御されます。
スケジュールがプロジェクトのリミットファクタである場合、[所要期間&単位工数固定]または[所要期間&工数固定]を選択します。この場合、アクティビティの修正または更新時に割り当てられたリソース数に関係なく、アクティビティの所要期間は一定になります。通常、この所要期間タイプは、作業人数に関係なく、完了するのに一定時間を必要とするタスク依存アクティビティで選択します。アクティビティ更新時に残工数または残単位工数を計算することもできます。残工数を再計算してリソースの単位工数を一定にするには、[所要期間&単位工数固定]を選択します。
(残工数) = (単位工数) * (残所要期間)
残工数を一定にして単位工数を再計算するには、[所要期間&工数固定]を選択します。
(単位工数) = (残工数)/(残所要期間)
リソースの空き時間がプロジェクトで最も重要である場合、[単位工数固定]を選択します。この場合、アクティビティの所要期間または総作業量が変化しても、リソースの単位工数または単価は一定に維持されます。この所要期間タイプは、1日4時間だけ働くことができるプログラミングコンサルタントを雇う場合など、リソース依存アクティビティを計画する場合に使用するのが一般的です。
予算(工数またはコスト)がリミットファクタである(つまり、総作業量が固定である)場合、[工数固定]を選択します。アクティビティを更新する場合、アクティビティの所要期間またはリソース単価が変わっても、アクティビティを完了するために必要な作業量は変わりません。通常、このタイプはリソース依存アクティビティとともに使用します。リソースが増えるとアクティビティの所要期間が減ります。たとえば、ある部門で100人の従業員用に機器の設置作業を行うときのように作業量が固定している場合、リソースを追加して複数の設置作業を同時に行えば所要期間が短くなります。
[Contract Managementリンク]
このセクションは、プロジェクトをContract Managementモジュール(旧称Expedition)のプロジェクトにリンクできるため、プロジェクトワークスペースのポートレットでプロジェクトの承認伺い(提出状)や提案依頼(RFI)などの最新の情報を表示することができます。
注意:このセクションは、プロジェクトがContract Managementバージョン9.x 以上にアクセスできるように設定されている場合にのみ表示されます。Contract Managementへのアクセスは、プロジェクト管理者がProject Managementモジュールで設定します。詳細については、Project Managementのヘルプを参照してください。
- グループ名:プロジェクト名
- プロジェクトがリンクされているContract Managementプロジェクトの名前。[グループ名]は、プロジェクトが属しているContract Managementデータベースの名前を示します。
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