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複数のクリティカルフロートパスを使用したスケジュールの分析

よくある質問

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プロジェクトのスケジュール計算を行う場合、プロジェクトのスケジュールに影響を及ぼす複数のクリティカルフロートパス(アクティビティの連続)を計算するよう選択できます。複数のクリティカルフロートパスの計算により、プロジェクトスケジュールにおいて最もクリティカルなパスを、最もクリティカルなパスの終了を反映するサブクリティカルなパスとともに決定することができます。

総フロートまたは最長パスに基づき、アクティビティのクリティカルパスを決定できますが、これらの方法では、プロジェクトスケジュールにも影響を及ぼす可能性があるサブクリティカルパスについての情報を提供しません。たとえば、最大総フロートのしきい値に基づいてクリティカルアクティビティを識別することを選択した場合、アクティビティに接続がない場合やプロジェクト終了日に影響しない場合でも、P6 Web Accessはしきい値を超えるすべてのアクティビティをクリティカルとして識別します。同様に、最長パスに基づいてクリティカルアクティビティを識別することを選択した場合、P6 Web Accessはアクティビティのクリティカルパスを識別しますが、クリティカルパスに影響を及ぼすサブクリティカルパスは識別しません。

プロジェクトのスケジュール計算オプションの[上級]タブで、総フロートまたはフリーフロートに基づき、特定数のクリティカルフロートパスを計算するよう選択できます。フロートパスが終了するアクティビティを選択することもできます。アクティビティを選択することにより、プロジェクトスケジュール全体、スケジュールの特定部分、またはスケジュールのマイルストンに影響する複数のフロートパスを計算できます。

プロジェクトのスケジュール計算を行う場合、P6 Web Accessはスケジュール内で最もクリティカルなフロートパスを特定し、これらのアクティビティにフロートパス値1を割り当てます。次に、P6 Web Accessは、計算することを選択したパスの数に応じて、最もクリティカルなフロートパスに影響するほかのフロートパス(サブクリティカルフロートパス)を特定し、それらのパスにそのクリティカリティに基づいて昇順に(2から始まる)番号を付けます。

プロジェクトのスケジュール計算後は、[プロジェクト] > [アクティビティ]ページの[アクティビティテーブル]内の[フロートパス]列と[フロートパス順]列を表示できます。各クリティカルフロートパスのアクティビティを表示するフロートパスによってグループ化してから、アクティビティが処理された順序を表示するフロートパス順でソートします。

注意:複数のクリティカルフロートパスを計算しても、クリティカルアクティビティの定義方法には影響しません。プロジェクトのスケジュールを計算する場合、プロジェクトスケジュールオプションの[全般]オプションで、最大フロート時間または最長パスによるクリティカルアクティビティを定義するよう選択する必要があります。スケジューラを実行すると、アクティビティはこの設定を基にクリティカルのフラグが設定されます。複数のクリティカルフロートパスを計算する場合、プロジェクトのスケジュールが計算された後でフロートパスが計算されます。クリティカルフロートパスの一部でないクリティカルアクティビティは、クリティカルアクティビティとしてそのまま保持されます。

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