ProjectLinkプラグインを使用してPrimaveraデータベースに保存されたMSPプロジェクトをMSP管理プロジェクトと呼びます。
MSP管理プロジェクトとは、MSPで作成され、ProjectLinkを使用してPrimaveraデータベースに保存されたプロジェクトか、またはPrimaveraで作成した後でMicrosoft Projectにエクスポートされ、ProjectLinkを使用してPrimaveraデータベースに保存されたプロジェクトです。MSP管理プロジェクトの日常の保守とデータ編集作業は、MSPで実行する必要があります。
MSPプロジェクトをPrimaveraデータベースに保存できることで、組織は大量のプロジェクトデータをMicrosoft Projectで保存する一方、一部のユーザがPrimaveraの追加機能を使用して最適なデータ編成を行うことができます。このようなユーザは、Primavera内でMSP管理プロジェクトを表示して、若干の編集を加えることができます。MSPを使い慣れたユーザは、日常のプロジェクトマネジメントツールとして引き続きMSPを使用できます。
必要なアクセス権を持っているユーザは誰でもP6 Web AccessでMSP管理プロジェクトを表示できますが、ほとんどの機能は制限されるか無効になります。Primaveraデータベースに保存されたMSPプロジェクトには、ProjectLinkプラグインを使用しなければMSPでアクセスできません。MSPでのMSP管理プロジェクトへのアクセスは、Primaveraで定義されているグローバル権限とプロジェクト権限によって制御されます。
P6 Web Accessでは、MSP管理プロジェクトに対して以下の機能を実行できます。
- チェックイン/チェックアウトステータス - ユーザは[プロジェクト] > [詳細]ページと統計表示でMSP管理プロジェクトのステータスを確認できます。
- コラボレーション - ドキュメント
- ポートフォリオメニュー - MSP管理プロジェクトをポートフォリオに追加できます。
- アクティビティコード/リソースコード/プロジェクトコード - 必要なセキュリティ権限を持つユーザは、アクティビティ、リソース、プロジェクトコードの編集と割当を行えます。
Primavera ProjectLinkの詳細については、ProjectLinkのヘルプを参照してください。ProjectLinkのヘルプには、Windowsの[スタート]メニューから([すべてのプログラム] > [Primavera] > [Help and Utilities])を選択するか、ProjectLinkのインストールフォルダから、およびMicrosoft Project内の[ProjectLink]ダイアログボックスから(ProjectLinkがインストールされている場合のみ利用可能)、アクセスすることができます。