アクティビティ画面とは
アクティビティ画面は、[プロジェクト] > [アクティビティ]タブに特定の表示レイアウトまたは表示形式で表示された一連のデータを表します。
詳細については、以下のトピックをクリックしてください。
- アクティビティ画面の使用方法の詳細
- 画面の作成、修正、または削除
- 画面のデータ内容の選択と編成
(データ列、フィルタ、グループ化、ソートの選択など) - 画面のGanttチャートバーのカスタマイズ
- Ganttチャートのバーに非稼働時間を表示
- [アクティビティ]ページ上の画面の表示レイアウトをカスタマイズする
(タイムスケールの調整、Ganttバーの表示/非表示など) - アクティビティ画面へのユーザアクセス
- アクティビティ画面でのデータセキュリティ
アクティビティ画面の使用
[アクティビティ]ページをカスタマイズすることによって、さまざまなオプションを使用して、ニーズに合わせた表示形式で必要なプロジェクトデータを表示するアクティビティ画面を作成することができます。Ganttチャートではアクティビティを表示および計画し、[カレンダ画面]ではアクティビティをスケジュール計算し、[アクティビティテーブル]およびアクティビティネットワーク図ではアクティビティ間の接続を表示できます。
[アクティビティ画面をカスタマイズ]ダイアログボックスでは、各画面について、グループ化、ソート、フィルタ、列選択、進捗線の適用、各種画面レイアウトオプション(Ganttバーのラベルやタイムスケールの目盛など)の設定など、データおよび内容に固有のオプションをカスタマイズできます。このダイアログボックスは、[アクティビティ]ページで[アクティビティ画面をカスタマイズ]をクリックすると表示されます。
注意: [アクティビティ画面をカスタマイズ]ダイアログボックスは、[プロジェクト] > [アクティビティ画面の管理]から新規アクティビティ画面を作成するときは[アクティビティ画面の作成]ダイアログボックスとして、アクティビティ画面を修正するときは[詳細]ダイアログボックスとして、それぞれ表示されます。詳細については、アクティビティ画面の管理ページを参照してください。
[アクティビティ]ツールバーの[画面]ドロップダウンリストを使用すると、ユーザが表示可能なすべてのアクティビティ画面に簡単にアクセスすることができます。アクティビティの操作中、ニーズに最も合う画面を選択すると、プロジェクトデータの記録プロセスがより速やかに実行できます。たとえば、新規アクティビティの詳細を広範囲にわたって記録する場合は、表示されるデータ列数が最も多くなるテーブルだけの画面を選択します。あるいは、新しく追加するアクティビティにWBSやアクティビティコードのような特定の属性を自動適用する場合は、その属性でグループ化された画面を選択します。
画面の作成、修正、または削除
画面の作成、修正、または削除は、[アクティビティ画面の管理]ページまたは[アクティビティ]ページから実行できます。
ヒント:グローバルアクティビティ画面を作成するには、必要なセキュリティ権限を持っていなければなりません。
[アクティビティ]ページから新規画面を作成するには
- [プロジェクト]セクションで作業するプロジェクトまたはプロジェクトグループを開きます。
- [プロジェクト]ツールバーの
をクリックし、[アクティビティ]ページを表示します。
- [アクティビティ]ツールバーの[画面]ドロップダウンリストで、新規画面のベースとして使用する画面を選択します。新規画面のベースとして、既定画面または既存のカスタム画面を選択することができます。
- [アクティビティ]ツールバーの[アクティビティ画面をカスタマイズ]
メニューをクリックし、[画面を新規保存]をクリックするか、Ctrl+F11を押します。
- 新規画面の固有の名前を入力して、[OK]をクリックします。
注意:
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画面のデータ内容とレイアウトの詳細については、画面のデータ内容の選択と編成を参照してください。
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新規画面を共有するには、[アクティビティ画面をカスタマイズ]ダイアログボックスの[アクセス]タブを選択し、画面にアクセスできるユーザとして現行ユーザ、全ユーザ、または選択したユーザを選択します。既定では、新規画面を作成すると、ほかのユーザにアクセス権を与えない限りは、その画面は個人的に使用するものとして保存されます。
