[リソース計画]ページでリソース計画の集計表を使用して、プロジェクトのライフサイクルでの個別のリソースおよびロールについて、プロジェクトレベルおよびWBSレベルの割当データを指定、レビュー、または修正します。各リソースまたはロール割当では、割り当てられた工数の合計(現在計算されプロジェクトタイムスケール全体で分配される)を記録するか、個別のタイムスケールで割り当てられた値(合計すると割当工数の合計になる)を記録できます。リソース割当の場合、リソースの現在の可用性(割当済の値を編集するとき再計算される)に基づいて割当を決定できます。
ヒント: アクセスできるプロジェクトのリソース計画データを表示することができますが、必要なプロジェクトレベルのセキュリティ権限を持つ場合のみ、リソースまたはロール割当の追加、修正、削除ができます。セキュリティ権限はWBSレベルに適用できるため、プロジェクト内の一部のWBS要素にリソースおよびロールを割り当てることができます。
リソース計画の集計表について参照するには、以下のトピックをクリックしてください。
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表示するプロジェクトの選択
[リソース計画]ページでは、単一のポートフォリオ、プロジェクトコード、リソース、リソースチーム、リソースコード、ロール、またはロールチームに関連付けられた単一のプロジェクトまたはすべてのプロジェクトを操作できるよう選択できます。
作業するプロジェクトを選択するには、[フィルタ]フィールドでをクリックします。
- ポートフォリオまたはプロジェクトコード値を選択すると、ポートフォリオまたはプロジェクトコード値内でアクセス権限を持っているすべてのプロジェクトがリソース計画の集計表に表示されます。
- リソースを選択すると、リソースが割り当てられ、アクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。
- リソースチームを選択すると、チームのすべてのリソースが割り当てられているすべてのプロジェクトのうちアクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。
- リソースコードを選択すると、リソースコードのすべてのリソースが割り当てられているすべてのプロジェクトのうちアクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。
- ロールを選択すると、選択したロールが割り当てられているすべてのプロジェクトのうちアクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。ロールチームを選択すると、チーム内のすべてのロールが割り当てられているすべてのプロジェクトのうちアクセス権限を持つすべてのプロジェクトが表示されます。
注意: ポートフォリオ、プロジェクトコード値、リソース、リソースチーム、リソースコード値、ロール、またはロールチームによってフィルタする場合、Primavera Administrationアプリケーション設定によって集計表で利用可能なプロジェクトの最大数が決まります。定義された最大数を超えるプロジェクトを含むグループでフィルタする場合、グループのプロジェクトのうちすべては表示されません。より大きい最大数が必要な場合、システム管理者にお問い合わせください。
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表示される情報
選択したプロジェクトについて、すべてのWBS要素と、現在プロジェクトまたはWBSレベルに割り当てられている任意のリソースまたはロールが集計表に表示されます。Primavera Administrationアプリケーション設定により、表示されるWBS要素の最大数が決まります。さらに、集計表に表示される情報は、表示のカスタマイズで設定した表示オプションによっても異なります。ヒント:集計表の表示をウィンドウ全体に拡大するには、[全画面]をクリックします。この表示を閉じるには、[戻る]をクリックします。割当済および利用可能な集計表のセル値について表示領域を拡大するには、縦の分割バーを左へドラッグします。列幅を変更するには、列の端にあるタイトルバーにマウスを置いてから、拡大または縮小するようにドラッグします。[分析]タブにアクセスして図形式でリソース稼働およびコストを表示するには、[リソース分析]をクリックします。[全画面]モードで集計表を表示している場合、[リソース分析]リンクが表示されません。
注意: 画面を最大化すると、オンラインヘルプが使用できなくなります。オンラインヘルプを使用するには、画面を通常表示に戻します。
- 各リソースおよびロールでは、集計表は、対応する割当開始日と終了日、割当済の合計工数、およびタイムスケールが設定された割当済の工数を、割当期間の範囲全体で表示します。リソースについては、タイムスケールが設定された利用可能な工数も表示されます。
