上位のプロジェクト計画の場合、またはプロジェクトがアクティビティレベルのリソース割当を必要としない場合、[リソース計画]ページでリソース計画の集計表を使用して、プロジェクトレベルおよびWBSレベルでリソースの割当および管理を行います。また、集計表を使用して、プロジェクトおよびWBSレベルでロールを割り当てることもできます。リソースの可用性がまだよくわからないプロジェクトの計画初期段階に、将来のリソースを割り当てるために一時的なプレースホルダを割り当てたい場合に、このロール割当を行うと便利です。
注意: [リソース計画]ページにアクセスするには、適切なモジュールアクセスを持ち、割り当てられているユーザインタフェース画面に[リソース計画]ページが追加されている必要があります。リソース計画の集計表で、リソース/ロール割当を追加、修正、または削除するには、必要なプロジェクトレベルの権限を持っていなければなりません。セキュリティ権限はWBSレベルに適用できるため、プロジェクト内の一部のWBS要素にリソースおよびロールを割り当てることができます。
- グローバルナビゲーションバーの[リソース]アクションメニューから[リソース計画]を選択します。
- [フィルタ:]フィールドで、
をクリックして単一のプロジェクトを選択するか、ポートフォリオ、プロジェクト、プロジェクトコード値、リソース、リソースチーム、リソースコード、ロール、またはロールチームによってプロジェクト表示をフィルタします。
- ポートフォリオまたはプロジェクトコード値を選択すると、ポートフォリオまたはプロジェクトコード値内でアクセス権限を持っているすべてのプロジェクトがリソース計画の集計表に表示されます。
- リソースを選択すると、リソースが割り当てられ、アクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。
- リソースチームを選択すると、チームのすべてのリソースが割り当てられているすべてのプロジェクトのうちアクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。
- リソースコードを選択すると、リソースコードのすべてのリソースが割り当てられているすべてのプロジェクトのうちアクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。
- ロールを選択すると、選択したロールが割り当てられているすべてのプロジェクトのうちアクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。ロールチームを選択すると、チーム内のすべてのロールが割り当てられているすべてのプロジェクトのうちアクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。
ヒント: フィルタする場合、Primavera Administrationアプリケーション設定によって集計表で利用可能なプロジェクトの最大数が決まります。定義された最大数を超えるプロジェクトを含むグループでフィルタする場合、すべてを表示できません。より大きい最大数が必要な場合、システム管理者にお問い合わせください。
- 集計表の開始日、および時間単位とタイムスケールの目盛を選択するには、[カスタマイズ]をクリックします。また、利用可能行を非表示にするとパフォーマンスを向上することができ、また、WBS行を非表示にすると、プロジェクトレベルでのみ割当を計画する場合、よりすばやく表示されるようになります。リソース、リソースチーム、ロール、またはロールチームでフィルタした場合、さらに、選択したチームに固有でない割当を非表示にすることができます。また、集計表に表示したい列をカスタマイズすることもできます。[集計表のカスタマイズ]ウィンドウで[列]タブをクリックしてから、集計表に表示したい列を選択します。
ヒント:
Project Managementモジュールで報告期間が定義されている場合、定義されている報告期間の範囲を表示するようタイムスケールを調整できます。ただし、報告期間が適切に設定されていないと、[報告期間]タイムスケールを表示しようとしたときにエラーメッセージが表示され、[報告期間]タイムスケールが表示されなくなります。そのような場合は、管理者に連絡して問題を解決してもらってください。
[報告期間]タイムスケールを表示しているときに集計表の開始日を選択すると、集計表には、入力した開始日よりも後に開始する最初の報告期間から始まる報告期間間隔が表示されます。選択した後で、[保存]をクリックします。