-
画面に対するここまでの変更を保存するには、[アクティビティ]ツールバーの[アクティビティ画面をカスタマイズ]
を選択し、[画面を保存]をクリックするか、Ctrl+F10を押します。
アクティビティ画面の管理ページから画面を作成するには
- グローバルナビゲーションバーの[プロジェクト]アクションメニューから[アクティビティ画面の管理]を選択します。
- [アクティビティ画面の作成]をクリックします。新規画面のテンプレートに使用する画面を検索または選択します。
- アクティビティ画面の作成ページで、新規画面の固有の名前を入力します。画面のデータ内容およびレイアウトを選択し、画面へのユーザアクセスを指定します。データ内容とレイアウトの選択に関するオプションの詳細については、下記を参照してください。
- [保存]をクリックします。
注意:[アクティビティ画面の管理]ページで画面を修正するには、修正する画面の名前をクリックします。アクティビティ画面の作成/修正ページで、必要に応じて画面の内容とアクセスを選択して編成したら、[保存]をクリックします。
ビューを修正するには
[アクティビティ]ページから[アクティビティ画面をカスタマイズ]ダイアログボックスで画面を修正し、変更を保存します。
画面を削除するには
[アクティビティ]ページの画面を削除するには、[画面]ドロップダウンリストから、削除する画面を選択します。画面が表示されたら、[アクティビティ画面]メニュー()から[画面を削除]を選択します。
アクティビティ画面の管理ページで画面を削除するには、画面に対応する[削除]リンクをクリックすると、既存の画面が削除されます。
画面のデータ内容の選択と編成
ユーザは、自分が作成したアクティビティ画面の内容と編成を選択または変更することができます。アクセス可能でも自分が作成していない画面については、[画面をカスタマイズ]タブ([アクティビティ]ページで表示可能)で設定をレビューすることはできますが、変更することはできません。アクティビティ画面の管理ページで画面を選択する方法でも、自分が作成していない画面の設定をレビューできます。詳細については、アクティビティ画面へのアクセスを参照してください。
ヒント:[アクティビティ]ページで画面に現在表示されている列の順序は、列をドラッグアンドドロップすることによって簡単に変更することができます。
アクティビティデータ列の選択
- [第一列の表示]オプションを使用して、アクティビティ名またはアクティビティIDのいずれかを固定先頭列として選択します。
- [利用可能列]リストで表示するデータフィールドを選択し、矢印ボタンをクリックしてそれらを[選択列]リストに移動したり、[選択列]リストのデータフィールドの順序を指定します。
- [ソート]ドロップダウンリストでは、タイプ別(工数、日付、全般的なデータフィールドなど)に分類されたさまざまなソートフィールドから選択できます。
- [ソート順]では、昇順または降順を指定します。
- [詳細記述]フィールドは、アルファベット順にソートされます。
- [数値]と[日付]フィールドは、数の順、またはカレンダ順にソートされます。
- [チェックボックス]フィールドは、昇順の場合はオンからオフの順にソートされます。
- [ステータス]フィールドは、昇順の場合は[未開始]、[進行中]、[完了]の順にソートされます。
- [インジケータユーザ定義]フィールドは、昇順の場合は
、
、
、
の順にソートされます。
先頭列に表示できるのは、アクティビティ名またはアクティビティIDのどちらかだけです。[選択列]リストで先頭に表示されるアイテムは、[アクティビティ]ページでは2番目の列として表示されます。
[選択列]リストでフィールドが上から下に表示される順序で、[アクティビティテーブル]では列が左から右に表示されます。
ヒント:[アクティビティテーブル]には最大30列まで表示できます。
アクティビティのグループ化
- [レベル]ドロップダウンリストで、最大10個までフィールドまたは分類を選択し、アクティビティをグループ化します。複数の階層フィールドでアクティビティをグループ化することはできません。
- グループごとに、グループヘディング行またはバンドの背景色とテキスト色を選択します。