個別のリソースおよびロール割当は、確定済およびプロジェクトライフとしても指定することができます。確定済は、安定していて変更されにくいリソースまたはロール割当のことをいいます。リソースの可用性を計算するとき、Primaveraは確定済としてマークされる唯一のリソース割当について考慮します。プロジェクトライフのリソースまたはロール割当は、プロジェクトの全期間に一致します。
- プロジェクトレベルでは、[開始]がプロジェクトの計画開始を表し、指定があれば[終了]が予定終了を表します。
ヒント: リソースまたはロール割当をプロジェクトライフとして指定すると、割当開始日と終了日がこれらのプロジェクトの日付と一致するように設定されます(予定終了日が指定されている場合)。
- WBSレベルでは、[開始]と[終了]がそれぞれ最早割当開始日と最遅割当終了日を表します。
- ポートフォリオ、プロジェクトコード値、およびリソースレベルでは、[開始]と[終了]はそれぞれ最早計画開始日と最遅予定終了日を表します。
- ポートフォリオ、プロジェクトコード、およびプロジェクトレベルでは、総工数列([総時間数]、[合計日]、[合計週]、または[合計月])とタイムスケール間隔列に、すべてのリソースおよびロールの割当済工数の集計を表示します。たとえば、集計表をプロジェクトでフィルタしてプロジェクトAを選択すると、プロジェクトAに属するすべてのリソースの割当済工数がロールアップされ、集計表の総工数列およびタイムスケール間隔列に集計が表示されます。WBSレベルで集計を表示するには、WBSを展開して割当を表示します。
注意:リソース、リソースチーム、リソースコード、ロール、またはロールチームによりフィルタしている場合、総工数列とタイムスケール間隔列に、選択したフィルタオプションの割当済工数の集計が表示されます。
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表示のカスタマイズ
[リソース計画]ページの上部にある[カスタマイズ]をクリックすると、集計表の情報を表示するためのオプションを指定できます。集計表に表示する情報を選択するには、[集計表のカスタマイズ]ウィンドウの[全般]タブをクリックします。集計表の期間開始日を設定したり、表示する工数フォーマットとタイムスケールの目盛を指定することができます。たとえば、[年/月]タイムスケールで工数を日数として表示したり、Project Managementモジュールで定義されている報告期間に対応する[報告期間]タイムスケール間隔を表示したりできます(詳細については、以下の[報告期間]タイムスケールの使用を参照)。また、工数値の小数桁数も指定できます。
注意:工数列の見出しは、時間工数表示のカスタマイズオプション(時間、日、週、または月)の現在の選択を表します。
集計表のカスタマイズオプションで可用性行を非表示にすることにより、パフォーマンスを向上させることができます。また、よりすばやく表示されるようにするには、WBS行(空の場合)も非表示にします。リソース、リソースチーム、リソースコード、ロール、またはロールチームにより集計表をフィルタしている場合、選択されたリソースまたはロールに固有でないリソース割当またはロール割当を表示または非表示にすることができます。選択されたリソースまたはロールに固有でないその他の割当を表示するには、[リソースまたはロールでフィルタリングする場合は他の割当を表示]チェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオフにすると、選択されたリソースまたはロールに固有でないリソースまたはロール割当が表示されなくなります。[リソースまたはロールでフィルタリングする場合は他の割当を表示]オプションをオフにすると、リソース計画の集計表の総工数列およびタイムスケール間隔列に、表示されている割当済要素の集計値のみが表示されます。
注意:WBS行を非表示にするオプションは、既存の割当を持たないWBS要素をすべてフィルタアウトします。リソースが割り当てられているWBS要素は表示されます。
ロールまたはロールチームにより集計表をフィルタしている場合、未割当ロール要求(どのリソースにも割り当てられていないロール割当)のみ表示することができます。ロールまたはロールチームにより集計表をフィルタしている場合、必要とする情報に応じて、[リソースまたはロールでフィルタリングする場合は他の割当を表示]または[未割当ロール要求のみ表示]オプションのいずれかを選択できます。
修正されたプロジェクトを集計したい場合、プロジェクトを自動集計するオプションを選択します。リソース計画の集計表の作業を終了するときにプロジェクトを自動的に集計するには、[集計表の終了時に自動的に集計]オプションのチェックボックスをオンにします。プロジェクトを集計するには、[プロジェクト詳細]セクションの[設定]ページで[高レベルリソース計画]オプションをオンにしてください。プロジェクトの集計の詳細については、リソース計画の割当変更時にプロジェクトを自動集計するを参照してください。