- プロジェクトまたはWBS要素にリソースを割り当てるには、対応する行をクリックします。リソースの割当前に、プロジェクトまたはWBSの行を展開する必要があります。
- リソースプールから選択するには、
をクリックします。
- リソースを検索するには、
をクリックします。このオプションを使用して、特定の要件を満たすリソースを検索できます。たとえば、特定のロールまたはリソースコードが割り当てられているリソースを検索することができます。
[検索による割当]機能を使用してリソースを割り当てた場合、指定した検索条件が保存され、割当の横の[検索条件]列に、検索条件が指定されていることを示す[はい]というリンクが表示されます。このように検索条件が保存されていると、後からリソース割当を修正する必要が生じたり、同じ条件を再び使用したくなったときなどに便利です。
- リソースプールから選択するには、
- プロジェクトまたはWBSにロールを割り当てるには、対応する行をクリックします。リソースの割当前に、プロジェクトまたはWBSの行を展開する必要があります。
ロールのリストから選択するには、をクリックします。
ロールを割り当てたら、将来のロール配備を行いやすくするために、割当の検索条件を定義することができます。検索条件を定義することにより、ロールの配備に必要なリソースタイプをより正確に指定できます。
検索条件を定義するには、[検索条件]フィールドの[はい]または[いいえ]リンクをクリックします。[はい]または[いいえ]リンクは、その割当について保存されている検索条件があるかどうかを示します。
- 割当の開始日と終了日を編集します。プロジェクトの全期間に渡ってリソースまたはロールを割り当てる場合は、[プロジェクトライフ]チェックボックスをオンにします。
日付を編集するには、列内をダブルクリックします。
- 割当総工数、または必要に応じて各期間ごとの割当工数を編集します。
- プロジェクトに明確に確定されていないソフトリソース/ロール割当を指定するには、[確定済]チェックボックスをオフにします。
ヒント:リソースプールから選択できるリソースのリストと、検索結果として返されるリストには、リソースのセキュリティに基づきアクセス可能なリソースと、現在のプロジェクトリソースのみが含まれます。また、非労務リソースまたは材料リソースを割り当てることはできません。検索する場合、結果から非労務リソースをフィルタするオプションがあります。
注意:プロジェクトライフ(LOP)割当のタイムラインは、プロジェクト開始日(計画開始日)と終了日(予定終了日)に対応しています。割当でこのチェックボックスをオンにすると、プロジェクトに予定終了日が指定されている場合、割当総工数は新しい日付に基づくタイムスケールで再分配され、割当開始日と終了日の編集は無効になります。プロジェクトライフの日付範囲外に当たる集計表のセルも無効です。プロジェクトに予定終了日が指定されていない場合、割当日と割当工数の範囲はそのまま保持されます。
注意: リソース計画の集計表は、集計データを使用して空き時間を計算するため、サマライザがプロジェクトについて最後に実行された日付の時点で値が反映されます。その日付より後に行われたプロジェクト内の割当の変更は、[プロジェクト] > [ツール]ページからプロジェクトを再度集計するまで反映されません。リソースの集計データの詳細については、リソースデータと集計を参照してください。
注意:利用可能なリソースを計算する場合、Primaveraは確定済割当のみを考慮します。
- 変更が完了したら、[保存]をクリックします。
正確な割当日の確保
LOP割当の指定後にプロジェクトを再計算した場合や、プロジェクトの予想日を変更した場合、割当開始日および終了日がすでに正確ではない可能性があります。
割当日を確実にするには、現在のプロジェクト期間と一致させます。
- リソース計画の集計表をフィルタして、再計算されたプロジェクトまたは予想日が変更されたプロジェクトのみを表示します。
- [リソース期間を同期]をクリックします。
- LOP割当の日付を現在のプロジェクトの日付と一致させるには、[プロジェクト日付へのプロジェクトライフ割当]を選択します。各LOPリソース割当ごとに、この機能は、割当の日付が現在のプロジェクトの計画開始日および予定終了日と一致させ、新しいプロジェクト期間で割当総工数を再配分します。
すべての割当の日付をプロジェクトの予想日と一致させるには、[予想日に対するすべてのリソース計画割当]を選択します。この機能は、すべての割当について、プロジェクトの開始日と予想開始日を一致させ、それに基づいてすべての割当を移動します。