プロジェクトレポートポートレットでは、Project Managementモジュールのレポートを特定の間隔で実行するようにスケジュールしたり、HTML形式またはMicrosoft® Excelでレポートを表示することができます。必要なセキュリティ権限があれば、Project Managementモジュールからレポートを追加して、ほかのプロジェクトメンバと共有することができます。
特定の日付で定期的に実行されるレポートを繰り返すようスケジュールしたり、1度だけレポートを実行するようにスケジュールすることもできます。レポートをスケジュールする際、ポートレットはOracle Primaveraジョブサービスを実行します。ジョブサービスは、計画時に要求を処理し、レポートを実行します。ジョブサービスでは、レポートをスケジュールするユーザとしてログインすることでレポートが実行されます。したがって、ユーザセキュリティ設定とアクセス設定が常に適用され、同じレポートが、異なる権限を持つユーザに対して同じデータを返すことはありません。
ヒント:ポートレットにレポートが1つも割り当てられていない場合は、[利用可能なデータなし]というメッセージが表示されます。
プロジェクトレポートポートレットでは、以下の機能を実行できます。
- Project Managementモジュールレポートをポートレットに割り当てる
- ポートレットからレポートを除去する
- 指定時刻のレポート実行をスケジュールする
- レポートをHTMLまたはExcel形式で表示する
レポートの割当
レポートを割り当てるには、[レポートの割当]をクリックします。このリンクを使用して、Project Managementモジュールで作成したレポートをポートレットに追加できます。P6 Web Accessで新しいレポートを作成することはできませんが、Project Managementモジュールの既存のレポートを複数割り当てることができます。
レポートをポートレットに割り当てると、レポートは、プロジェクトにアクセスできるすべてのユーザにとって利用可能になります。ただし、レポートの実行がまだスケジュールされていません。ユーザはレポートを個別にスケジュールする必要があります。
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レポートの除去
レポートを除去するには、レポート名の横にあるチェックボックスをオンにしてから、[除去]をクリックします。レポートを削除すると、スケジュール情報も削除されます。また、1度に複数のレポートを削除できます。
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レポートのスケジュール
レポートの実行をスケジュールするには、レポート名の横にあるチェックボックスをオンにしてから、[スケジュール]をクリックします。次に、スケジューリングオプションを使用してレポートを実行する時期を指定します。レポートをすぐに実行するか、繰り返しの日時に実行するかを選択できます。スケジュールオプションを選択してから、[OK]をクリックします。選択したレポートはジョブサービスに提出され、スケジュールした日時に実行されます。また、1度に複数のレポートのスケジュールが可能です。選択したスケジュールオプションは、選択したレポートのすべてに適用されます。
ヒント:
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レポートのスケジュールを計算するには、ジョブサービスがインストールされ、使用しているデータベースに適した設定が行われている必要があります。
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レポートのスケジュール状況が無効である場合、レポートのスケジュールオプションは無効です。スケジュールオプションを有効にするには、[スケジュール状況]セクションで[使用可]を選択します。
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プロジェクトワークスペースからプロジェクトレポートポートレットを削除した場合、スケジュール情報は削除されません。スケジュールしたレポートを実行すると、ジョブサービスがこれを処理します。
レポートの表示
レポートの実行後、HTML形式またはMicrosoft Excelでレポートを表示することができます。
HTML形式でレポートを表示するには、レポート名のリンクをクリックします。
Microsoft Excelでレポートを表示するには、レポート名の横にあるチェックボックスをオンにしてから、[Excelで開く]をクリックします。このオプションは、レポートが正常に実行され、ステータスが完了である場合のみ有効です。1度に表示できるレポートは1つだけです。また、レポートを表示するマシンにMicrosoft Excelがインストールされている必要があります。
ヒント:サイズの大きいレポートを表示する場合、設定によってしばらく時間がかかることがあります。
ポートレットは、レポートのバージョン管理機能を提供していないため、繰り返しレポートは常に前のバージョンを上書きします。[最終実行日]列には、レポートの作成日時が表示されます。ただし、個人専用のレポートのコピーを保存することができます。
レポートのコピーを保存するには、レポートを表示してから、[ファイル]、[名前を付けて保存]を順に選択します。
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フィールド定義
- [レポート名]
- 割り当てられたレポートの名前。レポートのステータスが完了の場合、レポート名はレポートへのリンクになります。リンクをクリックすると、レポートがHTML形式で表示されます。レポートのステータスが完了ではない場合(失敗、保留中、実行中、またはブランク)、レポート名はリンクではありません。
- [スケジュール状況]
- レポートのスケジュールオプションの状況。有効になっている場合、レポートの実行がスケジュールされます。無効になっている場合、レポートのスケジュールは一時的に無効です。レポートのスケジュールを有効または無効にするには、[スケジュール]をクリックします。
- [最終実行日]
- ジョブサービスが最後にレポートを実行した日付。この日付は、レポートに失敗した場合でも記録されます。日付形式を設定するには、ページの右上にある[設定]リンクをクリックします。
- [スケジュールタイプ]
- レポートの現在選択しているスケジュールオプション。これが繰り返しのスケジュールであれば、スケジュールの頻度が表示されます(毎週など)。可能な限り1度だけしか実行しないようにレポートがスケジュールされている場合、ASAPと表示されます。
レポートのスケジュールオプションを変更するには、[スケジュール]をクリックします。
- [ステータス]
- 提出されたレポートの現在の状況(保留中、実行中、完了、または失敗)。まだレポートをスケジュールしていない場合、この列には何も表示されません。
保留は、レポートを最初に実行する場合を表します。この場合、レポートはまだ実行されていないため実行日列には何も表示されません。
実行中は、ジョブサービスによってレポートが実行されている場合を表します。
完了は、最後に行った実行が成功した場合を表します。レポートを表示するには、レポート名をクリックします。
失敗は、最後に行った実行が失敗した場合を表します。エラーケースの詳細については、失敗ステータスメッセージをクリックしてください。