ヘッダーをスキップ
Oracle® JRockitインストレーションおよびアップグレード・ガイド
リリースR28
B61444-02
  目次へ移動
目次

前
 
次
 

A Oracle JRockit R28へのアップグレード

このドキュメントでは、Oracle JRockitの新しいメジャー・リリースであるOracle JRockit R28へのアップグレードに役立つ情報を提供します。

このドキュメントは次のトピックから構成されています。

A.1 サポートされる構成

サポートされる構成にOracle JRockitがデプロイされていることを確認します。

Oracle JRockitでサポートされるオペレーティング・システムおよびハードウェア・プラットフォームについては、「Oracle JRockit R28のシステム要件およびサポートされるプラットフォーム」を参照してください。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html.

A.2 Javaバージョンの依存関係

Oracle JRockit R28でサポートされるJavaバージョンを次に示します。使用するOracle JRockitリリースに対応するJava仕様にアプリケーションが準拠していることを確認してください。

Oracle JRockit JDKリリース サポートされるJavaバージョン Java API仕様

Oracle JRockit 5.0 R28

J2SE 5.0

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api

Oracle JRockit 6 R28

Java SE 6

http://java.sun.com/javase/6/docs/api


Oracle JRockitでサポートされるJavaバージョンの更新については、Oracle JRockitリリース・ノートを参照してください。


注意:

Oracle JRockit R28は、J2SE 1.4.2およびそれ以前のJavaバージョンをサポートしません。次のいずれかのリリースからR28へのアップグレードを実行する前に、J2SE 5.0またはJava SE 6との互換性を確認してください。

  • Oracle JRockit 1.4.2 R27

  • Oracle JRockit 1.4.2 R26

  • Oracle JRockit 1.4.2 R24

  • Oracle JRockit 1.4.1 8.1 R23

  • Oracle JRockit 1.3.1 7.0 R23


A.3 アップグレードに関連する作業

この項では、Oracle JRockit R28へのアップグレードを実行する際に必要な作業について説明します。

A.3.1 インストール後のリリース番号の確認

Oracle JRockitのインストール後に、java -versionコマンドを使用してリリース番号を確認します。

Oracle JRockitのリリース番号は、次の2つの要素で構成されています。

  • 詳細なJRockitディベロッパ・バージョン番号(例: R28.2.0)。

  • 詳細なJavaディベロッパ・バージョン番号(例: 1.6.0_29)。

A.3.2 JVMコマンドライン・オプションの互換性の確認

JVMのコマンドライン・オプションの使用は、最小限に抑えるように考慮します。使用するコマンドライン・オプションについては、Oracle JRockitコマンドライン・リファレンスを参照して、その動作を理解しておく必要があります。

Oracle JRockit R28では、新しい-XXコマンドライン・オプションが追加され(「コマンドライン・オプションの変更点」を参照)、その一部は、非推奨になったオプションと同等の機能を提供します(「Oracle JRockit R28.0で非推奨および削除されたコマンドライン・オプション」を参照)。

アプリケーションの起動コマンドに非推奨のオプションが含まれている場合は、起動コマンドを変更して他の同等のオプションを使用してください。

A.3.3 ステージング環境でのアプリケーションのテスト

本番環境をアップグレードする前に、制御されたステージング環境でアプリケーションをテストします。可能な限り、必要な本番環境に類似したステージング環境を準備します。ハードウェア、ソフトウェア、使用パターンおよび負荷ができるだけ同じになるようにします。

アプリケーションはタイミングの影響を受けることがあります。Oracle JRockitをアップグレードすると、明示されていない動作やAPIの依存関係などによってアプリケーションでエラーが発生する場合があります。たとえば、アップグレードで生じたタイミングの差により、同期が正しく行われない場合があります。