- グループごとにソート順を指定します。グループのソート順には、アクティビティのソートに適用される上記のルールと同じルールが適用されます。ただし、階層フィールドによってグループ化する場合は、ソート順オプションとして[階層]も使用することができます。
[階層]オプションを使用すると、アルファベット順や数字順ではなく、階層アイテムに定義された順序に基づいてグループがソートされます。たとえば、WBS a、WBS c、WBS bとして階層内で定義された3個のWBS要素は、[階層]をソート順に使用した場合はバンドにその順序で繰り返し表示されますが、[昇順]をソート順に使用した場合はWBS a、WBS b、WBS cの順に表示されます。
- グループフィールド名を[バーオプション]セクションのグループヘディング行のフィールド値の前に表示するには、[フィールドタイトルを表示]を選択します。
- [バンドオプション]セクションで、コスト、数値、整数、開始日、および終了日のすべてのフィールドのグループ集計情報を表示するには、[フィールドのロールアップを表示]を選択します。
階層フィールド(WBSやアクティビティコードなど)によるグループ化を選択すると、[レベル]ドロップダウンリストが有効になり、グループ化する階層レベルの数を選択できます。
たとえば、最早開始日によってアクティビティをグループ化する場合、フィールド名「最早開始日」はグループの日付値の左側に表示されます。このオプションを選択しない場合は、グループの日付値だけがバンドに表示されます。
ヒント: 開始日のロールアップはグループの最早日を表し、終了日のロールアップはグループの最遅日を表します。工数とコストのロールアップは、グループ内の各アクティビティの値の合計です。
- [アクティビティテーブル]がWBS、アクティビティコード、またはメインリソースでグループ化されている場合、空の行を非表示にするには、[バンドオプション]セクションで[空は非表示]を選択します。たとえば、このオプションを選択すると、アクティビティが割り当てられていないWBS要素は表示されません。
- [WBS/プロジェクト/アクティビティコード/メインリソースで以下を表示]オプションは、グループ化バンドに表示するテキストを指定します。グループ化バンドにIDまたはコード値を表示するには、[ID/コード]を選択します。グループ化バンドに名前または詳細記述を表示するには、[名前/詳細記述]を選択します。ID/コードと名前/詳細記述を表示するには、[ID/コードと名前/詳細記述]を選択します。
注意:期間あたりの時間数がProject Managementモジュールのカレンダごとに保存され、 所要期間フィールド(当初の所要期間、計画所要期間など)によってアクティビティをグループ化する場合、 予期しない結果を生じる可能性があります。予期しない結果になる場合、 所要期間フィールドによってアクティビティをグループ化する際、所要期間フォーマットを時間に設定します。 グローバル設定の所要期間フォーマットの設定を変更することが できます。詳細については、グローバル設定の時間単位、日付、および通貨の形式の指定を参照してください。
アクティビティのフィルタ
- フィルタタイプを選択します。
[通常フィルタ]を選択して、[遅延クリティカルアクティビティのみ]または[マイルストンのみ]などの定義済フィルタから選択します。
[カスタムフィルタ]を選択し、アクティビティデータフィールドおよび値を指定してフィルタを作成します。
- フィルタを選択または作成します。
[通常フィルタ]を選択する場合は、ドロップダウンリストから定義済フィルタを選択します。
[特定日数以内に終了するアクティビティ]を使用する場合は、日数も指定する必要があります。
[アクティビティ]フィルタを選択すると、ユーザがリソースとして割り当てられているかまたはアクティビティオーナとして指定されているすべてのプロジェクトアクティビティが表示されます。
ヒント: [遅延クリティカルアクティビティのみ]フィルタは、プロジェクトベースラインに基づいて差異を判断して遅延アクティビティを識別します。プロジェクトベースラインが割り当てられていない場合、現在のプロジェクトがベースラインとして使用されるため、アクティビティが表示されません。
Team Memberモジュールアクセスを持ち、リソースまたはアクティビティオーナとして割り当てられている場合、[アクティビティ]フィルタを適用しても、アクティビティリストの表示が変化しません。これは、割り当てられているアクティビティおよびオーナアクティビティのみにアクセスが制限されているためです。[カスタムフィルタ]を選択する場合