注意: 集計処理はパフォーマンスに負荷がかかります。このオプションをオンにする前に、管理者に問い合わせてください。
さらに、リソース計画の集計表に表示する列を選択し、その表示順序を指定できます。表示する列を選択するには、[集計表のカスタマイズ]ウィンドウの[列]タブをクリックします。
[利用可能列]リストで、列(複数可)を選択してから、をクリックして[選択列]リストに追加します。リソース計画の集計表での選択列の表示順序を変更するには、列を選択してから、
または
をクリックしてリスト内で列を上下に移動します。設定を保存するには、[保存]をクリックします。アクションをキャンセルして[リソース計画]ページに戻るには、[キャンセル]をクリックします。集計表データの表示のカスタマイズについては、リソース計画の集計表データの表示形式をカスタマイズするを参照してください。
[報告期間]タイムスケールの使用
タイムスケールオプションの[報告期間]が選択可能な場合、このオプションを選択すると、Project Managementモジュールで定義されている報告期間の範囲が表示されます。
ほかのタイムスケール間隔と同様に、[報告期間]タイムスケール間隔でも、リソースまたはロールの割当済計画値を編集できます。ただし、[報告期間]タイムスケールで編集できるのは、Project Managementモジュールの報告期間ディクショナリに存在するデータのみです。たとえば、定義されている最初の報告期間の開始日よりも前の集計表開始日を入力した場合、集計表には、入力した開始日よりも後に開始する最初の報告期間が表示されます。
注意:
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タイムスケールオプションの[報告期間]は、Project Managementモジュールで報告期間が適切に定義されている場合のみ使用できます。定義されている報告期間が1週間未満である場合や、報告期間と報告期間の間が空いている場合は、[報告期間]タイムスケールを表示しようとしたときにエラーメッセージが表示され、[報告期間]タイムスケールが表示されなくなります。そのような場合は、管理者に連絡して問題を解決してもらってください。
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プロジェクトデータが報告期間単位で集計および保存されるかどうかは、Project Managementモジュールの管理オプションによって決まります。このオプションがオフの場合、[報告期間]タイムスケールを表示したときに、[利用可能]行にダッシュが表示されます。
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リソースおよびロールの割当
必要なセキュリティ権限がある場合、アクセス権限を持つプロジェクトについて以下の操作が可能です。
- リソース割当
- ロール割当
- 割当の検索条件の表示または定義
- リソース割当の修正またはロールの配備
- ロール割当の修正
- 割当開始日と終了日の編集
- プロジェクトライフ(LOP)割当の指定
- 現在のプロジェクトの日付への割当の適応
- 確定済リソースおよびロール割当の指定
- 個別のWBSのリソースまたはロールに割り当てる工数の記録
- Excel (.xls)ファイルへの集計表データのエクスポート
- WBS/プロジェクト間でのリソース割当行全体のコピーまたは移動
- 隣接セルへの値の自動入力
- リソースまたはロール割当の削除
- リソースまたはロールへのプロジェクトまたはWBSの割当
- 個別のWBSまたはプロジェクトのリソースに割り当てる利用可能工数の割合の指定
- リソースまたはロールの工数の別のリソースとの分割
- ステータスコードによるリソースまたはロール割当の分類
リソース割当
プロジェクトまたはWBS行が折りたたまれている場合、リソースを割り当てる前にをクリックし、展開する必要があります。続いて、プロジェクトまたはWBS行をクリックします。リソースプールからリソースを選択するには、リソース計画の集計表の左上にある
をクリックします。
特定の要件を満たすリソースを検索することもできます。たとえば、特定のロールまたはリソースコードが割り当てられているリソースを検索することができます。リソースを検索するには、リソース計画の集計表の左上にあるをクリックします。
