タイムシート承認アプリケーションでは、[タイムシートテーブル](上側のテーブル)と[アクティビティテーブル](下側のテーブル)に表示されるタイムシート詳細情報をカスタマイズすることができます。カスタマイズには、ステータスによるタイムシートのフィルタ、タイプによるアクティビティのフィルタ、グループ化オプションの設定、列データのソート、および列の表示/非表示があります。
タイムシート承認アプリケーションをカスタマイズした場合、選択内容は自動的に保存され、次回タイムシート承認アプリケーションを起動したときにその内容が表示されます。
詳細については、以下のトピックをクリックしてください。
ステータスによるタイムシートのフィルタ
処理を担当しているタイムシートをフィルタするには、[タイムシートテーブル](上側のテーブル)の上にあるをクリックして、以下のステータスタイプのいずれか1つを選択します。
ヒント:既定では[アクション要求]がフィルタとして選択されていますが、タイムシート承認アプリケーションを終了すると、ここで選択したフィルタが保存されます。
- [アクション要求] - 現在自分の承認待ちになっている、[提出済]、[再提出済]、[PM承認]、[RM承認]のステータスのタイムシートが表示されます。
注意: ステータスタイプとして[PM承認]と[RM承認]が使用されるのは、プロジェクトマネジャとリソースマネジャの両者による承認を必要とするタイムシートの場合だけです。たとえば、リソースマネジャが[アクション要求]フィルタを選択すると、すでにプロジェクトマネジャによって承認され、後は自分の承認待ちになっているタイムシートのステータスが[PM承認]として表示されます。
- [提出済] - 選択したタイムシート期間の、[提出済]と[再提出済]のステータスのタイムシートが表示されます。
- [再提出済] - タイムシート期間に関係なく、[再提出済]のステータスのタイムシートが表示されます。
注意: [再提出済]のステータスのタイムシートは、初回提出時に棄却され、タイムシートリソースによって修正された後、レビューを受けるために再提出されたタイムシートです。
- [未提出] - 選択したタイムシート期間の、[未提出]と[未開始]のステータスのタイムシートが表示されます。
- [承認済] - 選択したタイムシート期間の、[承認済]、[PM承認]、[RM承認]のステータスのタイムシートが表示されます。
注意: [承認済]フィルタを選択すると、自分が承認した[承認済]、[PM承認]、[RM承認]のステータスのタイムシートだけが表示されます。たとえば、リソースマネジャが[承認済]フィルタを選択した場合、リソースマネジャが承認を担当するタイムシートであっても、[PM承認]のステータスのタイムシートは表示されません。
- [棄却] - 選択したタイムシート期間の、[棄却]のステータスのタイムシートが表示されます。
- [すべて] - 選択したタイムシート期間の、担当しているすべてのタイムシートが表示されます。
タイプによるアクティビティのフィルタ
[アクティビティテーブル](下側のテーブル)に、全アクティビティ]、通常アクティビティ、または間接アクティビティを表示することができます。通常アクティビティとは、プロジェクトに関連する任意のアクティビティです。間接アクティビティとは、休暇時間など、プロジェクトと関係のないアクティビティです。
[タイムシートテーブル]でリソースタイムシートを選択して、[アクティビティテーブル]の上にあるをクリックします。
- [全アクティビティ]を選択すると、選択したタイムシート期間の、すべての通常アクティビティと間接アクティビティが表示されます。このオプションは既定でオンです。
- [通常アクティビティ]を選択すると、選択したタイムシート期間の、プロジェクトに関連するアクティビティだけが表示されます。
- [間接アクティビティ]を選択すると、選択したタイムシート期間の、プロジェクトと関係のないアクティビティだけが表示されます。
タイムシートのグループ化
[タイムシートテーブル]で、一連の定義済グループ化オプションを使用して、表示されるタイムシートのリストをグループ化することができます。タイムシートをグループ化するには、[タイムシートテーブル]の上にあるをクリックして、[なし]、[ステータス]、[最終レビュー者]、[レビュー日]、または[タイムシート期間]を選択します。
既定のグループ化は、選択したタイムシートフィルタに基づいて、以下のように決まります。
- タイムシートフィルタとして[承認済]または[棄却]を選択した場合、既定のグループ化は[なし]になります。
- タイムシートフィルタとして[すべて]、[アクション要求]、[提出済]、または[未提出]を選択した場合、既定のグループ化は[ステータス]になります。
- タイムシートフィルタとして[再提出済]を選択した場合、既定のグループ化は[タイムシート期間]になります。
注意: グループ化オプションとして[タイムシート期間]を選択できるのは、タイムシートフィルタとして[再提出済]または[アクション要求]を選択した場合だけです。
[なし]以外の使用可能なグループ化オプションを選択してグループ化した場合、[プロジェクト通常/残業時間]、[間接通常/残業時間]、および[総時間数]の各列には、タイムシートデータがロールアップされて表示されます。
アクティビティのグループ化
[アクティビティテーブル]で、[なし](すべてのアクティビティのフラットリスト)、[プロジェクト]、[WBS]、[ロール]、または[ステータス]を選択することによって、表示されるアクティビティのリストをグループ化することができます。グループ化オプションを選択するには、[アクティビティテーブル]の上にあるをクリックして、使用するグループ化オプションを選択します。既定では、アクティビティはプロジェクトによってグループ化されます。
[なし]以外の使用可能なグループ化オプションを選択してグループ化した場合、[実績通常工数]、[実績残業工数]、[残工数]、[提出済通常工数]、および[提出済残業工数]の各列には、アクティビティデータがロールアップされて表示されます。
列の表示/非表示
[タイムシートテーブル]または[アクティビティテーブル]で表示する列を選択するには、該当するテーブルの上にあるをクリックします。
列を表示するには、[利用可能列]リストで表示する列を選択してをクリックします。選択した列が[選択列]リストに移動します。
が無効な場合、選択した列はすでに[選択列]リストに存在しています。
列を非表示にするには、[選択列]リストで非表示にする列を選択してをクリックします。選択した列が[利用可能列]リストに移動します。
注意: [タイムシートテーブル]の[リソース名]列または[アクティビティテーブル]の[アクティビティ名]列を非表示にすることはできません。
複数の列を選択するには、CtrlキーまたはShiftキーを押しながらクリックします。矢印を使用すると、選択した列のリスト内で列が上下に移動します。
列の表示/非表示の既定の設定を元に戻すには、[既定]をクリックします。設定の変更が終了したら、[OK]をクリックします。
タイムシートまたはアクティビティのソート
タイムシートまたはアクティビティのリストを昇順にソートするには、ソート基準列の見出し行をクリックします。列見出しをもう一度クリックすると、降順にソートします。たとえば、提出順にタイムシートをレビューするには、[提出日]列でソートします。
グループ化オプションを選択している場合、データは各グループ内でソートされます。たとえば、タイムシートを[ステータス]でグループ化してから[提出日]列でソートすると、タイムシートはステータスタイプごとに提出日順に(提出済のタイムシートの場合)表示されます。
既定では、[タイムシートテーブル]は[リソース名]で、[アクティビティテーブル]は[アクティビティ名]で、それぞれソートされます。