[フィルタ条件の選択]ドロップダウンリストで、指定した条件のすべてまたはいずれかを満たすアクティビティを表示するように選択します。[以下のいずれか]を選択すると、フィルタ条件のうち少なくとも1つを満たすアクティビティがアクティビティ画面に表示されます。
フィルタ条件文を作成するには、[パラメータ]ドロップダウンリストでフィールドを選択します。次に、[条件]ドロップダウンリストから演算子を選択します。[値]フィールドで、フィルタ条件文を実行する値を入力または選択します。
注意: アクティビティ画面の作成ページでは、プロジェクトアクティビティコードおよびEPSコードのパラメータは使用できません。
カスタムフィルタについて最大10個まで条件文を作成できます。条件文を追加する場合はアイコンを、条件文を削除する場合は
アイコンを、それぞれクリックします。
[アクティビティ]ページ上の画面の表示レイアウトをカスタマイズする
ヒント: [アクティビティ]ツールバーのすべてのアイコンの詳細については、[アクティビティ]ツールバーを参照してください。
アクティビティ画面へのユーザアクセス
画面を作成または修正するときに、[アクセス]タブを使用して、画面にアクセスできるユーザを指定できます。
アクティビティ画面には、3個のクラスのアクセス権限が適用されます。
- [現行ユーザ] - すべてのユーザは個人的に利用するアクティビティ画面を作成することができます。
- [ユーザ一覧] - すべてのユーザは指定した一連のユーザと共有するアクティビティ画面を作成することができます。マルチユーザ画面の共有を許可されたユーザはその画面を表示することができますが、それを編集または削除できるのは画面を作成したユーザだけです。
- [全ユーザ] - 必要なセキュリティ権限を持っているユーザは、すべてのP6 Web Accessユーザと共有するアクティビティ画面を作成することができます。すべてのユーザがグローバル画面を表示することができますが、それを編集または削除できるのは、画面を作成したユーザと必要なセキュリティ権限を持つユーザだけです。
アクティビティ画面でのデータセキュリティ
ユーザが画面で特定のアクションを実行できるかどうかは、画面のアクセスクラス、ユーザのセキュリティプロファイル、およびユーザのロール(画面作成者または画面ユーザ)によって決まります。
マルチユーザ画面またはグローバル画面にセキュリティプロファイル権限の影響を受けるデータ要素が含まれる場合、必要な権限を持たないユーザはそのデータを表示することができません。たとえば、画面がセキュアコードによってグループ化されている場合、必要な権限を持たないユーザは、セキュアコードのグループ化が適用されていない普通のアクティビティリストしか表示できません。セキュアコードがソートに使用されている場合は、そのソート指定は無視され、既定のソートフィールドとソート順、すなわち[開始日]の昇順でソートされます。同様に、財務データ列が含まれている画面を必要な権限を持たないユーザが表示すると、財務データ列にはデータベースに格納されている値ではなく、ダッシュが表示されます。
アクティビティのグループ化およびソート
特定のデータフィールドに同じ値を含むすべてのアクティビティについて、リストのグループ化または分類を行います。たとえば、プロジェクトごとにグループ化してから、メインリソースごとにグループ化することを選択する場合、[アクティビティ]ページではプロジェクトをグループ化する際にアクティビティがグループ化されます。続いて、各プロジェクトグループ内で、メインリソースに従ってアクティビティはさらに分類されます。最後に、各メインリソース内で、アクティビティは指定されたソートフィールド、たとえば開始日と、ソート順に従ってソートされます。
アクティビティがグループ化されている場合、Ganttチャートにはグループごとに集計バーが表示されます。必要に応じてグループを展開または収納することによって、プロジェクトの概要スケジュールまたは詳細スケジュールだけを表示させることができます。
[アクティビティテーブル]では、アクティビティをグループ化すると、配色バンドまたは背景色によってグループ化レベルが識別されます。グループごとに、ロールアップまたは集計値のどちらを表示するかを選択することができます。