[検索を使用したリソースの割当]機能を使用してリソースを割り当てた場合、指定した検索条件が保存され、割当の横の[検索条件]列に[はい]というリンクが表示されます。これは、割当の作成に検索条件が使用されたことを示しています。この[はい]リンクをクリックすると、使用された検索条件が表示され、条件を変更したり、新しい検索条件を作成することができます。このように検索条件が保存されていると、後からリソース割当を修正する必要が生じたり、同じ条件を再び使用したくなったときなどに便利です。検索条件の詳細については、割当の検索条件の表示または定義を参照してください。
ヒント:リソースプールから選択できるリソースのリストと、検索結果として返されるリストには、リソースのセキュリティに基づきアクセス可能なリソースと、現在のプロジェクトリソースのみが含まれます。また、非労務リソースまたは材料リソースを割り当てることはできません。検索する場合、結果から非労務リソースをフィルタするオプションがあります。
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ロール割当
プロジェクトまたはWBS要素にロールを割り当て、そのロールに特定のリソースを後から配備することができます。リソースの可用性がまだよくわからないプロジェクトの計画初期段階に、将来のリソースを割り当てるために一時的なプレースホルダを割り当てたい場合に、このロール割当を行うと便利です。1つのロールを複数のプロジェクトまたはWBS要素に割り当てることができます。
プロジェクトまたはWBS行が折りたたまれている場合、ロールを割り当てる前にをクリックし、展開する必要があります。ロールを割り当てるには、プロジェクトまたはWBS行をクリックしてから、リソース計画の集計表の左上にある
をクリックします。
ロールを割り当てたら、将来のロール配備を行いやすくするために、割当の検索条件を定義することができます。検索条件を定義することにより、ロールの配備に必要なリソースタイプをより正確に指定できます。
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割当の検索条件の表示または定義
割当について、保存されている検索条件を表示したり、ロール配備や既存のリソース割当の修正を行いやすくするために検索条件を新たに定義することができます。検索条件を定義することにより、割当に必要なリソースタイプをより正確に指定できます。たとえば、特定の技能レベル(専門家など)やリソースコードが割り当てられているすべてのリソースを指定する検索条件を作成することができます。定義された検索条件はすべて保存されるため、ロール配備やリソース割当の修正を行うときに、割当を満たす最適なリソースをすばやく表示することができます。
[検索条件]フィールドに表示される[はい]または[いいえ]リンクは、その割当について保存されている検索条件があるかどうかを示します。このリンクをクリックすることにより、検索条件を表示または定義したり、条件に基づいて検索を実行することができます。
ヒント:割当に関連付けられている検索条件を削除するには、割当を削除する必要があります。
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リソース割当の修正またはロールの配備
リソース割当の修正またはロールの配備を行うには、リソースセルをクリックします。リソース割当を修正する場合、リソースを選択したときに、新しく選択したリソースのカレンダを使用して集計表の割当を再計算することができます。
割当に最適なリソースを選択しやすくするために、割当に対して定義されている既存の検索条件を使用して検索を実行できます。[検索条件]フィールドに[はい]リンクが表示されている場合、その割当の検索条件が存在します。このリンクをクリックすることにより、定義されている検索条件に基づいてリソースを検索したり、検索条件を修正することができます。[検索条件]フィールドに[いいえ]リンクが表示されている場合、その割当の検索条件が定義されていません。このリンクをクリックすると、検索条件を定義できます。
ヒント:リソースプールから選択できるリソースのリストと、検索結果として返されるリストには、リソースのセキュリティに基づきアクセス可能なリソースと、現在のプロジェクトリソースのみが含まれます。また、非労務リソースまたは材料リソースを割り当てることはできません。検索する場合、結果から非労務リソースをフィルタするオプションがあります。
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ロール割当の修正
既存のロール割当を修正するには、ロールセルをクリックします。
ロールを修正するとき、将来のロール配備を行いやすくするために、割当の検索条件を定義または修正することもできます。検索条件を定義することにより、ロールの配備に必要なリソースタイプをより正確に指定できます。
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割当開始日と終了日の編集
日付を編集するには、日付のセル内をダブルクリックします。単一のプロジェクトまたは最早計画開始と最遅予定終了でフィルタする場合(ポートフォリオ、プロジェクトコード値、またはリソースでフィルタする場合)、日付のセルを編集するまで、開始日と終了日はプロジェクトの計画開始に設定されます。
開始日または終了日を編集するたび、対応するタイムスケール値が再計算され集計表内で更新されます。
注意:日付は、グローバル設定で指定したフォーマット(たとえば、月/日/年)に従って表示されます。
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プロジェクトライフ(LOP)割当の指定
プロジェクトライフ割当のタイムラインは、プロジェクト開始日(計画開始日)と終了日(予定終了日)に対応しています。割当でこのチェックボックスをオンにすると、プロジェクトに予定終了日が指定されている場合、割当総工数は新しい日付に基づくタイムスケールで再分配され、割当開始日と終了日の編集は無効になります。プロジェクトライフの日付範囲外に当たる集計表のセルも無効です。プロジェクトに予定終了日が指定されていない場合、割当日と割当工数の範囲はそのまま保持されます。
ヒント:プロジェクトライフの日付範囲と現在の表示設定によっては、集計表をカスタマイズしない限り集計表の内部値が表示されないことがあります。
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現在のプロジェクトの日付への割当の適応
プロジェクトを再スケジュールすると、既存のプロジェクトライフ割当の日付が正確でなくなる場合があります。さらに、プロジェクトの予想日付を変更すると、すべての高レベルリソース計画の割当日付が正確でなくなります。すべての割当が確実に現在のプロジェクトタイムラインに基づくようにするには、[リソース期間を同期]をクリックし、表示された適切なオプションを選択します。
注意:この機能は、[リソース計画]ページが単一プロジェクトでフィルタされている場合のみ利用できます。
プロジェクトを再スケジュールしてから、LOP割当を現在のプロジェクトの日付と一致させたい場合、[プロジェクト日付へのプロジェクトライフ割当]を選択します。このオプションを選択すると、プロジェクトに予定終了日が指定されている場合、LOP割当のすべての期間が、プロジェクトの計画開始日と予定終了日が一致するように改訂され、編集は無効になります。各LOPリソース割当では、割当済の総工数が新しい日付に基づくタイムスケールで再配分されます。プロジェクトライフの日付範囲外に当たる集計表のセルは無効です。新しいプロジェクトタイムライン中に利用可能な作業時間がないリソースでは、割当済の総工数がゼロに設定されます。
プロジェクトの予想日付を変更してから、すべての高レベル計画の割当を新しい予想日付と一致させたい場合、[予想日に対するすべてのリソース計画割当]を選択します。このオプションを選択すると、プロジェクトの開始日が予想開始日まで移動し、それに従ってすべてのリソース計画の割当が移動されます。たとえば、予想開始日が当初のプロジェクト開始日よりも1ヶ月後である場合、すべてのリソース計画の割当が1ヶ月後に移動されます。リソース計画の割当の日付が移動されるとき、新しい日付が非稼働日になる場合、非稼働日以降の最初の作業日に割当が移動されます。たとえば、標準的な週5日制のカレンダに従って作業するリソースの場合、割当を1ヶ月移動したことにより割当の開始日が土曜日(非稼働日)になる場合、その割当の開始日が月曜日(次の作業日)まで移動されます。
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確定済リソースおよびロール割当の指定
デフォルトでは、追加するリソースまたはロールは確定済割当として識別されます。ステータスを変更するには、確定済列のチェックボックスをオフにします。一般に、プロジェクトから後で削除できるリソースまたはロールがある場合、確定済の指定を削除します。
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個別のWBSのリソースまたはロールに割り当てる工数の記録
リソースの場合、利用可能行の値を効果的な労働人員決定のための指針として使用します。
注意:期間中の合計作業時間を決定するために、リソース割当の集計表の割当済値を計算する場合、P6 Web Accessは、グローバル設定で定義されたリソースのカレンダと時間/日設定を使用します。ロール割当の場合、P6 Web Accessは、プロジェクトカレンダを使用します。また、P6 Web Accessはグローバル設定の期間あたりの時間設定を使用して、選択した時間工数表示オプションに基づいて、表示する時間工数を変換します。
リソースまたはロールの割当済総工数を編集するたび、対応するタイムスケールで割り当てられた値が再計算され、集計表内で更新されます。リソースの場合、タイムスケールの有効値も再計算されます。
集計表の間隔割当値を編集すると、リソースまたはロールの割当済工数の合計が再計算されます。リソースの場合、可用性も再計算されます。さらに、集計表の編集間隔が現在の割当開始日より前の日付か、現在の割当終了日より後の日付である場合、対応する割当日が変更を反映して調整されます。
ヒント:可用性が負の数の場合、超過割当を表し、赤色で表示されます。
可用性は、リソース制限 - 確定済割当工数で算出されます。
この場合、リソース制限 = 最大UPT(時間あたりの工数)×リソースに関連付けられたカレンダに基づき利用可能な作業時間
確定済割当工数 = (その他すべてのプロジェクトでの確定済割当合計 + 現在のプロジェクトの確定済割当工数) を表します。
注意:
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現在のプロジェクトの割当済工数がライブデータに基づく一方で、ほかのプロジェクトに渡る割当は集計データに基づきます。したがって、すべてのプロジェクトに渡る割当合計は、サマライザが実行された最終日現在の値を反映します。その日付より後に行われたプロジェクト内の割当の変更は、[プロジェクト] > [ツール]ページからプロジェクトを再度集計するまで反映されません。リソースの集計データの詳細については、ここをクリックしてください。
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[報告期間]タイムスケールを表示している場合、リソースの可用性は、各報告期間の所要期間と、格納中のプロジェクトの場合は報告期間単位で保存されている集計済割当値によって決まります(Project Managementモジュールで、割当値を報告期間単位で集計および保存するオプションがオンになっている場合)。ただし、開示中のプロジェクト(ライブデータを表示している)については、報告期間に割当済の値が含まれていない場合、リソースの可用性は、カレンダ間隔(報告期間の間隔ではなく)で保存されている割当データを使用して決定されます。
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Excel (.xls)ファイルへ集計表データをエクスポートします。
集計表の情報をExcelスプレッドシートファイルにエクスポートするには、[集計表をエクスポート]をクリックします。集計表データをエクスポートすると、表示されているすべてのタイムスケール内のすべての集計表の行がエクスポートされます。
WBS/プロジェクト間でのリソースまたはロール割当行のコピーまたは移動
移動またはコピーを行うリソースまたはロール割当行を選択します。あるWBS/プロジェクトから別のWBS/プロジェクトにリソースまたはロールをコピーするには、集計表の上部にあるをクリックするか、または右クリックして[コピー]を選択します。あるWBS/プロジェクトから別のWBS/プロジェクトにリソースまたはロールを移動するには、集計表の上部にある
をクリックするか、または右クリックして[切り取り]を選択します。選択したリソースまたはロール行を貼り付けるWBSまたはプロジェクトを選択します。集計表の上部にある
をクリックするか、または右クリックして[貼付]を選択します。
同一WBSまたはプロジェクト内でリソースまたはロール割当行をコピーして貼付することもできますが、同一WBSまたはプロジェクト内でリソース割当行をコピーして貼付すると、[リソース]フィールドを除くすべての情報がコピーされます。この行には別のリソースを割り当てることができます。リソースまたはロール割当行のコピーまたは移動の詳細については、WBS/プロジェクト間でのリソースまたはロール行のコピーまたは移動を参照してください。
注意:ロックされたリソースまたはロール割当行のコピーまたは移動はできません。
隣接セルへの値の自動入力
フィルハンドル(選択されているセルの右下隅に表示される白いボックス)をドラッグすることにより、タイムスケールフィールド(集計表の右側のペイン)でセル内の値を同一リソース割当行の隣接セルに簡単にコピーすることができます。隣接セルに同じ値を入力するには、値が入っているセルをクリックし、+記号が表示されるようにフィルハンドルを選択してから、値を入力したいセル上をドラッグします。
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リソースまたはロール割当の削除
リソースまたはロール割当を削除するには、リソースまたはロール行をクリックしてから、集計表の上部にあるをクリックします。または、右クリックしてから[削除]を選択します。
リソースまたはロールへのプロジェクトまたはWBSの割当
集計表がリソース、リソースチーム、またはリソースコードでフィルタされている場合、プロジェクトまたはWBS要素をリソースに割り当てることができます。集計表がロールまたはロールチームでフィルタされている場合、プロジェクトまたはWBS要素をロールに割り当てることができます。プロジェクトを割り当てるには、リソースまたはロール行でリソースまたはロールを選択してから、集計表の上部中央にあるをクリックするか、または右クリックして[プロジェクトの割当]を選択します。[プロジェクトの割当]ウィンドウでプロジェクトを選択してから、[割当]をクリックします。WBSを割り当てる場合は、[WBSの割当]をクリックします。[WBSの割当]ウィンドウでWBSを選択してから、[割当]をクリックします。選択したプロジェクトにWBSが含まれていない場合、別のプロジェクトを選択するようメッセージが表示されます。1ロールまたはリソースは複数のプロジェクトおよびWBS要素に割り当てることができます。
注意: リソースまたはロール割当行にプロジェクトまたはWBSを割り当てることはできません。さらに、集計表がリソースチーム、ロールチーム、またはリソースコードでフィルタされている場合、プロジェクトまたはWBSを割り当てる前に、リソースまたはロール行を展開する必要があります。
個別のWBSまたはプロジェクトに割り当てるリソースの利用可能工数の割合の指定
各リソース割当について、プロジェクトまたはWBSに割り当てたい利用可能工数の割合を指定することができます。利用可能工数の割合を指定するには、[%割当]フィールドをダブルクリックするかまたはF2キーを押し、割合を指定します。[%割当]フィールドの変更に応じて、総工数および対応するタイムスケールが設定された割当済工数が再計算されて集計表に表示されます。
たとえば、あるリソースが1日8時間作業するとします(リソースのカレンダで指定)。このリソースの作業時間の50%を2006年3月12日(開始日)から2006年3月16日(終了日)までのプロジェクトAに割り当てたい場合、[%割当]フィールドに「50%」と指定します。この指定に基づいて、総工数が「20時間」(4時間/日×5日間)と算出されます。タイムスケールが設定された割当済工数が再計算され、表示をカスタマイズしたときに設定した表示オプションに従って表示されます。
注意: 指定した割合に基づいて総工数およびタイムスケールが設定された割当済工数を計算する際、P6 Web Accessではリソースのカレンダおよび最大UPT(時間あたりの工数)が使用されます。
リソースまたはロールのプロジェクトまたはWBSに割り当てられている工数を別のリソースと分割することができます。たとえば、最初にタスクまたはプロジェクトのすべての作業を1人のリソースに割り当ててから、別のリソースをそのタスクまたはプロジェクトに割り当てて、工数を50:50で分割することができます。プロジェクトに割り当てられているリソースの工数を別のリソースと分割するには、リソース割当行をクリックしてから、集計表の上部中央にあるをクリックするか、または右クリックして[分割]を選択します。[リソースの選択]ウィンドウで、工数を分割するリソースを選択します。割合を指定するフィールドで、選択したリソースに割り当てる工数の割合を指定します。必要に応じて、開始日と終了日を選択します。[割当]をクリックします。
割合を指定せずに、期間範囲全体で工数を分割することもできます。たとえば、1人目のリソースを2006年1月6日(開始日)から2006年4月15日(終了日)まで、2人目のリソースを2006年3月15日から2006年4月15日まで割り当てるなど、2人のリソースが1つのタスクの作業を一緒に行うことができます。P6 Web Accessでは、指定された期間範囲全体で2人のリソースに工数が分割されます。両リソースの総工数およびタイムスケールが設定された割当済工数が再計算されて集計表に更新されます。
注意:同じ割当を複数回分割できます。
ステータスコードを使用して、各リソースまたはロール割当を分類することができます。特定の条件に基づいてリソースまたはロール割当を分類したい場合、ステータスコードを使用すると便利です。P6 Web Accessには、既定のステータスコードがいくつか用意されています。管理者は、組織の業務ニーズに応じたさまざまなステータスコードを統合することができます。集計表にステータス列を表示するには、[集計表のカスタマイズ]ウィンドウで[列]タブをクリックします。
[利用可能列]リストで、[ステータス]を選択してから、をクリックして[選択列]リストに追加します。ステータス列をクリックすると、
ボタンが表示されます。
をクリックし、[ステータスの選択]ウィンドウからステータスを選択します。[Select Status]ウィンドウでステータスを選択します。[OK]をクリックします。ステータスコードの詳細については、ステータスコードによるリソースまたはロール割当の分類を参照してください。
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割当計算の詳細